2019/12/28 - 2020/01/05
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ウェンディさん
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2019年の年末から2020年の年始にかけての1週間、75歳の母と共にイラン・イスラム共和国を旅してきました。
イラン旅のプランニングを始めたのは旅の2年以上前。
計画を立て始めた当初の私の中のイランはステンドグラスが輝くバラ色のモスク、アレクサンダー大王が滅ぼしたペルシア遺跡…などの漠然としたイメージで、イランで何をしたいのか、何を感じたいのかということはまだ雲の中に手を突き出して探るような状態でした。
しかし一度調べ始めたら、でてくる・でてくる!
ガイドブックの情報は世界遺産などの有名処ばかりを紹介していますが、ネット上にはニッチな情報が散りばめられていました。
そんな情報の中で、私が着目したのはピンク。
【イスラム教に支配された国イラン(あくまでもイメージです)】と可愛らしい乙女色【ピンク】には接点はないように思えますが、実はイランはピンクがあふれる国。
イランでピンクといえば、旅行記-4↓でも紹介したローズ・モスクのMosque of Nsir-ol Molk(https://4travel.jp/travelogue/11598247)
が有名ですが、イランのピンクの絶景はそれだけではないのです。
Shirazの南にあるMaharlu Lake(マハルー湖)は実は、知る人ぞ知るピンク・レイクで水量が増す雨季にはその湖面がピンク色に染まります。
そして、テヘランの南にはピンク色の村;アビヤネ村もあり、昔ながらの建築様式が残る村は太陽光線が当たるとセピアを帯びたピンク色に輝きます。
シラーズ旅行記の最後に紹介するのが、ピンク・レイク。
2019年末は雨季にも関わらず水が少なく、残念ながら湖は完璧なピンク色には見えませんでしたが、塩湖が映し出す夕景を堪能してきました。
そして、この旅行記では歴史の鏡の裏表となるシラーズの二つの館;オレンジ庭園とキャリーム王の居城も紹介したいと思っています。
どちらの館も当時の栄華が偲ばれる佇まいでしたが、この二つの館はシラーズ市民にとっては全く正負の存在で、一方からは敬愛の気持ち、そしてもう一つからは裏切られた記憶はいつまでも忘れない…という強い怒りと意思を感じました。
素晴らしいガイドさんに巡り合えたからこそ知ることのできた館の真実、ツアーでは味わえないシラーズの旅行記です。
☆2019/12/28-2020/1/5 イラン旅日程☆
□12/28 モスクワ経由でテヘランへ
SU263 & SU812
□12/29 国内線でシラーズへ シラーズ観光
■12/30 シラーズ
□12/31 ペルセポリス
□1/1 イスファハーン
□1/2 イスファハーン&カーシャン
□1/3 カーシャン&アビヤネ村
□1/4 イスタンブールへ TK879
イスタンブール トランジット観光
□1/5 夜に日本着 TK052
☆75歳の母と歩くペルシア 旅行記☆
【1】悪の枢軸国へ https://4travel.jp/travelogue/11585503
【2】チャドルを纏って即席美女!? https://4travel.jp/travelogue/11593122
【3】美しきもの、闇に輝く https://4travel.jp/travelogue/11595091
【4】砂漠の薔薇が花開く https://4travel.jp/travelogue/11598247
【5】イランのピンクレイクへ https://4travel.jp/travelogue/11604861
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
シラーズ滞在2日目12/30の朝一番に訪れたのは、インスタ映えのスポットとして有名なローズ・モスク。
公式情報によるとローズ・モスクの開館時間は朝8時なのだが、冬の日の出時間と方角から考えると実際に室内に光が入り始めるのは8時前と計算されるので、絶対に朝8時前にモスクはオープンする筈!
何の確約もない思い込みで開館予定時間より早くにローズ・モスクを訪れたのだが、私たちが到着した7:45にはもちろんモスクはオープンしていたし、モスク室内にもバラ色の色彩が誕生するその瞬を見ようとする観光客が集まり始めていた。
実際にモスク室内全体がピンク色に染まるのは8時から9時にかけての1時間で、その間の刻々と変わりゆく室内の彩はスペクタルと表現しても過言ではないバラ色の絶景。
ローズ・モスクでの朝の1時間はイラン旅の中でベスト5に入る美しい光景だった。 -
イチオシ
でもね、ローズ・モスクで私が目にしたのは美しい光景ばかりではなかったことも事実。
宗教施設であるモスクは現在も人々の祈りの場であるはずなのに、大きな声で笑い、場所を占拠して友人たちとポーズをとって写真を撮りあう旅行者の姿が多く見られた。
宗教施設で写真を撮りたいならば手短に控えめにしてほしい…かな。
他国の信仰の場にお邪魔するならば、その国のルールを守るのが旅人としての礼儀。
仏教寺院や神社、自身が信仰する宗教の教会、僧院等の自身の国では守れているはずの常識感覚がどうやら旅先へと出ると吹っ飛んでしまうのかもしれない。
こんなことを書いている私本人だって、あの有名なバラ色の景色が見たくて、写真に撮りたくて朝7:45からその欲のままにローズ・モスクに押しかけているのだから、いくら静かに人の邪魔にならないように見学し、写真を撮っていたとしても、宗教施設に興味本位で訪れているという点については何ら変わりはないのだけれどもね。 -
そんなジレンマに似た気持ちを抱えたままローズ・モスクを後にし、10時過ぎにやってきたのは、オレンジ庭園(入場:50万リアル)。
ローズ・モスクからオレンジ庭園までは歩いて20分もかからなかった。 -
オレンジ庭園の正式名称は、ナーレンジェスターネ・ガヴァーム庭園(Qavam House Garden)。
庭園が造園されたのは19世紀のガージャール朝時代で、庭園名を意訳するとガヴァーム家オレンジ邸。
オレンジ庭園は伝統的なイランの庭園建築で、四角く囲んだ屋敷の中央に噴水を伴う水路が掘られ、主館の前に水を豊富に蓄えた池がある。
水路の周りには1年中緑の葉を茂らす常緑樹が植えられており、その木々がすべてオレンジの樹なので、この庭屋敷がオレンジ庭園と呼ばれている訳だ。 -
夏のシラーズは最高気温が40℃以上の日が連日続く、砂漠のような過酷な気候。
そんな場所に水量を使う池と水路、そして緑あふれるオレンジの木々を植えることのできたガヴァーム家は相当の財力を持っていたのだろう。 -
ガヴァーム家の財力の凄さは、その建物の装飾を見ていてもよくわかるのだが、主館のファザードのタイル装飾は豪華さというよりもその絵柄でびっくりさせられた。
タイルに描かれていたのは天に舞う天使と、獅子に乗る神の顔。
しかも、個々のデザインがかなりユニーク!
スカート姿の天使の翼はレインボーカラーだし、剣を握るライオンの手はとてもネコ科に見えない指の長さ、天使の顔もライオンの背に乗る顔もその眉毛はイラン人独特の太く繋がった眉。 -
ともかくかわいらしいタイル画だったのだが、この地がイスラムの国という前提から見たらコレはかなり異色な装飾で、19世紀のイランではイスラム教義で禁忌とされる偶像を描くという行為が許されていたのかもしれないと勘ぐってしまうようなファザード装飾だった。
天使、ライオン、鹿などの偶像、しかも人間の顔つき!を建物のファザードに用いるとは中東の他のイスラム教を信仰する国では考えらえないこと。
もしかしてガヴァーム家のその財力はイスラムの指導者を黙らせるだけのパワーを有していたのかもしれない。
このようなデザインがイスラム教を信仰するムスリムの建物に描かれていたのは想定外だったが、それ以上に驚きだったのが、太陽のような後光をまとった人間の顔がライオンの上に描かれているという事実。
これと同じ図柄を私は中央アジアで、目にしたことがあった。
私がこの構図と出会っていたのは、サマルカンド(ウズベキスタン)のモスク。 -
この写真のタイル画はサマルカンド(ウズベキスタン)のシャルドル・メドレセだが、二つの写真を見比べると、イランとウズベキスタンの二つのタイル壁画はライオンの背に顔、顔には後光が指すという構図まで全てが一緒で、これだけ一致点が多いとそのデザインの出どころが異なるとは考えにくい。
ウズベキスタンのサマルカンドはモンゴル血脈の大帝が支配していた地なのでイスラム色と現地の宗教がまじりあった独自の装飾だったのは納得できるが、ウズベキスタンの宗教装飾のデザインがイランでも使われていたなんて驚き!以外の何物でもなかった。
サマルカンドのシャルドル・メドレセは17世紀、イランのオレンジ庭園は19世紀の建築で二つの建物が建築された年代は異なる。
ウズベキスタンで作られた装飾がシルクロードを渡りトルクメニスタン地区を経由し200年をかけてイランへと渡り、エキゾチック文様として当時の邸宅装飾に取り入れられたと考えるのが妥当なのかもしれない。
(写真:シェルドル・メドレセの装飾タイル/ウズベキスタン旅行記↓より
https://4travel.jp/travelogue/11351077参照)) -
主館以外の壁のタイル壁画もその内容は豪華で、当時流行していた欧州由来の絵が多く使われている。
-
19世紀の欧州の貴族の間ではアフリカでの猛獣狩りが娯楽の一つで、そのデザインも欧州からイランへと渡ってきたようだが、どうやら絵としては正確には伝わらなかったらしく、銃で撃たれ血を流し苦しんでいるライオンの表情が笑っているかのように描かれていた。
ライオン狩りはゲーム(命を粗末にする行為をゲームとは言いたくはないが)だったのでこのような表情になったのかもしれないが、ライオンの命を軽視しているようにも見え、このタイル装飾は美しくはないと思う。 -
一方で、主館のファザードの屋根飾りはチーターが鹿を狩る様子を表していて、こちらはやけに写実的。
チーターが獰猛に襲いかかり、その爪が鹿の肉体を切り裂く様子、鹿の苦悶の表情などがタイル装飾で描かれていた。
タイル画の作者が異なるので、 統一性のないデザインが散見されるチグハグな屋敷装飾となったのだろう。 -
イチオシ
壁画タイルには当時の風俗も描かれている。
風俗…といっても、温泉の歓楽街にある怪しげな風俗ではなく当時の服装などを指す風俗だ。
タイルに描かれているのは、裾の膨らんだスカートをはいた人物。
最初にこのタイル装飾を見たときに「このオレンジ館のお嬢様たちの壁画かしら」と思ったのだが、私の推測は大外れでこの3人は館に使える男性の召使たちだそうだ。
男性と言われれば、髪の毛も短いし顔もきりりとしていて納得なのだが、なぜに男にスカートなのか。
男性がスカート様式の服を着る文化も世界には多くあるので別におかしくはないと思うが、明らかに描かれているワンピ風のスカートは女性をターゲットとしてデザインされている気がする。
彼らがスカートを履いている理由こそが、当時の風俗で、この服装は憧れの欧州の文化を取り入れたために出来上がったそうだ。
欧州文化から輸入されてきた多くの絵画にはふわりとしたスカートを履いた女性たちの姿が多く描かれていて、イランではその服装を召使の制服として取り入れたという話だった。 -
オレンジ庭園の主館の壁の下方には紀元前に栄えたペルセポリス遺跡風の壁画もあり、この庭園にいるだけで、ある意味、いろんなイランを見ることができる。
-
オレンジ庭園の見どころは正面にある主館の建屋で、その1階テラスには19世紀当時に流行していた鏡細工の内装が施されている。
主館の建物そのものは英国ヴィクトリア朝の建築手法を模倣したものだそうだが、英国ではこんなに鏡でキラキラとしたヴィクトリア建築は存在しないだろう。 -
色ガラス加工された鏡がモザイク状にテラス内壁を覆い、その中心にある暖炉は大理石の一枚岩で作られた超贅沢な一品。
大理石というとクリーム色や茶色系をイメージすることが多いが、イランの大理石の多くはヤズドから産出し、緑色のマーブル大理石がその殆どだそうだ。
鏡で覆いつくされたテラスの写真を撮っていた私だが、自分自身が鏡に映り込んでいたとは、帰国後にこの写真を見るまで気が付かなかった。
ついでなので、女性がイランを観光する際の服装について残しておく。
女性がイランを旅する時に必ず守らなければならないのが、以下の3つのお約束で、これを守っていれば警察に目を付けられることはないと思う。
1. 髪の毛を覆う大き目のスカーフやマフラー(透ける素材は不可)
2. 腿まで隠れる(お尻の丸みを覆いつくす)丈の長い上着
3. 手首、足首までを覆う長袖・長ズボン、またはロング・スカート。 -
主館のテラス天井も、オレンジ庭園での見どころの一つ。
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モザイク状の鏡片と木材に描かれた絵でデザインされた豪華な天井で、これが屋外にある施設だなんて信じられないほど手が込んだ装飾だった。
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天井には欧州の絵画を真似た、胸も見えそうな大きな襟繰りのドレスの女性が犬を抱く構図の女性像が描かれていた。
絵は欧州絵画の影響を受けているとは言うものの、描かれている女性は髪色が黒く、頬もふっくらとしていて欧州風ではなく、明らかにイランの女性。
この館の持ち主は、イスラム教ではなかったのかもしれない。
さすがにイスラム教を深奥していたならば、自国の女性像を髪の毛や肌を露出した状態で描かせることはないと思う。 -
テラスの建築様式で興味を引いたのは窓の開閉方式で、縦に窓ガラスがスライドする雪見障子のような建築手法が使われていた。
このような上下開閉式の窓はイランではあまり見かけなく、非常に珍しいとのこと。
ガラス窓を上下にスムースに開閉するためには、かなり綿密に丁寧に設計し、その形に沿って木枠を削っていかねばならなかったはず。
当時のイランには手先が器用な職人さんが多くいたのだろう。 -
主館建物の2階部分へも上がることができ、通路から1階の吹き抜けテラスを見下ろしてみた。
そして、鏡を多用した装飾に納得。
モザイク鏡でキラキラ感を演出し、大きな鏡で対面の鏡壁面を映し出すことで、鏡に映されたテラスの装飾がお互いの鏡面でどんどん増幅され、テラスに奥行き感が増すとともに、夜にはランプの光が幾重にも複写され、日中以上に幻想的な光景を演出していたのだろう。Qavam House 博物館・美術館・ギャラリー
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2階は女性のための場所で、館にお客様があったときには女性たちはこのテラス2階からそっと1階のテラスを見下ろしてお客様の姿を眺めていたということだ。
テラスの天井画には肩も露わな女性像が描かれていたが、やはりイランはイスラムの国ということか。
特にお屋敷の奥さまやその娘たち(愛人の方たちも)は、よその殿方に顔を見せるというのは許されなかったのだろう。 -
2階にある女性のための部屋の窓にはステンドグラスが嵌められ、お日様の光もよく入る。
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部屋の天井には欧風の絵が描かれ、ここにも女性の姿が描き込まれていた。
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テラスの天井画の女性は欧州絵画女性をイラン風に置き換えた模倣的な雰囲気だったが、こちらの部屋の女性たちは、いかにも普通っぽい雰囲気。
多分、この館の娘さんたちなのではないかな。 -
ここで、「多分」という推量表現を使ったのには理由がある。
実はこのオレンジ庭園とその館については、庭園を建築したその持ち主や家族の詳細な情報は殆ど残されていない…というのだ。
オレンジ庭園は今から150年くらい前の建築なのだから、どうしてそんなことがわからないの?と私も思ったのだが、この館は実は曰く(いわく)つきの建物なのだ。
曰くつきと言っても、これらの女性たちの幽霊が出る!とかいうものではなく、シラーズ市民にとって曰くつきということだ。
この建物を建てたのは、19世紀のシラーズの大富豪であったガヴァーム一家。
大金持ちのガヴァーム一家だが、彼らはどのようにしてその財を作り上げたのか。 -
ガヴァーム一家が大金を手に入れた手段…それは裏切り行為。
ガヴァーム家がオレンジ庭園の邸宅を建築した時代より50年前、イランのシラーズにはザンド朝と呼ばれる王朝が栄えていた。
そのザンド朝は裏切り者の手により命運が尽きたのだが、ザンド朝に裏切り行為を働いたのがシラーズで商いをしていたガヴァーム家。
ガヴァーム家は夜陰に紛れて攻めてきた敵軍のために城壁の扉の閂をわざと開けておき、城壁内への侵入を手引きしたといわれている。
ザンド朝の初代領主であったキャリーム・ハーンは人民のためを考えた人徳のある王で、シラーズ市民には人気がある。
ガヴァーム家のオレンジ庭園はそのザンド朝を裏切ったファミリーの庭園なので、この一家に対するシラーズ市民の怒りは現代までずっと続いていて、イランの宗教革命時に資産家であった庭園の所有者一家がイランから逃亡してからは、その家族に関する書物はほとんど失われてしまったそうだ。
建物としては価値があるので、現在のオレンジ庭園はシラーズ大学が管理し修復を施してはいるが、生粋のシラーズ市民は未だにガヴァーム家が所有していたオレンジ庭園に対して正のイメージは持っていない。
現在でもシラーズの近郊には宗教革命時に逃げ遅れたガヴァーム家の傍流の家族が暮らしているそうだが、その苗字はシラーズでは嫌われ者を意味し、150年前のご先祖様のやらかしたことのツケをガヴァーム一族の生き残りたちは現代になっても背負っているということだった。 -
そんな館の地下の空間は博物館になっていて、イランで産出された土器などの考古学的な出土品が展示されているのだが、しょせん金持ち商人が道楽で集めた物なのでどこで産出したか、いつの時代のものかなどの詳細情報がほとんどなく、その説明には”unknown”と書かれているだけ。
これでは、せっかくの遺物がかわいそう過ぎるという状況だった。 -
建物地下にあるのは考古学博物館だけではなく、その空スペースはアーティストのために貸し出されていて、楽器職人のお兄さんが楽器を販売しており、その音色を聞かせてくれた。
お兄さんの爪弾く弦楽器はタンブールで、5000年前からあるイラン最古の楽器といわれているものだ。
唄はペルシア語だから言葉の意味は全く分からなかったが、ハーフェズの詩にお兄さんが作曲したメロディーをかぶせての演奏は郷愁を覚えるような感じだった。
そして、楽器職人のお兄さんが売っているのは楽器だけではない。
タンブールを演奏するお兄さんの足元のガラスケースの中を注目してほしい。 -
楽器職人のお兄さんはその指先の器用さを利用して、楽器つくりだけではなくトルコ石の加工もやっている。
トルコ石のターコイズの色合いが大好きな私としては、そのガラスケースの中がちょっと気になったので見せてもらうことに。
イランはトルコ石の産地なので、小さなトルコ石ならば日本の半値以下の価格で購入できる。
バザールの露店でもトルコ石のアクセサリーはあちこちで売っているが、バザールではクズ石に色を載せたイミテーションの偽物を掴まされる可能性も高いとのこと。
トルコ石が気になるけど、どうしようかな…とガイドの阪野さんに相談すると、交渉すればそれなりに安く購入できるということで、気に入ったデザインで交渉開始。
結局、母と私でリングを1個ずつ選んで、トルコ石+銀土台+加工費で指輪2個;450万リアル(約4500円)で商談成立。
お兄さんは英語が片言だったので価格交渉は坂野さんにお任せしてしまったが、本物のトルコ石でこの価格ならばかなりのお買い得品だった。
お兄さんが作るアクセサリーは米ドルのキャッシュでも買えるそうだが、値引き交渉がしやすいのはイランの通貨であるリアルの現金で、ドルとリアルでは一割くらい差が出るそうだ。
というわけで、昨日両替した100米ドル分のリアルの半分があっという間に飛んでいってしまった。 -
ガヴァーム庭園をでたら、次の目的地に向かいながらの町散歩。
時刻は11時なので、どこのお店もオープンしている。
金物屋さんで見つけたのは、日本では見たことのない裾広がりの鍋。
これで、大家族用のご飯を炊いたり、蒸し物を作るのだって。 -
八百屋さんの店先の野菜は、日本でもおなじみの顔がずらり。
-
日本にないの、こちらのお店の豆の専門店。
イランでは副菜やスープの具に豆をよく使うので、豆はおなじみの食材。
様々な種類の豆が売られていた。 -
あちこちのお店を覗きながら私が探していたのは、ドライフルーツのお店。
中東の国に来た時の楽しみの一つは、ナッツやドライフルーツ。
天日干しで乾燥させた甘さタップリの乾燥果物は中東ならではのおやつ。
味見をさせてもらって美味しかったので、こちらのお店でお買い上げ。
乾燥イチジクが1㎏:100万リアル(約1000円)、半生ドライの杏子が1㎏:20万リアル(約200円)とお買い得価格だった。 -
昨晩、母と二人で歩いたヴァキール・バザーレの中へ入ると、昨夜みたいにおばさんたちでごった返してはいなく、写真も撮り放題。
衣類などの店も多かったが、その殆どが中国製だとのことだ。 -
イチオシ
スパイス屋さんは私の大好きな場所。
様々なスパイスの香りを嗅いでいるだけで幸せな気分になれる。
イランのバザールのスパイスはなかなか個性的で、特にカレー用のミックスパウダーは、お店によってそのディスプレイ方法が異なっていて、どのように魅せるディスプレイにするかは店主の腕の見せ所。
カレー・スパイスを買うならば、美味しそうに見えるお店で買いたいものね。 -
イチオシ
バザールを抜け出して、マスジェデ・ヴァキール近くの四つ角でガイドの阪野さんが「ちょっと買い物をしていいかしら?」と。
彼女が何を買うのかと思ったら、香水。
イランでは香りをまとうのは身だしなみの一つ。
阪野さんも朝にふわりと1プッシュが日課だそうだ。
このおじいさんは露店の調香師であり露店の店主でもある方だが、シラーズ市民ならば誰もがこのおじいさんの作り出す香水の香りは間違いないことを知っている。 -
おじいさんが扱っている香水は200種類以上。
それをお客さんの好みに合わせて選び、小瓶に移し替えて販売している。 -
お客さんは女性だけでなく、男性も多い。
私達が見ている間にも次から次へとお客さんがやってきて、お気に入りの香りを手にしてにっこり。
ガイドの阪野さんは常連さんなので、おじいさんは彼女が何も言わなくても、いつもの香水を小瓶に詰めていた。 -
それを見ていた母が、欲しそうな顔…。
「いいよ、1本だけなら買っても。」と私。
でも、香水って少量でも結構いいお値段する品。
私の懐の残金は300リアル(約3000円)だから、足りるかなぁとちょっと心配だったのだが、それは取り越し苦労。
おじいさんのお勧めの香りをいくつか試させてもらい、母の決めた香りのお値段は容器込みで25万リアル。
25万リアルは日本円にして約250円。
この日、母はトルコ石の指輪と花の香水を手に入れて幸せそうだった。 -
時刻は11時半。
私達が歩いてシラーズ氏を縦断してやってきたのはキャリーム・ハーン宮殿。
入場料金は50万リアル(約500円)だ。 -
宮殿とはいっても、その作りは先ほどまでいたオレンジ庭園よりも質素な雰囲気だ。
-
キャリーム・ハーン宮殿のキャリーム・ハーンとはザンド朝を作った王様のことを指し、キャリームが名前でハーンが領主という意味だ。
日本語ではキャリーム王(カリーム王)と訳されることが多いキャリーム・ハーンだが、正確に記すならばキャリーム領主が妥当なのだろう。
イランでは最高位の帝位は皇帝でシャーと呼ばれ、ハーンはあくまでも部族長の敬称であり、ハーンは最高権力者には普通は使わない。
しかし、キャリーム・ハーンは自身のことをシャー・キャリームとは決して呼ばせなかった。
その理由は、彼自身が自分に王としての器がないと思っていたから…な訳ではない。
キャリーム・ハーンは有能な指揮官である指導者で、シラーズを首都と定め、強固な軍隊と豊かな王国を築いた。
ただ、キャリーム自身が皇帝(シャー)と呼ばれることを好まなかったために、自然とその呼び名がキャリーム・ハーンとなったそうだ。
キャリーム・ハーンは自分自身の宮殿にお金をかけることよりも、公共施設の充実や国民の健康のためにお金を使いたいと考え、その住居であった宮殿も居住性を重視した質実剛健な造りで、客人をもてなす謁見の間以外はそれほどお金をかけずに建築している。 -
宮殿は最低限の修復はされてはいるが、謁見の間の天井画は色も飛び、今では昔は美しい装飾があったのだろうなと想像することしかできない。
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宮殿は午前中に訪れたオレンジ庭園同様に水路を囲むように作られていて、館は太陽光線の差し込む位置により、夏用、冬用に分かれている。
夏用の部屋は北向きで風がよく通る部屋。
冬用の部屋は南向きに窓が並び、ステンドグラスから差し込む冬の優しい光が楽しめる造りだった。 -
イチオシ
ザンド朝はシラーズ市民にとても愛された王朝だったのだが、その時期は1750年-1794年と非常に短命だった。
その理由の一つが、初代のハーンであったキャリーム・ハーンがあまりにもできた人物でありすぎたため。
キャリーム・ハーンの在位は29年と長く、キャリーム自身も人民に支持されていたのだが、出来のよい父の息子はろくでもないヤツラ揃いというのが世の常で、キャリーム・ハーンの死後、息子たちは父王の椅子を狙い跡目争いを始め、1年間に5人もハーンが変わるという異常事態にザンド朝は陥ってしまった。キャリム ハーン城塞 建造物
-
それでも父王の作り上げた王国は堅牢で倒れることはなかったのだが、堅牢な壁も兄弟の協力なしにしては崩れてしまうもの。
-
頑丈な城壁に護られ落ちる筈のなかったシラーズの城壁が敵の侵略を許したのは、キャリーム・ハーンが没して15年後の1741年のこと。
シラーズ市民の中に敵の手引きをするものが現れたのだ。
キャリーム・ハーンの信頼を裏切ったその男は、商人。 -
商人は、夕方にはすべて固く鍵がかけられるはずの城門の閂を夜中にそっと外し、敵の軍隊を場内へと引き入れ、キャリーム・ハーンの血族は皆、殺された。
そう、その裏切りの商人こそがガージャール朝時代に鏡の宮殿テラスがあるオレンジ庭園を造ったガヴァーム一族。
この旅行記の最初で紹介した、欧州かぶれ庭園を造ったガヴァーム一族だ。
シラーズの町の観光名所については旅の前に旅行記やガイドブックで情報を仕入れていたが、まさかシラーズの有名どころのオレンジ庭園とキャリーム・ハーン宮殿が、裏切りの黒い糸で結ばれていただなんて、ガイドの阪野さんから教えてもらえなければ知らなかったこと。
この事実を知らずに観光していたならば、オレンジ庭園では豪華な鏡モザイク装飾に嬌声をあげ、キャリーム・ハーン宮殿ではその質素な造りに王様の力って大したことないのね…という感想で終わっていたかもしれない。 -
宮殿敷地内には浴場であるハマムも残されている。
ハマムと聞くとトルコやモロッコのハマムのように蒸気浴を思い浮かべるのだが、イランのハマムはシャワー的な感覚で、温水を手桶に汲み、温水で体を流すタイプだったそうだ。 -
ハマムはさすがに王族仕様なので、その内装は豪華。
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壁には、漆喰彫刻も残されていた。
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お湯をためておく水槽も床もヤズド産の大理石で、なんとも豪華な浴場だった。
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キャリーム・ハーン宮殿の入口にはロスタムの絵が飾られていた。
ロスタムはイランの伝説上の神話英雄で、日本で謂うならばヤマトタケルに近いのかな。
イランの国民にはロスタムを嫌う人はいないくらい皆が大好きな人物のロスタム。
キャリーム・ハーンもこのロスタムのように慕われていたのだろう。 -
イチオシ
この日のランチは宿泊しているエラム・ホテル近くのイラン料理のレストラン“Traditional Restaurant”。
その名前には全くひねりはないが、お料理はかなりおすすめだった。
お料理はガイドの阪野さんおすすめのイランの伝統料理のアブ・グーストとシラーズ・サラダ。 -
アブ・グーストは手間のかかるお料理。
そのレストランの顔ともなる料理ともいわれ、小さな壺状の容器に羊肉・ジャガイモ・タマネギ・レンズマメ・ひよこ豆などを入れて、コトコトと時間をかけて煮る壺料理だ。 -
コックさんがその壺の中身を客人の前でスープと具材の分け、マッシュしてくれるパフォーマンス付き。
-
食べるときは具材を焼き立てのパンに包んだり、スープにパンを浸したりしていただく。
味はどこか懐かしい味で、どこだろう!と考えて思い出したのは、トルコのカッパドキアでホームステイをしたご家庭で一緒に作った壺料理。
トルコではトマトベースだったが、イランはどちらかというとジャガイモが主体だ。 -
そして、シラーズに来たら食べ忘れたら後悔するのが、シラーズの特産である柑橘の絞り汁をふんだんに使ったシラーズ・サラダ。
シラーズ・サラダはさっぱりとしていて、そのスープまで飲み干せるくらいに美味しい。 -
更に、食後はイラン式のチャイでリラックス。
最近ではチャイと言ってもティーバッグが出てくることもあるそうだが、こちらのレストランでは伝統的なポットで煮出したチャイ。
そこに薔薇の花を浮かべ、芳醇な香りとともに紅茶を楽しむのがイラン流だ。 -
チャイに忘れてはならないのが、氷砂糖。
紅茶の中に棒についた氷砂糖を浸し、ゆっくりとマドラーのようにかき混ぜながら溶け出してくる甘みを味わうのがイラン式のチャイだ。
ランチは3人前で107万リアル(約1070円)とそんなに高くはなかった。 -
この日の午後はガイドの阪野さんとは別行動のフリータイムで、私達には母と二人で行きたいところがあった。
そこはシラーズの南部(町中心から車で1時間弱)にあるマハルー湖(Maharlu Lake)。
マハルー湖は塩湖で、雨季にはその表面がピンク色に見える!と最近話題になりつつあるピンク・レイクでもある。
昨日のテヘランからのフライトでマハルー湖の上空を飛んだので、湖に水があるのはわかっていたのだが、その色はピンクというよりも赤茶色。
それを地上から見たらどんな色に見えるのか、自分の目で見てみたかった。 -
マハルー湖への交通手段はバスはなくタクシーのみだが、イランのタクシーは基本は交渉制であり、更にドライバーが英語を話さない割合も高い。
治安的にはタクシーでも問題はないことは事前にガイドの阪野さんに相談して知ってはいたのだが、言葉の通じない土地で母を連れて見知らぬ男の車に3時間近く乗るのはちょっと無謀かしら…。
そんな風に考えていていたら、ガイドの阪野さんからある提案があった。
それは、もしよければ、私たちの専属ドライバーのニーマさんをアルバイトで雇わないかという提案。
ニーマさんはあらかじめ契約で決められた時間だけは専属ドライバーとして働くが、契約外の部分は旅行会社もノータッチ。
私達が彼をフリータイムのドライバーとして雇う分には何の問題もないとのこと。
ニーマさんとは昨日会ったばかりだが、丁寧な運転が好感を持てたし、きちんとした英語が話せる点のポイントが高かった。
ということで、この日の午後はニーマさんをドライバーに雇ってのマハルー湖へのドライブが決定し、そのチャーター代金は3時間で20米ドル。
20米ドルで安全で楽しい3時間が買えるのならば、それが一番だ。
ホテルを15時に出発し、16時前にマハルー湖の湖畔に到着。
マハルー湖は周囲を山に囲まれているので、シラーズの町中よりも日没のタイミングが30分くらい早く、16時でもかなり夕方の雰囲気。 -
湖の周囲には製塩所があり、雪のような塩の山があちらこちらに積みあがっていた。
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マハルー湖はシラーズ人の郊外娯楽スポットで、なんと湖には日本と同じ足漕ぎペダル式白鳥ボートの姿。
でも、その白鳥ボートの後ろの景色は、塩湖の湖面が鏡となり、空と周囲の茶色い山を映し出す不思議な光景。 -
夕焼けの空が湖に映り込む部分もあったが、今年の雨季は降水量がいまいちということで、湖面一面がピンク色に染まる光景は見ることができなかった。
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イチオシ
でも、これでも十分に綺麗な景色だったけどね。
ピンクレイク (Maharlu Lake) 滝・河川・湖
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マハルー湖の景観のよいところを車で何か所か回ってもらい、最後に長くの伸びる母と私の影と湖で記念撮影。
湖にいた時間は約1時間だった。 -
イチオシ
湖からの帰路に、闇に閉ざされる直前の絶景スポットであるクルーアン門(コーラン門)へと立ち寄ってもらう。
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コーラン門はシラーズの玄関でもある旅人を迎え入れるゲートで、シラーズに来たからにはそのゲートを自分の足でくぐってみたいと思っていた。
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この門を作ったのは、人民に慕われる優れた領主であったキャリーム・ハーン。
彼はこの門の上部にある小部屋にコーランの経典を納め、旅人の安全を祈願したという。 -
噂によれば、その古典コーラン経典は今もなお、そこにあるとか。
シラーズを見下ろす丘の上に立つコーラン門。
威風堂々とした姿だった。 -
この日の旅行記はこのコーラン門でおしまいだが、実はコーラン門のあるエリアは古くからの歴史を持つダルビッシュと呼ばれる敬虔な宗教を信仰する民族が生活をする洞窟があるということを、翌朝にガイドの阪野さんから教わった。
ダルビッシュ族は個人財産を持たず、洞窟で集団生活し、神に祈りを捧げる日々だとのこと。
現在ではさすがにダルビッシュの一族はシラーズ近郊の洞窟では暮らしていないが、その住居跡の洞窟は今でもコーラン門の崖にあるそうで、この情報をもっと早く知っていれば、住居跡まで探検に行ったのに!と地団駄。
イランへと旅立つ前にそれなりに勉強したつもりだったが、やはり付け焼刃の知識では中途半端。
今度イランへ来るときには、観光名所や風俗ばかりではなく、その歴史からきちんと勉強しないとね。
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