mireinaさんのクチコミ(53ページ)全2,057件

コルシーニ宮殿美術館の見学を終え外に出ると、目の前がラファエロの美しいフレスコ画で知られるヴィラ・ファルネジーナでした。13時からのコロッセオの予約時間が迫っていたので入館は諦めましたが、庭園部分は入場無料でそのまま入れました。

ジャニコロ丘の中腹にあるサン・ピエトロ・イン・モントリオ教会からコルシーニ宮殿美術館経由でサンタガタ・イン・トラステヴェレ教会まで、トラステヴェレ地区らしい町並みを散策しました。路地を挟んで２階３階に張られたロープに洗濯物がぶら下がっている光景をイメージしていたのですが、残念ながら多少のロープは張られていましたが洗濯物を見ることは出来ませんでした。

ガルバルディ軍の霊廟へは、路線バスでジャニコロの丘頂上付近まで登り、丘の麓にあるトラステヴェレ教会辺りに向かって下り坂を散策中に立ち寄りました。軍事家ジュゼッペ・ガリバルディの元で、一連のイタリア統一運動の中でローマのために戦った戦死者のための美しい納骨堂です。訪問時は半地下の内部見学も可能でしたが、金色に輝くモザイクタイルで彩られた荘厳な場所でした。

ホテル近くの共和国広場から路線バスを乗継いでジャニコロ丘に向かう途中で、サン ジョヴァンニ デイ フィオレンティーニ教会に立ち寄りました。ジャニコロ丘方面の115番路線へ乗継ぐバスターミナル（Paolaバス停）の目の前にある教会なので交通至便でした。建物内部はもとより絵画や彫刻も美しいのですが、日本で知られたアーティストの作品では無いらしく題名や作者は調べきれませんでした。


共和国広場バス停⇒（バス）⇒ヴィットリアーノ橋バス停
⇒（乗継のため100mほど徒歩移動）⇒
Paolaバス停（115番路線始発）⇒（バス）⇒ジャニコロ丘

ジャニコロ丘にはイタリア統一運動に貢献した人達の記念碑が沢山あります。「イタリアのアマゾネス」とも呼ばれたジュゼッペ・ガリバルディの妻アニータ（南米出身）の騎馬像です。拳銃片手に馬にまたがり疾走する姿は、夫と共に前線で戦いラベンナ付近で戦死した彼女を象徴するものなのでしょう。

ローマのトラステヴェレ地区のスカラ広場にある教会です。事前に日本語の情報が少なかったので、コルシーニ宮殿（国立古典絵画館）からの散策途中で飛び込みで入りました。オランダの画家ヘリット・ファン・ホントホルスト（Gerrit van Honthorst）による「洗礼者ヨハネの斬首」や、ジェノバ出身のカルロ・サラセニ（Carlo Saraceni）による「聖母の死」などの絵画を見ることが出来ました。

日曜日の朝９時前に路線バスで「真実の口広場」に到着しました。映画「ローマの休日」で、真実の口に手を入れて二人でじゃれ合う超有名シーンとは別に、警察署から釈放されベスパで荒らした青空市場の人達に祝福されるシーンの背景となった公園（広場）です。
映画でも視認出来ますが、広場には円形と方形の小さな二つの神殿があります。

ファブリキウス橋は「真実の口広場」の北側からティベリーナ島（Isola Tiberina、テヴェレ川の川中島）に架かる石橋です。建設されたのが紀元前62年。最初の架橋かと思っていたら、驚くことに、それ以来ずーっと現役のとのことです。

サン・ピエトロ・イン・モントリオ教会の中庭には、建築家ドナト・ブラマンテが建てた小さなお堂（テンピエット、Tempietto）があります。このお堂は「盛期ルネサンス建築の最高傑作」、「アメリカの国会議事堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂、ローマのサン・ピエトロ大聖堂などもテンピエットを参考にして建設されたといわれる」、「ルネサンス建築の中でも最も調和の取れたものの一つ」などとベタボメされている建築でした。

フォートラベルの口コミ対象施設となっている「コンセルヴァトーリ クレメンティーノ宮 (カピトリーニ美術館)」を解読してみると、「展示区画名称らしき（コンセルヴァトーリ）＜ 建物名（クレメンティーノ宮）＜ 施設全体 (カピトリーニ美術館)」となります。

カピトリーニ美術館全体で「コンセルヴァトーリ（Conservatori）」を含む展示区画は、「Appartamento dei Conservatori」と「Museo del Palazzo dei Conservatori」の２つ存在しますが、4トラに併記されているイタリア語を勘案すると「Museo del Palazzo dei Conservatori」展示区画のことを指していると思われます。

カピトリーニ美術館全体で１０箇所近くの展示区画があるのに、何故「Museo del Palazzo dei Conservatori」だけがピックアップされているのかは謎ですが、広く知られている「カピトリーノの雌狼」や「棘を抜く少年」が展示されているのは「Museo del Palazzo dei Conservatori」展示区画とは別となる「Appartamento dei Conservatori」展示区画でした。

注記：　Muse del Palazzo Conservatori（謎の4トラ併記）　
⇒　Museo del Palazzo dei Conservatori（オフィシャルサイト表記）

夫婦二人で、土曜日朝９時からコロンナ宮殿／美術館（有料、予約無し、混雑も行列も無し）、白亜のヴィットリアーノ（無料部分のみ、予約無し、混雑も行列も無し）と徒歩で回り、カピトリーノ美術館には土曜日１３時前に入場（有料、予約無し、混雑も行列も無し）しました。
全部の部屋と小規模な企画展を普通に眺めて回り４時間程滞在しましたが、館内のカフェテリアで簡単な昼食時間と、フォロロマーノやジャニコロ丘の遠望など、美術館の窓やテラスからの展望時間込みです。

多くの美術館と同様にセキュリティチェックはあるので（クロークが空いていて大荷物を預けても苦にならない場合もありますが、、）、荷物は少な目を心がけています。

ヴェネチア広場から白亜のヴィットリアーノを上って下りてた後、アラコエリの階段を登り詰めると、ヴィットリアーノとカピトリーノ美術館に挟まれたような場所に立地するサンタ マリア イン アラチェリ教会に出ます。教会内部を通り抜けることが出来れば、ジェモニアン階段を下る形でカンピドーリョ広場に出ることが出来ます。（駄目な時は再度上り下りです。。。）

馬でも登れると言われるカピトリーナの階段を使ってカンピドリオの丘（ローマ七丘で最も高い丘）を登り切るとミケランジェロが設計したと言われるカンピドーリョ広場に出ます。
広場中央にはマルコ・アウレリオの騎馬像（古代の本物は美術館内に展示）があり、正面奥の建物がセナトリオ宮、カピトリーノ美術館として使われる左右の建物はコンセルヴァトーリ宮（右＝美術館入口）、ヌオーヴォ宮（左）となります。

セナトリオ宮の左右を抜けて奥（カンピドリオの丘の東端部）に進むと、有料施設フォロロマーノを一望できる無料テラスがあります。カピトリーノ美術館に入館する場合は美術館内のテラスから更に条件の良い景色を楽しめるので、無料テラスで人にもまれる必要はないかと。。

ヴェネチア広場は、東側の建物が工事中でシートを被っていたことが残念でしたが、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂の上方からの眺めが良かったです。平地部では交通量が多く渡り難い信号無しの横断歩道が付いたロータリー交差点の中心部にあるタダの円形の芝生広場です。

内部には入っていませんが、サンティッシモ ノーメ ディ マリア アル フォロ トライアノ教会と隣にあるロレート聖母教会のクーポラが二つ並ぶ光景を、すぐ前のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂の階段上辺りから眺めると綺麗な景色でした。

土曜日午前中のコロンナ宮殿見学から徒歩移動で、白亜のヴィットーリオに登る前の11時頃に立ち寄りました。残念ながら営業時間外（営業時間は写真参照）だったようで内部に入ることは出来ませんでした。
ヴィットーリオの階段あたりから眺めると、ロレート聖母教会とサンティッシマ・トリニタ・デイ・ペッレグリーニ教会と二つのクーポラ並ぶので綺麗な眺めでした。

トラヤヌスの記念柱（Colonna Traiana）はローマ皇帝トラヤヌスのダキア戦争（101-106年頃、現在のルーマニア付近のダキア人との戦い）での勝利を記念したモニュメントです。
ロレート聖母教会とサンティッシモ ノーメ ディ マリア アル フォロ トライアノ教会の前に建っていますが、高さが38メートルもあるので近くからだと首が痛くなります。ヴィットーリオの階段上からの眺めが綺麗でした。

ホテルの２軒隣だったので毎日前を通りました。柵越しに見える庭に置かれたアートが面白そうなので中に入りたかったのですが、早朝はホームレスのオッちゃんが門前に寝そべり、昼はコンサート準備で閉門、夜はコンサート会場になっていたので中に入る機会に恵まれませんでした。

小さな博物館、バッラッコ古代彫刻美術館（Museo di Scultura Antica Giovanni Barracco）には、ナヴォーナ広場南端部のローマ博物館から、お昼に買食いでもしようとカンポ デ フィオーリ広場の青空市へ歩く途中に立ち寄りました。半階ほどの階段を登り入口に行くと、まさかの「13時から営業」と言うことで入館出来ませんでした。

ヴィッラ トルローニア（ヴィッラ トルロニア）へは、テルミニ駅近くのホテルからバス往復（片道10分ほど）で早朝散歩に出かけました。公園（無料）自体は通年朝7時から開門していて、それなりの建物などを眺めながら楽しく園内を散策することが出来ました。フクロウの館を始め園内の施設入場する時は朝9時頃以降の開店となるようでした。