RAINDANCEさんのクチコミ(86ページ)全1,748件

10世紀に砦があった場所が13世紀初頭に拡張されました。1226年に建てられたレコード・タワーは当時の姿を残しているそうです。ダブリンという街の名は、この城の庭にあった「黒い水たまり」＝バイキングの言葉でDubh linnに由来すると言われています。

テンプル・バーはリフィ川南岸の地区の名前です。かつてテンプル一族が所有していたバー（土砂が堆積した河口や砂州）ということでこの名がついたそうです。ここは中世を通じダブリンの経済的中心だったが、19世紀以降スラム化をたどった．．．そして1991年から再開発が行われ、現在のレストランやアート等が集まるカルチャーエリアになったとのこと。ここは、Ｕ２やボブ・ゲルドフ（バンド・エイドの"Do they know it's Christmas？"を作曲）等を輩出した音楽の街でもあります。

1191年に創設された、アイルランド島最大の教会です。こんな近くに大聖堂が２つ？と思ったのは私だけではないはず。（クライスト・チャーチ大聖堂と、この大聖堂）やはり、どちらがどういう位置付けかで結構もめていた歴史があるようです。それはさておき、美しいステンドグラスでした。

「ケルズの書」を収めるオールド・ライブラリーです。国宝「ケルズの書」、これは約1200年前にスコットランドとアイルランドのケルト系修道院の連携で完成された「福音書」の写本で、「装飾写本芸術」の最高峰とたたえられているそうです。確かにその繊細さ、鮮やかさ、巧みさ、端正さは大昔のものとは思えない素晴らしいものでした。

スタウトタイプビールの代表格である「ギネス」誕生の地です。工場見学といっても、本物の製造工程を見るわけではありません。製造工程をイメージした展示物・映像や、歴史を示す資料を見ることを通じたギネス社のイントロダクションといった感じです。
入場チケットに付いている券で、上階の展望ルームでの１パイントが楽しめます。

ハイクロスと呼ばれる大きな十字架のレリーフには、聖書の物語が描かれています。十字架に組み合わされた円形は、古来の太陽神、もしくは輪廻の思想を表しているとの事です。５世紀に聖パトリックによって伝えられたキリスト教は、ケルト古来の宗教と融合する形で輪廻転生などを含む大陸とは異なった独特の文化を生み出したそうです。ラウンドタワーと呼ばれる塔は、バイキングなどの外敵が攻めて来た際に、宝物を持ってこの塔に立てこもりやり過ごしたとのこと。

紀元前200年ごろ、アイルランドに移入してきたケルト人が大小の小国を形成し、その連合国家の政治・文化・宗教の中心がここタラの地であったと言われています。
アイルランドにとっては歴史的に重要な場所です。アイルランド系アメリカ人、マーガレットミッチェルが「Gone with the wind」の最後のシーンで主人公スカーレット・オハラに「タラへ」という言葉を言わせたことは良く知られています。

5000年以上前のもので、どのような民族によって造られたかは判っておらず、時代的には新石器時代以前のものとされるが、単純な狩猟民族でなく信仰深く天文学の知識もあったと考えられているそうです。墓に続く通路は、冬至に太陽光が真っ直ぐ墓室に届くように設計されているとのこと。中では、照明を使って冬至の陽光を再現して見せてくれます。

町の中心あたりにある普通の小さな広場です。町の人々がぱらぱらと居てくつろいでました。周囲にオレンジの木があって、突然実がボトッと落ちてきてビックリしたくらいで、正直特筆する様なことはなかった印象です。広場からはサルバドール教会が見えます。

現地呼び（Alcazar puerta de Sevilla）ではアルカサルという言葉がつく様に、「門」というよりは「城砦（＆門）」と言った方が良いです。最初に造られたのはいつかわかりませんが、14～15世紀に重要な改造がなされ、1973～75年に改修を受けた様です。

元々は14世紀のカスティーリャ国王であるペドロ1世が居住していたと言う城。16世紀以降には荒廃し地震等で廃墟となっていたものが、19世紀に再建されたのち、現在はスペイン国営ホテルであるパラドールとなっています。丘の頂上に建っており、テラスからヒマワリ畑を見渡すことが出来ます。

セビーリャは、13世紀ににレコンキスタでキリスト教徒の手に取り戻された後、新大陸との交易の中心として繁栄しました。この大聖堂は、そのセビーリャの富を示す象徴とも言えます。世界最大といわれる黄金で塗られた祭壇、中央に鎮座するのはキリストではなく聖母マリアです。スペインは4世紀からマリア信仰が盛んで、セビーリャはその中心地だったそうです。偉大な発見者か侵略者かの論議がある、クリストバル・コロン（コロンブス）の墓もあります。ヒラルダの塔の高さは97.5m（てっぺんの風見鶏を入れると110m）、セビーリャの市街が一望できます。

まさにロンダのシンボルです。南側は断崖から見下ろす壮大な風景、北側には渓谷とビエホ橋、そして両側とも崖の上に張り付いているレストランや家々．．．まさに自然の要塞で暮らしてきた先人達の痕跡を受け継ぐ風景です。すぐ傍にはスペイン国営ホテルであるパラドールがあります。

ヌエボ橋が注目を浴びがちなロンダですが、そのヌエボ橋から見おろすタホ渓谷に架かるビエホ橋もなかなかの景観です（画像のとおり）。歩いてそこまでは行きませんでしたが、峡谷と併せて上から眺めるのが良いのではないでしょうか。

市街から北東に5kmほどの位置にあるネルハ洞窟、全長800mほどある大規模な鍾乳洞であり、一巡するのに1時間弱かかります。スペイン北部カンタブリア地方のアルタミラ洞窟と同様に、この洞窟にも旧石器時代の壁画が残っているそうです。わざわざ洞窟を見にネルハへ行く方は殆ど居ないと思いますが、近くに寄った際には欧州の原始人類がこのような洞窟で暮らしていたというのを見てみるのも一興です。

「ヨーロッパのバルコニー」と呼ばれるこのネルハの展望台、バルコニーという名に恥じ無い高さと景観です。春夏の晴れた日に見渡すコスタ・デル・ソルの美しいエメラルドブルーは、理屈抜きで爽快さを味わせてくれること間違いなし。

巧みな外交でイベリア半島にイスラム最後の王朝として居座ったナスル朝により形作られたアルハンブラ宮殿、見た目の美しさはもちろんのこと、イベリア半島の歴史を垣間見ながら巡ると、さらに感慨深いものがあります。

ルーゴの街は、ローマ帝国がこのガリシア地方に勢力を拡大した1世紀初頭に建設され、その後3世紀頃になってこの市壁が建設されたそうです。この優れた城壁は、8世紀のイスラム人の侵入の際に、存分に威力を発揮したらしい。大きさではアビラに劣りますが、保存状態（修復感の少なさ）はこちらの方が上かも。

カテドラルの裏のキンタナ広場。ここは、聖なる門（Puerta Santa）に面しています。その門が開くのは7年に一度、7月25日の聖ヤコブの大祭が日曜と重なる年のみ。その年は、前年の大晦日に門が開かれて祭が始まり、多くの祝典が続くそうです。

オブラドイロ広場にそびえるこの大聖堂は、色合いからしてスペインの他の大聖堂とは異なります。長年風雨にさらされ苔を生すその姿は、荘厳そのもので悠久の歴史を感じさせてくれます。内部では聖ヤコブとの面会と、ボタフメイロの儀式を是非。