きゅういとせろりさんのクチコミ(202ページ)全6,077件

お昼に温泉街で何か、と思うと、名物料理がなければ自分の好きなものを、とカフェに。
食事系は少なく、フレンチトーストをいただきました。
地元の方の憩いの場になっている感じで、観光客は私たちだけでした。
店内はほんのりあたたかく、ゆったりとした雰囲気でした。
駅のパンフについていた割引クーポンはなぜか使うことができず、なんかちょとちぐはくでしたが、まあよい店だったと思います。

黒部川の上流の温泉からお湯を引いてできた比較的あたらしい温泉街です。それにしては規模の大きなホテルが林立していることから、湯量の多さと湯温の高さがわかります。さて、冬の昼に訪問。お客さんはほとんどなく、湯巡りの人も少なく閑散としていました。その分日帰り湯ではほとんど人もなくゆったりと入れましたので、季節と時間的には狙い目かもしれません。冬期は下流の街（黒部）から１日５００円のフリーキップ（クロワンきっぷ）や富山から２０００円のフリーキップもあったりしてアクセス的にもお得です。
北陸新幹線ができて新幹線の駅から電車で最短たった１５分になりました。山奥の行きにくい雰囲気がちょっとだけ解消されたと思います。

富山県の東側に３路線、しかも宇奈月温泉、立山という大観光地に路線を伸ばしているにもかかわらず、列車本数は年々減少、さみしい限りです。昔は先進的な新車も多く見られたのですが、現在は昔の自社発注の電車と大手私鉄の中古が半々といった感じです。特急料金が必要な特急でも普通と同じ電車が来ることが多いので、「アルプスエキスプレス」などと表示された列車じゃないと損をした気分になります。
さて、数年前にレイルウェイズ２という映画の舞台になったこともあって富山駅にはその宣伝がまだ出ていました。午前中に宇奈月温泉に行くには普通電車しかなく、魚津までJR北陸本線から第三セクターになった「あいの風とやま鉄道」より２倍の時間がかかり運賃も高いです。宇奈月温泉まで１８４０円もします。これでは乗らないなあ、と思いました。今回は宇奈月温泉日帰りなので１日乗車券を利用。冬期は２０００円、夏期は２５００円でお得でした。（実は北陸新幹線開業前は冬期は宇奈月で何か買うか食べるかすれば無料で往復できるキップがあったのですが今は往復３０００円の割引キップのみ。）２日券は４５００円くらいとまったくお得感はありません。北陸新幹線利用客のために新黒部駅（新幹線の黒部宇奈月温泉駅隣接）から宇奈月温泉駅往復で１１００円というキップもありますが、HPに有効日数が書いてないので知りたいなあ、と思います。走りっぷりはまあまあでした。宇奈月温泉では列車の発車間際なのに改札が開かないどころかビルや待合室の電気も全部消灯、案内表示も全部消えていていきなり廃業したのかと思いました。ともあれ、サービス的にどうなんだろう、という感じの電車でした。なお、昔、平成初期に数回観光に利用したときはたばこを吸いながらキップを売る駅員や、間違ったキップを売ってあやまりもしない駅員や、お客を立たせて客室で座っていく便乗社員や、もっとひどかったのですが、今回はさすがにそれはなく、丁寧な駅員さんばかりでした。

宇奈月温泉駅前の噴水、実は暖かい温泉なんです。そう熱くはないので触っても大丈夫です。
宇奈月自体黒部川の上流からの引湯で、湯温６０℃くらいのはずなので空中に吹き上げることで冷えるのかな。
しばらく見ていましたがとくに吹き出し方に変化はなかったです。
噴水は温泉の情緒ということではどうかな、と思うのですが、宇奈月自体新しい造られた温泉なので、象徴としては正解だと思いました。

北陸新幹線開業前に訪問したときはあまりの寂れ様（とくにレストラン街）にびっくりしたものですが、現在は北陸新幹線で富山にも観光客が増えたのか、以前と比べるとかなり充実した感はあります。
お客さんもまあまあ入っているようでした。
ただ、土産物店などがあるわけではないので、旅行客にとっては角のローソンが役にたつ程度でしょうか。
かなり大きな商業施設だけにもうちょっと富山駅前に人があつまるよな何かが欲しい感じはしました。
個人的にはケーキ屋さんが駅前にないので入ってくれたらうれしいかな、と思いました。

見たとたんに懐かしさというよりげっそり感が。旅に出てまで都バスと同じ塗装のバスに会うとは思いませんでした。よく見ると、緑の帯の入り方にちょっと差はあるようですが。田舎の方で見た昔のバスの色も水色の細いシマシマの帯でこれもまたどこかで見たような。あまりこだわらない県民性なのかな、という感じでした。

金沢駅の地下街というか地下の公共スペースに面して駅があり、平面でそのままホームです。
やや外光が差し込む設計にはなっていますが、ほぼ地下駅です。
さて浅野川線と言っても市街に向かうのではなく内灘の砂丘に向かいます。列車はすべて２両編成。むかしの京王井の頭線の電車が元気に走っています。なつかしさでいっぱいです。昔、乗っていた方は駅前すぐに見ることができますので寄ってみては。

金沢のうどんのチェーン店のようです。しかしうどんだけでなく定食のそろっていて、チキン南蛮の文字に引かれて入ってみました。本場宮崎のそれからすると大幅に違うものでしたが、それはそれで金沢風というかお上品な味わいでした。軽い夕食にいいと思います。

金沢の散歩中に寄ったホテルのラウンジでいただいた「ユキズリ(YUKIZURI）」というお菓子が気に入って購入できるお店を探してこちらに。能登出身の有名な方のプロデュースのようで、全面に押しだして販売されていました。おみやげに複数購入したところ、帰りの電車で食べてください、と２本いただけました。けっこう高価な品だけにうれしかったです。おみやげにすると自分用がないですから。

金沢を代表するケーキ屋さんと聞いて訪問。
金沢駅の百番街にあるはずなのですがなかなか見当たらず。
中ではなく、外からしか入れない場所にありました。ちょっと探しにくかったです。
さて、夜１９：３０にもかかわらずケーキは種類多くありました。
価格は４００円台がメインです。今晩のホテルでのお茶菓子用に購入しました。
また、クッキーにドライフルーツとクリームをサンドした「クリームサンド」もお土産に購入しました。
分厚くて美味しかったです。

金沢駅の高架下のショッピング街、というより旅行者にとってはお土産物屋さん街です。
ありとあらゆる有名店がそろっていますので、旅行の最後にここでみつくろうだけで十分、という感じです。
１００店舗以上はあるでしょうか。それに西側に別館まであります。
安心しておみやげもの探しのできる点で重宝します。

金沢の玄関口として定着した金沢駅の真正面にあるおおきな木組みの門。とにかく巨大で目立つどころの話ではありません。まさに金沢の玄関の門です。金沢駅が普通の高架駅のように風防板とガラス板だけだったらなんんと味気ない風景だったことでしょう。このような建造物をつくった英断に敬意を表したくなります。
さて構造的には捻った柱と波打った屋根で動きを感じさせるあたり、単なるお寺の門とは違う造形ですばらしいです。ここから始まる金沢観光をわくわくさせる門だと思います。
ただ、振り返って見る人は少なく、観光から帰って来たときに気がつく場合が多いかも。
実は自分たちもそうだったのです。

金沢は駅から兼六園や金沢城や市街地が離れているので徒歩で全部廻ろう、とかレンタサイクルで、という場合以外は路線バスの利用が便利です。市街地周遊には１日乗車券があります。たった５００円でほぼすべての観光地にアクセスできるのでコストパフォーマンスもいいです。それにバスの頻度が高いのでこれも便利。そして地方都市では重要なのですが、市街地の路線が整理されていてわかりやすいです。それは市街地のど真ん中に金沢城があって、その周囲に環状の道路ができて、市街地がその西側に集中している、という街の構造によってなりたってます。なのでだいたいのバスは金沢駅から武蔵が辻、香林坊を通る、という形で郊外路線もほぼ全部この形態なので、あとは兼六園や東茶屋街や野町（忍者寺）に行くときだけ注意すればよく帰りはほぼすべて市街地行きなのでバスを選ぶ必要もなし。とっても便利です。
しかもバス停に方面ごとの接近表示があり、駅に行くには何系統のバスが何分後に来る、まで表示されています。（余談ですが、昭和の時代、１９８５年の金沢訪問時にこれがあって東京から旅行に行ったときに衝撃を受けました。しかもバスは全部新車できれいでしたし。東京はみな前近代的なバスだった時代です。）
観光の足として極めて便利なバスです。

兼六園は細長い台地の上にあるにもかかわらず、その幅の１／３くらいもある大きな池があります。それがこの兼六園のメインの池である霞が池です。水源は辰巳用水で、１０kmくらい川上から犀川の水を引いてきているので水は豊富です。江戸時代としても難工事だったのは容易に想像がつきますし、何より、この台地の上に海のような巨大な池を造ろうという心意気に感服します。
冬の夜間開園のときに暗い中で池を見ると、湖岸の唐崎松のライトアップがきれいに上下対称で水面に映ってきれいでした。また、池には島があるのですが、銀河を隠す暗黒星雲のようにライトアップが隠されたりして、また違った視線で楽しむことができました。

兼六園の中ではちょっと異質な明治時代のもの。西南戦争のときの石川県出身戦死者の慰霊のために建てられたそうです。興味深いのはその造り。台座は７mくらいあると思うのですが、全部がセメントなど使わずに積み上げてあるだけなのだそう。屋外の人物の銅像としては日本最古のものだとのこと。当時でも兼六園という名勝の中にこれを造るのには何も異論がでなかったのかな、ということを感じました。兼六園でもここだけが明治のもの、ということで異質な空間です。そのためか、冬の夜間開園時に訪問すると両側の松の樹はきれいにライトアップされているのに、この像は暗く沈んでいました。そのため、「明治記念の標」と書いた石のまわりのなめくじ、大蛇、ガマガエル、の３すくみの石は確認できませんでした。

大きな日本武尊の像の左右にある松です。２つでワンセットでお花松。なぜ２つあるかというと京都の本願寺から送られたからで本願寺が東と西の２つあるからだそうです。こんなところにも宗派分裂の影響があるんですね。
冬の夜間開園時に訪問すると、どちらも平等にきれいにライトアップされていました。
さてこの松が植えられたのは西南戦争の後、ということは前田様の時代にはなかったもの、です。日本武尊の大きな像とともに兼六園の中では異質な空間でもあります。

冬の夜間開園のときに見ました。
雪吊りが盛大に盛られた松の根元にライトアップされてありました。
ひょうきんなキノコの怪獣のような感じで、全体的に角がなくまるく造られていて、火を入れる窓も満月のようにまん丸です。
このような愛嬌のある形も当時は風流のひとつだったのでしょうか。
ちょっと不思議です。

機の根元の土がなくなると松の根はこうなっているのか、というのがよくわかります。
似たような例は、高尾山のタコ杉などがあります。
ただ、この松はわざと見せるために土盛りの上に木を植え、だんだん土を除いていったとのこと。
最初から育ったあとのことまで考えるその気の長さと計画性に、当時の風流を見た気がします。

兼六園にある２つの池の間にあります。その標高差を利用したものです。
ただ滝にはあまり接近することができません。
剽池のむこうに見えるだけです。
ちょっと先には同じく池の標高差を利用した噴水もありますので、
昇る水と落ちる水の高さの差を比べてみるのも楽しいです。

兼六園の下の方、真弓坂から行かないとなかなか見られないところにあります。
瓢池のくびれたあたりにあります。
普通、このような塔はきれいび等間隔に石が乗っているものですが、上の方の２段、おおきな穴があいてむこうが見えるのが面白く、また笠石にも全部２個並んで穴があいているのが面白いです。
なんとなく日本のものではなさそうな中華的な感じがする不思議な石塔でした。
なお、夜間開園時に訪問したところ、きれいにライトアップされていました。