2017/05/02 - 2017/05/08
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ウェンディさん
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ウズベキスタンの旅と言えば、まず最初にイメージとして浮かんでくるのは青の風景であるトルコ・ブルーやラピスラズリ・ブルーで彩られた古きイスラム建築のモスクやメドレセ(神学校)だと思います。
母と私のUZ旅の目的も最初は、古いオアシス都市を歩き廻る…と言う事でした。
しかし、旅のプランニングをしていく内にウズベキスタンの魅力は都市遺跡だけではなく、国土の大半を占める自然;砂漠にもあることを知りました。
知ってしまったら行きたくなるのが、私たちの旅。
ウズベク語もロシア語も分からない二人でしたが、なんとかなるさのお気楽な気持ちで自然を楽しむ現地ツアーに参加しました。
ツアー内容はシンプルで砂漠の中のアイダクル湖へ行き一泊するだけですが、湖へと向かう道中ではキャラバン・サライの遺跡に立ち寄ったり、5000年以上昔の古代の岩絵を見たり、アレクサンダー大王が建築した砦へと登ったり…。
勿論、目的地のアイダクル湖で泳ぐこともできます。
そして、夜はキジルキム砂漠の遊牧民族の移動式住居ユルタでキャンプをしました。
星降る砂漠でのキャンプも楽しかったのですが、母と私にとって一番の思い出となったのは、早朝のキャンプでの散歩。
コンパスもGPSも何もない状況の中で、真っ赤な芥子の花が咲き、野ウサギが駆け回る砂漠の中を太陽の方向だけを頼りに歩き廻りました。
砂漠はモノトーンの世界…と表現されることがありますが、きっとそう感じる方は砂漠の一つの面を見て、そのように感じたのでしょう。
赤い芥子の花に、ビビッド・カラーの手足をしたトカゲたち。
キジルクム砂漠の春は色彩に溢れた世界でした。
☆★2017G.W. スタンの国へ行ってみよう♪母と娘で歩くシルクロード 旅程☆★
□5/2 成田09:25-11:50インチョン15:45-19:20タシュケント(大韓航空)
タシュケント駅22:05-寝台列車-05:55(+1)ブハラ駅
□5/3 ブハラ観光
■5/4 アイダクル湖・キジルクム砂漠への一泊二日ツアーへ
■5/5 キジルクム砂漠-サマルカンド
□5/6 サマルカンド観光
□5/7 サマルカンド観光
タシュケント21:20-
□5/8 07:35インチョン10:10-12:30成田(大韓航空)
☆★旅行記☆★
・闇両替も悪徳警備員も、どんと来い♪ http://4travel.jp/travelogue/11240625
・夜行寝台列車はクリスティの世界 http://4travel.jp/travelogue/11243491
・古のオアシスが微睡む夢 http://4travel.jp/travelogue/11247059
・アレクサンドロスの追憶 https://4travel.jp/travelogue/11340022
・砂漠のユルタでキャンプ https://4travel.jp/travelogue/11346596
・生ける王が眠る青い古都 https://4travel.jp/travelogue/11349106
・Win-Win詐欺★甘い話には裏がある https://4travel.jp/travelogue/11351077
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
母と旅したウズベキスタン。
今回の旅は一応、母と娘の女子旅というコンセプトで計画を立てはじめたのだが、私たちの旅がいわゆるインスタ映えする景色を求める女子旅で終わる…なんていうことはありえなかった。
勿論、旅程には青いタイルが美しい古都巡りは外せないのだが、ウズベキスタンの魅力はそれだけではない。
郊外へと足を延ばせば、かつてシルクロードを渡るラクダに乗った隊商が歩いた砂漠があり、小さな町にはアレクサンダー大王が作った砦が今も残り、その砦の上を現代に生きる私たちが歩くことが出来る。
でも、そんなガイドブックにも載っていない様な場所はメインの観光地からは遠いのではない?と思うかもしれないが、今回、母と私が行訪れたのはサマルカンドやブハラから車で4時間ほどでアクセスできるアイダクル湖の湖畔。
通常ならば半日で移動できるブハラ→サマルカンドへの行程を、途中でアイダクル湖へと立ち寄る1泊2日の現地手配として現地手配会社のAdvan Tourにアレンジを依頼した。 -
そして、今回の旅行記【5】はアイダクル湖への手配1日目の午後、アレクサンダー大王の砦を出発したところからスタート♪
アレクサンダー大王の砦があるのは小さなオアシス都;ヌラタで、そこから先の道はキジルクム砂漠の中を突き抜ける一本道。
砂漠というと、日本人に典型的なのは大きな三角形の砂丘が波のように連なる光景だが、この辺りでは写真のような場所を、砂漠と呼んでいる。
緑の草が生えている光景は私にとっては草原なのだが、此処の土はとても痩せていて野菜などを育てるには向かないそうだ。
そういう意味では、この様な場所は砂漠なのだろう。 -
13時過ぎにヌラタを出発した車は14時半に今晩の宿(写真)に到着。
今晩の宿はホテルではなく、キャンプ。
ウズベキスタンの遊牧民の伝統的な住居であるユルタに一夜の宿をお願いする。 -
ユルタは遊牧民たちが使う移動式の住宅だが、残念ながら今回は現地の方のお宅にホームステイ(今風に言えば民泊とも云うのかな)ではなく、私たちが宿泊するのは観光客向けに整備されたユルタが並ぶキャンプ;Oiziloum Safariだ。
73歳のおばあちゃんがキャンプでの宿泊ってどうなの?と思われるかもしれないが、ユルタでのキャンプに乗り気だったのは私よりも母。
彼女の好奇心は尽きることがない。 -
イチオシ
まずはキャンプのオーナーである女主人に挨拶に行き、私たち用のユルタに案内してもらう。
ユルタの前で私たちをお出迎えしてくれたのは駱駝。
駱駝は砂漠を渡る旅には必須のアイテム。
そのシルエットは、砂漠旅の気分を更に盛り上げてくれる。 -
ユルタに荷物を放り込んだ後は、車でアイダクル湖(Aydar Lake)へと向かう。
アイダクル湖はウズベキスタンで2番目に大きい湖なのだが、天然の湖ではなくウズベキスタンがソビエト連邦の一部であったときにソ連の失態によって出来た湖だ。
ソ連が失敗したこととは、ダム水のコントロール。
ウズベキスタンの大半を占める水の少ないやせた土地の灌漑政策として巨大なダムを作ったのだが、そのダムは雨季の大雨であっという間にオーバーフローし、その水が低地の砂漠へと流れ込み、3000平方kmの巨大な湖であるアイダクル湖を作り出した。 -
アイダクル湖へと到着すると、ドライバーのユルキンさんも完全にリラックスモードで、堅苦しい恰好から半パンとシャツに着替えて(まるで日本の縁側でステテコで夕涼みするオジサンみたいな恰好)、私達を湖畔へと案内してくれた。
-
海のないウズベキスタンでは、湖は泳ぐことの出来る貴重な場所。
だから湖畔には海の家のような掘立小屋が建てられていた(管理人がいる時は屋根の下は有料)。 -
運転手さんは私たちを案内すると車へと戻り、ここからは母と私のフリータイム。
さっそく、私たちも靴を脱いでズボンを膝までまくり上げて、水の中へと入る。 -
外気温は30℃以上あるので、水の中に足を入れているだけで心地よい。
アイダクル湖はもともとが湖ではなく低地だった場所なので、その地形は遠浅。
だから、波打ち際から5~10mくらいまでの水深は大人のひざ丈以下だった。 -
母も私もジャブジャブと水の中を歩いて、水中散歩。
-
イチオシ
遠浅なので、湖底の形が作り出す水の波紋も綺麗。
-
ロシア人と思われる方たちは水着に着替えてスイミングらしい。
ウズベキスタンはロシア人にとっては国内感覚の国(ロシア語が通じるからね)で、中でもアイダクル湖は水遊びができる場所として知られているのだって。 -
湖の浅瀬には小さな魚の魚影があちこちに。
私がその魚と戯れていてふと目を上げたら、母の姿は遥か遠くになっていた。
全く、好奇心の塊のような人だ。
ソ連の失態により出来たこのアイダクル湖だが、ウズベキスタンの人達にとっては恵みの湖。
汽水湖であるアイダクル湖にはスズキをはじめとする魚類が2000種あまり生息しアクティビティとして魚釣りも楽しめるし、鳥類を餌とするさまざまな野鳥が飛来しその姿をみようと野鳥愛好家たちも集まる。
また、海のない中央アジアでは泳げる湖は観光地としての収入源にもなるとのことだ。 -
水の中で遊んでいたのは1時間弱。
湖からでたあとは、周囲の自然散策。
水分が少ないやせた土地であるキジルクム砂漠。
お花なんて咲いていないだろう…と思っていたのだが、植物の生命力は強い。
トゲトゲのある茨のような草に紫の花が咲いていた。 -
花愛づる婆である母は、野草にも興味津々で、この花を写真に撮ってとリクエスト。
可愛い花だと思うけど多分、雑草だよ…という言葉を飲みこみ、お望みのままに。 -
アイダクル湖に居たのは16時半過ぎまで。
本当はもっと湖で遊びたかったのだが、運転手さんが17時を過ぎると急に冷えてくるから…とわざわざ湖畔まで迎えに来てくれたので、半分シブシブとユルタのあるキャンプに戻ることに。 -
ここから夕食まではキャンプでのフリータイムということで、いったん、自分たちの移動式住居であるユルタに戻ることに。
ユルタの中は結構広く、私たち二人が滞在するには十分の広さ。
寝具としてお布団が準備されていた。
以前にモンゴルで遊牧民の方のゲルにホームステイ(こちらはガチのウルルン・ホームステイ:https://4travel.jp/travelogue/10334493)した時はベッド式の住居だったのだが、同じ遊牧民の移動式住居でもその生活様式は異なるようだ。 -
ユルタの天井を見上げると、この住居が移動用の組み立て式であることがよくわかる。
天井の円形の輪には細い木の板が通されて、放射線状にドームを作るように伸びている。 -
天井からぶら下がる布は実用的なモノではなく、室内装飾。
-
ウズベキスタンの伝統柄が織り込まれた布が掛けられていた。
-
外に出てユルタの土台部分を見てみると、格子状に棒を組み、その上に床板を載せる構造になっていた。
確かにこの構造は理にかなっていて、雨が降った時に雨は地面の上を流れるが、床面までこれだけの高さがあれば床が濡れることもないだろうし、雨の後は布を捲り風通しをよくすることで、黴などの体に有害物の発生を予防することができる。 -
因みにキャンプのトイレは水洗式。
この日のドライブで立ち寄ったガソリンスタンドのシンプルトイレを見ていたので、キャンプのトイレも同じようなものだろうと覚悟していただけに拍子抜け。
トイレの隣には温水(日本人にとっては温め過ぎるお湯)のシャワーもあり、湖で泳いだ場合などには、体の汚れを流すことも出来る。 -
イチオシ
部屋での荷物の整理が落ちついたら、砂漠の中の散歩の時間。
時刻は18時頃で気温もすこしずつ下がってきていて、半袖では少し肌寒い位。
まずは、キャンプ後方の丘の上に登って、キャンプを見下ろしてみる。 -
砂漠の上から見ていると、遠くで小さな土煙が上がっていた。
アレは何?
土煙が近づいてくるとその正体が判明。
駱駝さん達だ。
実は、私たちが利用したブハラ(サマルカンド)からのこの手配ツアーの主催者はこのキャンプのオーナーで、このツアーには駱駝(ラクダ)体験が付随していて、駱駝に乗れるのは涼しくなる夕方以降と聞いていた。
どうやら、キャンプ主催の駱駝ツアーが始まったようだ。 -
母と私もキャンプのベースに戻り、駱駝の傍へ。
私は3回目、母は初めての駱駝乗り。
まずは母から、駱駝の背へ。 -
私たちが駱駝の方へと歩いて行くのを見つけた運転手さんが走って駆け寄ってきて、撮ってあげるからカメラを貸して…と。
さすがサービス業、こういった心遣いがチップの額をきめるのだよね。
ウズベキスタンの駱駝はフタコブラクダなので、二つのコブの間を跨ぐようにして乗る。
駱駝に乗る時に怖いのは、彼らが座る時と立ち上がる時。
前足を折った時の体制が急な角度の前かがみとなり、前方にずり落ちそうになる。 -
駱駝に初めて乗った母はご機嫌。
お尻の下には鞍はなく座布団だけなのだが、上手に乗りこなしていた。 -
駱駝ひきのお兄さんが曳いてくれてお散歩開始。
-
砂漠の中を歩く駱駝と私たちが作るシルエットは、二つの重なり合ったティー・ポット型。
夕陽を浴びる砂漠の色は赤。
私達が滞在しているのはキジルクム砂漠。
このキジルクムという言葉は遊牧民の言葉であるチュルク語で【赤い砂】を意味するそうだ。 -
途中で、別の駱駝のグループとすれ違う。
オジサン達も楽しそうだ。 -
駱駝に乗っている時間は20分位と短く、砂漠を円を描くように歩きキャンプへと戻ってくる。
個人的には1時間でも乗って居たいところだが、駱駝ひきのお兄さんはキャンプの運営スタッフ。
これからが夕食に向けての料理の時間。
あんまり駱駝に時間をかけてはいられないのだろう。 -
イチオシ
母は初駱駝が楽しかったらしく、満面の笑み。
母が喜んでくれたので、お兄さんにはチップを5US$。
多分、チップとしては少し多かったのかな。
この後の夕食時のサラダのサーブでは、この駱駝兄さんが持ってきてくれる私たちのテーブルのサラダは、他のテーブルの倍量だった。
サラダ好きの母と私は更にお替りまでさせてもらったのだが、吃驚するほどの大量のサラダを盛り付けてくれた。 -
ゆっくりと日が陰り、夜の帳が降りてくるのを眺める。
こんなのんびりとした時間の過ごし方は、都市部では難しいね。 -
夕食は、キャンプのメインキャビンで19時から。
-
一応簡単なコース風で、サラダ、スープ、メインのお肉料理だった。
写真右上のキュウリとトマトのサラダが前述したもので、これは通常の量。
私たちのテーブルには、大盛りのキュウリとトマトが運ばれてきた。 -
夕食後はユルタに戻り、着替え。
昼間は30℃以上になる気温だが、夜はかなり涼しく、厚手の長袖が必要だった。
ユルタの中には自家発電の電気が来ているので、携帯ライトは不要。
ユルタのドアを閉めてみて、そのドア・ペイントの可愛らしさに初めて気が付いた。
なんとなく東欧っぽく、この辺がソ連支配の名残だろうか。 -
辺りが暗くなると薪に火がともされ、暖を取るために皆がその周りに集まる。
-
暫くすると、スタッフの一人が民族衣装に着替え、ウズベキスタンの伝統楽器を手に持ち、伝統的な音楽を演奏。
曲の雰囲気は物悲しい感じだが、その雰囲気はこの砂漠に良く似合う。 -
演奏の最後はロシア民謡。
多分カチューシャ…とかいう曲かな。
この曲でロシア人たちはダンスタイムだった。
薪が燃えていたのは日付が変わる前迄だと思う。
午前2時過ぎに私がトイレへ行くためにユルタの扉を開けた時には、もう火は消えていた。
真夜中のキャンプは、どのユルタのお客さんも寝静まっていて無言。
でも、夜空では満点の星たちがにぎやかなお喋りを繰り広げていた。 -
イチオシ
翌朝、夜明けと共に起床。
美しい朝焼けが私たちを迎えてくれた。 -
6時に母と私は身支度を整えてユルタの外へ。
恒例の朝さんぽの時間だ。 -
さあ、散歩に…と思ったのだが、母はユルタの裏に咲く野生の芥子の花にトラップされていた。
-
イチオシ
芥子は1日花。
この日の朝に花開いた芥子の花の命は、この日1日だけ。
花開いた花びらの中には小さな水滴。
命の花が、砂漠一面に咲いていた。 -
キャンプの裏山を乗り越えて、砂漠の大海原へと乗り出す。
砂漠は平たんなようだが、その実は、緩やかな丘陵地帯の連続。
見通しは良くなく、目印となる建築物も山もない。
地図もコンパスもGPSもない状況で、目印となるのは太陽だけだ。 -
芥子が咲く草原の中で朝に出会ったのは仔牛。
放牧されているのかな? -
足元の地面を見ると、蛇の形のような不思議な模様をみつけた。
-
これは一体何?
・・・・と思ってそのラインを辿ってみたら…、見つけた♪
不思議な模様はコガネムシのような甲虫が残した足跡。
彼は、棲家の拡張工事の最中の様だった。 -
朝の砂漠は、野生のお花の宝庫。
-
昨日の日中には暑すぎてその姿も分からなかったような花たちが、いっぱい咲いていた。
-
母と私の早朝散歩は、30分しても終わらない。
丘陵地帯を3つくらい超えた私たちが辿り着いたのは、ユルタのキャンプ。
砂漠を円を描くようにぐるっと歩いて、私たちのキャンプに戻ってきてしまった!?
いえいえ、ここは私たちのとは別のユルタキャンプ。
隣のユルタキャンプの場所まで歩いてきてしまったらしい。 -
せっかくだから、ご挨拶しようと思って近づいて見ると…。
キャンプでは、ゲスト用のお布団を天日干しの真っ最中。
どうやらこのキャンプはまだ準備中で、この日は、宿泊者はいなかったようだ。 -
キャンプの隅に、土壁で塗られた竈を発見。
原始的だが、廃棄物を燃やして燃料とするには一番効率的な形なのだろう。 -
こんな風フラフラ散歩をしていたら、時刻はあっという間に7時半。
8時の朝食に向けて自分たちのキャンプに戻らなくてはならない時間だ。
で、戻るべき方向は分かっているのかって?
ここはもう野生の感が頼り。
芥子が咲く砂漠であるこの地は、右を見ても左を見ても、見えるのは変わらない景色。
太陽の方向だけを頼りに歩く。 -
途中、チョット道に迷ったりもしたが、高めの丘の上から見下ろして私たちのキャンプの場所を確認して無事8時に帰着。
キャンプではスタッフのお兄さんが朝のお茶の準備のためにお湯を沸かしていた。 -
朝食のメインはクレープ。
ウズベキスタンで採れる蜂蜜をタップリと付け、いただく。 -
朝食時に駱駝の毛で作った鍋敷きの販売も有り、母は気にいって一つ購入。
1枚3万スム(500円)だった。 -
朝食後は再び、砂漠の散歩へ。
この日の午前中は、このキャンプで好きなように過ごす時間。
お昼までは何をしていたってOKだ。
冬毛から夏毛への生え代わりシーズンを迎えた駱駝たちは、身体を地面にこすり付けて、生え代わりを促進中。 -
イチオシ
きっと皮膚が痒いのだろうな。
でも、この砂でのスリスリ作戦はかなり有効の様で、彼らの周りには抜け落ちた冬毛が束になって転がっていた。 -
お昼までをキャンプの周りの散歩で過ごしても良かったのだが、母と私は朝のアイダクル湖の風景が見たくて、運転手さんにもう一度行きたいとリクエスト。
運転手さんは、それは契約には入っていない…と渋い顔だったのだが、彼の雇い主であるこのキャンプの女主人と交渉して、運転手さんにはチップ+αを渡すからとう約束で、もう一度アイダクル湖まで車を出してもらう。 -
キャンプの周りの砂漠の景色が昨日の夕方と今朝であんなに異なっていたのだから、きっと湖も同じ筈。
そう思っていたら、その通り。
午前中はまだ気温もそんなに高くはなく心地よい位の気温。
ヒンヤリとした草むらに、昨日は見ることの出来なかった蜥蜴(トカゲ)の姿を見つけた。 -
やっぱり、気温の低い午前中は野生の生き物たちの行動も活発。
見つけたのは、トルコ・ブルーの手足を持つ体長15cmほどの蜥蜴。 -
イチオシ
蜥蜴をじっと見つめる母と私の4つの視線。
どうやら見つめられていた本蜥蜴もその事象に気が付いたようで、じっとして動こうとしない。 -
お蔭で、その美しい色合いや鱗の様子などをじっくりと観察できた。
-
湖の水は昨日の午後とは一転して水が冷たい。
-
昨日は1時間、水の中に居ても平気だったのに、この日の水のヒンヤリさ加減は長く浸っているとお腹を壊しそうな冷たさだったので、10分位で自ら出て、再び湖の周りの砂漠を散策。
オシャレな小さな花を見つけた。 -
そして、長い尻尾の縞模様の美しい蜥蜴も。
やっぱり自然を観察するのは、気温の低い午前中が良いようだ。 -
11時頃にキャンプに戻ったら、帰る支度をして車に荷物を積み込む。
-
運転手さんに「ランチは何が良い?」と聞かれたので、さっぱり系をリクエスト。
せっかくなので、ココでの厨房の様子も見せてもらう。 -
台所では、オジサンがジャガイモの皮むき中。
朝の散歩で見つけたもう一つのキャンプはでゴミを利用した竈(かまど)式コンロだったが、ここ;Oiziloum Safariはガスボンベを用いたガスコンロを調理に利用していた。 -
調理台の上にはマカロニとピクルス。
昼食の材料かな? -
そして、私たちのこの日のランチの一品目がコチラ。
水餃子みたいなお料理で、リクエスト通りのさっぱり風味。 -
もう一品がマトンの冷しゃぶ風。
日本だったら豚肉を使うのだろうが、イスラム教圏のこの国では豚は食用ではない。 -
ランチを食べ終えたら、砂漠での時間はお終い。
車で4時間のサマルカンドへと移動する。
サマルカンドへの道は幹線道路ではなく、田舎道。
だから、こんな荷馬車を良く見かけた。 -
サマルカンドへと到着し、宿に荷物をデポした私達がまず最初に足を向けたのは、市場であるシヨブ・バザール。
バザールに何をしに行ったかって?
それは、夕食の買い出し。
ウズベキスタンについてからの毎食がウズベキスタン式の比較的脂が多い食事だった私達。
胃が、疲れてきたよ…と主張をし始めていた。
こんな時は、野菜タップリ系へのシフトが重要。
だから、市場の惣菜エリアへと行きタップリと人参サラダを買い、更に食器売りのコーナーでお皿とスプーンを入手し、準備完了。
個人旅はこんな風に気儘に動けるのが、良いよね。
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