sio爺さんのクチコミ(28ページ)全844件

歴史が好きで日本の古い木造建築に興味があるので、いろいろ見てきたが、縄文時代となると興味のエリアから少しはみ出る。そこで今回の北東北旅行でコースに入れるかどうか考えたが、今度いつ行けるかわからないので行ってみた。総合案内・エントランスホールに入り、縄文シアターを通って外に出ると、とにかく広かった。
竪穴住居跡は１５棟が復元されているそうで、そのうちのいくつかに入って中の広さやニオイなどを体感してみた。掘立柱建物の説明によると、地面に柱穴を掘り柱を立てたもので、地面に炉や床などの跡が見つからないことから、高床建物だと考えられるそうだ。また柱は３５ｃｍの倍数で設置されているそうだ。
そして大型竪穴住居跡の復元は縄文時代中期のもので、長さは３２ｍある。さすがに中も外も大きい。そこを出て、大型掘立柱建物跡に向かった。６本柱の長方形の建物と考えられ、柱穴は直径・深さとも約２ｍで、穴の間隔は全て４,２ｍとのこと。縄文人の生活の智慧というか生きる力に感心させられた。ガイドの方の説明によると、野球場建設に先立つ発掘調査で、前例のない巨大な集落跡が姿をあらわし、三内丸山遺跡として永久保存が決定したとのこと。平成１２年、遺跡の国宝というべき特別史跡に指定されている。。

今年の正月に北斗星デュエットのチケット予約に成功したが都合で乗れなくなったので、今回、北東北フリーきっぷで、もはや絶滅寸前ともいわれる急行はまなすに乗って青森まで行った。のびのびカーペットは場合によってはプラチナチケット化するようだが、何とか２席手配できた。自分が上２４番で、連れ合いが上２１番のレディースシート。入線を待って乗り込み、写真を撮って、荷物を置いて、まずは缶酎ハイ。札幌駅エスタの総菜コーナーで、おかずを買っておいたので、しばし至福のひととき。発車時のガッタンというのがまさに昭和で懐かしいねえ。決して新幹線の快適さや新しさなど求めてはいけない。そのうちに毛布にくるまったが、旅の初めのワクワク感もありなかなか寝付けず、駅名の車内放送は「次は長万部～」以外、全部聞いてしまった。「次は函館～」でまた目が覚めた。牽引車交換もあるので、降りて写真を撮った。同じような行動をする人たちが結構いた。函館を出発してしばらくすると近くに人の気配があり、連れ合いが「エアコン効き過ぎで寝られない」と言ってやってきた。上２１番は近くにエアコンの送風口があり、とても寒かったそう（ちなみに連れ合いは寒がり）なので、今後、利用される方はご注意された方がいいかもです。なお自分としては、昭和レトロ感たっぷりの急行はまなすに乗り、薄明るくなってからは自由席で旅行計画のシミュレーションをしたりして、夜行列車の旅を楽しめた。

約１０年前、同僚と東京に行った時、神谷バーに行って電氣ブランを飲んでみた。そして昨年、一昨年と東京に行く機会があったので、２回とも電氣ブランを買ってきた。最初に飲んだときは「これは何？」という感じだったが、あのブランデーにワインを混ぜたような不思議な味が、今では結構やみつきになり、今年も６月に東京に行く機会があったので買ってきた。６月は当地ではちょうど暖かくなる時期なので、冷たく冷やした電氣ブランを水割りにして飲むととてもおいしく、東京の思い出とともに実に楽しく飲んだ。

釧路で所用があったが、釧路市内ではホテルがとれなかったので、こちらの施設を予約した。旭川方面から行くと、国道３９１号線から右手に入って車で数分のところにある。外観も中も結構年期が入っているので、安いからいいかと思っていた。部屋に入ると、六畳間の外側に、テレビや冷蔵庫そしてエアコンも設置してあった。冷蔵庫はスイッチが入っていてすぐに使えた。それだけではない。電気ポットにはお湯が保温されており、すぐにお茶を飲めるようになっており、冷水ポットが置いてあることにも感心した。今まで各地のビジネスホテルを何度も利用してきたが、道東のいささか年期の入った施設で、ここまでのサービスを受けるとは思っていなかった。あと忘れてならないのは温泉だ。源泉100％と書いてあった。露天風呂があり４２～４４℃と少々熱めだが、朝風呂では外気温が１５℃だったので、お湯から出て少し外気温にあたると又寒くなってお湯に入りたくなり、この繰り返しで至福のひとときを過ごした。また朝食は写真の見た目では豪華には見えないが、フリードリンクもあり、実際は食べ応えがあった。一つ注意しなければならないことは、周囲にはコンビニ等何もないので、必要なモノがあれば準備しておいた方が良いかも。

個人で弘前に行くのは初めてだったので、事前に地図やバスの経路を調べたりしたが、実際、弘前城には、どう行ったらよいかもわからなかった。そこで、ＪＲ弘前駅一階の弘前市観光案内所に行って、教えてもらった。地図をいただき、弘前城北門までの経路も教えてくれた。結局、弘前城とその周辺を見学しただけとなったが、後で地図を見てみると、当初行きたかった長勝寺と最勝院五重塔もそれほど遠くないことがわかった。もっと地図をよく見るべきだった。

ＪＲ弘前駅から弘前城までの経路がわからなかったので、駅の観光案内所で聞いた。教えてもらった通りにバスに乗り、亀の甲門前で降りて、緑色の亀甲橋を渡って亀甲門（北門）あたりから弘前公園ということになるのだろう。奥の方を目指して１００ｍぐらい歩くと緑色の賀田橋があり、更に進むと二の丸丑寅櫓に出た。重要文化財であり、自分の中では撮影スポットだ。その後しばらく歩くと、二の丸東門与力番所があり、このあたりから天守閣が見え隠れというか、見え始めた。まだまだ焦ってはいけないと思い、東内門をじっくり見て写真を撮り、いよいよ天守閣に向かった。位置や場所を変えてたくさん写真を撮った。石垣修理工事に伴う曳屋工事はまだ始まっていなくてラッキーだった。二の丸辰巳櫓や二の丸未申櫓などを見て、立派な南内門から出た。散策としては丁度良い距離だった。もしリピートできたら、是非桜の季節に来たい。

禁煙シングルで予約していたが、空きがないとのことで、ツインルームのシングルユースになった。その分、部屋は少し広めに使えたが、驚いたのはトイレだ。ウォシュレットのトイレがレバーを押したままにしないと湯が出なかったことだ。ライフォートには今まで何回も宿泊しているが、こんなトイレだったかな？　また部屋では、時々どこからかパンとか、パチンという意味不明の音が何回もしたので、よほどフロントに連絡しようかと思ったが、クレーマーのようなことを言うのも嫌だし、朝方には収まっていたので、言わなかった。なお地下鉄の中島公園駅の南口ができてから、アクセスは今までより良くなった。

お盆に市内の温泉で親戚が集まって会食したあと、孫たちをつれてアルテピアッツア美唄に行った。昨年秋は、校舎近くの遊具で孫を遊ばせた後、校舎に入って色々見たが、今年は野外彫刻を見て、孫を水辺で遊ばせた。この水辺も安田侃さんの彫刻の一つだと思う。当日は気持ちの良い晴天で、周囲の山の緑と実に良く調和して、「自然と彫刻が調和する美しい空間」というキャッチフレーズそのものだった。写真は人のいないようなタイミングで撮ったが、実際には白い門のような彫刻の水辺で子ども達がけっこう遊んでいて、その周りで大人達が見守っていた。

JR倉敷駅を降りて駅前の通りを１０分ぐらい歩いたところで、左に入ると美観地区だ。駅前通りを歩いている途中で、コロコロバックを駅のコインロッカーに預けるのを忘れたことに気づいたが、引き返すのも面倒なのでそのまま進んだ。美観地区に入ると、テレビやネットで見た通りの風景が広がっていた。本当にどこを切り取っても絵になる。大原美術館を見た後、美観地区内をいろいろ散策した。

清水寺に向かう坂の途中でタクシーを降りてしばらく歩くと五重塔が見え、後は二年坂、産寧坂と道なりに参道を登っていき、いよいよ仁王門の近くまで来ると人、人、人の大混雑で、拝観券を買うだけでも結構並んだ。その後は三重塔などを見ながら人の流れに従って進み、本堂・清水の舞台に到着した。舞台から下を見下ろすところは人の流れがあまりなく、ゆっくり写真を撮るような状況ではないので、しばらく歩いて清水の舞台が見えるところに行って、写真を撮りながらじっくりと見学した。境内全体の景観そして風景は、さすが世界遺産に登録されるだけあって本当に素晴らしい。

ジパング号は８月１日から運行が再開し、ちょうど旅行の日程内に入っていたので、中尊寺参拝を終えた後、新幹線で八戸に行くため平泉から一ノ関までの１区間、乗車した。１，４号車は展望車で指定席車両。自由席は２，３号車で、座席の間隔は狭かった。展望車の写真を撮りたいと思い４号車に行ったが、指定席券を持っているか確かめるように？車掌がこちらを見ているように感じたので、車内には入らず、ドアの外から写真を１枚撮った。別に指定席に座るつもりはなく、車内の写真を撮るのもダメなんですかねえ。この列車に乗るために旅行計画も少し組み替えたのに、テンション下がるなあ。

金色堂から旧覆堂に向かうと、旧覆堂の手前に芭蕉像と句碑がある。旧覆堂の創建は鎌倉時代または室町時代とされているので、芭蕉翁が金色堂を参拝したときに見たのは、この旧覆堂であろう。芭蕉翁が金色堂を見てつくった句が「五月雨の　降りのこしてや　光堂」とされる。「あたりの建物が朽ちていく中、光堂だけが昔のまま輝いている。五月雨も光堂だけは降り残しているようだ」と、光堂の輝きとそれを守ってきた覆堂の役割を見事に表現した句と言えるだろう。

　宮沢賢治記念館は車で行かない限り、交通アクセスは不便なので新花巻駅からタクシーで行った。チケットは２館共通券にした。入館すると地元ボランティアのような方が説明をされていたので、感心しながら聞かせてもらった。
　展示で興味を惹かれたのは「銀河鉄道の夜」に関する資料をまとめた一室。未定稿の原稿がたくさん並べられており、「銀河鉄道の夜」の成り立ちについてテレビシアターのような形で上映されており、一通り全部見た。「銀河鉄道の夜」は、科学、宇宙、宗教、芸術など様々な分野に造詣が深い宮沢賢治の世界の結晶であることを再認識した。
　宮沢賢治の所蔵品も展示されており、浮世絵やレコードに関しては花巻でも有数のコレクターだったそうだ。レコードは「田園」や「未完成」などが展示されており、「田園」はプフィッツナー指揮、「未完成」はクレンペラー指揮で、オーケストラはともにベルリン州立オペラ。今、目の前にあるレコードは宮沢賢治が聴いたと思うと、感慨深かった。

北上は内陸であるにもかかわらず、なぜか回転寿司激戦区だそうで、これは流通の発達によるものだそうだ。そこで、ホテルの部屋で缶酎ハイを１本飲んで気合いを入れて、大いに期待をして「すしグルメ」店内に入った。意外にも空席が多く、寿司はあまり回転していなかった。そのため個別に注文することにした。連れ合いは根っからの寿司好きなので、甘エビなどの生ものを中心に、自分はサラダ系が好きなのでサラダ系やマヨサーモンなどを頼んだ。やや近くにいた年配のおじさんが日本酒を飲んでいるようなので、自分も頼むと「爛漫」がワンカップで出てきた。味はやっぱりワンカップだった。最後の方に頼んだフライドポテトとウィンナーはボリュームたっぷりだった。なお寿司職人のお兄さんはとても丁寧で、注文した寿司はおいしかった。

このホテルを選んだのは、花巻から平泉のエリアで大浴場があって朝食の評判が良いホテルを探してヒットしたから。そしてＪＲ北上駅から結構距離があるので、無料送迎してもらうこともできた。そのかわりというか、ホテル周辺に観光地らしきものはない。ロビーにはフリードリンクのコーヒーが設置してあり、季節柄アイスコーヒーにできるように、常時氷をセットしてあり、その心配りが素晴らしい。部屋は落ち着いたツインルームで、エアコンも部屋で調節できた。大浴場は男女入替制だが、露天風呂とサウナもあり、特にサウナは翌朝も利用できたのが有り難かった。朝食のメニューはそれほど多くはないが、ワッフルやケーキそしてアイスもあり、とても楽しめた。

今回の東北旅行で最も行きたかった所の一つ。夕方に盛岡に到着したが、盛岡市内の土地勘が全くないので、ホテルに着くのが精一杯で、再度スマホの地図を頼りに平興商店を探す根性はなかった。翌朝の散歩で、ホテルで自転車を貸して頂いたので、盛岡公園から上の橋を目指して進むと「菊の司」の看板が見えた。「もしや・・・」と思い、川の向こう岸つまり「菊の司」の向かいに行くと、「あった！！　コップ酒もっきりの平興商店だ」ただし営業時間は９：３０からと書かれているので、まだ３時間ぐらい後だ。ここは下見ということで、朝食後に本格的に街巡りをして、上の橋の擬宝珠もいっぱい写真を撮り、結構まわった後に平興商店前に行った。ところが時刻は９：２３、まだ開店前だったが、旅の途中で７分のロスタイムはきついので、菊の司コップ酒は幻となった。是非リピートしたいなあ。

ＪＲ盛岡駅周辺はビル群だということを知らず、土地勘もないため、ホテルまでの道のりがわからず、スマホの地図を見ながらようやくたどり着いた。部屋は禁煙ツインルームで、夕食バイキングの付いたプランにした。夕食はそれほど種類が多いわけではなかったが内容は良く、アイスもあって連れ合いは喜んでいた。朝食は郷土食メニューとして、盛岡冷麺やひっつみなどがあり、おいしく味わった。そして翌日、有り難かったのは自転車を借りられたこと。盛岡公園、紺屋町方面、啄木新婚の家、光原社など盛岡市内の見どころを効果的かつ自在に見て回ることができて、本当に有り難かった。早朝からの自転車貸し出し対応も含めて、フロントの女性スタッフの方がとても親切で丁寧だった。感謝してます。

青森から札幌に向かうにあたり、函館までスーパー白鳥に乗った。早朝の豪雨と落雷のため、青森駅到着が遅れ、予定より数分遅れて出発した。自分達の乗った4号車指定席はほぼ満席だった。自由席に座れなかったと思われる方々で、デッキにいる人もいた。車内表示で、トンネル名や、次は青函トンネルなど表示され、ちょっとした企業努力を感じた。来春から函館～青森間は新幹線が開通するため、スーパー白鳥は存続が検討されているようなので、スーパー白鳥に乗るなら、今がチャンスかも。それにしてもグリーンの車体はカッコイイし、乗り心地もなかなかいいね。

夕食場所を事前にネットでリサーチしておいたが、実際近くまで行くとちょっとディープな感じがして、連れ合いが二の足を踏んだので断念。結局、安心して入れる「おさない」に入った。中は奥に細長いつくりになっていた。ホテルで既に缶酎ハイを飲んでしまったので、注文は日本酒の桃川、アテはホタテのヒモ刺身、津軽漬け、りんご餃子、連れ合いはホタテ定食を頼んだ。桃川は安かったが冷たくておいしく、さすがは地元。ホタテのヒモはアッサリしているが、醤油をつければ結構イケた。りんご餃子は普通。津軽漬けは味が濃くておいしかった。ホタテ定食はホタテが少ないと言っていた。

今まで青森は通過することはあったが、町中を歩くのは初めてだった。旅行計画を練る中で大きなショッピング街は、アスパム、ワラッセショップ、エーファクトリーそしてアウガと、アスパム以外自分にとってあまり聞いたことのない名前がたくさんあり、何が何やらわからなかった。青森駅を出てホテルに向かって数分歩いた所にアウガがあった。デパートのようだが、地下は市場のようだった。海産物を扱っている店舗のほか、のっけ丼や海鮮丼をやっているところ、そして酒屋さんなど、いろいろ見て回って買い物をするのが楽しかった。酒屋さんには地酒ワンカップもたくさんあり、ここでも買ってしまった。