sio爺さんのクチコミ(26ページ)全844件

グラバー園を見学した後、少し歩くと長崎伝統芸能館に出る。
長崎のお祭り「長崎くんち」に奉納される龍踊りの白龍、青龍、各町の奉納踊りを先導する「傘鉾(かさぼこ)」と呼ばれる豪華な飾りなどが展示されている。
「長崎くんち」は３７０年以上の歴史と伝統を持つ、秋の大祭。旧暦９月９日に行っていたことから、９日すなわち「くんち」と呼ばれるようになったらしい。

貿易商であり、グラバー商会を設立したトーマス・グラバーが住んでいた日本最古の木造洋風建築で、昭和２６年に国の重要文化財に指定されている。
スコットランド出身のグラバーは１８５９年、２１歳の時に長崎開港と同時に来日し、グラバー商会を設立した。幕末の激動の中、志士たちを陰で支え、伊藤博文らの英国留学を手伝うなど、多大な援助を惜しまなかった。
トーマス・グラバーの息子、倉場富三郎とその妻ワカが、１９３９年（昭和１４年）に三菱重工業株式会社長崎造船所（当時）に売却するまで、この家を自宅として利用していた。
グラバーの妻ツルが使っていた婦人部屋の廊下の天井に、窓のない隠し部屋がある。グラバーは、長州藩の５人「長州ファイブ」と、薩摩藩の１９人「薩摩スチューデント」など、密航留学生の海外渡航（国禁）に協力して派遣を助け、出入りしていた志士たちの密談にこの部屋は使用されたようだ。結果的には、これが日本の近代化に大きく貢献したのではないだろうか。

夏目漱石の「坊ちゃん」を読んでから４０年以上経過して、ようやく来ることができた。道後温泉は今や超観光地化しているが、電車を降りて道後温泉までの道すがら、両サイドにお土産屋さんが並ぶ道を歩いていると観光気分が高まってきた。訪問時は真夏の夕方でかなり混雑していた。道後温泉は建物としては、とても風情があった。

「ワイドビューしなの」で信州の初冬の雪景色を眺めて名古屋を経由してドーミー三河安城に到着。新幹線の三河安城駅から出てすぐの立地は最高です。ホテル到着後に駅のキオスクへ行ってお土産を買って、ホテルで宅急便の手配をする時も近くなので便利でした。ツインルームは静かで落ち着いており、天然温泉にも入ってゆったりと休めました。惜しむらくは、近くに食事をする居酒屋があまりなかったので、結構歩いたことです。また朝食は確かに、朝食をウリにしている他のホテルより品数は少ないですが、ご当地のきしめんやワッフルを中心に結構楽しめました。宿泊費がリーズナブルで温泉にも入れるので、文句は全くありません。コスパはバッチリ。

熊本駅からは少し距離があるが、市内交通の要衝であるバスターミナルからは近く、アクセスは良い。各地のドーミーインに宿泊してお気に入りだが、ここも１３階の天然温泉「六花の湯」や朝食をはじめとして、とても良い。２連泊したが、朝食内容では違う料理もあった。部屋は広くはないが旅行の宿泊としては十分。

初の熊本城訪問だったので、経路などはよくわからなかったが、人の流れに沿って行ったらたどり着いたのが頬当御門。この門の奥に大天守閣が見え、大天守閣を顔に見立てると、この門は頬のあたりになることから、顔の前に当てる甲冑の部品の名前から名付けられたのではないかといわれている。現在、城内への入口として使われている門は４ヵ所あり、その中でもメインとなっている門が頬当御門。２本の門柱の上に貫を渡した“冠木門（かぶきもん）”という形式で、昭和３５年（1960年）に旧図に基づいて再建された。頬当御門から宇土櫓や天守閣に向かう経路は石垣に囲まれて真っ直ぐには進めず、戦乱の時代は敵の侵入を妨ぐためであったことがよくわかる。

熊本に行くことになり、熊本といえばまずは熊本城だが「熊本城天守閣は再建だしなあ」と熊本城訪問に最初はあまり乗り気ではなかった。ところが初の九州旅行として熊本に到着し、ホテルに荷物を置いて熊本城を目指して加藤清正公像が見えた頃からちょっとワクワク感が出てきた。頬当御門から入り、天守閣を目指して石垣に囲まれた通路を進むうちに城全体の規模の大きさを実感し、宇土櫓の中に入って創建当時の様子に触れ、宇土櫓から大天守・小天守を見た時にその迫力で圧倒された。これはすごいぞと実感した。天守閣の入り口は大天守と小天守の間に位置し、武士の装束を身につけた方が気軽に写真撮影に応じてくれた。天守閣内部は熊本博物館分館となっており、1階は加藤家時代、2階は細川家時代、3階は西南戦争関連の資料を展示しており、最上階からは周囲の景観が一望できる。そして平成２０年に復元された本丸御殿は、昭君の間を頂点としてふすま絵も素晴らしく、それぞれの間が格式によって異なる様式であることがわかった。二様の石垣もその壮大さに圧倒される。さすがは天下の名城である。

観光地浅草、とりわけ二天門を出て、歩いてすぐという立地条件はとても良かった。夜にチェックインしたので気づかなかったが、朝ホテルを出ると目の前にスカイツリーが建物の間からドーンと見えた。今回の宿泊は朝食付のシングルで、部屋はやや狭いが、一人の宿泊なら十分で、室内はとても綺麗で、落ち着いてゆっくり休むことができた。朝食は７時からで、それほど品数が多いわけではないが、手作り感のある料理もあり、おいしく頂いた。そしてフロントスタッフの方も丁寧で、先着順で、相田みつを美術館の招待券を頂き、これがまた良かった。

外観も中も結構年期が入っているが、おもてなしの心が溢れていた。部屋に入ると、六畳間の外側に、テレビや冷蔵庫そしてエアコンも設置してあった。冷蔵庫はスイッチが入っていてすぐに使えた。電気ポットにはお湯が保温されて、すぐにお茶を飲めるようになっており、冷水ポットが置いてあることにも感心した。
あと忘れてならないのは温泉だ。源泉100％と書いてあった。露天風呂があり４２～４４℃と少々熱めだが、朝風呂では外気温が１５℃なので、お湯から出て少し外気温にあたると又お湯に入りたくなり、この繰り返しで至福のひとときを過ごした。
また朝食は写真の見た目では豪華には見えないが、フリードリンクもあり、実際は食べ応えがあった。
一つ注意しなければならないことは、周囲にはコンビニ等何もないので、必要なモノがあれば準備しておいたほうがいいかも。

この時期に、旭川で食べマルシェが行われていることは、以前から知っていたが今まで行く機会がなかった。今回、孫達が遊びに来ていたので、娘ファミリーと共に行くことになった。食べマルシェ周辺は旭川の中心街で、無料駐車場はもちろんないので、大雪アリーナ奥が臨時駐車場となって会場までシャトルバスが出ている。駐車場に入るときバス停にはとても長い行列ができていたが、車を置いて大雪アリーナ前のバス停に行くと、それほど並んでおらず程なくシャトルバスが到着して乗り込んだ。常磐公園会場には子どもが遊べるところもあるということなので、常磐公園会場前で降りて食べマルシェに初挑戦した。

盛岡駅を出てホテルに向かう際、事前にネットや地図を見て、だいたいこっちの方に行けばいいなと頭の中に思い描いていたつもりだった。しかし一歩駅を出ると、盛岡駅周辺はビル街でありなおかつ交通量が多く、簡単に道路を渡ることもできない。地下道を通り、再度スマホの地図で確認しながら「こっちの方かな」と思いながら恐る恐る進んでいった。だから開運橋は工事中でもあり、ホテルに行くまでは開運橋を意識する余裕はなかった。一方、翌日は午前中に盛岡市内見学を終え、「ホテルから駅まではこの道を行けばよい」とわかったので、余裕を持って開運橋を見ることができた。悠然と流れる北上川を見ていると、「北上川、南部より流るる大河なり」という「奥の細道」の一節(もちろん平泉の段)を思い出した。

旅行ガイドブックで旧盛岡銀行旧本店本館のレトロ感たっぷりの写真を見ると、ぜひ見たかったが、「旧盛岡銀行旧本店本館は、改装工事のため外壁が見えない期間がある」と書いてあったので、全く期待していなかった。早朝散歩で盛岡城跡公園を散策した後、中ノ橋を渡ると左前方に何やらレンガ造りの建物が見え、「エッ、まさか」と思ったら旧盛岡銀行旧本店本館だった。清掃か作業をしている方が２名ほどいたが、写真撮影にも全く問題なく全景を見ることができた。

弘前公園散策を終え、旧弘前市立図書館やミニチュア建造物群を見学してから、山車展示館に入った。弘前ねぷたを展示していると思って何の予備知識もなく入ったが、直前に弘前市立観光館で見た弘前ねぷたとは雰囲気が全く違った。中国の故事に題材を求めたようなリアルな山車がいっぱいあり、凄い迫力だった。

名古屋城から徳川園に至る「文化のみち」エリアにあり、豊田佐助は、兄であるトヨタの創業者豊田佐吉を支えた実業家だ。佐助邸は、大正１２年に建てられた白いタイル張りの洋館と広い間取りの和館で構成されている。当日は、「文化のみち　二葉館」「三菱ＵＦＪ東京銀行貨幣博物館」の見学終了後に訪問した。徒歩圏内にこれらの建造物があるのは、さすが「文化のみち」だ。

前年にも名古屋に来たが、時間が無くて大須観音に行けなかったので、この時はそれなりに下調べをしていった。当日はメーグルに乗って名古屋市内を巡り、暑い日だったので大須商店街でアイスを食べようと思ったが、どこも行列だった。日常生活では、何かを食べるために並ぶという習慣がないが、妻とともに並んだ。そしていよいよ大須観音に到着。線香をお供えして、お願い事をすると念願成就でした。感謝してます。商店街の混雑ほど混んでいなかったので、落ち着いて参拝できた。

メーグルを降りてから迷いながら結構歩き、たどり着いた時にはホッとした。現存する我が国最古の控訴院建築として国の重要文化財に指定されている。
江戸末期まで日本は木造建築が中心だが、明治・大正期に欧米文化の導入でネオ・バロック様式など洋風建築物が造られ、名古屋市市政資料館の内部は一部復原もあるが、今日まで大切に保存されていることは、誇りにしていいと思う。
以前から一度来てみたかったが、やはり外観からして素晴らしく重厚感に満ちている。外観はもちろん館内にはレトロ調なところがたくさんあるので、映画のロケ地にもかなり使われているようだ。

この日は名古屋市内観光とし、交通手段は「ドニチエコきっぷ」を使って、名古屋市内観光ルートバス「メーグル」で回ることにした。特に良かった所は下記の通り。

文化のみち　二葉亭
名古屋城から徳川園にいたる「文化のみち」は、江戸期に中・下級武士の屋敷が連なり、江戸から明治・大正へと続く名古屋の近代化の歩みを伝える歴史遺産が残されている。日本の女優第１号として名を馳せた川上貞奴邸が二葉御殿といわれ、移築・復元されたのが二葉亭。外観はオシャレな造りで、内部はレトロ調で明治・大正期の雰囲気を醸し出してくれた。ご当地関連の直木賞作家である城山三郎の書斎復元スペースがあった。

三菱東京ＵＦＪ銀行貨幣博物館
日本及び世界各国の貨幣約１万点を体系的に展示している。また「東海道五拾三次」に代表される歌川廣重の版画類を所蔵・展示している。浮世絵は、もともと大量生産の版画であり、江戸期には芸術作品と認識されておらず、現在の古新聞と同じ感覚で、海外へ陶磁器を輸出する際の緩衝材・包み紙として利用されていた。欧米人がそれを目にしてコレクター等が現れ、折しも明治期や戦後に、生活のため財宝処分や資産分売等で版画類も大量に海外流出したという経緯がある。このような背景のもと常時入館無料で日本文化を広く人々に公開しているという企業努力は素晴らしい。

名古屋市市政資料館
現存する我が国最古の控訴院建築として国の重要文化財に指定されている。
ネオ・バロック様式の建築物で、内部は一部復原もあるが、今日まで大切に保存されていることは、誇りにしていいと思う。以前から一度来てみたかったが、やはり外観からして素晴らしく重厚感に満ちている。館内はレトロ調なところがたくさんあり見応え十分。

激安プランだったにもかかわらず、通常のツインが用意できなかったということでデラックスツインに宿泊させていただいた。さすがに部屋のスペースもゆったりしており、バスルームもとても広かった。朝食には味噌カツや手羽先もありご当地グルメを楽しむことができた。ちょっとしたハプニングもあったが、本当にお世話になりました。

家族旅行でのホテル選びのポイントは食事だ。極端な場合はホテルで旅行地を選ぶこともある。朝食には梅風味のきしめんがあり、食べ過ぎ飲み過ぎの翌朝にはぴったりだった。品数は６０種類ということだが、想像していたほど多くはない印象だが十分で、食事そのものは十分満足した。寝るだけではもったいないほど

夕方にはウェルカムドリンクがあり、夕食前のウオーミングアップにはバッチリ。朝食は開始後に少したってから行くととても混雑していたが、食事内容は手作り感があり、種類もそれなりにあっておいしかった。総合コスパは良いホテル。