きゅういとせろりさんのクチコミ(203ページ)全6,077件

夜間開園時に登ってみました。照明はほとんどないのでちょっとスリリング。
降りてくる人と道を譲り合いながら、です。
頂上にはお堂があります。
景色は最高。雪吊りのライトアップが池に映ってきれい。
登るときより降りるときの方が注意が必要です。
総合的に、登ってみてよかったです。

ふと目についた土管を切ったような石。
瓢池の脇です。説明を読んでびっくり。なんとヤシの茎と根の化石なんだそう。
こんな名勝の名園の中になぜにこのような貴重なものが。
しかも由来については全く書いてないあたりが珍しいです。
江戸時代に化石とわかっていてここに持ってきたのかなあ。
でも手水鉢に使っているところをみるとちょうどいい形の石があった、としか思ってなかったのでしょう。
誰も注目することないと思うのですが面白い物が見られてよかったです。

雪の季節の風物詩、兼六園の雪吊りのライトアップがきれいです。
ことじ灯籠の記念撮影の列は２０人くらい。空いている方かな？
快晴の夜でしたが、昔、春の夜間開園に行ったときよりも全体的に空いている感じでした。
開園の瞬間に入園すればまだ空もやや明るいので、昼の雰囲気もちょっとだけ味わえます。
開園に並んでいる人も２０人くらいでした。
なお、入園無料です。なので、その点でも狙い目のイベントであるといえます。

兼六園は台地の上に造られた庭園ですが、庭を楽しむところなので、展望のある場所は少なく、ここくらいです。眺望は北側が主で、彼方に内灘砂丘が見えます。そのさらに奥は千里浜のある能登半島。訪問時は夜でしたが、街の明かりは都心方向ではないことからあまりきれいではないです。

琵琶湖の松の名所、唐崎の松の種を取り寄せて植えた松なので唐崎松。
縦の高さだででなく横の枝の広がりも大きいため兼六園の木々の冬支度でもある雪吊りがとても似合います。
池に張り出した枝も大きく、堂々としたものです。
兼六園内の木々の中では一番有名なので見落とさぬよう。ことじ灯籠のすぐ先です。

まさに兼六園の象徴。足の長さの違う灯籠です。近くで見ると案外バランス悪く感じるのが不思議です。
さて、兼六園の夜間開園の際に見に行ったところ、このことじ灯籠をバックに人物の記念撮影用の列と、手前の橋を渡る人のための列に分けられていました。そして係員が記念撮影の撮影係のサービスをしていました。だれもがスマホを持つようになって数人のグループでも全員のカメラで、というグループも多く、遅々として行列はすすみません。普通に写真を撮るのさえ難しい時代になってしまいました。

兼六園の象徴、ことじ灯籠の前にある橋。ことじ灯籠の見物にちょうどいい場所にあるため記念撮影のスポット。冬の夜間開園時に訪問したところ、係員が出て、渡るだけの人と記念撮影の人を分けて並ばせ、記念撮影を請け負っていました。そうでもしないと人波がはけず、狭い橋の上からの転落客でも出るかも。
まあ、１人に１台カメラ（スマホですが）を持つようになって、難しい時代になったものです。

兼六園の台地の下、瓢池の先にある噴水。動力はありません。台地の上からの落差を利用しているだけです。
その割にまあまあ高く水が吹き上げてます。昔、江戸時代にこれを造るのはけっこう難工事だったのではないかと思います。
現代では噴水の前に写真を撮るのに便利なようにステージが池に突き出しているので、２人以上での訪問なら、お互いに水を手で受け止める姿や頭に浴びる姿やらいろいろ撮影して楽しむことができます。

兼六園の真弓坂のあたりの小さなひょうたんのように一カ所でくびれた形の池。ひょうたん、というよりは池が２つ繋がった形をしています。兼六園のメインの大きな池は、なんと台地のてっぺんにつくられているのですが、この瓢池はその台地から１段降りたあたりにあります。そして２つの滝で台地の上から水が落ちてきています。小さいながらも滝があり、石塔があり、茶屋があるという、小さいながらも何でもあるまさに箱庭のような可愛らしい姿がいいです。

兼六園のメインの入口のひとつ。香林坊側の広坂の交差点から入っていく入口です。
案外緩やかな坂です。ただ、兼六園のメインのことじ灯籠のあたりに行くにはやや遠く、しかも兼六園下の側の桂坂入口近くまで行く必要があるので、どうしても裏口的な感じがするのは否めません。
なので、兼六園に入るには、やはり兼六園下までバスで行って、桂坂入口から入って一周してこの真弓坂から抜けるルートでの訪問をおすすめします。

昔の県庁が見事にきれいにリニューアル。なんといっても、表と裏で全く違う建物の表情にびっくり。
表側は昔の県庁のまま、荘厳な石造りですが、裏は一面ガラス張りの近代建築。建物の拡張を兼ねているのでしょう。このような古い建築物のリニューアルはよく見るようになりました。補強を兼ねて、ということが多いです。
主としてイベントスペースのようですが、１階にはポール・ボキューズのカフェとレストランがあり、前者はまあまあ手頃な価格なので旅の際の休憩にもいいと思います。

兼六園は丘の上なので、入園には坂道になります。
この桂坂は兼六園への入口で一番賑わっているでしょう。入口はお店もいっぱい。また、兼六園下のバス停からの入口ですし、なにより金沢城からの入口でもあるからです。観光の流れ、つながりから言っても、この桂坂口から入って真弓坂から抜けるのが兼六園のいいルートだと思います。

基本有料ですが、無料の部分でもなかなか楽しめます。
周囲の屋外展示はもちろん、水のないプールの外側は無料で見られます。
とくに面白いのはラッパ状のオブジェたち。どこかとどこかは繋がっているので、１人は耳をあて、１人が走り回って声を吹き込み聞こえたら手で大きく丸をかざす。そんな遊びをやってみるのも楽しいです。
なので時間がなければ無料部分だけ、外を一周して内部をちょっと見るだけでも楽しいです。

金沢城趾が公園になっています。２０年前まで金沢大学があったのでただの空き地に見える部分も多いです。
石川門を入ってすぐ右に案内所と休憩スペースがあるので、ここで地図をいただいて散歩にでましょう。
すぐ前に最近復元された河北門があります。その先の広い野原は新丸公園です。ここはとくに行かなくてもいいでしょう。
正面に長屋が見えます。左は山になっていて櫓の跡が数カ所あって散歩道で廻ることができます。
体力と時間を見ながら散歩しましょう。
意外に「丘」なのでいい運動になるでしょう。

軍隊の駐屯地だったり、そのあとは金沢大学があったりしたので城全体が観光地として入れるようになったのはここほんの２０年くらいのことです。なので広い空間が広がっているところが多く、石川門を入ったら彼方に長屋と櫓が見える広場で、その向こうにはさらに広場、といった感じでまだまだ城としての復元はすすんでいない印象です。
普通は兼六園とセットで石川門を見て終わりだと思いますが、真逆に、大手門跡から河北門、そして石川門と歩くとその大きさと、なにより意外に丘の上にあることが分かって面白いと思います。
天守閣のない城なので、お城らしい構造物を見るだけなら、たしかに石川門だけでいいと思います。
なお、金沢城の全景を見られる場所は少ないのですが、たとえば東茶屋街の裏の神社に登ると、浅野川の向こうに金沢城と兼六園の全景が見られます。時間のある方は登ってみましょう。

金沢城と兼六園を同じくらいの高さで結ぶ橋です。この橋がなかったら一旦台地の下に降りてまた登らねばならないのでとても便利です。
橋の下は広坂から兼六園下を結ぶ幹線道路ですが、昔は百間堀というお堀だったのです。よくもこのような深い掘り割り造れたものと感心しました。
この橋の上から見る石川門は高さがないのでやはりちょっと小さく見えてしまいます。やはりこの橋の下から見上げると堂々とした姿に見えることでしょう。

兼六園の側の金沢城の門。昔から金沢城といえばこの門が紹介されるくらい有名。昔は城内は金沢大学だったのでこの門から中には入れなかった（いえ自由通行はできたのですが、気分的に。）のですが今は大学も郊外に移転したので城内には様々な復元建物ができつつあり、また自由に散歩できます。
金沢城の大手門側から見ると城としては裏門のような場所ですが、兼六園への高架歩道と直結していることもあって、いつも人でいっぱいです。
なお、金沢城の中はけっこう広いので、時間がない場合はこの門だけ見て帰ってもいいかもしれません。
また、夜のライトアップもきれいです。夜景を見に散歩に行くのもいいと思います。

金沢城の石川門と河北門の間にある広場で、とくに空間が広がっているだけで案内所と休憩施設が目立つ程度です。金沢城は昔金沢大学の建物群があったせいか長期間かけて城の復元作業中なので、このような空間が多いように思います。ただ、その分、城の中にさらに城があるかのような五十間長屋までの広い空間や南の方の緑の櫓跡までの距離がとても長く感じられ、当時の城の大きさと偉容がわかいやすいと思います。

最近あたらしく復元された門です。新丸広場から三の丸広場に登るところにあります。金沢城のまさに正門とも言える門なので、大手門から入って新丸広場を通ってこの河北門まで到着。大手門でもかなり階段を登りましたが、この河北門でもスロープでさらに登ります。枡形になっていて一の門と二の門からなっていますが、ここでの楽しみ方はとなりにある木造の展望台。新丸広場を見渡すことができます。門の半分くらいの高さはありますので、門の２階に上がったつもりで眺望を楽しめます。

大手門と河門の間のだだっ広い何もない空間です。とくに大手門から金沢城に入ると、彼方に長屋と河北門が見えてその広さの感じが際立ちます。端には桜の木らしき林があったので花見のころには賑わうでしょうが、他は閑散としているのでしょう。また湿地公園もあったのであえて暑い夏に涼を感じに行くのもいいかもしれません。今後何か公園の整備か、江戸時代の建物なりの再建を行うでしょうから、今の荒野のような光景は今しか見られない貴重な光景なのかもしれません。