walkingmanさんのクチコミ(20ページ)全1,392件

高山について、歴史、産業、美術など、多方面からの展示内容。個々の展示の質はブースによって様々ですが、これだけ幅広い分野の展示をみせられたら、ちょっとお腹がいっぱいになりました。
無料なので施設のすべてを一度に見ようとせずに複数回にわけて見るのもいいのかと思います。

とても大きな寺院で大きさには圧倒されますが、コンクリート製で古刹の空気感には乏しい。本堂の中にはいってみたら畳の上にパイプ椅子が数百並べられていました。広い。
広いといえば駐車場。どうやらバスツアーの駐車場になっているらしいです。たまたま停まったバスから団体さんが降りてきましたがこちらの寺院には素通りで別の場所へと向かっていきました。

高山祭の曳山(実物)が展示されています。全面ガラス張りで見やすい展示です。音声解説もあります。木工だけでなく、金具や織布も見ごたえがあります。
日光館は東照宮の精緻な模型が展示されています。多くの建物を再現しておりボリュームはありますが、配置が実際とは異なりバラバラ。それに、なぜ日光東照宮？という疑問は解決しません。

秋の高山祭を取り仕切る神社。高山で皆さんが訪れる代表的な神社仏閣はこちらと飛騨国分寺の2ヶ所かと思います。
参道は広く鳥居も大きい。社殿は比較的新しい建物ですがそれなり。全体的に立派なしつらえの神社です。こちらを訪ねるなら、高山祭屋台会館とセットですね。

道の片側にテントがずらり、反対側には常設の店舗がずらり。
地元民むけの野菜や漬物を売る店よりも観光客向けの食べ歩きグルメの方が多かった気がしますが、地元の買い物客も散見されました。漬物など土地のものを見て歩くのは楽しい。
午後に同じ道を通ってみたらテントが撤収されていたのはもちろんのこと、普通の店構えの常設店も閉まっていました。市街のアーケード街とは棲み分けされいるのかな。

高山陣屋の前の広場に朝市がたちます。朝8時からの営業。
9時前に行ったのですが、広場にぽつぽつとテントがまばらに立っている感じ。観光シーズンをはずれているとはいえ土曜日なのに。店舗が並んでいないと寂しい。客も少なく、本当は商品をのぞき込みたいけれど、店前に立つとがっつりつかまりそうで(まだ旅の前半で荷物になるお土産は買いたくなかったから）近寄るのはやめて遠巻きに眺めました。観光客には宮川朝市の方がむいています。

木造のいい町並みなんですが、その多くが飲食店や土産物屋。食べ歩きをしている人も多くて風情もなんにもない。伝統家屋は観光客を呼び込むための装置でしかないと興ざめでした。
翌日、朝市に行こうとして同じ場所を通ったら、まったく雰囲気が違う。まだ開店前で道に張り出していた看板類がしまわれている。店が開いていないから観光客がいない。これでこそ伝統的町並保存地区。

JR高山駅の目の前という好立地、JR利用者にとっては高ポイントです。部屋もビジネスホテルとして過不足なしというところでしょうか。
チェックイン当日13時半頃高山に着いたので、荷物だけでも預かってもらおうとしたのですが、フロントが無人で交渉すらできなかったのがマイナス。

高山陣屋近くの朱塗りの欄干の橋。絵になるのはわかりますが、実際に写真を撮ろうとすると観光客や車が思いの外多く、きれいな写真を撮るのに苦労します。車の通行を邪魔してまで写真を撮ろうとする人がいて、噴飯ものでした。他の場所でもきれいな写真を撮れそうな所はあるのに。

唯一現存する郡代代官所だそうで、とにかく広い。順路にそって進むとがらんとした和室の連続。後半は展示物が出てきて年貢米の貯蔵庫とか吟味所という名の拷問部屋とかがでてきてそれなりに楽しめます。
ただ、靴を脱いで長い距離を歩き回るので、足が冷たくなりました。12月は寒いです。寒さで後半は見学する気力がもちませんでした。

高山駅から徒歩で5分程、市街地にありました。市街地とはいえ観光地が密集するエリアからは離れているので意外と静か。
国分寺ですから奈良時代から続く古刹ということですね。三重塔は見事でした。七重塔の心礎が残っているというからかつてはもっと立派だったはず。奈良時代にこんな山深い地にまで栄えた町があったという証拠。日本ってすごいですね。

とても大きな寺院です。本堂はこのあたりでは最も大きな木造建築なのだとか。古川の町はさほど大きくはないのに、こちら以外のお寺も大きな伽藍で、どこにこんな経済力があるのか不思議に思ったほどです。
本堂を飾る木彫りの彫刻はさすが飛騨の匠という出来です。

500年の歴史を有する浄土真宗の寺院です。100年前に起こった町を焼き尽くす大火の際に被害を受けなかったこの町唯一の寺だそうです。
本堂が大きくて存在感あり。ちょっとカーブして反りあがった屋根の美しさが印象に残っています。

白壁の土蔵や酒蔵、板張りの商家の建物が続いており、そのそばに瀬戸川(川というより水路ですが)という散歩道。
メイン通りの裏手にあたり、地元民の通行路という感じ。商業施設がないのがいい。道幅から車が通れない。景観を売りにするために意図的にきれいに造られた空間とは違う、古川の人々の生活のなかで生まれてきた美とでもいうのでしょうか。もちろん、観光用に整備はしてあるのですが、あざとさは感じないです。

飛騨の木工技術を紹介する施設です。
複雑に切り込みをいれて木材をはめこむことによって釘を使わずに木を継ぐ継手の紹介が興味深いです。実際に継手を分解したり継いだりできる体験が大人でも面白かった。子供もパズル感覚で楽しめると思います。他に大工道具の展示や木組家屋の模型などがありました。
館内が寒く、靴を脱いで板の間を歩くので、12月だと足が冷えた。でなければ、もう少し時間をかけて見学したかった。

高山祭は有名ですが、お隣の古川にも同じような祭りがあるとは知りませんでした。こちらでは古川まつりの様子を紹介した映像と実際の屋台が見学できます。
映像は祭りの様子をよく伝えるいい出来です。からくり人形が仕込まれた屋台は美しく精巧なもの、特に木彫りの彫刻は飛騨の匠の技です。ただ、屋台の格納庫の枠がガラス面の中央にあって、その枠がいやがおうにも視界に入る設計に。なんでこんな造りにしちゃったの？。

昔の灯台をイメージした形の建物です。中にはエレベーターはありません。階段は100段ほどだったでしょうか、そう高くはないですが周囲に建物がないので視界は広がります。
上階からは日本海の水平線と富山港の様子が見られます。埠頭には輸出されるのを待っているのであろう中古車と建機が溜まっていました。

岩瀬地区の旧家が並ぶ街並みの雰囲気を壊さないように景観に配慮して造られています。表からはわからないようにATMが設置されていました。
今は北陸銀行ですが、かつては岩瀬銀行というのがあったのだとか。富山港に近いこのあたりは廻船問屋などがあった場所。銀行が設立されるほど岩瀬地区はかつては栄えていたという証拠ですね。

銀行や図書館、ガラス博物館などが入る複合施設。
なんといっても建物が素敵です。木材とガラスを組み合わせたデザインは国立競技場を設計した隈研吾氏の設計。どことなく共通点がありますね。夜になりガラス窓から照明の光がもれると、この建物はとても目立ちます。
インテリアに木材が豊富に使われています。特に図書館は開放的で、木のぬくもりが感じられる。落ち着ける空間に仕上がっています。

富山城の跡地を整備した公園。市街地にあるので富山の人にとっては便利な憩いの場でしょうか。
園内には夜でも入場できるようで、近くの県庁職員とおぼしき人の通勤路になっていました。天守閣は再建されたもので博物館として利用されているようでした。暗くなり青色にライトアップされた天守閣はちょっと不気味でした。