RON3さんのクチコミ(55ページ)全4,330件

小高い丘の上にあって、そこは中世の山城だった和田城跡に8人の像が立っています。今にも動きそうな、迫力ある群像です。決死の覚悟で脱藩をする様子を表現しているのでしょう。
梼原町にゆかりのある６志士に、坂本龍馬、沢村惣之丞をあわせた８人です。
中央は、家財を費やして志士たちを援助した梼原の掛橋和泉。
右側の3人は、坂本龍馬、澤村惣之丞、那須俊平。
左側の3人は、吉村虎太郎、那須信吾、前田繁馬、中平龍之助。

43番札所ですが、創建は弘法大師ではなくて、6世紀前半、円手院正澄によるそうです。
たまたま訪れた日は「4月8日灌仏会　甘茶のお接待があります」の貼り紙がありましたが、まだ準備中のようでした。『甘茶』ってどんな味なんでしょうね？
本来の寺名は「あげいしじ」で、由来は、昔若くて美しい女神が願をかけ、深夜に大石を山に運ぶうち、夜明けに驚き消え去ったという話を詠った御詠歌の「軽くあげ石」からついたそうです。

42番札所で、釘を使わない立派な宮づくりの仁王門が迎えてくれます。
珍しく茅葺屋根の鐘楼堂が素敵です。元禄時代（1688-1704年）に再建されたものらしい。
807年（大同2年）、弘法大師による創建で、御本尊は、弘法大師の作と伝わる大日如来です。

山門の代わりの鳥居をくぐると、仁王像の代わりの狛犬とお地蔵さんの石像が共存しています。
本堂と大師堂の間にある石段を上り詰めると、京都の稲荷神社を迎えた稲荷神社があります。地元では「三間のお稲荷さん」と呼ばれているそうです。
はるか昔の『神仏習合』の名残ですね。

宇和島城の南側登城口にあります。
門の建築様式は薬医門というらしいです。現存する薬医門では国内最大で、なおかつ最も古いものらしい。
武家の正門とされ、お城の門にも薬医門の形式をとっていたことや、使われている木材の分析から、藤堂高虎の創建当時のものと考えられているようです。

展示館はもともと1845年に三之丸に建てられた武器庫だった建物。
後に、ここ藤兵衛丸跡に移築され、城山郷土館になったそうです。
伊達家にまつわる歴史の他に、宇和島を題材にした文学も多いようです。この地の歴史の題材が豊富なんですね。獅子文六の直筆書簡などもありました。

宇和島城には２つの登場口がありますが、北側登城口の桑折氏武家長屋門から登城しました。
城内の水場だった井戸丸跡や時代によって積み方の異なる石垣などを見ながら、天守にたどり着きました。
標高80mの丘の上に藤堂高虎によって築城されて、伊達家二代宗利が大改修して現在の形となって、伊達家9代の居城だったことをしのぶことができます。
現存する12天守の一つで、とても美しいです。
本丸跡からは宇和島湾も見晴らせます。

宇和島城の北側登城口の門です。解説板によると、もとは藩政時代の宇和島藩家老、桑折氏の長屋門として使用されていたものだそうです。
そこを道路拡張のために、終戦後にここに移転されたものだそうです。横幅ももっと長かったらしけど、ここに合わせて短くしたらしい。
歴史的な資料としては、そこまで手を加えても良いのかな?

国道321号線沿いにある道の駅大月の敷地内にあります。
大月町の新鮮な海の幸や農産物、加工食品、お弁当などを販売しています。
大月町は、豊後水道と太平洋に囲まれて、１年を通して新鮮な海の幸が豊富なようです。
本マグロの『胃袋』や『のど肉』といったレアな部位も売っていました。

遅めの昼食を食べるために入店しました。
『はらみ丼定食』（1300円）にしました。
牛肉のハラミと勘違いしそうなくらい臭みのない肉がたっぷり乗っています。ふっくらしているけどコリコリ、シコシコした食感で、美味しい豚肉です。
店長に聞くと、農林水産大臣賞をとったブランド豚が『力豚』というのだそう。
『土佐丼グランプリ2022』で2位だったそうです。

愛媛県の最初の札所で、一番札所の霊山寺から最も遠くにあるので、『四国霊場の裏関所』とも呼ばれるらしい。
「八体仏」もあって、十二支の守り本尊になっていて、千手観音菩薩（子年）、虚空蔵菩薩（丑・寅年）、文殊菩薩（卯年）、普賢菩薩（辰・巳年）、勢至菩薩（午年）、大日如来（未・申年）、不動明王（酉年）、阿弥陀如来（戌・亥年）の八体の石像があります。
自分の干支にお参りしました。
「どうかこのお遍路ドライブを無事に終えられますように！」

「修行の道場」土佐の最後の霊場は高知県の西南端にあります。
このお寺に行ったら見なくちゃと思うのは２つ。
ひとつは、『竜宮城伝説』にまつわる「赤亀の石像」です。
平安中期に、竜宮の赤亀が銅の梵鐘を背負ってきたので、僧たちはこれを寺に奉納して、山号、寺名を「赤亀山延光寺」に改めたそうです。
お寺で実際に保管されている梵鐘は、国の重要文化財に指定されているそうです。
もう一つは「眼洗い井戸」です。
弘法大師が錫杖で地面を突いて湧き出た「宝医水」が「眼病に霊験あらたかな」ということで「眼洗い井戸」と呼ばれたいます。
ただ現在はコロナのせいでしょう、使用禁止の貼り紙が井戸の前に貼られています。

道の駅大月の敷地内には、「ふれあいパーク大月」という新鮮な海の幸や農産物、加工食品などを中心に販売している施設もあります。
道の駅の方は、日持ちするものを中心に置いてあって、大月だけでなく高知県内の各種お土産もあります。
大好きなカワハギの干物を買いましたが、他に「ばんかん」という柑橘のジュースが販売されていて、今までに聞いたことのない柑橘類をいくつも見聞きして、ビックリ！

訪れた日は強風を伴う雨で、最悪の天気でした。
柏島港や柏島漁港の海面にも波があって、観光案内で見る『宙に浮いている船』にはなりませんでした。
でも水は非常に綺麗な色をしていて、晴れて波がなければ、船が浮いて見えるんだろうなぁと確信は持てました。
豊後水道と黒潮の流れがぶつかる海域に面しているために、約1000種類もの魚が生息するらしい。ダイビングやシュノーケリング、釣りも楽しいだろうと思います。

建物は古くて薄暗いです。
でも、良心的な料金で、1泊2食付きで7,000円が、旅行支援で5600円になって、地域クーポン2000円付きました。
スタッフが親切で、「地域クーポンが使えるガソリンスタンドはあるか？」尋ねると、ふたりがかりで､ネットで調べたりガソリンスタンドに電話をかけて確認してくれました。それで給油できて、あとでホントに助かりました。

夕食は和定食で、刺身2点盛り（ハマチ、マグロ）、鶏唐揚げ、あじフライ、野菜天ぷら、長ネギとイカのヌタ。それにご飯、漬物と味噌汁。デザートにオレンジゼリー。珍しいものはありませんが、出来たてで温かく、美味しくいただけました。

ビジネスホテルだと思いますが、客室のユニットバス以外に、大浴場もあってくつろげました。

翌日は無料のレンタサイクルを貸してくれて、それで宇和島城に行きました。

地元出身のジョン万次郎に関する資料が展示されています。
漂流した14歳から10年間のアメリカ生活中、ジョンマン（John Mung）と呼ばれていたんですね。
「萬次郎と仲間たちの群像」という巨大な銅像群が資料館前に建っています。
南海の鳥島に5人で漂流して、ハワイやアメリカ本土へと渡ったというイメージを表現した彫刻で迫力があります。

2000万年～1500万年前に堆積した砂が岩石となって、波や風によって浸食されて作られた奇岩だそうです。
巨大な岩が波のようにうねっていたり、蜂の巣のような模様など、様々な大きな奇岩が見られます。地質の博物館と言われるほどの珍しい岩礁風景が続いています。

白山洞門は、高さ16ｍ、幅17ｍ、奥行き15mもある、花崗岩の海蝕洞門です。国内最大級の大きさということで高知県の天然記念物に指定されています。
強風を伴う雨の日に訪れましたが、見られる良い方法がありました。
万次郎足湯では、全面ガラス張りの大きな窓から目の前に白山洞門が見えます。
空洞を正面から見ると、もっとハート形がはっきり見えるらしい。

屋内に、浴槽が階段状に4つあります。お湯は、1,200年前に弘法大師も疲れを癒したというあしずり温泉です。
大きなガラス窓越しに、太平洋と白山洞門が目の前に広がっていて、足湯に浸かりながら、それを見て楽しめるので、とてもありがたかったです。
白山洞門は、高さ16ｍ、幅17ｍ、奥行き15mもある、花崗岩の海蝕洞門です。国内最大級の大きさで、高知県の天然記念物指定になっています。

駐車場から遊歩道を歩き始めてすぐにありました。とても大きな銅像です。
まだ若き14歳の時に、出漁中に無人島に流されたんですね！　通りかかったアメリカの捕鯨船に救助されて、そのままアメリカに渡って、10年間、英語、航海術・測量術などを学んで帰国したんですね。
中浜は、故郷の名を名字にしたんですね。

銅像の左手に何を持っているのかよく見たら、航海や測量に必要なコンパスと三角定規でした。