きゅういとせろりさんのクチコミ(35ページ)全6,077件

ちょっと面食らうのが天成園というホテルの中庭にあることです。しかも警備員のいる駐車場の入り口を通って、になるので、わかりにくいです。
中庭の散歩道に２つの滝があり、手前が「飛烟の瀧」、奥が「玉簾の瀧」です。
さて、この２つの滝は下側の基盤岩と上側の火成岩との境目から湧き出しているとのこと。そういわれてみると、川の途中ではなく、いきなり崖の途中から湧き出しているように見えます。湯本のあたりはこの２種の岩の境目が他にもあって、すぐ北の早川沿いには湯本温泉発祥の地があって２つの岩の境目から温泉が出ていた、との表示がありました。
そう考えると温泉になるか冷たい水になるのかはほんの少しの距離で違いなわけで、温泉が出るというのは貴重なんだなあ、と感じます。

ホテル天成園の中庭にある「飛烟の瀧」「玉簾の瀧」の源流になっているのがこの玉簾の湧き水です。
滝そのものが湧き水なわけですが、玉簾の瀧の左横に湧き出し口があって、ここで飲めるようになってます。これが正式には「玉簾の湧き水」なのだと思います。火成岩と基盤岩の間を通ってきたという清らかな湧き水は、となりの玉簾神社の長い階段を登って参拝したあとにいただくと水分補給の面からもありがたさも感じられて好ましいと思います。

大観山あたりを源流として、甘酒茶屋から旧東海道や箱根新道のある谷を通り、箱根湯本の温泉街の西はずれ、旭橋の近くで早川に合流する川です。今回は湯本の温泉街のあたりを歩きました。滝通り温泉郷、という案内が出ていて、湯本の中でも駅から離れた温泉街であることを強調しているようです。正面には二子山がそびえ、急流であったであろう川は段々になるように石で整流されていて穏やかな流れに感じるようになっていて、散歩にはちょうどいい水辺でした。箱根観音まで遡り、そこから山の上の旧東海道の石畳を歩いて箱根湯本駅へ、という散歩がおすすめです。

箱根湯本の温泉街の西端、旭橋のたもとにあります。足洗いを足湯と見誤り、無料の足湯があるのかと思ったら日帰り温泉施設でした。実はこのあたりが湯本温泉発祥の地で、看板にも大きく書かれています。実際駐車場の脇には、昔の「横穴式」の源泉の跡があって案内板も出ています。現在は温泉を販売する源泉スタンドもあって、２０リットル（ポリタンク１個くらい）で３００円。ミネラルウォーターよりは高いですがまあまあ安価だなあ、と思いました。

湯本温泉街の西のはずれの丘の上です。泉の守り神として紀州の熊野神社の分霊を祀り、湯の町の鎮守としてきたのがこの熊野神社です。近くには湯本温泉発祥の地の石碑や連歌師宗祇の終焉の地の石碑もあります。むかしはこのあたりが温泉街の中心だったのかもしれません。今は静かで参拝客もほとんど見られません。手水舎がコロナ対策で柄杓もなくなっているところも多いのですがここは昔ながらでほっとしたのも事実です。

箱根湯本の温泉街の西のはずれ、旭橋のたもとの日帰り温泉施設の脇にあります。まさに崖に横穴があいています。
昔は箱根火山の基盤岩の割れ目から染み出してくる温泉を、横穴を掘って集め、その出口に浴槽を置いて溜めて入浴したそうです。そぼくな堀り穴が昔のものであることを感じさせます。柵ごしに中をみても深さはよくわかりませんでした。ところで、湯本温泉発祥の地でもあるそうです。となると、この湯本は温泉ホテルがいっぱいあるのですが、自然に昔からの源泉はなくて深く穴を掘って温泉を掘り当てているのかな、とも思いました。

箱根湯本の温泉街の山側の端にある橋です。国道は上下２車線ですが、山に登る側の車線がコンクリートアーチ橋、山を下る車線は普通の橋です。もちろん価値があるのはコンクリートアーチ橋。昭和初期のもので、今も現役。川を斜めに渉のでアーチも左右でずれてます。それを結ぶ天井の桁が斜めになっているのがおもしろいです。
上流にある同じコンクリートアーチの千歳橋と同じ優美な曲線がきれい。縦の柱も角がおとされ、やわらかい印象です。
機能一点張りではなく遊び心のある建築は見ていて楽しいですね。

車やバスだとあっという間に通り過ぎる橋ですが、じっくり眺めると特徴のある橋だということがわかります。
昭和初期の建造のコンクリートアーチ橋です。鉄のアーチと違って柱が太くどっしりした印象を受けます。それでいて角は丸められて柔らかい印象です。しかも橋の端は優美な曲線でくるんと上を向いていて、デザインにも気をつかって造られたことがわかります。湯本から塔の沢にかけては旭橋、発電所、函嶺洞門、そしてこの千歳橋とコンクリートの構造物が多く、車の往来に気をつけながらですが、散歩すると楽しいです。

塔の沢駅から温泉までは細い急な坂道を降りた先の早川沿いです。むしろ箱根湯本から国道を歩いた方がわかりやすく楽かもしれません。実際、湯本の温泉街のはずれの旭橋までは徒歩７分でした。塔の沢駅から降りる坂道から見た温泉街は国道の両側に旅館があるのが目立つだけで、温泉街という雰囲気は感じられませんでした。

塔之沢駅は周囲に何もなく、早川沿いの温泉街には細い遊歩道を降りていくしかありません。その途中に突如七福神の像が。普通は１個づつなのでしょうがここは２つ並んでました。大黒天と恵比寿です。ほかに毘沙門天の小さなお社もありましたが塔之沢駅の銭洗弁天が弁天様としても七福神全部の案内板はなくほかはどこにあったのかはわかりませんでした。山奥の駅なので観光名所を作ったのかな、とも思いました。

箱根登山電車の山を下る電車のホームに直結の神社です。電車を降りるとホームからすぐこの神社。小さいお社ですが、きちんと泉の中にお社があります。ざるとひしゃくが２個づつあり、お金を洗って増えますように、と祈願しました。
電車を降りる人は必ず寄る神社なので、先を急ぐ予定のある人はできれば一番に下車してお参りしたいところです。

田畑駅から歩いて５分くらい。三叉路にある小さな神社です。建て替え工事が完了。銅板のぴかぴかの屋根がきれいです。太田道灌が設立した古い歴史のある神社、お社はごく小さいですが造りは立派で敷地の大部分を占めている感じ。このコンパクトさが町の中の新しい時代の神社を感じさせます。見ていると通勤途中の方がさらりとお参りしている方も見受けられました。町の中に溶け込んで在るようです。

この橋を感じるには、先頭車か最後尾に乗って走行シーンを見るのがいいでしょう。天地が低く、まるで箱の中を走っているかのような感覚を味わえます。
あとは、外観を見るのなら車内からは出山信号所で停車する際に強羅・湯本方でちらっと見ることができます。たしかに細長い独特の無骨なトラスです。山登りの電車の場合はさっき渡った橋が真横に見えるのが不思議に感じられます。ぐるっと半周したわけなんです。その高低差にも驚かされます。さすが登山電車です。

箱根登山電車で３つあるスイッチバックの一番下のスイッチバックです。箱根登山電車は上に登るほど急勾配、というのではなく箱根湯本から小涌谷までが急勾配。とくに大平台の前後が急勾配なのでここにスイッチバックが３ヶ所集中しているわけです。
この出山は駅ではなく信号所です。なので乗降できません。ただの折り返しではなく２本線路があって列車交換もあります。なので、先頭車や最後尾に乗車して、列車交換で入ってくる電車の写真や動画を撮っている人が目立ちました。
早川を見下ろす絶景の地です。出山橋梁もちらっと見えます。この信号所を出ると進行方向が基本、強羅まで逆転します。乗ってる時間からすると後半の方が長いので、湯本乗車時に逆向きにあえて乗るももいいかもしれません。

箱根登山電車で３つあるスイッチバックの一番上のスイッチバックです。箱根登山電車は上に登るほど急勾配、というのではなく箱根湯本から小涌谷までが急勾配。とくに大平台の前後が急勾配なのでここにスイッチバックが３ヶ所集中しているわけです。
この上大平台は駅ではなく信号所です。なので乗降できません。ただの折り返しではなく２本線路があって列車交換もあります。なので、先頭車や最後尾に乗車して、列車交換で入ってくる電車の写真や動画を撮っている人が目立ちました。
意外だったのが道路があって写真撮影している人の多いこと。大平台の町外れらしく山奥ではないということ。それに桜の木が多く、絵になる景色だということ。
今度はそちら側から箱根登山電車を見てみたいと思いました。

宮ノ下の富士屋ホテルの裏にあります。富士屋ホテルも宮造りのような外観なので雰囲気は揃ってます。
ホテルの横の坂道と階段を上り詰めた場所にひっそりとあります。苔むした石柱など森の中を感じさせます。
旧底倉村の温泉の守護社として建てらた、というあたり温泉場ならではです。
宮ノ下はレトロ散歩で売り出し中。そのひとつスポットになっているので結構参拝者は多かったです。

蛇骨川を渡る蛇骨橋。橋そのものはふつうのコンクリート橋でなんの変哲もなく面白くもなんともありません。
見るべきは平行して走っている箱根登山鉄道の橋です。災害復旧で斜面を走るのではなく斜面を固めた上で橋脚を建て、橋で崖下をいくのです。ちょっとした公園になっていて列車が走るのを見上げることができます。
アクセスとしては小涌谷駅までの遊歩道もありますが、宮ノ下駅までも１０分ほどで着きます。かなり下るので上りではきつかろうと思います。

四季倶楽部は企業の保養所の運営を引き受けて営業。そのためこじんまりしたホテルで高品質な部屋、簡素なサービス、廉価、という特徴があり、箱根にも数軒ありますが、このヴィラ８０は最も便利な場所にあるといえるでしょう。小田原駅からバスで１本。バス停の目の前がホテルです。箱根登山電車でも小涌園から坂を５分ほど降ればホテルです。
部屋は広かったです。なんと２間続き。大きな窓からは星がきれいに見えました。お風呂は温泉。無色透明でさっぱりしてます。規模が小さいホテルなのでいつも１人でした。帰路は宮ノ下駅まで歩いて１０分くらいでした。

小田原から強羅まで、ですが、近年は箱根湯本までは小田急の電車しか走ってないのでまるで小田急の支線のよう。
箱根湯本から先は登山専用の電車のみになります。きれいなみはらしのいい大窓の電車もあります。３両編成の１両だけだったり２両だけだったりするので全部の車両を見てみましょう。
急勾配、急カーブの上、スイッチバックが３回。まさに登山電車。横の国道をいく車より遅いです。でも乗って楽しいのと、箱根名物週末の渋滞もないので便利・安心です。

活火山です。今も煙を上げているのが長者原のあたりからも見えます。標高１７００m級のこんもりした山々のかたまりで、見る分には形状比較など楽しいですがいざ登るとなると縦走することになりかなり体力が必要なので未登山です。
山並みをみるには長者原から、が最適でしょう。やまなみハイウェイの最高地点の牧ノ戸峠から見ると、山並みの西に峠があることもあって手前に大きな裾野があるので三俣山くらいしか見えず、迫力が感じられませんので。