no travel,no lifeさんのクチコミ(2ページ)全958件

図書館などが入っている複合文化施設『TOYAMAキラリ』に入っている美術館。建物の設計は東京オリンピックのメインスタジアムを設計した隈研吾氏。コンセプトは「立山の氷の岩脈のような、あるいは富山で作られる美しいガラスのアートのような、キラキラと光るファサード（外観）を持った美術館です。富山の名物である、ガラスとアルミと石とが、様々な角度で光を反射することで、このキラキラとした印象が生まれ、富山の街と人をキラキラさせます」とのこと。建物は吹き抜けになっているので、エスカレーターで上階に上がっていくと美術館にたどり着きます。「インタラクション：響きあうこころ」展は日本人の現代アーティスト3名の展覧会で、これがとても素晴らしい内容でした。閲覧しながら考えをめぐらして楽しみました。上階にはグラス・アート・ガーデンなる展示スペースがあり、デイル・チフーリ氏のカラフルなガラス作品が展示されていました。市内中心部にあるため、観光客にもアクセスが良いので、おススメします。

栗林隆展を観るために訪問。公共交通機関を使うなら、あいの風とやま鉄道入善駅からタクシーに乗り、10分。富山駅からだと車で1時間弱です。大正15年に建設されたレンガ造りの建物です。水力発電所として利用されたものを美術館にコンバージョンして、タービンや導水管がそのままの形で残された空間が魅力です。入善町が管理しているので、町（行政）のホームページ内にサイトがありますが、情報量が少なく愛想がないページです。ただしツイッターには愛に溢れた情報が記載されているので、必ず確認することをお勧めします。今回の栗林展では、建物内に福島原発の原子炉を模した元気炉という作品があり、ここで薬草とともにスチームを焚いてサウナにしてしまうという前代未聞の素晴らしいインスタレーションでした。ただしスチームを焚いてサウナ状態を体験できるのは、日曜の午後のみ。12月に入ってからは都内などの緊急事態宣言もあり、ずっと開催されずにいました。自分も年明けの連休に訪問を考えていたのですが、豪雪やコロナの影響もあって、開催はされない状態が続きました。終了まであと2週間という3月中旬にやっとスチーム再開の案内が出て、慌てて新幹線とホテルを予約して訪問。持参した水着に着替えて、サウナ体験をしましたが、本当に楽しめて笑顔になりました。薬草もスチームに入れているので、途中で香りが変わったりと不思議な体験でした。水風呂も用意されていて、こんな展覧会は初めてでした。サウナ後には作家さん自らが薬草茶をふるまって下さり、素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。次回はどの作家さんの展示になるか分かりませんが、また訪問したい場所です。

堺筋本町駅からすぐの高級ビジネスホテル。とてもきれいで快適です。ほとんどの部屋はシャワーのみですが、大浴場があるのが素晴らしいと思います。露天風呂もあります（都会のど真ん中ですし、高層ビルも周りに多いので壁でおおわれていて、景観は楽しめませんが野外で入浴できるのは気分が良いです。夏に利用した際は朝食はボックスでお部屋でどうぞ、というスタイルでしたが、4月の緊急事態宣言になる前に利用した際は、レストランでマスク＆手袋着用でバフェスタイルで営業していました。卵料理と焼き魚もリクエストすれば、いただくことが出来ます（2800円）。大阪産の野菜や肉吸いなどの地元料理の提供もありました。フィットネスも予約制で運用しており、従業員の方も大変な中、柔軟に対応いただいている印象を受けました。

3月の土日に2名利用で8500円、駐車場が1100円で合計9600円でした。すごく安いという訳ではないですが、朝食がサービスであることを考えると悪くはないと思います。食事が美味しい土地なので、和食などを食べたい方は、別のホテルできちんとした有料の朝食を選ぶことをおススメします。富山駅にもほど近い場所なので、観光の拠点にも便利です。1階のライブラリーに置いてある本や富山に関連するものや、旅や料理系などが多く、かなり楽しい内容でした。ただし、現在は首都圏と近畿で緊急事態宣言も出ていることから、どのような運用になっているかは分かりません。テーブルに電源もあるので、PCで仕事をしながら休憩するにも良いです。部屋はよくある日本のビジネスホテルです。ユニットバスがあり、やや古さは感じます。駐車場は予約制ということだったので電話で予約をしておきました。当日に指定された番号に駐車しようとしましたが、なぜか埋まっており、ホテルに相談するとすぐ近くの提携駐車場を案内されました。とは言え、全体的には快適に滞在が出来ました。

一人利用限定のキャンペーン価格だったせいか、素泊まりですが土日で4000円という金額でした（緊急事態宣言前）。部屋にマッサージチェアがあるので、30分ほどは使用していたかと思います。バスタブのある部屋もあるので、湯船につかってゆっくりしたい方は、そちらを選ぶとよいかと思います。部屋にはミネラルウォーターと冷蔵庫にチョコレートが入っていて、ちょっと得した気分。日本ベッドと共同開発したというマットレスはまずまずの寝心地でした（私は硬めが身体に合っているので、柔らかいタイプがお好きな方には向かないかもしれません）。チェックインは機械で行います。部屋にはお茶が置かれていないため、チェックイン時にティーバッグのお茶をお持ち下さいと案内を受けました。1階にファミリーマートが入っているので、ちょっとした買い物にも便利です。さすがに4000円は安すぎると思いますが、倍くらいまでなら、また宿泊したいと思います。

両足院は現代アートの展示の場としても、素晴らしい役割をはたしていて、最近ですとKYOTO GRAPHYという写真イベントで毎年会場になっています。庭を取り囲むような畳の部屋やガラスのゆらぎ具合など、美術館やホワイトキューブのギャラリーにはない空間を楽しむことが出来ます。禅寺ですので座禅体験のイベントも定期的に開催されています。庭を歩いて行く茶室も素敵です。祇園四条や河原町からもそれほど遠くなく、アクセスのしやすいお寺なので、観光客にとっても行きやすいと思います。

最寄り駅は京阪電車だと鳥羽街道から徒歩８分、ＪＲは東福寺駅から徒歩15分です。京都駅からだとＪＲが便利です。ここの庭園も重森三玲氏によるもので、本当に美しいです。ちょうど若い日本画家の展覧会が開催されており、庭やお寺の雰囲気に非常にマッチした素晴らしい内容でした。入口で靴を脱いで、竹の筒に入場料300円を入れて中に入るので、小銭を準備しておくと良いと思います。ちょうど桜の季節に当たったので、風が吹くと桜吹雪が待って得も言われぬ美しさでした。紅葉の季節も楽しみにです。

鴨川沿いの二条大橋のたもとにある、ホテルフジタの跡地に建てられたラグジュアリーホテル。2014年に開業したのでまだ10年も経っていないけれど、既に鴨川沿いの顔になっているように感じます。少し入りにくい雰囲気もあるので（私がそう感じるだけかもしれませんが）、人もそれほど多くなく、ゆっくりとくつろぐことが出来ました。部屋には日本庭園を見渡せるテラスがあり、その先には鴨川が見え、素晴らしい景色を楽しむことが出来ました。ソファやクッション、ベッドスローなどは西陣織の細尾のもの、アメニティとして置かれていた石鹸はしゃぼん屋のもので、京都の「ええもん」が使われています。2021年3月現在、朝食は洋食と和食は会場が別のため、我々は部屋食にしていただきました。まだ寒かったので室内にセッティングしていただきましたが、暖かくなるとテラスで食べるのも気持ちよさそうです。スタッフの方も暖かくお迎えいただき、また訪問したいと感じる滞在でした。

名物の麩まんじゅうと去年に登場した「鯛焼き」を購入。鯛焼きはかなり小ぶりで、とても上品。一口で食べてしまいそうです（1個260円）、あっという間になくなりました。もちろん定番の麩まんじゅうももっちりとした生地とこしあんが良く会います。コーヒーにも合いますし、お土産にも喜ばれる商品です（日持ちしないので、すぐに食べてもらう必要がある点は注意）。テーブルが空いていれば店内でいただくことも出来ますが、ちょっとせわしないかなと感じます。が、デンマークの木製家具でモダンな内装になっています。

ちょうど訪問時に店舗の奥にある昔の工房（今は別の場所で製造していて、昔の設備がまだ残ったままになっていました）でアートインスタレーションが行われていたこともあり、そちらと併せての訪問でした。ランチは訪問時だけなのかは不明ですが、メニューは湯葉鍋の１種類のみ。予約をして行くのがおススメです。湯葉以外の具は野菜と鶏のつみれ。お願いすれば野菜のみやグルテンフリーも対応いただけるようです。炊き込みご飯とデザートが付いて税別1800円。一緒に食べた男性は少々量が少ないと言っていました。お鍋は一人用のコンロにセッティングされて、今の時節にマッチしているように思います。昆布だしで味付けがされており、ポン酢と塩でいただきます。あっさりとした味でするすると入っていき、美味しくいただけました。店内には持ち帰り用の乾燥湯葉も販売されていますので、お土産にもいいでしょう。店主はアート好きのようで、店舗内にも現代アートの作品がさりげなく飾られており、飲食以外の楽しみもありました。

ランチで利用しました。コース料理をいただいたので前菜とパスタ、メインから成っており、ソムリエの方も生産者の話なんかを交えながら楽しく接客して下さいました。途中でパルマハムを乗せたカートがやってきて、思わず追加注文してしまいました。あんな感じでプレゼンテーションをされると余計に美味しそうに見えますね。イタリアンということでサービス料などを考えると町のレストランの方が個人的にはいいと思うのですが、ゆったりした雰囲気やそこでしか鑑賞することの出来ない現代アートの作品が多くあるため、人によってはとても楽しめる場所かと思います。

ヨーガンレール氏のブランド、ババグーリの世界を体感できるカフェです。同名のホテルの1階にあります。自動扉ではなく、ガラガラと引き戸を開けるのも、なんとなくヨーガンレールっぽいなぁと思いながら中へ。ヴィーガン対応なので砂糖、卵、乳製品は使用していません。ほうじ茶と抹茶のクッキーを購入。卵や乳製品が入っていないので、くどさなどがなくいくらでも食べられてしまいます。安くはないですが、シンプルなジャムが入ってそうな瓶に入っていて、ちょっとした差入れにぴったりと思います。

別館はレンガ造りの堂々とした建物ですが、内部も天井が高くお金をかけて作られたことがよく分かります。今回はアーティストフェアのために訪問。メインの広い空間に2階部分を設置しており、人数制限をしながら移動するようになっていました。独特の空間を楽しむという意味では、ごちゃごちゃとした展示は合わないようにも感じますが、やはり特別な場所です。今回は入場料が必要なイベントでしたが、時々無料で内部の展示を見られることもありますので、近くに行かれた際は覗いてみるのもよいかと思います。

10年ほど前に社会見学で「新聞がどのように作られるか」を見せていただきました。地下に印刷工場があって、輪転機などもありましたが2015年に工場は閉鎖（その後は久御山の新印刷工場で生産体制を一元化しています）。現在、その巨大な地下空間では時々アートイベントが開かれており、今回はアーティストフェアを見るために訪問しました。独特の広いけれど暗い地下空間は、壁に貼られていた「安全第一」などの表示もそのまま残っていたりして、この場所ならでは非日常を感じさせる魅力があります。普段は非公開の場所なので、イベントなどで入場できることがあれば行かれることをお勧めします。

スパイラルビルの近くの路地を入って少し歩くと、ユナイテッドアローズの入ったビルの５階にあります。エレベーターで扉が開くとすぐにお店。木を多用した暖かみのある内装です。ランチは1300円で人を選び、おばんざい的なサイドディッシュがついてくるスタイルになっています。飲み物はコーヒーや紅茶などドリンクバーが利用可能です。体にも良さそうで、女性客が多いのは納得です。ボリュームを求める方には物足りないかもしれません。上品な盛り付けなので食べすぎないのが個人的には良いなと思いました。接客の方も大変感じが良く、気持ちよく食事をすることができました。たまたまテラス席しか空いていなかったのですが、ちょうど気候も良くて気持ちよかったです。お勧めします。

予約必須の人気店ですが、18時前の早い時間に一人で訪問し、予約が入っている方が来られる時間までの1時間ほどで良ければ利用できますと提案いただき、ありがたく利用させていただきました。日本酒は石川と富山のものが中心で、ちょっとした解説以外にも日本酒度も書かれています。料理は魚が中心で地魚なども分かるように記載されています。刺身などは時価のものも多いので、気になる場合は店員さんに確認が必要。2階席を利用しましたが、1時間に1度、窓を開けて換気をしますと案内がありました（冬は寒いですしね）。鯵の刺身をいただきましたが新鮮で美味しいです。他のおかずで味が結構濃いものがあったり、そのあたりは好みかなと思いますが、接客も丁寧で楽しい時間を過ごすことが出来ました。

2020年10月に東京の竹橋から移転しました。 国の登録有形文化財である「旧第九師団司令部庁舎」と「旧金沢偕行社」の２棟の建物を利用。竹橋の時と同様に歴史ある建物を利用しているからか、雰囲気も似たように感じました。2021年2月現在、オンラインによる日時指定の予約チケットも販売されています。私は予約なしで当日に行きましたが、お客さんがほとんどいなかったため、すぐに入場できました。入場料は大人500円で現金/クレジットカードが利用可能でした。移転開館記念の第二弾としての企画展「うちにこんなのあったら展　気になるデザイン×工芸コレクション」を見ました。クリストファー・ドレッサー、富本憲吉、ルーシー・リーを中心にした作品が並びます。他には醤油さしで有名な森正洋さんのスケッチなども見ることが出来ました。まだ開館したばかりなので、今後の展示に注目したいと思います。

ミヒャエル・ボレマンスとマーク・マンダースの「ダブルサイレンス」展を見に行きました。以前から入場券を購入する行列がひどくなんとかしてほしいと思っていましたが、ネットでの日時指定販売が導入されて少しはましになったように感じます。作品の解説は、QRコードを読み込んでスマホから聞くことが可能です。WIFIもありますが、あまり上手く入らないのが残念な点。解説を聴くと作家や作品の背景も分かって、より楽しむことが出来ました。とても素晴らしい展覧会です。
2019年3月までは無料で上から覗くことができたレアンドロ・エルリッヒの「スイミングプール」は有料になりましたが、それでもタレルの部屋や野外の作品、図書室（アートライブラリー）もゆっくりと美術書を楽しめて金沢の方が羨ましいと感じる美術館です。

2020年の夏に出来た私設美術館。21世紀美術館の近くにあるのでアート好きにはアクセスしやすいです。入場料は大人800円でした。1〜3階に渡ってレアンドロ・エルリッヒ、桑⽥卓郎、ステファニー・クエールの作品が展示されていました。レアンドロ・エルリッヒの「階段」というタイトルの作品はSNS映えする感じで撮影も自由で子供も楽しめる作品だと思います。美術館のような大きなスペースの展示ではありませんが、個人のコレクションであることを考えると応援したくなるアートスペースだと思います。

何度かお世話になっているホテル。朝食を食べたり、仕事をするために1階のカフェ＆バーに数時間滞在していましたが、その間に頻繁にテーブルを拭いたり、お手洗いを掃除していたりと、かなり気を配ってコロナ対策をされている印象を受けました。時短営業なので大変ではありますが、応援したいホテルです。朝食はアメリカンとポケ丼（ハワイで食べられる魚の漬けを丼にしたもの）の2択です。部屋の椅子と机は仕事には向いていないのと冷蔵庫が小さすぎて使い物にならないのが欠点ですが、いつも清潔なので、気に入っています。また、スマホを使ったモバイルキーが使用できるようになっていました（2021年2月から導入されたとのこと）。使ってみたい方はマリオットホテルのアプリをインストールする必要があります。正直なところ、使い勝手はカードキーと比較して悪いですが、カードを持ち歩かなくて済む利点はありますね。