2013/10/13 - 2013/10/28
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jijidarumaさん
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<2013年秋・ドイツ・ベネルックスの旅>
ドイツ・メルヘン街道、ミュンスターラントの水城と、オランダ・マーストリヒト、ベルギー・ルクセンブルクのアルデンヌ地方の古城を巡る旅
期間 :2013年10月14日(月)~10月28日(月)15日間
①2013年秋のドイツ1:無人となった古城ホテル ビューディンゲン城のお客は私共だけ。
②2013年秋のドイツ2:カエル戦争伝説の城を発ち、メルヘン街道を北に向かう。
③2013年秋のドイツ3:フリッツラーとヴィルドゥンゲンの木組みの家並み、山上のヴァルデック城
④2013年秋のドイツ4:“F”に王冠の商標で知られるフュルステンベルグ窯、トレンデンブルグ城、ザバブルク城を巡る。
⑤2013年秋のドイツ5:ザワーラント・フランケンベルク(エーダー)の市庁舎には独特の10の塔がある。
⑥2013年秋のドイツ6:力強く、最も美しい山城の1つと称されているアルテナ城
⑦2013年秋のドイツ7:ミュンスター地方の典型的な水城レンベック城は古城ホテル
⑧2013年秋のドイツ8:ミュンスター地方・黄葉の森の中に立つ5つの水城を巡る。
⑨2013年秋のドイツ9:ラエスフェルト城近くにキャベツ夫人・アンナの彫像が立つ。
⑩2013年秋のドイツ10:懐かしのデュッセルドルフ、オランダ国境のアンホルト水城、ヘルテフェルト城へ。
⑪2013年秋のドイツ(オランダ編)11:オランダもこぢんまりした古城ホテルがある。
⑫2013年秋のドイツ(ベルギー編)12:かのカエサルも“ガリア地方最大の森”と称したアルデンヌの古城を巡る。
⑬2013年秋のドイツ(ベルギー編)13:名園で知られたアンヌヴォワ城で風邪をひき、立ち往生する。
⑭2013年秋のドイツ(ベルギー編)14:”ルネサンスの宝石”と讃えられる古城の部屋でひたすら寝て、汗をかく。
⑮2013年秋のドイツ15:病み上がりの身には130kmの距離にある国境のボレンドルフ城も遠い。
写真はマルクト広場前の5つ星ホテル ダイデスハイマーホフ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
≪またまたPfalzプファルツ地方・DeutscheWeinstrasseドイツワイン街道を走る≫
ドイツワイン街道はBockenheimボッケンハイムから、南のフランス国境の町Schweigen-Rechtenbachシュヴァイゲン・レヒテンバッハまでの街道である。
ドイツで2番目に大きいワイン産地を通る85kmの長さの観光街道(1935年、ドイツ最初の観光街道)である。
10月26日(土);200km 、18℃、朝は小雨模様、後晴れ。
家内は7時半、私は8時半起床。朝食(9:30~10:00)後、Bollendorfボレンドルフを10:45にスタートする。 ->L?・B418・51・A64・602・A1 75km(Nonnweiler)->A62・6 73km(Kaierslautern)->(Enkenbach)B48・B37・B39 36km Lambrecht ->B39・(Neustadt)B271・L? 16km Deidesheim/Weinstrasse・Hotel Deidesheimer Hof ダイデスハイマーホフに15:20到着。
*昨夜も午後10時15分に就寝した。・・が、まだ熱が残り、汗をかいて2時間毎に起きた。その後はぐっすりと寝てしまったようだ。
写真は古城ホテル ボレンドルフ城の朝食 -
朝食(9:30~10:00)もしっかり食べられた。
オーナー夫人は当方が体調不良と聞いていたので、この朝、わざわざ2人の部屋係の小母さんを呼び、トランクを城門外にまで運ばせてくれた。ありがたいことだ。
写真はボレンドルフ城:壁絵 -
この時、道路際の落ち葉の中に白い茸が生えていて、2人の小母さんに家内が聞いても“分からない”と言う。
丁度そこにやってきた小父さん(ホテルの従業員)が、この茸は健康にも良いもので、Schiermpilzと書いてくれた。
(調べてみると、つづりは違っていたが、カラカサタケで正しくは Der Gemeine Riesenschirmling、Parasol oder Riesenschirmpilzと言うものだった。パラソルとか、Regenschirmレーゲンシャーム(雨傘)を連想する言葉である)
写真はボレンドルフ城:落ち葉の中の白い茸はカラカサタケ -
ボレンドルフ城を10:45にスタートする。この日もひたすら、宿へ急いだ。
今夕はミシュラン1星のレストランを持つ5星のホテルだから、早く着いて、夕食の為に体調を整えたいと思ったわけだ。
トリアーでちょっと渋滞になったが、以降のアウトバーン・国道は車の数も少なく、200kmの道は快適な旅になった。
写真はDeutsche Weinstrasse-ドイツワイン街道Map -
途中のLambrechtランブレヒト(ドイツワイン街道沿いのNeustadtノイシュタットの手前にあり、行政的にはBad Duerkheimバート・デュルクハイムに所属する1地区である。)のLidlスーパー・リドルで最後の水を購入した。(2本・Euro1.44=148円)
人口4千人の村はダイデスハイムの町と因縁のある“雄山羊の競売の歴史劇”に登場する。
写真はDeidesheim:Deutsche Weinstrasse-ドイツワイン街道Map抜粋 -
ワイン街道沿いの丘陵上には古城、城址が多い。しかも、走る道はB271ドイツワイン街道だけに、左右はブドウ畑が続く。街道沿いにあるDeidesheimダイデスハイムの町も周辺を葡萄畑で囲まれ、銘醸ワインを数多く生産している。
写真はWappen_Deidesheimダイデスハイムの紋章 -
<Deidesheimダイデスハイム>
現在、行政上はランブレヒトと同様に、バート・デュルクハイムに所属する1地区である。
駅前の通りを右に入ると、インフォーメーション前のGeissbockbrunnen雄山羊の噴水(1985年)、左にタウンホール、右にかつての水城(Speyerシュパイヤーの領主司教が13世紀に築城)が見られる。
まっすぐ行くとホテルのあるマルクト広場に出る。人口3,700人。
http://www.deidesheim.de/
写真はダイデスハイムの伝説:Geissbockbrunnen雌山羊の噴水(泉) -
イチオシ
マルクト広場に面した5つ星ホテルの入口は右にあり、そこから中庭に入った。
15:20に到着です。
直ぐに、従業員が飛んできて、駐車位置を示し、トランクを持ちあげ、レセプションに案内した。さすがに5星ホテルは従業員のサービスがしっかり行き届いて、気分が良いものだ。
写真はマルクト広場前の5つ星ホテル ダイデスハイマーホフ:27号室(3階Dachgeschlossホテル正面の左手に見える屋根裏部屋)ホテル デイデスハイマー ホフ ホテル
-
ホテルの中は結構入り組んでいて、上がり下がりを繰り返して、3階の27号室(ホテル正面の左手に見えるDachgeschloss屋根裏部屋)に入った。
角部屋で隣を気にせず、中央に噴水のあるマルクト広場を真下に見る部屋で、Business-Zimmerビジネス室と称した部屋を予約したのだが、予想以上に良い部屋だった。
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:27号室(3階Dachgeschlossホテル正面の左手に見える屋根裏部屋) -
<(1泊)⑬Hotel Deidesheimer Hof ダイデスハイマーホフ>
この旅30番目の城館
D-67146 Deidesheim/Weinstrasse、Am Marktplatz
Tel:+49 (0)6326-96870、Fax: -7685
http://www.deidesheimerhof.de/
27号室(3階Dachgeschlossホテル正面の左手に見える屋根裏部屋)。
Euro155+朝食21x2=197(26,940円)
HPの予約システムから、Business-Zimmerビジネス室(Landhausstil別荘風あるいは地方の家風の部屋・広さ25㎡)を1泊Euro155+朝食で予約した。
グルメレストランのRestaurant Schwarzer Hahn“黒い雄鶏”も同様に予約システムを利用して、26日(土)夕食・19時からと予約した。
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:27号室(3階Dachgeschlossホテル正面の左手に見える屋根裏部屋) -
5星・全28室。町の中心にある5星ホテル・ダイデスハイマーホフはこの地域きってのホテルである。このルネッサンス風の館(14世紀)・ホテルはマルクト広場に面していて、5星ホテルとしては中規模だが、レセプション・ロビー・レストランに行くと、スタッフの丁寧な対応と、ホテル内の素晴らしさに驚かされる。
浴室は機能的で、明るく、ガウンとスリッパもあり、5星であることを納得した。
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:27号室(3階Dachgeschlossホテル正面の左手に見える屋根裏部屋)・機能的な5星ホテルの浴室 -
アイフェルのBollendorfボレンドルフからDeidesheim/Weinstrasseワイン街道のダイデスハイムまでは凡そ200km、2時間20分を見込む。フランクフルトまで110km、1時間。
ラインラント・プファルツ州ドイツワイン街道沿いにあるダイデスハイムの町は銘醸ワインを数多く生産している。
写真はダイデスハイム:マルクト広場を27号室から見る。 -
身体の調子も良く、街中を歩いてみようという事になり、ホテル前の広場に出た。ホテルのテラスレストランはお客でいっぱいになっている。
マルクト広場の左手に左右に階段があるバロック様式の旧市庁舎(16世紀)が立っている。旧市庁舎の道路の反対側にはプファルツ最古のガストハウスDie Kanneカンネ(1160年修道院の宿泊施設として建てられ、今はヴァッヘンハイムのワイン醸造家が所有)がある。
ピンクの壁、旧市庁舎同様に鮮やかなゼラニウムの花で飾っている。
その他の観光名所はSt.Ulrich聖ウルリッヒ教区教会(15世紀)、博物館などがある。
写真はダイデスハイム:バロック様式の旧市庁舎(16世紀) -
イチオシ
写真はダイデスハイム:バロック様式の旧市庁舎(16世紀)・・・左右にある階段が特徴的
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写真はダイデスハイム:バロック様式の旧市庁舎(16世紀)の階段で
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イチオシ
写真はダイデスハイム:プファルツ最古のガストハウスDie Kanneカンネ(1160年修道院の宿泊施設がその始まり)
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写真はダイデスハイム:町中の家にも紅葉した葡萄の葉が
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村の墓地まで歩き、そこから見る葡萄畑の黄葉を楽しんで、ホテルに戻った。
写真はダイデスハイムの秋の景色 -
ホテル内にある民族色の豊かなレストラン“SANKT URBAN聖ウルバン”があり、3年前にここでお茶を飲んだ事がある。
2010年の秋の旅では“聖ウルバン”にてチーズケーキ、ザッハトルテと紅茶・コーヒーでお茶をした。
昼食から夕食まで、主に郷土料理が中心になったレストランだ。
レストランの雰囲気は全く変わっていない。
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:レストラン聖ウルバン -
こちらには様々な部屋があり、Wappenzimmer紋章の間, Geissbockstube雄山羊の間、 Weinbibliothekワイン図書館、 Schmankerlstubeパン菓子の間、そして天気の良い日はマルクト広場のテラスレストランがある。
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:Weinstube SANKT URBAN“聖ウルバン”の雄鶏 -
イチオシ
ドイツのコール元首相はレストラン聖ウルバンにある、民族色豊かな“紋章の間”をとりわけお気に入りであったと伝えられている。
前任のヘルムート・シュミット元首相はカミソリと謳われたが、これと対照的にグルマンなコール元首相は巨大な体躯を持てあます印象から、田舎くさい鈍重な印象でした。
在任16年に及ぶコール元首相の第一の功績は“ドイツ再統一”を果たしたことにある。
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:コール元ドイツ首相、お気に入りの“Wappenzimmer紋章の間” -
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:コール元ドイツ首相、お気に入りの“Wappenzimmer紋章の間”
-
Helmut Josef Michael Kohlヘルムート・コール元ドイツ首相はダイデスハイム近くのLudwigshafenルートヴィックスハ-フェンが生まれ故郷である。
そのこともあって、ダイデスハイマーホフを特別、御贔屓にした。ここでしばしばヨーロッパ各国との首脳を接待したと云われている。
又、当地のワインがお好みでサミットや、1993年に天皇陛下が訪独された際の晩餐会にも提供させて、好評を得たと云う。
写真は東西ドイツの統一を果たしたKohlコール元ドイツ首相 -
こうして嬉しい事に50分の散策ができた。 (15:30~16:20)
写真は広い中庭もあるホテル ダイデスハイマーホフ:裏庭に面したレセプション近くのテラス -
<ホテル ダイデスハイマーホフの歴史>
当地の伝統的なスタイルをしたホテル ダイデスハイマーホフの歴史は1395年に遡る。
今日、この建物はダイデスハイムの町の歴史的記念建造物になっている。
16世紀、ダイデスハイムがシュパイヤー領主司教の領地であった頃、Dienheimディエンハイムの貴族に封土として与えられた。
1793年、フランス革命中はオーストリアの軍隊の公舎に使用された。
フランス革命後、建物は元の所有に戻った。
20年の内に、領地の一部がダイデスハイム・ワイン醸造業組合により、購入された。;
ダイデスハイマーホフがこの頃"Laufbahn"飲食業を開業した。
Familie Hahnハーン家は同時にダイデスハイムに定住し、大きなワイナリーを開いた。
プファルツのワインを飲ませるワイン酒場をベルリンに初めて開き、ベルリン子に好評だった。
1971年には、ハーン家はダイデスハイマーホフを譲り受けた。徐々に建物を現在見るような地域の伝統的な様式に改装し、客室を作った。
1989年、 “グルメレストランSchwarzer Hahn “黒い雄鶏”をオープンした。
レストランの名前は面白いが、家族名のHahnハーン=雄鶏、レストランの当時のシェフManfred SchwarzのSchwarzシュバルツ=黒の名を取った合成したと云う。
同じ年にミシュラン1星を獲得している。
2年をかけて改装したホテルは2001年8月、5星ホテルの称号を得る。
これは1996年にホテルの星によるクラス分け制度が始まってから、ラインラント・プファルツ州で2つ目のホテルであった。
2004年7月、“黒い雄鶏”のシェフは新たにStefan Neugebauerステファン・ノイゲバウアがなり、フルダ生まれの彼はまだ38歳と若いが、かつてドイツを代表した3星シェフHeinz Winkler ハインツ・ヴィンクラー(Aschau)とDieter Mueller ディーター・ミューラー(Bergisch Gladbach)の厨房で学び、彼の作る料理は評判も高い。
2013年もミシュラン1星、Gault Millau17点を継続し、全独ランクは30位。
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:グルメレストラン“黒い雄鶏”は階段下に -
300年もの歴史ある砂岩で造られた地下の丸天井レストランは席数48席、ワインは600種が用意されている
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:Restaurant Schwarz Hahnグルメレストラン“黒い雄鶏”の入口 -
<夕食:ダイデスハイマーホフRestaurant Schwarzer Hahn“黒い雄鶏”で>
18:30~23:30 Euro319.7(43,719円)
黒い雄鶏は2013年もミシュラン1星、Gault Millau17点、全独ランク30位を獲得した。(2010年は40位だったから、上昇中と言う事になる。)
開店期間は火~土の18:30~22:00で、クリエイテイブで美食家の為の料理を提供するのだと云う。
本日の星付きシェフの名を付けた“ノイゲバウアー・メニュー”は5品(チーズと豚肉料理を外し)がEuro119、6品(チーズなし)はEuro 129、7品でEuro 139(其々一名あたり)となっている。
レストラン“黒い雄鶏”も、お客をメインレストランに招き入れる前にもてなす。
30人程がゆったり座って歓談する場があり、“シェフのご挨拶”の最初の品(A)が出てきた。
アペリティーフを楽しむ時間でもあるが、早めに来た事もあって、まだお客も少ない。
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:グルメレストラン“黒い雄鶏”のバー -
①シェフのご挨拶(最初は上の写真のバーでアペリティーフを飲みながら、2つ目はレストランに移動してから頂いた):
お客様のお口を楽しませ、食欲をそそる2品。
(A)木の株に1品ずつ串刺しにしたものや、ゼクトの栓の上にキャビアのような小品を載せたもの、洗濯バサミ!のように挟み込んだ品など、8品が株の上に並んでいた。
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:グルメレストラン“黒い雄鶏” -
飲み物はアペリティーフに辛口のシェリーX2、タウナスの水0.75L、ワインは当然地元のワインから選ぶ。
Weingut von Winning in Deidesheimヴィンニング醸造所・ダイデスハイムの白Rieslingリースリング2009年 GG Kalkofenカルコーフェン0.75L 1本。(Euro55=7,500円 しっかりした味わい。)
飲み代は合計Euro71.7(9,805円)。
Weingut von Winningヴィンニング醸造所
D-67146 Deidesheim 、Weinstrasse 10
1849年創業のワイン醸造所で42haの葡萄畑を所有するダイデスハイムきっての醸造所。Kalkofenカルコーフェンは1533年以来の畑(5ha)。
2011年の9月、2,500kgの葡萄を盗まれ、凡そEuro100,000(13百万円)の損失を出したと、報道されている。
http://www.von-winning.de/
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:グルメレストラン“黒い雄鶏”の良い場所(絵が架かっていた)に席が設けられていた。 -
このレストランでは珍しい事に最初にパンのワゴンが登場する。様々なパンの種類がワゴンに乗っており、女性スタッフがお客の注文に応じて、切り分けてくれるのだ。(19:00)
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:グルメレストラン“黒い雄鶏”・・・パンのワゴン登場 -
【ノイゲバウアー・メニュー5品料理(メインシェフの名を付けた料理)】
結果的には写真を見ると、シェフのご挨拶を含めて12品の数が並んでいる。
食べていながら、これほどの数の料理が出たとは思わなかった。
これはメイン料理の注文で、給仕に聞かれたのだが、“Ueblichイープリッヒ通常(メニュー通り)にされますか?それとも“Ueberraschungイーバーラッシュング驚き”の料理になさいますか?“と、ちょっと考え、後者を選んだ。
この事があって、増えたようだ。
従って、この品数は正直なところ、風邪で食べなくなり、胃が小さくなっていた(と思うのだが・・・)私にはもういっぱい、いっぱいになってしまった。
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:①シェフのご挨拶の2品目
(B)小ぶりの容器に4品。
これらは何を食べたか?メニューに書かれていないので、今はもう分からない! -
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:
②前菜:フォアグラのマリネ、アイス クリーム添え。 -
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:
③スープ:テーブルビート「赤蕪」を用いたスープ。黒鱈(ギンダラ)をすり潰し、固めたものが中央にある。 -
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:
④魚:鰈に桃、ポルチーニ(ヤマドリダケ)添え。(20:00) -
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:
⑤肉:ガチョウ(9週間育てたガチョウ・この時期が一番美味い)のコンフィ、ルワネーズソース(ボルドー発祥のソースに裏ごしした鴨の肝臓を加えて作る)
⑤~⑩“Ueberraschungイーバーラッシュング驚き”が料理ですが、正に吃驚で、料理の内容を給仕が都度、説明したが、メニューには書かれていないもので、覚えていない。 -
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:
イーバーラッシュング”驚き”の内、⑥同上(⑤に同じ) -
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:良い席でしたから、満足した。
-
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:
イーバーラッシュング”驚き”の内、
⑦茹でたインゲン豆に牛のカルビ載せ。(21:10) -
イチオシ
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:
イーバーラッシュング”驚き”の内、
⑧松の木(円形に切り取った)の皿上に料理を載せた珍しいもの。秋野菜添え。 -
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:
イーバーラッシュング”驚き”の内、⑨同上(⑤に同じ) -
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:
イーバーラッシュング”驚き”の内、⑩同上(⑤に同じ)。 -
写真はグルメレストラン“黒い雄鶏”:
漸くの⑪デザート:甘くゼリー固めされたイチジクの上にローズマリーアイス。
(23:10)
近年勢いのあるレストランの料理は繊細で美しく、美味しいものだった。
それなりの値段だが、満席となった店内の殆どの人が23時過ぎまで料理を楽しんでいたのには驚いた。
5品料理と言いながら、出てきた料理の内容は+@があり、其々の品はドイツの郷土料理のように大ぶりではないが、5品+@を食べる頃はお腹もいっぱいで、後半は“もったいないが、もうういいな!”と思っていた。
デザートが終わると、女性スタッフがワゴンで運んできた多種多様の美味しそうなチョコレート、プラリネをにこやかに勧めたが、二人とも見送り、普段はコーヒーとチョコで締めくくるが、もうその気も起きなかった。
体調を考えて、早めの18時半にレストランへ行ったものの、早めに行った甲斐も無く、5時間という長い、長いお楽しみ時間となった。 -
写真はホテル ダイデスハイマーホフ:夜景
尚、ダイデスハイムにはもう一つRestaurant Freundstueckレストラン フロイントシュティックというお店が有り、2013年もミシュラン1星、Gault Millau17点、全独ランク124位を獲得した。
人口3,700人は日本的に村だが、2軒も星付きがあるとは驚きである。
Ketschauer Hof ? Hotel & Restaurant
D-67146 Deidesheim 、Ketschauerhofstrasse 1
Tel:+49 (0) 63 26-70 000、Fax: -70 00 99
http://www.ketschauer-hof.com/aktuelles.html -
おまけです:
旧市庁舎中央の階段前で“Deidesheimer Geissbockversteigerung雄山羊の競売”という歴史劇が毎年Pfingsten聖霊降臨祭の火曜日に催され、この時ばかりは観光客で町の人口は三倍、四倍にもなると云う。
写真はダイデスハイムの伝説:雌山羊の競売1 -
【雄山羊の競売の歴史劇は近隣のLambrechtランブレヒトとダイデスハイムとの古くからの村同士の取り決めからきている。
その昔、ランブレヒトはダイデスハイムに属した森林地帯と牧草地に入る“入会権”を持つ為に、使用料を払うことになっていた。毎年、ランブレヒトの町は一匹の雄山羊をダイデスハイムの町まで連れて行き、競売にかけた。
この競売の金をダイデスハイムが得た。つまり、使用料を雄山羊で支払ったことになる。
この事が年とともに、町の伝統ある歴史劇の催しになっていった。
写真はダイデスハイムの伝説:雌山羊の競売2 -
因みに1900年から、競売の記録が残り、2009年はRoyal Society MannheimがEuro4,000で購入したとある。】
http://www.youtube.com/watch?v=1fmfho7ZO_s
写真はダイデスハイムの伝説:雌山羊の競売3 -
写真はダイデスハイムの伝説:雌山羊の競売4
ドイツ最後の夕食は驚きの連続で、もういっぱい、いっぱいになった夕食は今まで最長の食事になった。
明日は日本への帰国便に乗る為にフランクフルトに向かう。
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デュッセルドルフ
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ハインリヒ・ハイネ生誕200年記念事業に協賛し、ハイネマンが名物シャンパントリュフの菓子箱を作った。
2020/12/25~
デュッセルドルフ
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ホテル デイデスハイマー ホフ
3.2
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旅行記グループ ドイツの美味なるもの
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