2008/04/17 - 2008/05/01
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jijidarumaさん
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ドイツ バイエルン州;バイエルン王国の周遊(旅行記)
:アルペン街道・キーム湖・ドナウ、イザール、イン川を巡る:
期間 : 2008年4月17日(木)〜5月1日(木)15日間の旅
目的地: 今春の旅はドイツ南部、バイエルン州のOberbayern高地バイエルンと呼ばれるアルプス地方とOstbayern東バイエルン地方を巡る旅である。
≪グーラッシュズッペGulaschsuppe≫
グーラッシュズッペはドイツ旅行でもしばしば食べる、私の大好物料理である。
香辛料の効いたシチュー・・・ドイツ流にはグーラッシュズッペですが、ドイツで昼食を食べる時には、手軽で、安く、温まり、美味しく、お薦めです。
温まるのは日本の煮込み料理と同じですが、写真のようにビールにパンと グーラッシュズッペで二人分Euro15ですので、実に安いかと。
元々はハンガリー生まれの郷土料理ですから、ミュンヘンの飛行場の東40kmにあるLandshutランツフートの市内Isarイザール川畔の店の女主人兼コックも髪は黒々とした東欧系でした。
写真は2008年の南ドイツの旅で食べた昼食です。
ミュンヘンの飛行場の東40kmにあるLandshutランツフートの市内Isarイザール川畔で食べたグーラッシュズッペです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
好物とあって、じっくり煮込んだ、久しぶりのグーラッシュズッペを家内が作ってくれた。
若い頃にドイツの料理学校に通って学んだレシピ(一枚一枚ごとに印刷されたものは黄ばんでしまい、何やら家内の書き込みがある。)が、今も台所に置かれて、時々そこから、ドイツ料理を作る。
グーラッシュズッペは材料も通常日本で手に入るものばかりでしょう。
ベーコン、牛肉、玉葱、ニンニク、ジャガイモ、赤のパプリカ、緑のピーマン、トマトの水煮缶が、我家の材料だそうです。
グーラッシュズッペのレシピで検索すると、様々にヒットします。
≪昼食:Gaststaette”Alt Landshut(お食事所・古きランツフート)”≫
小さな店内は私共だけ、一家と友人でやっているような店だが、一家の長の母親が料理を受け持っているらしく、味はいけそうだ。
娘は妊娠中のようだが、愛想が良い。
店の外はビアガーデン風になっているので、ドイツ人たちや観光客は太陽のもとで、飲んでいる。いつもながらだが、先ずビールを注文する。
(Augstiner Pils0.33とErdinger Weissbier0.3L---少し甘めのビール)食事は二人とも“Gulaschsuppeグーラッシュズッペ”(パプリカ風味の肉入りシチュー)を食べた。よく歩いたので、喉も渇き、空腹感もあってか、大変美味しい昼食となった。(12:00〜12:50 Euro15)
写真はミュンヘンの飛行場の東40kmにあるLandshutランツフートの市内Isarイザール川畔で食べたグーラッシュズッペを食べた時のビール -
Landshut(人口62千人)市内観光は先ず町を見下ろす高台に立つTrausnitz城の見学である。
トラウスニッツ城は1204年Kelheimケルハイム侯・Ludwigルートヴィッヒにより築城された。更にWilhelmヴィルヘルム五世が1600年代に現在の力強い城郭を完成させました。
残念なことに1961年の大火災により、殆どを消失している。消失後、直ちに再建に着手し、1975年に現在の形に復元された。
ドイツでもたいへん立派な、力強い、見事な姿をもった城で、城下町から見上げた古城の姿もまたたいへん美しい。
写真はTrausnitzトラウスニッツ城 -
Route B20;Inn川とSalzach川の流域 :−>11km Freilassing からSalzachザルザッハ川の流れを右にみて、北に走る。国道20号は思っていたほどには川の傍を走らないが、良くできた道で大変走り易い。菩提樹の木々が葉を広げ、タンポポの黄色が目立ち始めてきた。一気に春がやってきそうな感じだが・・・。
Burghausenブルクハウゼン市内観光: まず見るべきはBurgブルク城である。
ヨーロッパで最も長い城で距離は1030m(観光案内では1000m、或いは1043mとあるが、中を取った。)、Salzach川とWoehrsee湖(川の流れが変わって、取り残された湖と思われる。)に挟まれた狭い小高い丘の背に、中世の城は建っている。
丘の城を望むSalzach川畔に沿って発展した旧市街も整然と中世の面影を残す美しい街である。
写真は対岸から見たBurghausenブルクハウゼンの町とBurgブルク城
対岸はオーストリアで、昔は川の両側に国境守備隊がそれぞれガードしていたが、今は遮るものは何もない。狭い急坂を上がると、Aussichtkanzel展望台がある。
その展望台からの眺望である。 -
≪昼食:Burg内の”Burg Cafeブルクカフェ”で。≫
Burgの真ん中にあった建物はその昔は醸造所でした。今は”Burg Cafe”である。その店のガーデンテラスは人でいっぱいでしたが、幸い日陰の席があった。
店自慢の野菜・肉、シュペッツレ入りスープ、リンゴジュース、イチゴのケーキ、ココアを頂く。
観光客は殆ど外で食べている。
盛り上がっている人達は一様に赤の色合いの帽子を被っている。伝統校である大学の学生・OBの団体と思われる。その昔から、有産階級の子弟が行った大学は世間的にも尊敬を受けて、一種独特の風習を伝えたと云う。
こうした様子を見たのは初めてで、興味深かった。 (14:20〜45 Euro 13)
写真は2008年の南ドイツの旅で食べた昼食です。
グーラッシュではありませんが、南ドイツのBurghausenブルクハウゼンの城内で食べた野菜・肉、Spaetzleシュペッツ(麺)レ入りスープ、リンゴジュース、イチゴのケーキ、ココア。 -
この城の歴史は1180年バイエルン公・Wittelsbachヴィッテルスバッハ家の居城として築城された事に始まる。
Landshutに居城を持つNiederbayernニーダーバイエルン公の第二の宮殿として、1255年から1503年の間に現在の大きさにまで拡張された。
1475年、Georgゲオルク公爵(夢のようなLandshut結婚式で知られる。)は命を発し、国内随一の強固な城を完成させた。16世紀にはオスマントルコの襲来に備え、更に城壁が強固にされた。それは4000人が10年をかけてようやく完成したと云う。
現在もなお、この城は中世の建築・城郭の最も大きな記念碑であり、支配者・バイエルン公の強大な権力と意志を示した存在となっている。
Burgブルクは右手の駐車場がある外郭を6Hofと称し、順次、左に向かって1HofのHauptburg本丸まで、合計6区画はそれぞれが独立した区域になっている。
昔は跳ね橋であった木橋や深い空堀が其々を遮断し、独立した城郭が出丸、一の丸、二の丸といったように、配置されている。
城壁はがっちりとしたものであり、傾斜のある自然の山塊は難攻不落の要害となっている。実際、この城は一度として、敵に侵攻されたことがないと云う。
写真は対岸から見たBurghausenブルクハウゼンの町とBurgブルク城 -
Passauパッサウ・国境の町観光 :
ドイツの南東に位置し、オーストリア、チェコの国境にも近い。
三つの川(ドナウ、イン、イルツ川)の合流点に発展したこの町はその美しさで世界に名高い町である。
この美しさを俯瞰する写真で見ることは容易いが、やはり自分の目で見たいものです。その為には高い所に登ることだ。
写真はPassauパッサウの町の市庁舎側のレストランで食べたグーラッシュズッペ。 -
≪昼食:Passau市庁舎横の”Bistro Cafe La Presso”で。≫
イタリア料理とドイツ料理の軽食、アイスクリームなどがメニューにある。
子供達も何組かが入り、大事そうにおこずかいを出して、ピザだ、アイスだと言っている。
私が塩気の強い焼きソーセージ、ベーコン、ジャガイモのピューレ、サラダ添えの一皿を。家内は定番のグーラッシュズッペ(パプリカ風味の肉入りシチュー)。
飲み物はピルツビール0.33Lx2 でした。 (13〜13:55 Euro 14)
写真は塩気の強い焼きソーセージ -
写真はVeste Oberhausオーバーハウス要塞傍のSchoene Aussichtspunkte展望台から、快晴に恵まれたパッサウの景観を楽しんだ。
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写真はSchoene Aussichtspunkte展望台から、ドナウとイン川に挟まれたパッサウの景観。
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Georgbergゲオルクベルクと称する山の上に建ったVeste Oberhausオーバーハウス要塞はヨーロッパでも最大級の一つだと云う。
1219年、パッサウ大司教Ulrichウルリッヒ二世により、内外(パッサウ市民もここに入る!?)の敵に備えて、要塞が建設された。中世の時代には5度攻められて、5度ともこれを撃退し、無敵を誇った要塞だと云う。
写真は市庁舎近くのローマ広場の地下駐車場側の通りから見たオーバーハウス要塞 -
写真はイン川と観光船
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写真はVest Niederhausニーダーハウス要塞。
ドナウとイルツ川の合流点にあり、Ober高いに対し、Nieder低いと称した。
これも小さいながらも城壁はがっちりした感じだ。 -
ガラス博物館:
旧市街の市庁舎横にあるHotel Wilder Mannホテル ヴィルダーマンは1844年、貴族の館を改築し、ホテルにしたものだ。
1862年オーストリア皇妃エリザベート(ヨーゼフ皇帝とエリザベート皇妃のウイーンでの婚儀は1854年4月24日)がこのホテルで8日を過ごした云う。
エリザベートの両親・Max公とLudowika公妃、姉のMarie王女とお会いになったそうです。1878年にも宿泊され、皇妃の部屋がSissi- Saalシシー・ザールと称して、今も博物館内に残され、ガラスコレクションともども公開されていた。
写真はSissi- Saal皇妃エリザベートの間 -
Hotel Wilder Mannはホテルが建物の三分の一、博物館が三分の二を使用している。
この博物館はガラス街道の基点となっていて、収集作品は3万点にものぼる。
ボヘミアングラスの世界的コレクション・1700年から1950年までの様々な時代、Barock・Rokoko・Empire・Biedermeier・Historismus・Jugendstilユーゲントシュティール・Art Deco・現代の作品などが見られる。その数と質に圧倒された。
(開館1時〜5時 ;14:25〜15:25 Euro 10) http://www.glasmuseum.de
写真はボヘミアングラスの展示 -
写真は写真はボヘミアングラスの展示
≪ Die Glasstrasseガラス街道 ≫
17世紀の頃より、Ostbayern東バイエルン地方は陶磁器と共にガラス工芸品の生産地として著名で、600年以上の歴史がある。
鏡、杯、板ガラス、ガラス玉などから、現在は眼鏡、顕微鏡など世界中への輸出品も生産している。
Passauからドナウ川の北に各生産都市を結んだ観光街道・ガラス街道が設けられている。特にチェコのボヘミアングラスの影響を受けたと思われる、チェコ国境沿いのバイエルン及びオーバープファルツの森一帯は北部Ostbayern地方に属し、Zwiesel、Weiden、Regen等の町がある。
また、クリスタルグラスではヨーロッパの中心になるNeustadt a.d.Waldnaabの町がある。
ドイツの陶磁器の生産の80%がこの地域から生産され、1996年以来、観光街道の“ Porzellanstrasse陶磁器街道”が設けられて、ガラス街道(80社を数えるメーカーが生産している。)・250kmはこの陶磁器街道と70%が重なっている。
http://www.dieglasstrasse.de ・ http://www.porzellanstrasse.de
Passauでの目的はVest要塞と大聖堂、ガラス博物館でしたが、十分時間をかけて見学できた。
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この旅行記へのコメント (2)
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- frau.himmelさん 2014/07/10 20:28:21
- 実だくさんのズッペ
- jijidarumaさん こんばんは。
今回はまた珍しいテーマ、グーラッシュズッペですか。
私もドイツの実だくさんのズッペは旅行中、よく昼食や、お腹があまり空いていない時に頂きます。
それだけでお腹いっぱいになります。
グーラッシュズッペのほかにも、カトーフェルンズッペとかお豆のズッペとか、いろいろあるものうれしいですね。
グーラッシュズッペは私もシュペッツェレが一緒に添えてあるのも好きです。
奥様はドイツ風のズッペを時々おつくりになるんですか。
素晴らしいですね。
同じ主婦として耳が痛いお話・・(笑)。
お邪魔しました。
himmel
- jijidarumaさん からの返信 2014/07/10 23:26:30
- 実だくさんのズッペ
- himmelさん
コメントとご投票ありがとうございます。
たまには”ドイツあれこれ”の意味で、ズッペについて書いてみました。
閑話休題の意味でも、ドイツの食事のいくつかを載せてみたいものです。
>グーラッシュズッペのほかにも、カトーフェルンズッペとかお豆のズッペとか、いろいろあるものうれしいですね。<
おっしゃる通りで、忙しい旅では焼きソーセージを含めて、これらが一番と思います。
私は好みとしてはシュペッツェレよりも、
ドイツの固いパンがいいです(笑)。
> 奥様はドイツ風のズッペを時々おつくりになるんですか。<
娘家族が訪れると、この味を忘れぬようにと・・・頑張りますので、私もそのおこぼれにあずかっています(笑)。
jijidaruma
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