さいたまさんのクチコミ(66ページ)全2,813件

ＢＴＳオンヌット駅は、新興住宅地の中心となっているようです。
オンヌット駅は、当初、ＢＴＳスクウィンヴィット東線の終点でした。
以前、訪れた時も開発の途上でしたが、現在もまだ発展しているようです。
若い世代が多いように感じられ、心なしか活気にあふれた感じを受けます。
昔は、運河によって、バンコク中心部から隔離されていたようですが、現在は、そんな感じは全くありません。
テスコロータスを始めとして、多くのショッピングモールができて、生活に便利な感覚があります。
高速道路の入口が近いことも、生活を豊かにしているものと推測しています。
生活にも、観光にもお勧めなのかもしれません。

ＢＴＳプラカーノン駅の周辺は、新旧時代の歴史が混在している街です。
旧来のチャオプラヤ川と運河の存在による歴史とＢＴＳの開通による開発の波が、交錯しているような感じを受けています。
運河の周辺に住み着いていたタイ住民の中に、イスラムの世界が溶け込んでいる感覚を受けます。
プロンポンやトンローのような高級感はありませんが、少しずつですが開発の波が明らかになっている感じです。
そのためか、外国人子女のためか、インターナショナル学校があります。
バンコクの一局面を表しています。
国際化と近代化のはざまを見るには、最適の場所でしょう。
寺院巡りも良いですが、バンコクの生の生活を見れるかもしれない、お勧めの場所です。

ＢＴＳトンロー駅周辺は、屋台が、とても多い街です。
プンポン駅とともに、日本人や日本語の店を多く目にします。
プロンポン駅と周辺の街への感想として、変化の多い街並みと感じを持っています。
路地の中に、屋台が多いのは、変わらないです。従来は、屋台が多く、それが街の目玉になっていました。行政としては、衛生面や美観の面から規制を強化していますが、効果を上げていません。
逆に言えば、観光客としてのお勧めの場所になっているのかもしれません。
ぜひとも、見られると良いかもしれません。
タイの庶民の生活は、そんなにすぐには変わりません。
しかしながら、グレーラインの計画により、再開発の波は、トンローに押し寄せて来ると思います。

ＢＴＳの路線は、ベーリング駅駅の南に延長され、一部開業しています。
現在、開業しているのは、サムロン駅までです。
その先は、ほとんど工事は終了していて、最終的な試験段階です。
ＢＴＳの車両に掲げられている路線図には、サムロン駅の先(プーチャオ：Ｅ１６)から終点(ケーハ：Ｅ２３)の間は、今年(２０１８年)中に開業する旨が記載されています。
ベーリング駅は、開発が進んでいる関係上、企業の工場やオフィスが多数見られます。
また、高速道路及び運河があるため、自動車関連の店舗等が進出しています。
加えて、外国人の師弟も多く住んでいるため、外国人学校が開校しています。
これらの企業の工場、オフィス、各種の店舗、外国人学校の存在から、バイクタクシー、バス、ソンテウ等の各種の交通手段が発達しています。これらに付随して、食堂やスーパーマーケットが多いようです。
交通機関の延長には、各種の経済活動の拡大が喚起され、発展の基盤となっています。
ベーリング駅のような事例が、この先のＢＴＳの延長により、継続して、展開されることが期待されています。

天祖神社は、江戸時代の絵図を見ると、神明社との表示があります。
天祖神社の敷地は、広くなく、本社殿のみの極めて小規模の神社ですが、江戸時代の絵図に記載されているとは、思いませんでした。
江戸時代からの伝統がある神社であると見直した次第です。
神明社の名称の経緯や、過去の歴史を知らずに見ると、「なんだこの神社は？」と誤った認識を持つものと心配するような神社です。

学習院旧正門は、現在、明治通りに面した学習院女子大、女子高・中等科の正門前に置かれています。
赤色の鋳造製の門で、伝統の重さを感じるような構造です。
神田錦町の発祥の地における正門として設置されていたようですが、学校が焼失した後、数奇な運命をたどり、現在の安住の形となっているようです。
現在は、灰色をした学習院女子大、女子高・中等科の正門の前に、赤色の学習院旧正門が、二重に置かれている形になっています。
赤色の学習院旧正門には、学習院の学校の紋章は、付けられていませんが、学習院女子大、女子高・中等科の正門には、それぞれの女子大そして女子高・中等科の紋章が付けられています。
女子大の紋章は、一重の桜とめしべの先が点、女子高・中等科の紋章は、二重の桜とめしべの先が〇となっていて、別個の紋章であることが解りました。
学習院正門の荘厳な造りを見ることができたのは、とても有意義でした。他の読者にも
お勧めすべき場所です。歴史の重みを感じるとともに変転した数奇の運命に身を委ねた
正門の巡り合わせに、新たな想いを致しました。ぜひ時間を取って訪れるように紹介に努めたいと思っています。
また学習院の紋章について、勉強の機会を得られ、有意義な学習院の旧正門訪問でした。

新宿コズミックセンターは、新宿区所管の複合施設で、教育とスポーツの両分野のための施設です。
戸山公園(大久保地区)にある新宿スポーツセンターと約３００ｍの距離にある施設です。
新宿スポーツセンターは、指定管理者(新宿スポーツコミュニティ共同事業体)が運営にあたり、新宿コズミックセンターは、新宿区の公益財団法人新宿未来創造財団が管理している施設です。
同じような施設が、ほぼ同じ場所に所在していることに、素直な驚きを感じます。
新宿コズミックセンターは、新宿コズミックスポーツセンターを管理下に置いています。
地下１階から地上3階までが、スポーツ施設となっています。体育館、室内温水プール、会議室などを備え、新宿区の文化・スポーツ活動の拠点となっています。教育センターは４階～８階で、８階にはプラネタリウムがあります。
よくわからない組織で、今後、勉強に努めたいと思っています。
同じ新宿区立の施設が重複して、存在することは、素直な疑問と感じられます。
効率化の対象ではないかとも感じています。重複した存在の理由が正直、良く解りませんでした。いろいろ聞いて、調べてみたいと思っています。
施設自体は、立派なものですので、さらなる有効活用ができるものと期待しています。
また利用者としても、より良き活用方法について、具体的に提案ができるように、努めていきたいと思っています。

箱根山公園は、戸山公園(箱根山地区)が本名になります。箱根山が中心です。
元々は、江戸時代の尾張藩徳川家の下屋敷時代に、回遊式庭園であった戸山荘の整備のため、池を掘った残土を積み上げ固めて造成された築山が、原点です。
造成工事の後、玉円峰と伝えられている小高い山となりました。
この人工山は、陸軍戸山学校用地となった頃から函根山とか箱根山と俗称されるようになった経緯があります。
高さ約４５ｍで、山手線の内側で最も高いと言われています。
また、登頂者は、大久保地区にある戸山公園サービスセンターで、登頂証明書を発行してもらえるそうです。
山手線の内側で最も高い山であることを実感できれば、達成感があります。
しかも証明書を貰えることは、記念にもなりますし、説明が容易です。
この登頂者証明の制度を知っていれば、訪れる順番を変えたのにと残念に思っています。
歴史の勉強とともに、見晴らしの良い頂上は、大変有意義な思い出になります。
自らの想いの中で、必ずや記念すべき一コマになることでしょう。それだけの価値のある
眺望だと考えております。ぜひとも訪れるべき箱根山の頂上です。
情報というものは、先取するのが鉄則という言葉を、再度、噛みしめた箱根山登頂者の生きた教訓です。

高田馬場跡の標識が、早稲田通りと環状４号線の交差点の北西側の寿司店の壁にあります。
高田馬場の歴史は、江戸時代初期に遡ります。
徳川第３代将軍家光は、寛永１３年(1636年)、穴八幡宮の北西にある高田御殿別荘地に馬場を造るよう命じたのが始まりでした。
完成したのが、高田馬場で、早速、家光は落成した新馬場の馬揃いに臨み、諸士の馬芸を観ることになりました。
高田馬場は、追廻二筋で、長さ東西に６町(約654ｍ)、幅南北に３０余間(約55ｍ)あり、旗本の弓馬術調練場となり、歴代将軍の流鏑馬奉納馬場として用いられるようになりました。
現在は、新宿区教育委員会の解説板が、寿司店の壁に掲げられています。
注意して見ないと、宣伝用の看板と間違えて、見過ごす可能性が高いと思われます。
一般的な名所旧蹟には、立て看板や標石等があるのですが、高田馬場跡の場合は、解説板が、店舗の壁に付けられているだけですので、広告やメニュー等と区別がつきにくいのです。
事前に、解説板の場所や店舗の写真等を調べておくと間違えずに判り易いかと思います。
多分それでも、解説板を探すのに苦労すると思います。
ゆっくり辺りを見回しながら進むべきかと思います。本当に見つけにくいのです。
訪れる際は、くれぐれもご注意ください。

戸山公園は、新宿区にある広大な公園で、大久保地区と箱根山地区の二つに、別れています。
ここでは、西側の大久保地区について紹介します。
戸山公園一帯は、江戸時代に、尾張藩徳川家の下屋敷でした。２代藩主徳川光友により、回遊式庭園の戸山山荘として整備され、敷地内には、東海道の小田原宿を模した建物など二十五景がしつらえられていました。
寛政年間には、１１代将軍徳川家斉の訪問を受けるなど、水戸藩徳川家の小石川上屋敷と並ぶ有数の大名庭園として有名でした。
現在の戸山公園(大久保地区)は、諏訪通りの南側という環境条件と、近傍の早稲田大学の学生の学外活動等があり、利用しやすい状況になっています。
加えて、公園内には、新宿区立スポーツセンター、ジョギングコースや広い広場があり、とても利用客が多いです。
特筆すべきは、いろいろな広場を準備されていますが、各施設がそれぞれ特徴を持っています。
例えば、集いの広場では、利用者が集まり易いように、椅子やベンチを準備しています。
また、話しやすいように、切り株等を円形に顔が見えるように配置しています。
心憎いばかりの配慮がされているような設計です。
気楽に利用できる環境に恵まれている公園といえるでしょう。

カンチャナブリのクウェー川鉄橋の近傍には、博物館や記念館が多数あります。
第２次世界大戦博物館は、タイ王国を含め参戦した関係各国に関する資料等を展示しています。
タイは、第２次世界大戦初期、フランスがドイツに屈服した機会を捉え、カンボジアに進攻しましたが、軍事面では、勝利を得られませんでしたが、日本政府の助力を得て、東京条約により、カンボジアの主要な地域を奪取しました。
また、タイは、開戦当初は、枢軸国側に立ち、連合国に宣戦布告し第２次世界大戦に参加しました。
戦争後半、形勢の変化に応じ、連合国の一員となり、日本と戦いを交えました。
米国の仲介を得て、英国にタイ領土を割譲するとともに、大戦前のフランスとの戦争で得たカンボジアを返還するのは勿論、膨大なタイ米の提供により、戦勝国としての地位を獲得しました。
カンチャナブリの第２次世界大戦博物館には、タイ王国の戦争方針の変転に対する資料は、一切ありませんが、枢軸国に関する資料は、かなりそろっています。
今回の第２次世界大戦博物館を見学して、感じたことは、歴史を見る時は、いろいろな方向から見るべきだと痛感しました。
第２次世界大戦博物館と銘打った施設では、タイ王国としての大戦における大きな方針転換について触れることは、重要なことだと思っています。
その意味から、やや片手落ちのような感じを受けています。
我々としても、これを契機に、引き続き、全体的な目で、勉強を続けていかなければならないと痛感しています。

バンコクの北バスターミナルは、チャトチャック地区にあり、広大な敷地のターミナルです。
北バスターミナルは、タイ全土への長距離バスの他、中距離の都市間ミニバス(ロットトォー)が発着する大規模なバスターミナルです。
バンコクの深刻な交通渋滞を緩和するため、バスターミナルを、逐年、整理統合するとともに、移転を進めています。
北バスセンターの敷地自体は、タイ国鉄から借用しているため、一部は、既に、国鉄に返還されています。
北バスターミナルも、ランシットに移転し、敷地を国鉄に返還し、バンスー駅の機能強化に活用される予定でしたが、近年、移転計画の見直しがなされています。
今後も、北バスターミナルの移転計画も大きく変更される可能性があります。
タイの長期計画は、いつも大きく、変更される例が多く、注意が必要です。。
特に、鉄道やバス等交通インフラに関する計画は、二転三転することが珍しくありません。東ターミナルの移転の計画も、同様の傾向があります。
従って、壮大な計画も、長い目で見ていかないと、誤って理解することになることもありますので、十二分な注意を払う必要があるとつくづく感じた次第です。

クウェー川鉄橋は、クウェー川鉄橋は、戦場に架ける橋により有名になりました。当時の名称は、メークロン河永久橋でした。
つまり、メークロン川に架けられた鉄橋の名称は、メークロン鉄橋になるのが一般的ですが、戦場に架ける橋の映画が、人気を博し、その中で、クワイ川鉄橋の名称が使用されていたのです。
クワイ川(クウェー川)は、西側を流れている別の川で、鉄橋には関係ありません。
しかしながら、観光面の効果も考えて、川の名前を、従来のメークロン川を、映画の中の鉄橋の名称に合わせ、クウェー・ヤイ川と変更したのです。
現地としては、日本軍の行為を主体として、観光目的のため、集客のための対応が主体となっています。

戦時中、日本軍の造った鉄橋は、連合国軍の空襲目標となり、何度も空襲を受け、破壊されましたが、日本軍は、その都度、修復に努め、鉄橋としての役割を果たすことができました。
現在の鉄橋の中央の２個区間は、戦後、日本企業の手により、改修されました。
このため、中央の２個区間の橋梁のみが、角型であり、他の区間の橋梁が丸型であるのと異なっています。
今回のクウェー川鉄橋を見て、感じたことは、観光上の謳い文句も重要ですが、現在の形に至った歴史の流れを把握することが重要だと痛感しました。クウェー川とメークロン川の名称の差異は、単なる一例ですが、歴史の経緯を知ることが重要だと思いました。
タイの歴史は、永くそして深いものがあります。
今後も、勉強を続けて行かなければとの思いに、至った次第です。

大隈庭園は、大隈重信が亡くなった後、大隈邸が早稲田大学に寄贈された際の庭園です。
早稲田大学の大隈記念講堂の北側にある芝生の広がる開放的な庭と、池泉を中心にした日本庭園を中心とした和洋折衷の庭園です。
現在は、北側にホテルや大隈会館が建てられています。
直接的管理は、大隈海岸が担当しているようです。
明治２０年、大隈邸が築かれた際に、庭園が造成されました。
江戸時代には、彦根藩井伊家や高松藩松平家の下屋敷の大名庭園だった場所です。
現在は、早稲田大学の大隈庭園として、公開されています。
きれいに手入れされた広い芝生や池や施設が、素晴らしいです。
大隈重信は、自らの趣味嗜好を中心とししつつも、大阪の庭師に依頼し、文人流の庭園を造営したようです。
造営は、飛鳥山の渋沢邸、靖国神社の奥庭などを築いた専門家に作庭を任せたと伝えられています。

早稲田大学は、規模の大きな大学で、キャンパスが多いのですが、中心は、早稲田キャンパスです。
早稲田大学の前身は、東京専門学校ですが、その開校の地であり、かつ大学全体の本部機能も、早稲田キャンパスにあります。
従って、大隈記念講堂や大隈重信像等、伝統ある建造物は早稲田キャンパスに集中しています。
１号館から１２０号館に至る４６個棟の建物があるようです。
キャンパス内を歩いていると、学術院という聞きなれない文字を頻繁に目にしましたが、学部を統括する組織で、１０の学術院があるようです。
もう一つ、目についたのは、外国人留学生が多いことです。国際化の要求にこたえ、アジアからの留学生が、約５０００人いるとのことです。昨今の傾向としては、８０００人までを目標としているようです。頼もしいことです。
多様性こそ将来の伸展を図る鍵かと思われますので、頑張ってもらいたいという気持ちになります。

早稲田大学の大隈記念講堂は、重要な式典を行う他、各国首脳等が演説を行う場でもあります。
早稲田大学では、従来、講堂が無く、入学式や卒業式等の各種の重要な式典を、中庭にテントを張って行っていたとのことで、大隈重信の死後、大隈重信の功績を記念する講堂として、講堂を建設することとなったそうです。
関東大震災もあり、なかなか資金が集まらず、難渋したそうですが、１９２７年、竣工しました。
現在、重要文化財(建造物)に指定されています。
外壁のタイルは、全部で約２０万枚にも及び、すべてが、信楽風の手作りの焼き物だそうです。
独特の時計塔が有名で、人生１２５歳まで活躍という目標を意味する１２５尺(約37.8m)の高さに設計されています。
時計塔の鐘は、米国からパナマ運河を越えて運ばれてきたもので、大小４個の鐘で、それぞれの音色を組み合わせ、曲を構成し、指定された時刻を知らせるようになっているとのことです。
優れた設計と類稀なるデザインで、格調高い記念講堂として、高い評価がされていると感じます。でも、個人的には、正面的な均衡のとれた講堂の配置ばかりでなく、壁、階段や扉に歴史の経過を感じています。地下部分の暗黒色にくすんだ壁の色や、時代を超え古色蒼然とした扉は、特に印象的でした。目につく外観よりも独特な伝統を感じさせます。

大隈重信の銅像が、早稲田大学の早稲田キャンパスのほぼ中央に立てられています。
大隈重信は、明治維新の立役者として、あまりにも有名であり、あちこちで取り上げられています。
また、早稲田大学を創設し、初代の総長として、重要な役割を果たしたことは、広く知られています。
今回、はじめて早稲田大学を訪れ、大隈重信の銅像を見ることができました。
感慨深いものがあります。
昭和４２年、早稲田大学政治経済学部を受験しましたが、どこで試験を受けたのか記憶がありません。長く気になっていました。
他の学校に進みましたので、早稲田の学生になることを辞退しました。
大隈重信翁の威厳に満ちた銅像を、見ることができたのは、なぜか親しみを感じました。
同じ変革の時代を過ごした福沢諭吉と対比して見ていました。二人は、親しい友人として互いに尊敬しあっていたようです。
長い間、大隈重信が、なぜ紙幣の肖像画に採用されないのか、不思議に思っていました。
大蔵卿として、維新後のインフレ対策に失敗したためか、総理大臣を２度勤めた政界人だったせいか、想像するのみでした。
しかし、地方自治記念事業の一環で、１０００円硬貨と５００円硬貨が発行されていることを知りました。
新しい発見です。少しは、思いが通じたのかなあと、他人事ながら安心した次第です。

會津八一記念博物館は、會津八一の個人的なコレクションを基盤としています。
早稲田大学會津八一記念博物館は、早稲田大学文学部教授であった美術史家の會津八一の功績を記念し、東洋美術を主要な対象領域とする２万点超の作品・資料を収蔵している博物館です。
早稲田大学文学部講師となり、東洋美術史の講義を担当することとなった會津は、実物を重視する方針を掲げ、学生とともに東洋美術のメッカともいえる奈良等へ実習旅行を計画するとともに教育・研究のために古美術品の購入にも努め、會津コレクションの基礎を形成しました。
會津八一記念博物館が使用している早稲田大学２号館は、従来、中央図書館として使用されていましたが、會津は、東洋美術の博物館の設立の必要性を訴え、図書館としての役目を終えた２号館を、博物館として再利用することを企画していたようです。
早稲田大学會津八一記念博物館は、東洋美術の博物館ですが、東洋独特の美術品を見て、東洋美術に関する喜寿を会得したいと思っていましたが、残念なことに、休館でした。
ぜひとも、再度訪れたいと思っています。
訪れる際は、開館予定を必ず、確認します。

坪内記念演劇博物館は、早稲田大学構内にある日本で唯一の演劇に関する博物館です。
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館は、早稲田大学の施設です。
場所は、早稲田大学の早稲田キャンパスの西北部にあり、５号館となります。
英文学者坪内逍遥の７０歳の節目と坪内逍遥が尽力したシェークスピヤ全集全４０巻の翻訳完成を記念して、設立されたのが記念演劇博物館です。
建物は、イギリスの劇場を参考にして建設されています。
戦前からの貴重な文献や資料をを含む、１７万冊にも及ぶ多数の図書のほか、約３０万枚にも及ぶ演劇関連の舞台写真、そして錦絵、能楽関係資料はもとより、英国シェイクスピアに関する資料が収められています。
加えて、衣装、人形など、演劇や映画と関わりのある関係品が保管されている総合的な博物館です。
演劇関係の資料や展示物に特化された施設としては、築地の松竹大谷図書館が、頭に浮かびますが、所蔵品数１０万点以上という数字だけで比較しても、演劇博物館は、松竹大谷図書館と比肩するもしくはそれ以上の感じを持っています。
坪内博物館を訪れて、本当に良かったと感じています。

水稲荷神社の名称は、神木の椋の根元から霊水が湧きだしていることに発しています。
甘泉園公園に隣接している水稲荷神社は、当初、高田の冨塚の地に、稲荷大神を勧請し、冨塚稲荷と命名したのが、創設となっています。
清らかな霊水が湧き出ることから、眼病のほか水商売および消防の神様として有名となりました。
その後、眼病に効くとして、ますます評判となり、大火の見舞われた江戸の地に、火難退散の神託が下ったことを併せ、水稲荷神社と改名しました。
加えて、京都の大火に際して、江戸の水稲荷を名乗る翁が現れ、京都御所の大火鎮火の功績を認められ、関東稲荷総領職を賜ったと伝えられています。
現在は、早稲田大学拡張工事の際に、早稲田大学と土地交換を行い、甘泉園(清水徳川家の下屋敷)である現社地に遷座することとなり、同大学の構内にあった江戸中最古の富士塚を移築しました。
水稲荷神社は、緑の樹々が鬱蒼と、繁っている中、落ち着いた雰囲気が醸し出されているため、荘厳な気持ちになることができます。
静かな気持ちを持って拝礼したいものです。