ぷーちゃんさんのクチコミ(42ページ)全14,870件

大仏殿手前に建つ朱色の楼門です。門の左右には大仏を守る大きな持国天と多聞天が祀られています。大仏殿への入口が門の左側にあるため、普段中門は閉まっていて通ることはできません。門の間から雄大な大仏殿が眺められるため、大仏殿に入らず門から大仏殿をカメラに収めている人も多く見られました。中門の手前に建つ鎌倉時代に再建された南大門があまりに大きく歴史があるため、中門はやや影が薄いですが、江戸時代に建てられ回廊を持つ重要文化財に指定された、歴史ある堂々とした門だと思います。

728年創建と伝わる奈良を代表する寺の一つです。江戸時代に再興された大仏と大仏殿があまりに有名ですが、寺の総門にあたる南大門や、奈良時代に建てられた八脚門の転害門、お水取りが行われる二月堂など、国宝に指定されている建造物が多く見どころ満載の寺です。修学旅行生も必ず訪れるスポットで、周辺には鹿が多く保護されています。寺内には世界遺産に登録されている正倉院や、近くには奈良公園や奈良盆地が眺められる芝に覆われた若草山もあり、大仏殿を離れればのんびり奈良らしさを感じながら、奈良の歴史に触れて散策が楽しめます。

三月堂、正倉院と共に東大寺に残る、天平時代の唯一の遺構です。国宝に指定されている八脚門で、平景清が源頼朝を襲撃しようとして、この門に隠れていたと伝わっていることから景清門とも呼ばれたり、バラモン正僧が東大寺に入る際に、行基菩薩が手招きをしたことから手搔門とも呼ばれたりしていたそうです。現在は災い転ずる門との意味から転害門と呼ばれています。地元の人が時々通るだけで、大仏殿から離れているためか、東大寺創建の頃から残る門にもかかわらず観光客の姿は見られませんでした。

大仏殿の北側に建つ校倉造、高床式の国宝に指定されている幅33mの建造物です。奈良時代に東大寺の宝庫として建てられた正倉が集まっている所を正倉院と呼んだそうですが、現在、正倉は一棟だけになってしまい、この建物を正倉院と呼んでいるとのことです。現在、寺宝は保管されていないようで、外観のみ見ることができます。内部は二階建てになっていて三室に分けられているとのことです。奈良時代の人々の英知が感じられる建物です。

石畳と土塀の小道から大仏殿裏手に向かい、右折し進むと車専用道路の奈良奥山ドライブウェイに出ます。ドライブウェイの手前の小道を右折したところに、東大寺塔頭・知足院が建っています。木造の山門と山門から続く土塀は崩れかけていますが、山門には東大寺塔頭・知足院と書かれた表札が掛けられています。非公開のため中の様子を知ることはできませんが、平安時代の歌に出てくる、奈良の都の八重桜と同じ遺伝子を持つ成木が植えられているとのことです。

これまで何度も訪れている東大寺ですが、今回初めて二月堂方向から大仏殿の裏手に向かって歩いてきました。土塀に囲まれた石畳の美しい小道で、観光客や修学旅行生も少なく雑踏を逃れて散策することができました。東大寺にこんな落ち着く場所があることを初めて知りました。
二月堂から石畳の小道に向かう途中には、お水取りの際に本尊にお供えする閼伽水（あかみず）を汲む井戸がある、13世紀初めに再建された閼伽井屋も建っています。

奈良時代から続くお水取りで知られる、国宝に指定されている舞台造りのお堂です。数十年前に修学旅行で訪れた際、舞台造りの建物と張り出した舞台の印象が強烈だったことを思い出し再訪しました。初めて上った舞台からは奈良市街や境内を見通すことができました。二月堂から大仏殿の北側に向かう参道は石段や土塀が続いていて、風情ある景観が見られたのは新しい発見でした。

東大寺の三月堂近くに建つ、東大寺の守護神として創建された神社です。堂々とした楼門と回廊をくぐった先には緑豊かな社域が広がり、国宝や重要文化財に指定された建造物や多くの摂社、末社が建っています。楼門の外には奈良時代に建てられた校倉造の宝庫も残っています。修学旅行の散策ルート上にあるにもかかわらず訪れる学生も少なく、自然豊かで静かな境内です。多くの観光客で賑わう大仏殿周辺を避けたい方にはおすすめの神社です。

東大寺の東側に広がる芝に覆われた、標高342mの小さな山です。山全体3段になっていて、1段目までは10分ほどで登ることができ、奈良公園や奈良市街を見下ろすことができます。のんびり草を食べている鹿も見ることができ、東大寺参道にいる鹿と異なり、がつがつエサを欲しがる姿は見られません。観光客で賑わうエリアから離れているためほっとすることができます。冬は閉山しているようですが、春から秋にかけては緑の中で散策が楽しめます。入山は有料です。3段目の山頂までは40分ほどかかるので、今回は1段目までで下山しました。

JR奈良駅構内にある商業施設です。スーパーや土産物店、飲食店などは入っています。東京にある奈良県のアンテナショップの観光案内の方に勧められ、1階にある土産物店兼食事処である奈良のうまいものプラザを食事で利用しました。こじんまりした食事処ですが、知る人ぞ知る食事処で、朝は7時からオープンしていて、卵かけご飯とたっぷり野菜が入ったサラダ、味噌汁、漬物のセットと、トーストとコーヒー、野菜サラダのセットを484円で食べることができ、朝食としては十分な量と味でした。昼と夜もリーズナブルな価格で栄養ある食事をとることができました。JR奈良駅周辺に宿をとった際はおすすめの食事処です。

JR奈良駅東口から30mほどのところに建つ奈良駅旧駅舎が観光案内所として使用されています。風格ある外観で、日本語対応の窓口と英語や中国語、韓国語にも対応してくれる窓口が2つずつあり、朝9時から夕方7時までオープンしています。奈良観光に必要なパンフレットや地図コーナーはもちろん、手荷物預かりや外貨両替機などもあります。窓口隣にはカフェもあり、観光を開始する前に心を落ち着かせることもできます。暗くなると旧駅舎全体がライトアップされ美しく浮き上がり、奈良にやってきたことが実感できます。

興福寺の南にある周囲360mの池です。日が沈んでから訪れたのは初めてでした。興福寺五重塔やホテルが見えて、周りの柳の木と猿沢池の眺めが美しい奈良八景の一つです。夜景は昼間と全く異なる雰囲気でした。五重塔は見えず、暗く静かな池でした。ホテルや建物の明かりが水面に映り、幻想的でした。

近鉄奈良駅の南側、観光客でにぎわう東向商店街の一本西側にある商店街です。大宮通りから三条通までと、途中から東向商店街への路地にあります。飲食店が多く、医院や不動産屋などもあり、地元市民と観光客が利用できる商店街です。大和野菜料理の店を予約して利用しました。東向商店街から入った路地にある店で、迷いました。明るい店内で様々な味付けのメニューから好みの料理を注文しました。美味しかったので次回も利用したいです。

猿沢池からならまちへ向かう途中で寄りました。近鉄奈良駅から南東へ歩いて十数分の施設です。市民ホール、図書館、会議室などがある市民のための建物です。訪れた夕方、センターから出てくる子供たちがいました。建物前の芝生広場に丸いオブジェが２つあったのが印象的です。ならまち地域のコミュニティセンターです。

近鉄奈良駅の南側にあるアーケードの商店街です。大宮通りから三条通りまで、レストラン、ドラッグストア、カフェ、奈良漬専門店、和菓子店、奈良土産物店などが並んでいます。奈良観光で何度か通りましたが、とんかつ店は海外からの観光客に人気で夕食時に並んでいました。近鉄奈良駅寄りのビルにある月日亭で以前名物茶粥を食べたことがあります。百均ショップの店頭に鹿のカチューシャがあり、奈良らしくて面白かったです。

近鉄奈良駅の北側にある商店街です。近鉄奈良駅の南側にあるアーケードの東向商店街が国内外の観光客でにぎわっているのに対して、地元市民が利用する普通の商店街の印象です。郵便局、クリニックや歯科医院や薬局、カフェ、ベーカリー、雑貨店、教会などがあります。生活に密着した商店街です。

バス停東大寺大仏殿前・国立博物館の南にあります。訪れた時期、東新館と西新館で正倉院展が開かれていました。正倉院宝物を入れ替えて毎年期間限定で正倉院展が開かれています。会期中は無休です。案内スタッフがいて、正倉院展への入口の案内をしていました。9000品ほどある宝物を毎年入れ替えている魅力的な展示です。

東大寺南大門の西にあります。県庁東バス停から歩いて数分のところに入口があります。二種類の回遊式庭園があります。前庭は江戸前期に御用商人清須美道清が庭園を造り、後園は明治に実業家関藤次郎が造った築山式池泉回遊式庭園です。東大寺南大門の屋根を借景としているのが見どころです。東大寺の観光バス停から南大門を抜ける大仏殿までの参道は修学旅行生や国内外の観光客でにぎわい混んでいましたが、依水園は静かで落ち着いた雰囲気の中、庭園を楽しむことができました。前庭の向かいに寧楽美術館が建っています。関家から依水園を受け継いだ中村家の古美術品が公開されています。陶器などの展示品もみごとでしたが、大和屋根をイメージした美術館の屋根が興味深かったです。

二月堂の前に白壁に囲まれた開山堂があります。東大寺初代別当の良弁僧正を祀っていて、1019年に創建されました。創建時に木造の良弁僧正坐像が造立されたとされています。宝形造のお堂の内陣に八角造の厨子があり、秘仏の国宝良弁僧正坐像が安置しています。訪れた時は、三月堂（法華堂）で特別拝観が行われていて拝観することができました。強い意志の厳しい御顔でした。特別拝観があるため、開山堂へ入ることはできませんでした。

JR奈良駅から市内循環バスに乗り、東大寺大仏殿・春日大社前バス停で降りて奈良公園に着きました。1880年に奈良公園は開設されました。春日大社、東大寺、興福寺が建っている公園で、どこからでも出入りでき、国の天然記念物の鹿が生存しています。大勢の修学旅行生や国内外の観光客でにぎわっていました。鹿せんべいを売っている店の周辺に鹿が多く集まっていました。東大寺への参道はぶつかりそうになるくらい人が多かったですが、奈良春日野国際フォーラム周辺は静かで、広い春日野園地から東大寺大仏殿の屋根を見たり、若草山を眺めたりしてのんびり歩きました。静かな場所がある奈良公園は自然豊かでした。