2011/05/17 - 2011/05/17
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【かつての東ドイツ:ルター諸都市・Berlinベルリン・Dresdenドレスデンなどを巡る旅】
期間 : 2011年05月13日(金)~05月27日(金)15日間の旅
目的地:旧東ドイツの地域である、ザクセン・アンハルト州、ブランデンブルク州、ベルリン州(特別市)、ザクセン自由州、テューリンゲン自由州の各州を順次、巡る旅である。
とりわけ、今まで訪れる事のなかったザクセン・アンハルトの古城群、ザクセンの古城群を見て回り、しかも、エルベ川沿いのザクセンワイン街道、二つの川ザーレ・ウンシュトルートの川沿いの急斜面に広がる、ドイツ13番目、最北のワイン産地である、ザーレ・ウンシュトルート・ワイン街道を楽しむ予定である。
写真はグルメレストラン"フリードリヒ・ヴィルヘルム"の暖炉前のアレンジ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
<ブランデンブルク州の州都Potsdamポツダムのこと>
ブランデンブルク州は1990年のドイツ再統一時にできた新連邦州(人口256万人)の1つであり、州都はPotsdamポツダムにおかれた。
かつてのMark Brandenburg選帝侯ブランデンブルク辺境伯の支配領 にあたる。
ドイツ北東部に位置する内陸州であり、首都ベルリンはこの州の真中にあるが、行政上は別個の州になっている。1995年、ブランデンブルク州政府とベルリン市政府は、合併して「ベルリン=ブランデンブルク州」となることに合意したが、1996年の住民投票により否決されたことがあると云う。
州内を流れる主な川はシュプレー川とハーフェル川がある。州の南西部はシュプレーヴァルトと呼ばれる湿地帯である。3,000もの湖と3万kmの川や水路が回らされている。
1660年、ブランデンブルク選帝侯フリードリヒ・ヴィルヘルムの狩猟館の地にポツダムが選ばれたのをきっかけにして、ホーエンツォレルン家の宮殿が置かれ、プロイセン公国の拠点の一つとして、その後、ポツダムは大きく発展した。
エルベ川の支流・Havelハーフェル川の川中島に出来た町ポツダムは過去300年間で軍隊の町から、ヨーロッパ屈指の華麗な宮廷都市となった。人口15万人。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:Alte Foerstereiアルテ・フォレステライ・・・“営林署官舎もしくは山番小屋”と言う意味 -
古城ホテル バイエルンハウスの入口に建っているのはAlte Foerstereiアルテ・フォレステライと称するレストランだが、“営林署官舎もしくは山番小屋”と言う意味のフォレステライは狩猟小屋のような雰囲気を持たせて、外には鹿の銅像が立ち、建物の外壁には鹿の角が飾られていた。
1842年に建てられ、居心地の良い、ひなびた様子の室内、チロル風厨房がある。
"古きフォレステライ"の店はバイエルンハウス付属の郷土料理の店である。
最初の夕食はここでとった。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:"古きフォレステライ"の店でメルセデスA180タイプのレンタカー(メルセデス A-180 CDI・1800cc 灰色 5T オートマチック・エアコン・ナビ・電話付き。ディーゼル車)と。 -
5月17日(火);午前中小雨、のち曇り、夕方に晴間、18℃、104km
起床6:30、朝食7:45~8:15、バイエルンハウス内のプール、グルメレストラン"フリードリヒ・ヴィルヘルム"を見て回る。
Potsdamポツダム・9:00ホテル出発 ->B2・B273・A10・B2・B5 66km Berlinベルリン・10:30博物館島近くのDorotheenstrasseパークハウス着;市内観光~15:30
->ポツダム通り・B1 38km 17:20 Hotel Bayrisches Hausバイエルンハウス着。
夕食;Restaurant Friedrich Wilhelmグルメレストラン"フリードリヒ・ヴィルヘルム"で18:30~21:15。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:道路標識が直進を示す。 -
*今日は起床から朝食までを早め、早めにやった。昨日見てなかったプールの施設や、今夕のグルメレストランをのぞいて写真を撮った。
誰もいないレストランでしたが、どのあたりに座ろうかなどとイメージしてみた。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:守衛門への道 -
<Relais und Chateaux Hotel
Bayrisches Haus古城ホテル バイエルンハウス>
ポツダムの森の中、バイエルン王家の出身・プロイセン王妃エリザベートの愛したバイエルンハウス(5星ホテル)がある。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:駐車場側から左がグルメレストラン棟、右にレセプション、朝食の間、プ-ル、管理事務所などROMANTIK Hotel Bayrisches Haus Potsdam ホテル
-
"古きフォレステライ"から森の道を凡そ800m走ると、森の中に古城ホテルがある。
夜は閉めてしまうのか、鉄扉付きの守衛門があり、その横に門番の家がある。
そこから直ぐに専用駐車場(無料)があり、高級車の部類が駐車している。私のA180が小さく見える。
駐車場の前にHotel Bayrisches Haus古城ホテル バイエルンハウスの本棟とレストラン棟があり、左手にGartenhausガルテンハウスや Waldhausバルトハウス・森の小屋と称する別館が立っている。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:Gartenhausガルテンハウスや Waldhausバルトハウス・森の小屋と称する別館 -
③④⑤3泊:Relais und Chateaux Hotel ルレ・シャトーホテル(加盟)
【Bayrisches Haus古城ホテル バイエルンハウス】
D-14471 Potsdam 、Im Wildpark 1 / Elisenweg 2
Tel:+49 (0)331 ? 5505 ? 0 ? Fax: +49 (0)331 ? 5505 ? 560
5星・全41室。Comfortzimmer im Garten- oder Waldhaus
私共の部屋は本棟の左奥にある別棟のWaldhausバルトハウス252室(1階)でした。
Euro80X3=240 朝食代は別・Euro25X3X2=150 合計Euro390 (46,265円)
このホテルは5星で、朝食代は一人Euro25もしていました。
予約したBooking comのホテルへのコメントを読むと、朝食代が高い、高いとのコメントが多かった。
http://www.bayrisches-haus.de/
グルメレストランRestaurant Friedrich Wilhelmはミシュラン1星 ・
Gault Millau 16点 、全独ランク138位。
Berlinベルリンから三十数kmの近郊、世界遺産の町・Potsdamポツダムの森の中に、珍しい歴史的なホテルがある。
歴史的な王侯の館(バイエルン地方に見られる独特の民族的な建物)であったので、古城ホテルの範疇に入れたが、普段、私共が思い浮かべる古城ホテルのような、城郭の名残は全くない。
今まで滞在してきた古城風のスタイルとは勿論違っている。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:本棟とレストラン棟 -
ポツダムの西部に位置するホテルは、Sanssouci Parkサンスーシ公園にあるNeues Palaisノイエスパレス新宮殿から車で10分の距離にある。
Relais und Chateaux Hotel Bayrisches Hausルレ・シャトーホテル(加盟)・バイエルンハウスのエレガントで広々とした客室には上品な布地が用いられ、木製家具とイタリア産大理石のバスルームが備わっている。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:モダンなホテル本棟 -
ホテルは本棟のWildparkresidenz(ビルトパークレジデンツ・動物園のレジデンツ)、Gartenhaus(ガルテンハウス・庭園小屋)、Jagthaus(ヤーグトハウス・狩猟小屋)、そして私共部屋があるWaldhaus(バルトハウス・森の小屋)とあり、呼び名も森の中のホテルらしい名前が付いている。多分、私共のバルトハウスの部屋が一番安い。
グルメレストラン Friedrich Wilhelm"フリードリヒ・ヴィルヘルム"(ミシュラン1星、火曜から土曜まで営業なので、私共の日程では17日(火)のみがチャンス。)で、夕食を予約している。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:本棟・美しい朝食の間 -
公園の端、ホテルへの入口に立っているレストランは郷土料理のAlte Foersterei"古きフォレステライ"である。
館内のL’Oasis Beauty & Spa(ビューティー&スパ)では、スイミングプール、サウナ、スチームバスを併設しており、美容トリートメントとマッサージもできる。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:本棟・3泊したホテルの楽しみになった朝食の間 -
写真は古城ホテル バイエルンハウス:本棟・朝食の間で
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写真は古城ホテル バイエルンハウス:専用駐車場(無料)には高級車の部類が駐車している。私のA180が小さく見える。
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写真は古城ホテル バイエルンハウス:専用駐車場(無料)には高級車の部類が駐車している。私のメルセデスA180が小さく見える。
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写真は古城ホテル バイエルンハウス:バイエルン王家の出身・プロイセン王妃エリザベートが愛したバイエルンハウスの建物(現在は2階にグルメレストランがある)
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写真は古城ホテル バイエルンハウス:バイエルンハウスの本棟とレストラン棟を結ぶフロアー、2階に上がるとグルメレストランがある。
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写真は古城ホテル バイエルンハウス:バイエルンハウスの本棟とレストラン棟を結ぶフロアー、2階に上がるとグルメレストランがある。
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写真は古城ホテル バイエルンハウス:バイエルンハウスの本棟とレストラン棟を結ぶフロアー、2階に上がるとグルメレストラン(席数36)がある。朝食後、ベルリン市内に出る前に誰もいないレストランを見た。
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写真は古城ホテル バイエルンハウス:バイエルンハウスの本棟とレストラン棟を結ぶフロアー、2階に上がるとグルメレストラン(席数36)がある。朝食後、ベルリン市内に出る前に誰もいないレストランを見た。
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<夕食;Hotel Bayrisches Haus ・Restaurant Friedrich Wilhelm>
18:30~21:15 Euro232(27,515円)
ホテル自慢のグルメレストラン"フリードリヒ・ヴィルヘルム"はミシュラン1星・Gault Millau 16点、全独ランク138位(シェフ;Alexander Dressel)。
席数36、従業員20は凡そ50%と手厚い比率になる。
揃えているワイン数530本。
さて、少し早目だが、予約時間の18時半にレストランに行くと、案内された場所はパンフレットでも一番絵になる暖炉の前の上席でした。
多分一番の上席になる、折角の予約席でしたが、そのレストラン側の配慮に感謝しつつ、入口に近いのが、せわしいかと思い、左手奥の好みである窓辺の席にした。窓際にはテラスの花が見えていた。
写真はグルメレストラン"フリードリヒ・ヴィルヘルム"の暖炉前のアレンジ・・・この日の夕食を予約済みであった所為か、レストランで一番の席、この暖炉前を給仕長に勧められたのだ。 -
イチオシ
ペアーが3組、ビジネスマンの一人組が2人とまずまずの入りである。
本日のメニューはIとⅡがあり、Euro70(3品)~110(6品)とある。
料理のお好みと量を勘案し、私がメニューIの4品(Euro80)、家内は3品(Euro70)を選びました。
飲み物はドライシェリー(Euro4x2=8)と、やはり地元のザクセンのワイン2005年リースリング・Schwarz*0.75L(Euro56)を頼んだ。それに炭酸ガスなしの水一本(Euro8)を頼み、合計Euro72になった。
グルメレストランでは飲み代をざっくりと一人分の金額になるようにしている。
結果を見ると、つまり食事総額(Euro232)のほぼ三分の一になる。
写真はテラスの花が見える席に。 -
オーダーをして、ドライシェリーを飲んでいる内に、19時に最初の品が来ました。
このレストランは珍しい事にメニュー上部にフランス語と思われるAmuse Bouche(=Amuse-Gueule)の言葉がある。
フレンチのグルメレストラン特有の気取りなのであろう。
私はドイツのレストランで良く使われるドイツ語のGruss aus der Kuecheグリュース・アウス・デア・キュッヘ(直訳すれば、台所からの挨拶)から、“シェフのご挨拶”の言葉を使っている。
お客からの注文が一斉に入ると、厨房は多忙を極める。この為、待っているお客の気持ちを和らげ、徐々に食欲を増していくように、こうした配慮をする。
"フリードリヒ・ヴィルヘルム"では“シェフのご挨拶”が1回だったが、所によっては“シェフのご挨拶”の乱用かと思うほど、幾つか出てくる事がある。
これではメインの食事を楽しまないうちにお腹がいっぱいになってしまう。
写真はテーブルには歓迎の作法通り、蝋燭に火がともり、花々が置かれていた。 -
写真はグルメレストラン"フリードリヒ・ヴィルヘルム"のメニュー表紙
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写真はグルメレストラン"フリードリヒ・ヴィルヘルム"のメニュー
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写真は飲み物:ドライシェリー(Euro4x2=8)と、それに炭酸ガスなしの水一本(Euro8)を頼んだ。
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写真はこの3泊は良いホテルを見つけて、ベルリン・ポツダム観光を楽しんだと、ドライシェリーで乾杯!
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シェフのご挨拶;
今夕のご挨拶は卵型の生クリーム(Sahneザーネ)がかかり、マカロン、カボチャのムース、肉ボール、ハム、オリーブソースでした。
見た目も美しく、上品で美味しかったので、前菜以下が楽しみになった。
写真はシェフのご挨拶 -
イチオシ
前菜;
15分後に前菜が出てきた。
ホタテ(coquille st.jaques)のソテーにバーベナゼリーペーパー載せ。
給仕さんがそれに、冷たくした白アスパラのヴィシソワーズ(Vichyssoiseポタージュ)を注ぎました。これは絶品。
写真は前菜 -
イチオシ
魚料理;
これは私だけですが、牛蒡のから揚げ、月桂樹の葉(ローリエ)入りミルクでポシェした(茹でた)鱸(すずき)、メキャベツとミニレタスのソースと独特の感じを示した料理でした。
写真は魚料理 -
イチオシ
肉料理;
私はイベリコ豚にキノコとオリーブのソース。
写真は肉料理 -
肉料理;
家内はMarianne Resch風、鳩の胸肉、エンドウ豆とアミガサダケ添え、ブラウンソース。
写真は肉料理 -
写真は地元のザクセンのワイン2005年リースリング・Schwarzシュバルツ*0.75L(Euro56)を頼んだ。
*注文したワインは
Martin Schwarz Riesling & Traminer 2005
Weingut Martin Schwarz・ Sachsen
D-01445 Radebeul | Sachsen 、Weinbergstrasse 34
ザクセンワインのリースリング。マイセンとドレスデンの中間、エルベ川の北側にブドウ畑を1.3 ha持つ。年間6000 ~7000本のワインを産出している醸造家。 -
デザート;
家内はイチゴとレモンバームのデザートにした。
写真はデザート -
デザート;
私は久しぶりにルバーブ(Rhabarberラバーバー)、ラズベリー、白チョコレートのデザートを選んだ。
写真はデザート
ほぼ15~20分間隔で料理が出てきたが、見事なマネージと思う。
ここも徹底して、白のお皿を使用していたが、もうこれが常識になったのだろう。
最終日にしか、ここで食べる日がなかったが、最終日に相応しく、料理もワインも美味しく、十分に満足した夕食になった。
ここではメニューリストを一部頂いてきた。
ほんとは自分たちが食べた品を自分たち用に洒落た形で纏めたものを頂けたら良かったと思った。今回の旅で宿泊したドレスデンのエックブルク城や、グナンドシュタイン城のレストランで配慮して頂けたように・・・。 -
写真は古城ホテル バイエルンハウス:
-
【プロイセン王の一目ぼれ (Die Liebe auf den ersten Blick)】
1823年11月29日、フリードリヒ・ヴィルヘルム4世はバイエルン王マクシミリアン1世の娘Elisabeth Ludovika von Bayernエリザベート・ルドヴィカと結婚している。
1840年、父王の死後、プロイセン王に即位した。2人の間に子供はできなかったので、フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の死後は弟ヴィルヘルム1世がプロイセン王位を継承し、のちドイツ皇帝となった。
さて、プロイセン王Friedrich Wilhelm IVフリードリヒ・ヴィルヘルム4世とバイエルン王家のElisabethエリザベートは会った瞬間に恋に落ちたと云う。
つまり、一目惚れでした。
王妃エリザベートは王に従い、ベルリンの王宮にやってきたものの、エリザベートは故郷であるバイエルンを忘れ難く、ホームシックになったと云う。
そこで王妃はしばしばバイエルンに旅し、その憂いを忘れた。また、時には故郷を思い出すような場所に良く赴いた。そこはポツダムにあった野生動物園である。
そうした事もあって、王はついに宮廷建築家ルートヴィヒ・フェルディナント・ヘッセに命じて、王妃の為に、バイエルン風の丸太小屋(バイエルンハウス)を建てさせた。
バイエルンハウス近くの丘に立つと、野生動物園の森を越えて、フリードリヒ大王の離宮サンスーシ宮殿までも見る事が出来る素晴らしい眺めを満喫できた。
また、近くの飼育場には王妃を慰めるためにバイエルンから連れてこられたアルプスカモシカたちが飼われていた。
晩年には、王と王妃は連れだって毎日のようにバイエルンハウスを訪れたと云う。
バイエルンハウスの外構えは質素な、地味な印象だが、王の住居としての上品な、香気を感じさせるものになっている。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:プロイセン王Friedrich Wilhelm IVフリードリヒ・ヴィルヘルム4世(1795年~1861年)とElisabeth Ludovika von Bayernエリザベート・ルドヴィカ(1801~1873年) -
美貌の誉れも高いオーストリア皇妃Elisabethエリザベート(Sisiシシー)の母Ludovikaルドヴィカの伯母は、プロイセン王妃・Elisabeth Ludovika von Bayernエリザベート・ルドヴィカ・フォン・バイエルンであり、その王妃の名エリザベートを皇妃エリザベート(Sisiシシー)に与えられたと、この旧東独の旅で知った。
(プロイセン王妃エリザベート・ルドヴィカはバイエルン王妃カロリーネ・フォン・バーデンの娘で双子の姉にあたり、妹Amalie Auguste von Bayerアマーリエ・アウグステ・フォン・バイエルンもザクセン王Johannヨハンの王妃になった)
写真は古城ホテル バイエルンハウス:Elisabeth Ludovika von Bayernエリザベート・ルドヴィカ・バイエルン(王家) -
【Salzwedeler Baumkuchen ザルツヴェーデルのバウムクーヘン】
ドイツのザクセン・アンハルト州の最北部にあるSalzwedelザルツヴェーデルという25千人の町がある。
かつてのハンザ都市で、州都マグデブルクからハンブルク方面に走って凡そ100kmの距離にあり、バウムクーヘン発祥の地として知られている。
今もってザルツヴェーデルでは当時のレシピを使った、直火で焼くバウムクーヘンを食べられる。その製法は少なくとも1682年からのもので、直火の上を焼き串しを利用し、じんわりと回転するローラーの上にバウムクーヘンが徐々に層をなすように作っていく。
1841年5月26日、プロイセン王Friedrich Wilhelm IVフリードリッヒ・ヴィルヘルム四世(在位:1840年 - 1861年)は、選帝侯ヨアヒム二世(1535-1571)(Kurfuerst JoachimⅡ)以来の王侯貴族として、ザルツヴェーデルの町を訪ねた。
それだけに 町は王に敬意を表して、歓迎の宴を催した。その際、"Adler Horst"のLuise Lentzルイーズ・レンツのバウムクーヘンが、初めて王の食後のデザートに出されました。
ヴィルヘルム四世はそれをたいそう気に入り、愛する王妃エリザベートのために残りを持って帰ったそうです。 また、ヴィルヘルム四世はルイーゼ・レンツにバウムクーヘンをベルリンの宮廷に定期的に送付するように命じたと云う。
その後、ベルリンはもとより、ウィーン、サンクトペテルブルクなど、各地の王宮からも注文があり、この味は王宮から民衆に広がり、各地の人々に好まれるようになったと云われている。
今日もなお、王が食べた当時のように、直火による手作業で焼かれたバウムクーヘンは古くから伝えられたレシピに従い、保存料を使わず、一番良い自然の素材とバターだけが使用されているのだそうだ。
現在、ドイツで有名なバウムクーヘンの町はSalzwedelザルツヴェーデル、Cottbusコットブス、Dresdenドレスデンがある。
其々はアラック(蒸留酒)を使う、挽いたアーモンドにラム酒を入れる、挽いたアーモンドやマジパンを入れシンプルに作るやり方である。
この内、発祥の地ザルツヴェーデルの3店にその製法が受け継がれていると云う。
①Salzwedeler Baumkuchen GmbH ザルツヴェーデラー・バウムクーヘン 有限会社;
D-29410 Salzwedel 、Am Gueterbahnhof 19
http://www.baumkuchen-saw.de/
Cafe "Treff im Adler * Horst"カフェ“トレフ・イム・アドラー・ホルスト”。
②Cafe Kruseカフェ・クルーゼ;
D-29410 Salzwedel 、Holzmarktstrasse 4 - 6
http://www.kruse-baumkuchen.de/
③Erste Salzwedeler Baumkuchenfabrikエアステ・ザルツヴェーデラー・バウムクーヘン・ファブリーク ;
D-29410 Salzwedel 、St.-Georg-Strasse 87
http://www.baumkuchen-salzwedel.de/
尚、2014年の旅で元祖バウムクーヘンの②Cafe Kruseカフェ・クルーゼを訪ね、作製工程を見学し、バウムクーヘンも食べ、土産に購入した。
写真は古城ホテル バイエルンハウス:Friedrich Wilhelm IVフリードリヒ・ヴィルヘルム4世(Kreuger作)
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