2018/04/29 - 2018/05/05
29位(同エリア586件中)
ウェンディさん
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- 旅行記382冊
- クチコミ2269件
- Q&A回答130件
- 2,391,416アクセス
- フォロワー354人
この旅行記のスケジュール
2018/05/04
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電車での移動
地下鉄の駅舎に入るときには、警官が持ちものチェックあり。警備が厳しいのは首都だから?
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電車での移動
地下鉄の乗るときはジェトンと呼ばれるメダルを購入して!(2018年:1200スム)
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徒歩での移動
歴史博物館からナヴォイ劇場までは徒歩20分程度。
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徒歩での移動
ナヴォイ劇場からUZ美術館へは徒歩域。幹線道路を何本も渡るので、信号機のある交差点を探すのが大変!
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徒歩での移動
徒歩移動でホテルを経由し、トイレを借りてからアライバザールへ。ホテル→バザール:徒歩20分強
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車での移動
ホテルウズベキスタンからTAS空港まではタクシーで8US$。運転手はふっかけてくるので、上手に交渉!
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この旅行記スケジュールを元に
“多くのことが まあまあスムーズに運んでいた時もあった”
昨今の情勢を鑑みると そう思っている私がいます
“様々な時の流れがあっての 現在がある”
とも思います
今となっては 3年前に訪れた中央アジア旅はほんとに貴重な旅時間であり かけがえのない体験だったと感じています
調査 下調べ 宿の予約 手配会社との交渉 幾通りの計画案の作製 飛行機の手配等々を一人でこなし 旅に誘ってくれた娘よ ありがとう
行って
見て
自分の足で歩いて
現地の空気を身体に入れ
体験出来た幸せに 感謝です
旅行記8 旅の緒言---Written by 旅友である母/Teiko
☆★ この世の果て〈地獄の門;Darvaza Gas Crater〉へ♪ 旅程 ☆★
□4/29 成田09:25-11:50仁川15:45-19:20タシケント(大韓航空)
□4/30 タシケント06:10-07:50ウルゲンチ(ウズベキスタン航空)
ウズベキスタン→徒歩で国境越え→トルクメニスタン
クフナ・ウルゲンチ遺跡→地獄の門へ(テント宿泊)
□5/1 地獄の門→国境越え→ヒヴァ
□5/2 ヒヴァ観光
□5/3 カラ巡り/カラカルパクスタン共和国
ウルゲンチ21:00-23:45タシケント(ウズベキスタン航空)
■5/4 タシケント観光
タシケント21:20-
■5/5 07:35仁川
10:00-15:00 ソウル・トランジットツアー
仁川17:40-20:00成田(大韓航空)
☆★ 2018 トルクメニスタン&ウズベキスタン旅行記☆★
【1】74歳の挑戦は中央アジアの北朝鮮!? http://4travel.jp/travelogue/11357817
【2】人生初のテント泊は地獄の淵で https://4travel.jp/travelogue/11361217
【3】独裁者政権の国って…? https://4travel.jp/travelogue/11368500
【4】ヒヴァで両替難民となる https://4travel.jp/travelogue/11384186
【5】ホレズム国で異文化交流 https://4travel.jp/travelogue/11578357
【6】潜入!カラカルパクスタン共和国 https://4travel.jp/travelogue/11579369
【7】地図にない“失われた砂の国” https://4travel.jp/travelogue/11668444
【8】タシケント別腹 バザール紀行 https://4travel.jp/travelogue/11669984
☆姉妹旅行記☆2017ゴールデンウィーク ゆるゆるウズベキスタン旅☆
・闇両替も悪徳警備員も、どんと来い♪ http://4travel.jp/travelogue/11240625
・夜行寝台列車はクリスティの世界 http://4travel.jp/travelogue/11243491
・古のオアシスが微睡む夢 http://4travel.jp/travelogue/11247059
・アレクサンドロスの追憶 https://4travel.jp/travelogue/11340022
・砂漠のユルタでキャンプ https://4travel.jp/travelogue/11346596
・生ける王が眠る青い古都 https://4travel.jp/travelogue/11349106
・Win-Win詐欺事件 https://4travel.jp/travelogue/11351077
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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74歳の母と歩いた2018年5月のウズベキスタン・トルクメニスタン旅もいよいよ最終日の年5月4日。
日本発着を含めて8日間の旅程だったが、旅立つ前に考えていた以上の濃密な旅で、もうかなりお腹いっぱいな感じ。
でもね、私達には別腹がある。
だから、ウズベキスタンで最後の1日は首都のタシケントでのんびりと別腹を満たすことにした。
ウズベキスタンの最後の夜を過ごしたのはタシケントの中央部にあるホテル・ウズベキスタン。
団体様御用達でもあるこちらの宿は、部屋のお風呂も浴槽があるタイプで快適。
勿論、湯温も湯量も申し分無かった。ホテル ウズベキスタン ホテル
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旅の間は、毎日が早起きな母と私。
朝、目覚めたらまずはホテルの近所へと散歩にでる。
ホテルの前は大きな公園のあるティムール広場で、ウズベキスタンの建国の父とも云われるティムール大帝を祀っている。
ティムールさんは残虐性嗜好者のイメージが先行するが、ソレはソ連により後付けされたという話も有り、ウズベキスタン人はソ連の作り出したティムール像は信じてなく、彼らにとってティムール大帝は建国の父。
ティムール広場でのその銅像は、王冠を戴き、片手を高く上げ、出陣を指揮する様子。
かつて、モンゴル帝国の半分に相当する帝国を築き上げた大帝には、やはり戦いの装いがぴったりだ。UZの英雄、ティムール大帝の銅像が立つ by ウェンディさんティムール広場 広場・公園
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公園の外周には国際会議場も有り、その壁模様には何処かで見たお顔!
思い出した!
昨年のUZ旅で訪れたサマルカンドで目にした顔だ。
なんだか漫画のようなコミカルなオヤジの顔にも見える壁の絵だが、実はこの絵はウズベキスタンでは国宝級の絵の模写で、その実物はサマルカンドのシェルドル・メドレセにある神様のお顔。
イスラム教が国教となった時代以降、つまり、ティムール大帝の世代以降に描かれたデザインで、イスラム信仰の国では非常に珍しい偶像崇拝、それも人物像の姿だ。
シェルドル神学校の正面の壁装飾として描かれ、その意味は、時の王はイスラムの指導者を凌ぐ勢いを持っていたことを示している。
って、今はソレが国の建物である“国際会議場”の壁画に描かれているということは、コレを描かせた大統領は宗教指導者よりも権力があるってこと?
まさか!中央アジアの北朝鮮とも称されるお隣の国のトルクメニスタンではあるまいし・・・。
ティムール広場で馬に乗る銅像のティムール大帝の王位に敬意を示しているのだろう。 -
朝食を食べ荷物をまとめ、チェックアウトをする。
荷物は夕方迄預かってくれ、ホテルロビーのトイレやソファーは宿泊者ならば日中の利用も可能。
大きなホテルはウズベキスタン情緒には欠けるが、町歩きをする移動日の荷物預かりには便利だ。
旅の最終日のタシケントで、母と私がどうしても行きたかった処;3カ所をめぐる。
1つ目が、タシケント市民の台所である卸売りバザール
2つ目が、ウズベキスタンの歴史を見て回れる歴史博物館
3つ目が、日本人とは切れない縁のある、オペラハウスのナヴォイ劇場だ。
まず最初に行くのが、市民の台所であるチョルスー・バザールで、行くためにはウズベキスタンで初めてとなる地下鉄にチャレンジしなければならない。
タシュケントの地下鉄は路線は3つだけ。
ホテルから徒歩5分のAmir Temuir Xiyoboni駅から乗り込み、Paxtakor駅で乗り換えChorsu駅で下車すれば、目の前にあるのはチョルスー・バザールの大屋根となる。 -
チョルスー・バザールのメインの建物は2階建て。
それぞれの業種別に、バザールの中が区画分けされている。
私達がまず足を運んだのは、2階通路の端にあるナン屋さん街。
ナンとはウズベキスタンの主食で日本で云えばご飯にあたり、食事には必ずナンが一緒に供される。
ナンの模様やその種類(焼き方、粉の配合、形)は地方により特徴があり、タシケントのナンはこんな感じ。 -
ナンはその日の朝の焼きたてをバザールに持ってくるので、売り切れご免。
私達は日本に持って帰れる小型のナンを見つけにやってきて、無事に購入できた。 -
ナン屋さんの隣は甘いスイーツのエリア。
匂いだけでクラクラしてくる甘さがだだよっていた。
ウズベキスタンに限らずお酒を飲まないイスラム圏では、甘党が多数。
ケーキも何もかも、お菓子がスイートを通り越して、甘すぎる! -
イチオシ
スイートな匂いのそのお隣が、八百屋さん街だ。
ウズベキスタン人は、たいてい皆が明るく、カメラを向け、撮って良い?とう仕草をするとこんな風にポーズをとり、最高の笑顔で構えてくれる。
そして、私達がYapon(ヤポン;日本人)であると知ると、更ににっこりと親しみを込めて笑いかけてくれる方が多かった。 -
八百屋さん街では、キャベツ、ピーマン、タマネギ、トマト、オレンジ・・・と日本でも目にする野菜の姿が多かったのだが、
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白菜のその姿にはビックリ。
ウズベキスタンでは、何処のお店でも白菜は葉を1ずつ剥がしてのグラム売り。
日本のスーパーでも1/4サイズで切り分けて販売しているが、ウズベキスタンでは、まさかの1枚売りとは。
もしかして、白菜は食材としては人気が無いのかもしれない。 -
八百屋さん街には、カット野菜を専門に販売するお店も有り、お母さん達が人参と格闘中。
販売要員のお父さん達は・・・後ろでスマホで遊んでいる様子だった。笑顔が、いっぱい/チョルスーバザール by ウェンディさんチョルスー バザール 市場
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イチオシ
タマネギ屋さんの少年は、少し照れながらもはにかんだ笑顔で写真にはいってくれた。
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果物屋さん街では季節の果物が多く、その盛り付けも個性的。
こちらの芸術的なディスプレイは、葡萄かと思いきや、ちょうど旬を迎えたサクランボ。
傷みやすいサクランボだが、こんなにギチギチに編み込んでしまって傷まないのか、心配になってしまう。 -
2階から1階へと降りる階段を見つけ下階へと降りてみたら、そこは独特な匂いが充満するエリア。
その匂いは香りなんていう言葉では表現しきれない、もっと強烈なもの。
それもそのはず。
チョルスー・バザールの1階は精肉屋さん街で、あちこちで解体ショーが始まっていた。 -
解体用の刃物は小さな斧。
手際よく骨ごと解体された豪快なお肉達が、次々と買い物客の手に渡っていく。 -
あまりの匂いの強さに閉口し1階のお肉屋さん街の散策は諦め、降りてきた階段を再び登って2階へ。
そこにあったのは、蜂蜜屋さん。
実はウズベキスタンは蜂蜜の産地で、各地方ごとに美味しい蜂蜜が採れる。
母もここで蜂蜜のお買い上げ。
味見をして、気に入った瓶詰め蜂蜜を5US$で購入できた。
ウズベキスタンの通貨単位はスムで、国内流通している通貨も基本はウズベキスタンスムなのだが、バザールやタクシーなどでは交渉すれば米ドルでも利用出来る(ただし、政府のお役人に見つからないように) -
イチオシ
蜂蜜を買ったら、蜂蜜屋のお母さんとお孫さんが写真に撮って!とジェスチャーで示したので、パチリ。
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こちらはナッツ屋さん街で、干し杏やアーモンドなどをkg単位で買った。
参考までに購入価格を記しておく。
干し杏 1kg:3万スム (約450円)
ちょっと高級な干しぶどう1kg:6万スム (約900円)
アーモンド 1kg:5万スム(約750円)
これだけ買うと、もう背中のバッグはかなり重くなる。
ナッツ屋さんの店番のお兄さんは、最初は緊張して真顔で写真に写っていたのだが、モニターの自分の顔を確認して、もう一枚!とリクエスト。 -
イチオシ
リテイクしたのがこちら。
モニターをチェックして、お兄さんもコレならOKと言ってくれた。 -
スパイス屋さん街では香辛料のパプリカとクミンとハーブティーをお買い上げ。
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イチオシ
ドライ・ハーブティはお店によりブレンドが異なるので、テイスティングが大事。
ここのお兄さんのお店の香りが気に入ったので、お買い上げ。
ドライ・ハーブティは材料費がかかるので、かなりお高く、200gで20US$。 -
ウズベキスタン語が出来ない私達と、片言英語の売り手さん。
どうやって価格交渉したかというと、指さしオーダーと、電卓での数字表示。
これだけで、なんとかなってしまうから、面白い。 -
イチオシ
階段近くの踊り場にいたご家族に呼び止められ、お菓子をどうぞ・・・といただいた。
どうやら、売り子さん達のご家族で、一族そろってバザールに来て、お母さんやお父さん達の仕事が終わるのを待っているらしい。
せっかくなので、母も一緒に記念撮影。
現地の人に馴染んでいるよね。 -
バザールは建物の中だけではなく、外の道ばたにもお店が出ている。
こちらのお店では、なにやら動くモノ・・・が、と思ったらカメ。
砂漠リクガメに似ている亀だ。
食べるの?とジェスチャーで聞いたら、まさか!と言う顔。
ペットにするのだって。 -
バザールから次の目的地までは、また地下鉄移動。
タシケントの地下鉄の乗り方は基本は日本とは変わらないが、一つだけ違うところがある。
ソレは運賃が距離に比例するのではなく、1回の乗車ごとに料金がかかるという点で、乗車距離に寄らずその料金は一律。
KASSA(カッサ:ロシア語だね)と呼ばれる窓口で、運賃(1200スム(約18円)/1乗車)を支払う。ジェトンを購入すれば、端から端まで乗車OK by ウェンディさんタシケント地下鉄 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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KASSAで運賃と引き換えに貰えるのが、ジェトンと呼ばれるプラスチックのメダル。
この青いメダルで地下鉄に乗車する。 -
地下鉄を降りたのはMustaqulliq Maydani駅。
ここからが徒歩10分で、この日の二つ目の目的地である歴史博物館に到着した。
歴史博物館(入場料金:1万スム(約150円))はその名の通りウズベキスタンの歴史を展示物を通して学習出来る場所で、なんとなくだがその流れを理解することができる。 -
歴史博物館でも収穫だったのが、カラカルパクスタン共和国のカラ遺跡についての詳細な説明があり、前日に訪れたカラ遺跡について、2000年前の構造などを具体的に知ることが出来た。
ただ、説明板がウズベキスタン語で全く理解できないので、分からない部分は想像で補うしかなかった。 -
その他、土器や刀などの出土品もあるが、必見なのがガンダーラ仏。
まだ、イスラム教が入ってくる前のクシャン朝(1-3世紀)の頃の優しいお顔のガンダーラ仏が展示されている。カラ遺跡の立体模型で詳細説明 by ウェンディさんウズベキスタン歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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インドやネパールのチベット仏教の仏像達も出土しており、この土地がシルクロードの中継点であり、人種の坩堝であったことを示していた。
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歴史博物館での滞在時間は1時間弱で、ここからは徒歩移動となり真夏を思わせる日射しの中を歩く。
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歩いて20分ほどで到着したのが、ウズベキスタンの最大で最高に豪華な劇場であるナヴォイ・オペラ・バレエ劇場。
ナヴォイ劇場で何を?
優雅にバレエでも見るの?
ソレも悪いアイディアではないが、私達の目的は劇場そのもの;建物。 -
ナヴォイ劇場の建物に興味を持ったのは、この建物が1966年4月にタシケントを襲った直下型の大地震にも耐え、ほぼ無傷で残った建物だから。
この時の地震で、タシケント市内の家屋はほとんどが半壊か全壊となり、崩れた建物の中にこの劇場だけが毅然としたその姿を残していたそうだ。
そして、このナヴォイ劇場が地震に耐える構造を得たのには、日本人が関与しており、この劇場は、第二次世界大戦でソ連の捕虜となった日本人の強制労働により建てられている。
強制労働・・・と聞かされると負のイメージしか持たないが、ナヴォイ劇場の場合は負の部分もあるがそれだけではない。
ウズベキスタン人に親日派の人たちが多いのは、実は強制労働で働かされた捕虜の人たち、そして、彼らの仕事ぶりが評価されたからだ。日本人捕虜の強制労働が行われた by ウェンディさんナヴォイ オペラ バレエ劇場 劇場・ホール・ショー
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ウズベキスタンへと強制連行された日本人の捕虜のほとんどが職業軍人ではなく、徴兵により大陸へと連れて行かれた一般人で、もともと日本では様々な職種についていた人たち。
その彼らに与えられた仕事が、ウズベキスタンで最も大きくて豪華な劇場の建設だった。
捕虜の中には、元の職業が大工さんだったり、左官屋さんだったり、電気屋さんだったりする人たちがいて、やり方を知らない人たちはプロから方法を教わり、劇場の建築を行った。 -
建物の骨組を組む作業、石膏彫刻をする作業・・・と様々な仕事があったが、それぞれが出来る仕事を分担し、練習し、丁寧に仕上げていく。
もともと手先が器用な人が多かったのか、その作業の丁寧さ、緻密さはロシア人が驚くほどだったのだが、捕虜の人たちが丁寧に作業すればするだけ時間は掛かり、作業工程は遅れていく。
ロシアの将校達は作業の遅れを責め、作業が進まないならば食事も少なくてもよかろう・・・といい、ただでさえ栄養分が少ない食事を更に減らす時も多かったそうだ。 -
建築現場では、地元のウズベキスタン人の女性達も働いていて、その女性達は日本人捕虜の真面目さ、仕事の緻密さ、そして誠実さに心を動かされ、ロシア人将校に見つからないようにそっと新鮮な食べ物を差し入れてくれることもあった。
1946年に始まったナヴォイ劇場の建築期間は約1.5年。
その間に、抑留捕虜の方達の中には病気やケガで命を失った方も居た。
建築に携わった捕虜の人たちは、劇場完成後にそのまま日本へと戻れたわけではなく、その後、幾グループにわかれ、また次の作業現場へと連れて行かれ、強制労働をさせられ、日本への引き揚げ船に乗れたのは1949年-1950年だったそうだ。 -
ナヴォイ劇場の建築から20年近い時が経ち、1966年。
ウズベキスタンの首都、タシケントで直下型地震が発生し、市内の建物はほぼ壊れた中で、日本人捕虜が強制労働で建てたナヴォイ劇場だけが、ほぼ無傷で残った。
被災したウズベキスタン人は劇場で雨露をしのぎ、日本人捕虜が建てた建物の美しさだけではなく、その建築の頑丈さを評価し、捕虜の人たちの仕事に感謝したそうだ。
そして、今、ナヴォイ劇場の壁には、当時の日本人捕虜に対する言葉が彫り込まれている。 -
劇場の壁の言葉は、ソ連統治時代は「この劇場は日本人捕虜により建築された」と彫ってあったのだが、現在は異なる。
1991年に当時のウズベキスタンの大統領だったカリモフ氏は、その言葉は事実を表していないとして、次のように変えた。
「1945年から1946年にかけて極東から強制移送された数百名の日本国民が、このナヴォイ劇場の建設に参加し、その完成に貢献した」と。
その時、多くのウズベキスタン人がその言葉に賛同し、日本人は親しき友人であると感じたそうだ。
だから、第二次世界対戦から70年以上が経過した現代でも、多くのウズベキスタン人は日本に対して親しみを抱いている。 -
ナヴォイ劇場で、その美しい建築の追想に浸ったら、今度は歩いてウズベキスタン美術館(入場料金:1万スム(約150円))へと向かう。
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美術館は様々なウズベキスタンの芸術作品が展示されているが、スザニ、それもオールド
・スザニと呼ばれる伝統刺繍のコレクションが見事。 -
スザニとは、ウズベキスタンの伝統的な手刺繍の布で、日本で言えば伝統織物みたいな感じかな。
オールド・スザニは古典スザニで、今から100年以上前に刺繍されたスザニが展示されていた。
スザニ刺繍は非常に手がかかり、大きな作品では1年以上の年月を掛けて仕上げるとのことだ。 -
確かにスザニは見事だったのだが、この美術館で予想外のモノを見つけた母と私は大喜び。
それは、昨年に訪れたサマルカンドのアフラシャブの丘から出土したゾグド人の壁画の本物が展示してあったこと。
サマルカンドの現地の博物館にもこの日の午前中に訪れたタシケントの歴史博物館にもゾグド人壁画の本物はなく、展示されているのは模写されたレプリカばかりでとても残念に思っていたのだが、まさかウズベキスタン美術館でその本物を見ることができるとは思ってもいなかった。
これは紀元前7世紀頃、サマルカンドで栄えていたゾグド王の宮殿壁画で、なかなかここまで色が残った状態の良いモノを見ることは出来ない。
その壁画の本物が、囲いもなく目の前に無造作に置かれている・・・とは、感動モノだった。あの壁画が此処にあるなんて、知らなかった! by ウェンディさんウズベキスタン美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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14時に遅めのランチタイム。
ちょうどウズベキスタン美術館のはす向かいにレストランがあり、そこで昼食とした。
レストランの名前はBISTRO BRASSERIE。
ウズベキスタン料理と言うよりも、欧州化された料理が多いレストランだったが、スープの味はウズベキスタン風で美味しかったし、クラブサンドもパンが美味しくて満足。 -
ランチのお代は、スープ2個、クラブサンド1皿、お茶2セットで6万スム(約900円)。
地方と比べると、タシケントはやはり物価が高いかな。 -
ウズベキスタン美術館からホテル・ウズベキスタンまではほぼ1本道で徒歩15分。
タシケントは道路がまっすぐなので、初めて歩いても大きく迷うことはなく、地図さえ持っていれば目的地へは歩いてもアクセスできる。
ティムール広場を横切り、一旦ホテルに立ち寄ってトイレを借りたら、再び出発! -
目的地は、タシケント市のもう一つの市場であるアライ・バザールで、ホテルからは徒歩20分強と少し距離がある。
午前中に訪れたチョルスー・バザールが卸売り市場としたら、アライバザールはスーパー的な感覚で、近所のおばさん達の買い物の場所。おばちゃん達の台所 by ウェンディさんアライ バザール 市場
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私達の目的は野菜?の訳ないよね。
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私達は、食後のデザートを探しに来たんだ。
オレンジにするか、イチゴにするか、色々と目移り・・・。 -
イチオシ
果物を見ていたら、オジサンがサクランボを味見させてくれて、美味しかったのでデザートはサクランボに決まり。
バケツごと山盛りのサクランボをお買い上げ。
サクランボ一盛りでいくらかって?
日本だったら1000円はするかな。
でも、ここはウズベキスタン。
サクランボ1盛りで3万スム(約450円)と格安。
母と二人、バザールのベンチに座って、サクランボをお腹いっぱい堪能した。 -
アライ・バザールの中にはいわゆる普通のスーパーも入っていて、ついつい覗いてみたら、レストラン等で使われているウズベキスタンブルーのお皿が1枚1万5千スム(225円)で、コレもお買い上げ。
背中のバックパックは、ドライフルーツにハーブティー、蜂蜜、そしてお皿で、もうはち切れそう!だし、キロ単位のドライフルーツや香辛料、蜂蜜はその重さも半端ない。
もうこれ以上、お土産は入らないよ! -
バザールの中には宝飾品を扱うエリアもあり、此処だけは警備員が入口に立つ厳重警備体制。
私達は宝飾品には縁が無いので、素通りだった。 -
そして、ホテルに戻り預けていたスーツケースをピックアップし、ホテル前でタクシーを拾ってタシケント国際空港へ。
写真は、新市街にあるロシア正教会の聖堂で、八端十字架がその目印だ。
タクシーはホテルの目の前は料金をふっかけてくるので敢てホテルから出て、前の公園脇で拾って8US$。
ホテルにいたタクシーの運ちゃんは15ドルとかほざいていたので、その半額。
数分歩くだけで半額になるなら、歩くよね♪ -
17:30過ぎに空港へと到着し、チェックイン手続きの開始は18:30から。
空港アナウンスは基本はロシア語とウズベク語なので私達には理解できなく、カウンターの前まで様子を見に行くこと5回くらい。
出国の手続きはけっこう混雑していたので、此処は先手必勝で、早く列に並ぶが勝ちかな。WI-Fiは相変わらず、ありません by ウェンディさんタシュケント国際空港 (TAS) 空港
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で、タシケント空港からソウルを経由して日本へと戻る予定なのだが、母と私の旅は1回で2度美味しい旅。
ソウルでのトランジットが10時間ほどあったので、空港が主催するソウル市内無料バスツーへと参加をし、ちょっとだけ美味しいモノを食べようという計画。仁川国際空港 (ICN) 空港
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無料ツアーは5時間コースで、まずは景福宮へ。
景福宮は昔に来たことがあるので、今回は歴史建造物巡りではなく面白いモノ探しへ。
色々と面白いモノはあったが、私のイチオシがこの香炉。
高貴なものらしいけど、そうは全然見えない!景福宮 城・宮殿
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そして、母の出す宮廷クイズがなかなか楽しめた。
母は一時期、韓流ドラマに嵌まり、チャングムの頃の宮殿にはやけに詳しくなっていて、私に「コレは何の為にあるのでしょうか?」とクイズを出題。
写真の4枚は全て同じ目的の為の設えで、冬の寒さ対策として必須のものだそうだ。
正解は、床暖房のオンドルの排気筒。
屋根の上の煙突はなんとなくイメージできるけど、地面に穴が開いていてもなかなかソレが排気筒だとは分からないかな。 -
景福宮のそこら中で繰り広げられているコスプレ大会を眺めるのも、ある意味、面白かった。
この頃の韓国では、民族衣装のチョゴリを着て観光するのが流行っていたらしく、特に景福宮ではその傾向が顕著で、そこら中にコスプレ軍団が沢山。
日本でも思うが、着物は着れば良いというものではなく、季節やTPOに合わせたモノを粋に着こなすのが素敵であり、言っちゃ悪いけど、観光用の薄っぺらな安っぽい生地の適当な縫製の着物は、はっきり言えば全然素敵ではないし、かえって格好悪い。
それは韓国のチョゴリでもおんなじことだよね。仁川国際空港 トランジットツアー 体験・アクティビティ
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景福宮のあとは、バスで仁寺洞へと移動し古道具屋さん街を散策。
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新旧が入り交じる仁寺洞は、建物が興味深かった。
仁寺洞 その他の店舗
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無料バスツアーはランチも付いてくるが、ランチは有料で一律一人10USS$を実費徴収。
美味しかったけど、10ドルの価値があるかは???だと思う。 -
ソウルのインチョン空港主催の無料ツアーは確かに楽しめるが、ちょっと忙しない行程なので、もし次回に利用するかと聞かれたら、答えはNo。
自力で町に出て、景福宮だけ、もしくは仁寺洞だけに行くかな。 -
ソウルから日本までのフライトは2時間。
その間、母と私はウズベキスタンとトルクメニスタンの想い出に浸っていた?
確かにそんな時間もあったが、私達の脳内妄想はもう次の旅へ。
行けるかどうかすら分からなかったが、二人の心の中を占めていたのはイラン♪
ウズベキスタン旅で知ったアレキサンダー大王時代の遺跡や、拝火(ゾロアスター)教にも興味がわいてきたし、イランの知られざる絶景も見てみたい。
でも、対米関係の悪いイランには不安要素が沢山。
だから、まだお互いの家族には内緒ね。
しっかりと調べて、安全を確認して、飛行機を予約して、もう行くしかないって処まで地を固めたら、お互いの家族に話をしよう♪ -
母と私の密約は飛行機の中でひっそりと交わされ、イラン行きの計画はこっそりと秘密裏に進められ、
2019年の12月に私達はイランの地を踏み、2020年初春のアメリカ軍のイラン軍への軍事攻撃の最中もイランに居た。
2020年はそんな波乱の旅から始まったのだが、まさか、その後に全世界が鎖国状態になるような時代がくるなんて、2018年のTL&UZ旅の時にも、2019年のイラン旅の時にも想像もしていなかった・・・マスジェデ ナスィーロル モスク 寺院・教会
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2018年のTL(トルクメニスタン)・UZ(ウズベキスタン)旅の最後に、旅収支をまとめておく。
国際線(ICN経由) 230000円/二人
UZ国内線(TAS-UGC) 23109円/二人
ホテル 4泊 19192円/二人
UZ国内タクシー 4560円/二人
食事/9300円/二人
地獄の門1泊2日ツアー(手配会社仲介) 1000US$/二人
トルクメニスタン国境通過 17520円/二人
カラ巡り 4680円/二人
各地入場券、カフェ、お土産、チップ等 55000円/二人
総額 483361円/二人
241681円/一人
旅費の中で国際線航空券の次に高価だったのがトルクメニスタンの地獄の門ツアー手配で、1泊2日で12万円/二人。
これは、手配をかけずに自力で行けばもっとお安くはなるが、トルクメニスタンは権力とお金とコネで物事がスムーズに運ぶ国なので、現地で顔が利く手配会社やガイドさんの采配はあるに越したことはない。
日本からの日数が決められているタイトな旅程で地獄の門へ足を伸ばしたい場合は、そこだけは手配を入れる方が安心だと思う。
地獄の門はそれなりに高額だったがその価値以上の場所だったし、ゴールデンウィークの中央アジア旅で、お土産を含めた全収支が一人25万弱でこれだけ楽しめたのだから、プランナーとしては成功☆Good Jobだろう。
前の旅行記 【7】地図にない“失われた砂の国” https://4travel.jp/travelogue/11668444地獄の門 洞穴・鍾乳洞
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