きゅういとせろりさんのクチコミ(63ページ)全6,077件

函館は坂の街。市電通りから函館山に向かって何本も並行して坂道があります。まだ西の端の方のこの船見坂は函館山の裾野に取り付くだけで山頂方向に向いてないので緩やかな坂で、頂上は学校で終わっていることもあって、長くもありません。もとは函館の主桟橋のあったあたりなので船見坂という名称になったのかと思います。
頂上付近には、ピンクに塗られたレトロな外観の温泉銭湯「大正湯」があり、観光ルートでもあります。

函館は坂の街。函館山の麓の市電の線路のある通りから、函館山に向かって坂道が並行して何本のあるのですが、この魚見坂は一番西の端。函館山の山頂に登っていく感じでなく、山裾の周遊道路のような感じで、函館どっく前の電停からみてもほとんど登っていません。山に向かうというよりは海に沿った感じなので、魚が感じられる、ということでこの坂の名前になったのかな、と思ったら、坂からニシンの大群が見えるから、だそう。命名も時代が感じられます。今は函館の郊外のゆったりとした街中の雰囲気が感じられました。観光的には、この先にロシア人墓地や高龍寺があるので使うことも多いかと思います。

函館元町散策時に見ました。函館港の西の端の方の、陸上に船体が陸にあがった感じで展示。陸上にある船はさすがに違和感。展示はもちろん当時の船ではなくレプリカなわけですが、柵で囲われていて離れた場所から見るだけで、入る・上こおはできません。それがちょっと残念。ぐるりと一周してみると、やはり小さく、日本最初の洋式商船の大きさが実感できて、それはよかったです。

姿見坂の坂下、ほとんど海岸線というあたりにあります。２軒並んでいて大きい白い建物が店舗住宅、左の緑色の洋館が住宅です。とくに白い建物は北海道民家第一号として国の重要文化財に指定された貴重な建築物です。
現在は白い建物はレンタルスペース的な使い方で、洋館は一棟借り切りのホテルとなっているようです。
なので、中は見ることはできないのですが、白い方の建物は１階は大きな窓なので中を見ることはできました。
外観の対比もまたきれいで、どちらも函館の大火をくぐりぬけてきた歴史ある建物なのだなあ、と思うと、やはり感慨深いです。

函館市電の函館どっくを起点に元町散歩。そのごく初期にあったのがこのペリー会見所跡。幕末の和親条約締結の結果開講することになった函館の調査のために上陸したときの会見したところです。すなわち、この近くが函館の港であり、町の中心だったということで、現在は町外れのこのあたりが当時は繁華街だったのでしょう。なお、跡地の案内説明板が建っているだけで他にはなにもありませんでした。

函館山山麓、西から４本目の坂道。ここまでくると、昔の函館の中心街に近くなってくるので、道幅も広く、街路樹も繁って「函館は坂の街」を感じさせる風景になってきます。もっとも道幅が狭いのは明治に多く発生した函館の大火に対する延焼防止策でもあり、交通量が多かったからだけではないとは思われます。頂上側もかなり高く、坂は長く、登るのは大変そうです。

函館どっくの前の魚見坂から短い間隔で並行する坂道の３本目。坂下から山頂側を見るとお寺の門が見えます。魚見坂や船見坂よりは坂道がやや急になってきています。そして坂の山側の終点の標高もだんだん高くなってきています。３本目にしてようやく「坂道」といえる雰囲気が出てきました。
観光的には實行寺にある日仏親善函館発祥記念碑を見にいくか、坂の頂上付近の鯨族供養塔を見るか、称名寺をはじめとするこの寺町界隈の散策するとき以外はとくに利用することもないかな、と思います。

函館市電の函館どっく前の電停のすぐ脇です。近くには弁天岬砲台跡があり、江戸時代は海岸に近かったようです。そしてこの神社も当時は弁天社と言われていたようです。水に関係する神社であることがわかります。境内はこじんまりしています。ガラス戸のある拝殿が北海道を感じさせます。古い手水鉢や鳥居は江戸時代のものだそうです。北海道では古くから栄えた函館なだではと思います。

函館市電の函館どっく前の電停の目の前の公園。ここが昔のお台場の跡です。今は取り壊されて全くの平面になっていて、周囲も街になり、海岸線も先の方まで埋め立てられてしまっているので、当時の海沿いの港湾防御用の要塞の雰囲気や痕跡は全く感じられません。案内解説板に当時の写真があるので、それで当時の様子がわかります。
なお、東京多摩で結成された新選組も最後はここの陣地に立てこもったわけで降伏をもってここで解散になったそうです。その標柱が１本、並んで建っていました。

五稜郭入り口の通り沿いなので便利です。前日までに２店舗まわっていずれも大混雑・行列だったのに、ちょうどお昼だったにもかかわらず半分くらいの入り。前日までの２店とちがって地元の方らしきお客さんはほとんどみえず、観光客がメインでした。そのせいか回転も早いようでした。
ラッキーエッグバーガーととんかつバーガーにしました。一番有名なチャイニーズチキン同様大きくて満足。でも味付けはややあっさり。空いてたので食事は３０分ですみました。

五稜郭公園の中の休憩所は限られます。
箱館奉行所の向かいに３軒の倉庫のような建物が並んでいて、「土蔵」「板蔵」「土蔵（兵糧庫）」ですが、そのうちの真ん中の「板蔵」がお土産物屋さんになっていて暑さ寒さをしのげました。秋だったのでまだアイスクリームの販売がありました。また無料の五稜郭訪問記念スタンプが２種あり、きれいに押すことができて満足です。

最近、一部が再建された箱館奉行所。ただの公園だった五稜郭のなかにきちんとした資料館ができたのでより観光地らしくなりました。中は当時の再建でも部屋を見せるだけでなく、五稜郭yたこの奉行所の設立の経緯、箱館戦争の経緯や、この奉行所の再建プロジェクトの展示がいっぱい。ビデオもあってたっぷり４０分くらいかかりました。
再建はまだ一部分のようで、昔の建物の範囲が地面に枠でかこって表示してありました。いつの日が追加で建築されるのかもしれません。

その西洋式の形状の城としての形もすばらしいですが、やはり江戸時代の終焉、戊辰戦争の最後の箱館戦争の舞台となったという点で史跡としての価値が高いからでしょう。北海道唯一の特別史跡です。また、五稜郭前の広場にあった案内板によると、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも「五稜郭タワーからの眺め」と「函館奉行所」が星２つなのだそうです。
さて奉行所が再建され、そこに箱館戦争の経緯などの歴史の展示があり、史跡としての価値を知ることができます。わかりやすいです。ぜひとも見てみましょう。

四国愛媛の大洲出身で、五稜郭の設計者です。頭がよかったせいで重用されたことから、この顕彰碑も「頭の部分を撫でると頭がよくなる」として人々に撫でられ続けたので顔の部分がぴかぴかです。最初はここだけ別の金属が埋め込まれたのかと思ったくらい。受験を控えた修学旅行などで紹介されているのかな、とかほほえましく思いました。

五稜郭の中で、昔の建物で残っているのがこの「土蔵（兵糧庫）」。兵糧庫といわれてますが、箱館戦争の記憶からそうなっているだけのようです。最近、昔の資料に従ってひさしを付け加えたのだそうです。
３つ蔵が並んで建っているうちの一番左側です。中は見られません。
３軒のうちの中央は「板倉」で、再建。今はお土産ものやさん。
３軒のうちの右側は「土蔵」で、再建。中は見られません。
当時の脇役だけが残存しているのもまた面白いです。
そういえば数年前に訪問した信州の五稜郭も食糧庫（台所）だけが残存しているので、その偶然の一致にちょっと驚いてしまいました。

市電の五稜郭公園前から徒歩１０分かかります。
西洋式の形のお城で珍しいです。ただ、石垣は日本の昔からの形のところもあって、まさに和洋折衷。
基本、土塁なのでお堀はまあまあ広いとはいえ、防御力は古来の城の方が高そう。
中はけっこう広く、最近は陣屋も再建されたので見学にはたっぷり１時間はかかりました。
土塁の先端部分も上がることができます。その鋭角さと背後の土地の広さから、城郭の大きさを感じることができるのでおすすめです。

五稜郭タワーも１回建て直されて標高が高くなっていることを知ったのは数年前。
昔五角形がよく見えなかった、という場合は、登ってみるといいかもしれません。
２００６年から現在の高さで、展望台の高さが初代の４５mが９０mに倍の高さになっているそうです。
初代は四角形だったのが現在の塔は五角形。進化しています。展望台も下絞りでスマートになっています。
高くなった分遠くから見えるので、なんと恵山からも見えるそうです。
さて、訪問時はコロナでタワーは休業中。やはり密閉空間になる展望台は締めざるをえないようです。

一日乗車券で全路線を制覇してみました。谷地頭行きと函館どっく行きがそれぞれ１４分おきで十字街から湯の川までは７分おきでした。スピードはバスと同じくらい。電車は函館に来るたびに新車が増える印象でしたが、今回も旧型の車両も何両か走っているのを見て安心しました。木の床の車両に乗るとなぜかほっとしますね。
今回の発見は、終点谷地頭の手前の急勾配。法定ぎりぎりの５８パーミル。碓氷峠なみです。迫力の上り、ゆっくりの降り。どちらも興味深かったです。

摩周丸の展示してある陸側の先端部分にある小さな公園というか広場。昔は連絡船の待合室のあったあたりでしょうか。
イカのオブジェが緑色に輝いています。ヨットの帆にも見えるきれいな形で、言われないとイカだとは気がつかないくらいスマートです。あとはイカリがひとつ。とくに訪問するほどの見所ではないでしょう。

函館といえば朝市。駅前の雑然とした雰囲気はいまではかなり整理され、駅の側はきれいな建物の中にお店が並ぶ感じになってますが、一歩朝市の一帯に足を踏み入れると奥側と右側は昔ながらの雰囲気。コロナでひとどおりは少なくなっているとはいえ、にぎやかさは感じられました。やはり一店一店品揃えに特徴があり、目指しているものがある場合はひととおりまわってみて安いお店を探すのが楽しいです。今回はイカめしのレトルト品を探して朝市全体を見て、普通のお店だと２袋８００から１０００円のところ、２店だけ３袋１０００円のお店がありました。お得な気分。時間があればこのように全部見てみましょう。
今回気がついたのは「函館朝市発祥の地」の石碑。朝市広場のはじっこに。ぽつりと。このあたりが最初の中心だった、ということでしょう。