温泉大好きさんのクチコミ(290ページ)全6,522件

増上寺の三解脱門を入り参道を進み大殿に向かう石段の手前にあります。気を付けて見ないと見落としてしまいそうです。増上寺は浄土宗のお寺なので宗祖の歌があるのも頷けます。傍らに歌の由来を記した案内板もあります。

増上寺の三解脱門を入り右手の奥にひっそりと筆塚が立っています。ちょっと分かりにくいところにありますので見落としがちです。筆塚とは、役目を終えた筆に感謝し、それらを供養するためにつくられた塚です。１２月上旬に訪れましたが、筆塚の周りは紅葉・黄葉で綺麗でした。

御成門はもとは徳川家の菩提寺であった増上寺の裏門で、徳川将軍が参詣するとき利用したのでこう呼ばれたそうです。将軍が利用したにしてはとても質素な門です。今は東京プリンスホテルの駐車場わきにひっそりと立っています。

増上寺の三解脱門を入りすぐ左手に立っている菩薩像です。ホテルニュージャパン火災の犠牲者のための慰霊像です。この火災より３３名の尊い命が失われましたが、スプリンクラー設備などの消防設備を一切設置していなかった人災であるとも言えます。この菩薩像を見て教訓が語り継がれればいいと思います。

土木建築殉教者慰霊塔は増上寺の三解脱門を入ってすぐ左手に厳かに立っています。三解脱門と黒門の間の塀沿いの見落とされやすいところに立っています。建設事業遂行の最中不慮の事故に遭遇し殉ぜられた方々の御霊を合祀しているそうです。

この記念碑は芝公園10号地（増上寺三解脱門の対面辺り）にあり、ぺルリ提督の像と向かい合う様に立っています。なぜ、芝公園にあるかはわかりません。この碑は日本の外交使節団が初めて太平洋を渡って以来100年になるのを記念して立てられたそうです。

増上寺の大納骨堂は大殿の裏手の橋を渡った奥の階段の上にひっそりとあります。東京大空襲でほとんど焼失した中で、難を逃れた数少ない建造物のひとつです。増上寺に有縁無縁の骨が収められています。紅葉の時期に行きましたが、周りの木々も色付いていました。

慈雲閣は増上寺の南東の角（日比谷通り沿い）にある比較的新しい建物です。帰ってから調べたところ、斎場として利用されているそうです。今まで何十回もの葬祭に参列しましたが、ここには来たことがありませんでした。

貞恭庵は増上寺境内の大殿の裏手の橋を渡った先にひっそりとある徳川十四代将軍家茂の正室・皇女和宮さまゆかりのお茶室です。土日には一般にも利用できるようです。平日に訪れたので残念ながら門が閉まり利用することは出来ませんでした。

増上寺経蔵は境内の南端慈雲閣の隣にあります。徳川幕府の助成により建立されたそうです。土蔵造りで増上寺境内では地味な存在ですが、徳川家康公が寄進した大蔵経などが収蔵されていたそうです。期間限定（今年は11月2日、3日の二日間）で一般公開もされます。

台徳院惣門は徳川二代将軍秀忠の霊廟の惣門であり、東京大空襲の難を逃れ保存状態の良い門です。その門に二体の仁王像が安置されていますが、もともとここにあったものではないそうです。もともとは埼玉県のお寺に安置されていたが暴風の難にあい、浅草寺などを経由してここに安置されることになったそうです。

伊能忠敬測地遺功表は芝公園１号地内にある丸山古墳の頂上にあります。伊能忠敬の測量の起点となったのが、芝公園の近くであったことからこちらに建立されたそうです。でもなぜ古墳の上に建てたか疑問が残ります。遺功表には測量に因んで日本地図が彫られています。

有章院霊廟二天門は増上寺の北側の日比谷通りに面して建っています。徳川七代将軍家継の有章院霊廟における第一門でした。増上寺山内北廟も東京大空襲でほとんど焼失してしまいこの門がかろうじて残ったようです。せっかく戦災を乗り越えてきたのに保存状態が良くありません。台徳院惣門の様に綺麗に保存できないものでしょうか。

増上寺三解脱門から入って参道の両側にたくさんの碑が建立されていますが、これもそのひとつです。なぜ増上寺境内に建立されたかはわかりませんが、水産会社が建立したようです。碑の形は魚とは関係なくオーソドックスなものです。

芝公園１０号地（増上寺三解脱門の対面辺り）にあります。なぜ芝公園内にペルリ提督の像があるかは調べていません。１１月に下田に行った時ペリー提督（こちらの方が一般的な感じがしますが）に関するものを色々見てきましたが、こちらの像はかなり若いときのような感じです。

仏足石は増上寺の解脱門から入って左手にあります。参道の両側に記念碑などがたくさん建立されていてその一角に安置されています。仏足石は仏の足のうらの形を石に彫りつけたもので仏像が造られる前は仏足石を仏として礼拝したそうです。

この門は増上寺境内の安国殿の裏手にあり、徳川家墓所の正門となっています。もともとは文昭院殿霊廟（徳川六代将軍家宣）の宝塔前「中門」であったものを移築したそうです。東京大空襲の難を逃れたもののひとつのようです。

増上寺熊野神社は増上寺の北東の角、三解脱門から入って右手奥にあります。寺の境内に神社があると違和感がありますが、なんでも熊野権現を増上寺鎮守として東北の鬼門に勧進したもののようです。境内の片隅にありますので訪れる方は少なく静かでした。

第二次大戦後の焦土の中、増上寺境内で浄土宗吉水智承師が人々にやすらぎと生きる希望を与える教化活動として詠唱を行ったそうです。それで記念碑に仏像が彫刻されているのでしょう。詠唱発祥の地碑は増上寺境内に沢山ある記念碑のひとつです。

増上寺の水盤舎は三解脱門から入って左側、鐘楼堂の対面あたりにあります。もともとは清揚院殿霊廟（徳川三代将軍家光の三男）の一部であったが、東京大空襲の難を逃れ現在地に移築されたそうです。年季が入ったものです。