ウェンディさんのクチコミ(68ページ)全2,269件

鴛泊港のすぐ脇にあるペシ岬。
その上には灯台もあり、小さな展望台となっている。
展望台からは海側・山側を一望できるのだが、お勧め方向は利尻山の方向。

波の穏やかな朝は、海水面に利尻山の姿が映り込み、逆さ利尻の優美な姿を見ることができる。

岬の上までの上りは15分ほど。
朝食前の散歩にお勧めの場所だ。

（写真:7月。朝4時半。朝早く空気が澄んでいるので、空も利尻もとてもきれいに見えた）

利尻島の南側にある仙法師御崎海岸は、溶岩海岸で知られている。
島内には利尻富士を見る絶景ポイントとして姫沼、オタトマリ沼があるが、此処から眺める利尻富士の姿は、前述の2つの沼からの景色とは180度異なる雄々しい景観だそうだ。

ゴツゴツとした荒々しい溶岩海岸を前景に眺める利尻はとてもカッコ良いのだが、その景色はそんなに簡単には見ることが出来ない。
仙法師御崎地域は利尻の中でも雲がたまりやすいエリアで、私が訪れた時も利尻山は雲の中に隠れていた。

このポイントから利尻山を眺めることが出来たならば、それは非常にラッキーなのかもしれない。

夕日ヶ丘展望台は海に沈む利尻の夕陽が美しい場所で知られているが、実はここは朝陽が登る時間帯もお勧めの場所だ。
小高い丘になっている展望台からは利尻岳の雄姿が一望出来、その裾野が利尻島全体に広がる様子がよくわかる。

朝陽を浴びて輝く利尻岳の姿は、なかなかお勧め。
ピークシーズンの夏は夕方になると水蒸気の影響でくっきりとした利尻の山姿を臨むのは難しくなるので、クッキリとした利尻山の写真を撮りたい場合には夕方よりも朝の夜明け直後がお勧めだ。

利尻島の定期観光コースにはＡ，Ｂの二つのコースがあり、Ａコースは午前中、Ｂコースは午後の設定となっている。
それぞれに立ち寄る観光ポイントは異なるのだが、利尻島が初めてな旅人にお勧めなのはＡコースだろう。
ガイドブックで紹介される場所は大体入っている。

ただ、この定期観光バスはそれぞれのポイントでの滞在時間は30分程度とそれほど長くはない。
姫沼やオタトマリ沼でも30分だけ。
沼の周りを歩いて、ゆっくり景色を眺めていたら30分なんてあっという間に終わってしまう。

利尻島の観光をこの定期観光バスだけで済ませようと思うと、ちょっと物足りないかもしれない。
時間が許すならば、レンタカー、レンタバイク、レンタサイクルも併用する方がお勧めだ。

利尻空港はANA便の為の小さな空港で、空港というよりも駅舎に近い感じの場所だ。
空港内には巨大なショッピングモールは無く、レストランもない。
あるのは小さなカフェだけ。
だが、このカフェを侮ってはいけない。
カフェで提供される昆布ラーメンが絶品なのだ。

利尻昆布で出汁をとった和風スープに少し硬めの麺の絡みは絶品。
空港の大きな窓の正面には雄大な利尻山が見え、旅のフィナーレとしてはお勧めの場所だ。
新千歳への2便目の飛行機の時間は14時半。
午前中に定期観光バスの利用も可能な時間なので、このANA便は利用価値も高い。

利尻島の海岸線をドライブしていると、その海岸線は様々な種類の岩でけいさえいされて構成されていることに気が付く。
これは利尻島が大昔に火山の噴火によりできた島で、その時に様々な種類の溶岩が流れ出したためなのだが、利尻の西側の海岸線では、その溶岩となった岩が作り出した芸術作品を見ることができる。

溶岩の芸術作品とは、人面岩。
まるでアイヌの方の様な彫の深い顔の横顔が岩に刻まれている。
岩は信仰の場として、注連縄が掛けられているので、場所を知らなくてドライブしていてもすぐに見つけることは可能だと思う。

ペシ岬は鴛泊港のすぐ脇にある灯台が立つ小さな丘だ。
麓から登っても10分もかからずに頂上まで行くことができ、利尻島での早朝散歩にはもってこいの場所。

私も朝の4時頃に訪れたが、ペシ岬の上からは朝焼けの海と空の絶景を見ることが出来た。

夏の利尻は涼しいが、それでも最高気温は25℃近くあり、日中に炎天下を歩くのはキツイ。
だから、ちょっとしたハイキングのペシ岬へは朝の涼しい時間に行くのがお勧め。
朝は、水鳥たちも岩場の巣に帰還しているので、その様子を見ることもできる。

北海道の北限に位置する小さな島の利尻島と礼文島。
この二つの島では海に浮かぶアザラシを見ることが出来ることで有名だ。
（どちらかと言えば海に浮かぶアザラシを見つけやすいのは礼文島の方らしいが…）

しかし、野生のアザラシが海岸線に現れるのは天候状態に左右されるので、絶対に見ることのできるわけではない。
特に小さい子連れで旅をする場合などは、旅の間にアザラシを見ることができるか否かというのは子供の歓び度合いの重要なファクターなる。
だから、どうしても旅の間でどこかでアザラシに会いたい！と思うならばお勧めは、利尻島の南にある仙法師御崎公園。

2016年の夏にはここでは2頭のアザラシが海沿いの岩でできた生簀の中に飼育されていて観光客に愛想を振りまいていた。
海の中から現れる小さな海坊主たちの姿に子供たちは大喜び。
餌付け体験もできるので、子連れで利尻へと行く場合は仙法師御崎公園はマストな場所だろう。

餌付けの時の注意は近くをウロウロするカモメ。
気を抜くと、餌付け用の魚を盗られてしまう。

北海道のお土産の定番と言えば、白い恋人。
では、そのパッケージ写真は何処で撮影されたのかと言えば、それは利尻島。
あの有名な山の写真は、実は利尻山なのだ。

利尻島にはあの有名なパッケージと同じアングルで写真を撮りたい！と思う方も多く訪れ、撮影地であるオタトマリ沼は利尻島でも一番賑わう観光地となっている。

撮影を狙うならば、その時間帯のお勧めは沼と利尻山にお日様が当たる午前中の時間帯だ。
しかし、この時間帯に行ったからと言って、いつでもあの光景【澄んだ青い空に浮かび上がる雪を戴く最北の独立峰がそびえる絶景】を見ることができるわけではない。

勿論、空に雲が無く晴天であるということは必要であるが、重要なのは撮影の季節だ。
利尻島が観光のピークを迎える6月・7月では、あの絶景は撮影できないだろう。

空気の澄んでいる雪解けの5月頃が、あのパッケージ写真の撮影時期。

風景写真に適した時期と利尻の観光シーズンは一致しない。
可愛いお花と雪を抱く利尻山の絶景を一緒に撮りたい…という一石二鳥的な考え方は利尻島に関しては諦める方がよいらしい。

新潟県長岡市にある山古志の棚田は日本の棚だ百選にも選ばれた美しい棚田だ。
山古志は地域全体が山奥にある農村地帯で、村の中を歩けばどこからでも棚田を見ることができるが、車で簡単にアクセスできるのは油夫（ゆふ）地区と虫亀（むしがめ）地区の棚田だ。

震災以降は全ての棚田に稲が植得られている訳ではなく、一部は養鯉池として利用されている。
棚田の場所は何処にもビューポイント！なんて案内はないので、棚田が美しく見える場所は道路沿いを自分で探してみて！

思わぬことからゴルフ場のクラブハウスでランチを頂くことに。

全然、期待をしていなかったのだが、そのコスパは悪くはなかった。
品数はそれほど多くは無いが、ステーキランチは、味付け・量ともに☆4つだった。
美味しい割にその代金は2000円以内とリーズナブル。

翠一面の芝と夏空を見ながらのテラス席でのランチタイム。
ゴルフをやっているオトナな方たちは、いつもこんなに美味いものを食べているのか…と、ちょっぴり羨ましくもなった。

漢学の里 諸橋轍次記念館は、地元出身の私も知らなかったとってもマイナーな記念館だが、なかなか興味深い場所だった。
漢学を志した諸橋轍次さんという男性の一生に関する資料館なのだが、世界最大の大漢和辞典を作り上げたその功績を記念して建てられている。
漢和辞典を作るって、そんなにスゴイこと!?と思うかもしれないが、諸橋轍次さんが編纂したのは、それまでに例のないほどの規模・語彙数の漢和辞典。

もし、諸橋轍次さんが50万もの語彙数を誇る大漢和辞典を手掛けていなかったら、現在のPCにおける漢字変換は今の様には行かなかったかもしれない。

そのような観点から眺めると、興味深い場所だった。

杜々（とど）の森の湧水は、日本の名水100選にも選ばれた水で、夏でも冷たく清らかな水が山の中から滴り落ちてきている水場だ。
その昔、杜々の森のあるエリアは女人禁制の神域としてその水源が厳格に守られてきた。
今はもう男女の区別なく山へと入り水を汲むことができるが、人が大勢入るようになり、水の質が少しずつ汚染されてきているのも事実。
水を汲みに行く人々のマナーも問われるところだ。

2016年の8月に訪れたが、昨年の冬の降雪量が少なく、その影響で2016年の湧水量は例年よりも少なめだそうだ。
その為、大腸菌群の発生も危惧され、2016年は生水の飲用利用は基本は勧められてはいない。
お腹が丈夫な私はそのまま山の水を飲んでも問題なかったが、心配な方はいったん煮沸した方が良いと思う。

成田山新勝寺のその開山は平安時代。
平将門の調伏のために寛朝大僧正が開いたのがその始まりで、将門の乱を平定から江戸時代の初期まではそれほど有名なお寺ではなかった。

成田山新勝寺の名を一躍有名にしたのは、歌舞伎役者の市川団十郎（初代）。
団十郎が「後継ぎの子供が授かりますように…」と願掛けをしたところ、その願いが叶い、江戸庶民も団十郎に続けとばかりに押し寄せた…そうだ。

それ以来、関東での有数の願掛けスポット〈パワースポット〉として名をとどろかせている。

成田山新勝寺の表参道に面して店を構えているインドカレー屋さんのGEETA 成田店 New World COOK。
ウナギが有名な成田の参道でカレーはどうかとは思うのだが、インドカレーが好きな方にはお勧めできるお店だった。

ランチメニューはカレー3種がつくスペシャルランチが1000円で、カレー1種類のランチが800円とお手頃価格。
味はかなり本格的で、ナンも美味しい。

スペシャルランチはカレーの量も3個分と多いので、お腹をタップリと空かせてから行く方が良いと思う。

祇園会は1年間に3日間しかない特別なお祭りで、特に2日目、3日目には神輿が練り歩き境内は参拝する人達で混みあう。

奥の院の【秘仏の御開帳】や光明堂での【天国宝剣 加持】が目的ならならば、比較的空いている1日目がお勧めだ。

成田山の表参道を歩いていて、最初に見える新勝寺の門が、総門だ。
高さ約15ｍの総門の上からは獅子頭が周囲を睨み、邪気の神域への侵入を防いでいる。

表参道から眺める朱塗りの大きな門。
8年前にお色直ししたばかりで、朱色も鮮やかで迫力満点な雰囲気だ。

仁王門は、成田山の守護伽藍の役割を果たす門で、表と裏には蜜迹（みっしゃく）金剛、那羅延（ならえん）金剛、広目天、多聞天の木彫りの仏様が配置されている。

その中でも多聞天さんは必見。
隣にいる広目天の腰布だけの姿とは正反対のお召し物で、なんとスカートの様な腰巻の下にはドロワーズ（昔のおばあちゃんはズロースと言っていた裾にレースが付いたオシャレな半ズボン型下着）を着ている。

まさかとは思うが、今でいうゴス・ロリ(Gothic & Lolita)の恰好の発想の原点は、実は多聞天さんだったりして…。

成田山の三重塔は一見すると極彩色の鮮やかな色遣いで、何だこりゃ～的な印象を持ってしまうかもしれない塔だ。

特に垂木部分の水色が鮮やかで目を引くが、この水色は空や雲を表していて、金龍が雲水の青空を背景に空へと飛び立っていく様子を表現しているのだそうだ。
また、水銀朱を混ぜた朱色は魔よけの意味と建物の木が腐るのを防ぐ防腐剤だという事だ。

ちょっとした予備知識を持って建築物を眺めると、その印象はがらりと変わってくる。

成田山の釈迦堂はその昔は本堂として利用されていたお堂で、風格があり、現在の本堂よりも趣がある。
釈迦堂の周囲には江戸時代に彫られた五百羅漢像が奉納されていて、200年ほど前の木彫りだが、一部には当時の彩色も残っている。

お堂の中の釈迦如来等の仏様も柔和な表情が印象的だった。