たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さんのクチコミ(77ページ)全1,843件

鳩間港いとま浜ターミナルすぐそばにある小さな慰霊碑ですが、先の大戦に於いて八重山の島々では戦闘による犠牲者はさほど多くなく、日本軍によってマラリアの罹患地に強制疎開命令を出され、結果マラリアに罹患し多くの犠牲者を出しました。鳩間島民も例に漏れず西表島への強制疎開を余儀なくされ、やはりマラリアに罹患し多くの犠牲者が出ています。

勿論慰霊碑の建立はその事実を伝えることによって、戦後世代に?戦争マラリア?を後世に伝える?絶対的な意味合い?は持ち合わせているものの、そこに間違いがあればどう思うのでしょうか…。この碑には昭和20年3月に?西表島防衛司令官下永部隊長の命?により強制疎開がはじまったことが書かれています。これは船浮臨時要塞司令官下永憲次大佐のことを指しているのでしょうが、この昭和20年3月には下永司令官は異動になっています。またこの八重山諸島の強制疎開は、在石垣島の独立混成第45旅団の直接指示であったこともわかっています。

有志というよりほぼ個人が作ったものであれば、第三者が言うことではないのかも知れません。しかし場所的にふらりと訪れる方が多いのであれば、正しい標記はお願いしたく思いました。

鳩間港から鳩間中森を越えると島北部へと出ることができます。そのやや西側立原浜付近の?海側?に位置する?石積み?のことを指します。島周回道路を挟んで向かい側にある?火番守?と同様、いにしえの連絡手段である?狼煙?やそれを管理する人の住居跡だった等様々な伝承は残っているようですが、定かではありません。元々この石積みもここ数年で島の有志によって再建されたものであり、その元となる武士家跡は昭和40年頃に鳩間港を作る際に、使われてなくなってしまったものでした。

場所的には交通の要所であったことは間違いはありませんが、その伝承を継承するにはあまりにも無計画な作りのようにしか見えません。島の名物を作られることに対しては異存はないものの、あくまでも観光地としての役割だけを考えて、無理に歴史をつなげない方がしっくりくるように思えます。行こうと思えば先端までは行けますが、石組は決してしっかりしている訳ではなく、崩壊の危険性があることは忘れないで頂きたく思います。

上原港から県道215号線を大原に向けて走っていると、左手海側に小さな駐車場を発見し立ち寄りました。大見謝ロードパーク、急流の大見謝川が海水と混ざり合うエリアにあるこの場所は、河口部にあるマングローブ樹林の散策路と海の展望台が併設されています。西表島にはよく似た施設がよく似た大きさで運営されているものが多いため、特にここでなくっては…というものでもありません。休憩スポットというよりもは?立寄り点?とした要素が強く、さっと回ればいいように思いました。

看板はありますが、一人旅で?ヤマネコさん(笑?)をしっかり道路で見つけようという走りをしていると必ず見落とします。それくらい小さな場所です。確かナビには表示されていたとは思いますが、安いレンタカー屋さんでくれる?地図?ではほぼわかりませんでした。

自動販売機を含めた?給水施設?はありません。またトイレもありませんでした。

黒島港と東筋集落を結ぶ総延長2.44kmの沖縄県道213号黒島港線は、日本最南端の都道府県道としても知られています。なだらかな道が続くこの道は、黒島港と東筋集落を結ぶ生活道路としての役割を果たしています。ちょうど中間地点にある?黒島展望台?は、さほど高さはないものの、黒島の特徴である平坦な土地を背景に海辺までの眺望が広がっています。旧建設省が定めた?日本の道100選?に選ばれているこの道は、その記念碑が道路起点の東筋集落に建てられています。

黒島を対角線上に走るこの県道に接続するような感じで放射状に道が延びており、迷うことはないかとは思います。しかし日が暮れると方角の?目星?がなくなってしまい、自分の居場所がわからなくなることがあります。狭い土地だからなんとかなるという過信をせず、素直に住人の方々に助けを求めるのが無難です。海辺に柵がない場所も多くあり、なにより宿に迷惑を掛けてしまいます。

なにもない島・牛の島・ハートアイランド等例えはじめるとキリがない黒島の最南端に立つ?黒島灯台?、特になにか変わっている様子もない無人の灯台です。沖縄県として日本復帰を果たした時期である昭和47（1972）年6月30日に初点灯し、以降現場海域を航行する船舶を守り続けています。夕焼けや星空、日の出などの?隠れた名所?として知られています。しかしそれは?黒島?に泊まるから体験できること、それは変わってはいません。黒島自体が自転車が一番効率が良いのですが、やはり夜暗くなってからの一人行動はあまりお勧めはできません。なので宿泊先で相談すれば夜景スポットとして連れて行って貰えることもあり（私はそれで行きました♪）、その方が安心して行くことができます。天気さえ良ければ、沖合をのんびり進む大型船の他、波照間航路をカッ飛ぶ高速艇を望むことができます。

4月・10月の2回の西表島滞在の合計日数6日。そのうち上原航路が運航されていたのが2日間。この欠航率をどう取るかで上原航路を利用するかどうかを決定するのではないでしょうか。4月は鳩間から上原入りできました。しかし上原から石垣へは行けなかった・・・。10月は１日だけは動いていたものの西表インとアウトの日は欠航。ということでまだ利用しきっていない?唯一?の八重山航路として今尚残っています。港湾施設からは鳩間島がすぐそこに見えますし、港から少し離れるだけでビーチもあったりとなにかと使い勝手はあるものの、その欠航率の高さばかり言われてしまっているようなところではあります。上原航路が欠航しても、船会社のスタッフさんはおられますし、お土産も買うことができます。なにより団体客の利用が少ないため、増便対応で2隻の高速艇が入ってもホント僅かな時間だけ混雑するだけでのんびりと過ごすことができます。欠航時でも見た目海は穏やかなことが多く、港から見える景色は八重山一ではないでしょうか。

西表島東部の仲間港（通称：西表大原港）は、西部上原港と並んだ玄関口の港です。海流の影響を受けやすい上原港とは異なり、離島間航路を結ぶ船舶の欠航が少ないため、団体客を含めた?予定変更ができない?方々の多くが利用されています。港湾ターミナル?なかまりん?は、スロープも切ってありバリアフリー化はされているものの、訪れた2回とも?故障した自動ドア?が放置されています。島の住人の方を含めた船舶の利用客が駐車場を占領していることが多く、車を停めて何かするには少し向いていないかも知れません。旅客ターミナル隣にある案内所で、お土産を含めた品々を買うことができるため、あまり品数が揃っていないターミナル内の売店の分も補えるかと思います。また時間が少しあれば徒歩3分程で?玉盛スーパー?もあるので、そちらの利用も良いかと思います。

石山寺三丁目西交差点から岩間寺へと向かう途中の左側にあります。今は24時間営業になりましたが、別に特記することのないコンビニではあるものの、中千町バス停付近にあるため、岩間寺や奥宮神社へと向かう道標の役目も果たしています。

特に夏場徒歩で岩間寺へと向かうならば必ず水分の補給をしておきましょう。3km程の道のりではあるものの、途中には自動販売機すらありません？また石山駅迄の足がなければ、ファミリーマートとMKタクシーが提携しているため、こちらから乗ることができます。場所的になにかと使い勝手のあるコンビニエンスストアです♪

岩間寺参道の途中にある?赤い鳥居?が目印の?奥宮神社?は、参道入口の鳥居は滋賀県大津市石山千町、社務所の付近は京都府宇治市東笠取に位置します。奥宮神社の参道は結構急で且つ曲がりくねっていることで有名なので車で走るには細心の注意が必要です。特に降雨後の路肩が緩んでいるときは、そのまま崖下に落ちてしまいかねません。

?The山の中?の道を走って行くと、その終点には?びわこ展望台?が眼下に広がります。宇治方向には眺望が広がっていないため大津や草津方向の眺望とはなるものの、高速道路の位置関係等?標高の高さ?と?方角?という?地の利?を生かした展望台は、時期を問わず楽しめる場所ではあります。

元々この奥宮神社は、宮司さんが?個人的?に作られたもののようで、昭和46（1971）年5月5日の創祀という碑が建立されています。開運厄除や交通安全のご利益があるように書かれていますが、委細を書かれているものがないため、細かいことまではわかりませんでした。

行きには見落としていたのですが、個人でされているとのことなので?駐車料金?として1回300円を徴収されているようです。ただ冬至の日の夕暮れ時、観光客はおろか神社関係者の方もおられなかったため、そのままで帰ってきてしまいました。

全国チェーンの小僧寿しは以前はこの界隈のも何軒かありましたが、現在はこの南郷店のみです。テイクアウトのお寿司といえば珍しくはありませんが、なんとなく来てしまうお店です。毎週土曜日は?手巻きの日?と称し、手巻き寿司各種が100円です。口に馴染んだ味ゆえ、ひと月に一回は必ずお世話になっています。今後とも庶民の味でいて欲しいです♪

滋賀県大津市の端っこ、石山内畑町と京都府宇治市に跨る岩間山に位置する正法寺は?岩間寺?という通称で親しまれています。西国三十三番霊場第十二番札所として有名ではあるものの、実は岩間寺には山門がありません。現存していないというのが正しいようですが、なぜ山門がないのかを記した記録もないそうです。

?ボケ封じ?や?雷よけ?といったご利益があり、特に17日の縁日には多くの参拝客でごった返します。

寺に残る縁起によると、第44代元正天皇の病気平癒祈願に功のあった僧泰澄が養老6（722）年岩間山中の桂の大樹から千手陀羅尼を感得、その桂の木で等身の千手観音像を刻んで、元正天皇の念持仏である金銅千手観音像をその胎内に納め祀ったのが当寺の起源とされています。桂の木は岩間寺では霊木とされており、本堂前には泰澄が最初の本尊を刻んだ後の切り株から再び芽生えたと言われる桂の樹（三代目）が残っています。

入山料は車で来ると入口脇に窓口がありますが、時間帯によっては誰もいないことが多いと聞きました。その際は本堂にて収めるそうなのですが、醍醐寺や奥宮神社から山道を歩いてきた方にはその旨が書かれているものの、順路で入ると書かれていないようでした。かと言って?収めて下さい?と言われることもないようです。最終的には?気持ちの問題?のように思えるものの、拍子抜けしたところもあります。台風の影響なのか境内には?がけ崩れの痕?や?倒木?等が見られます。足元にはご注意下さい。

大阪方面の京滋バイパス側道脇にあるこのお店、周辺にコンビニがありません。石山ICから京滋バイパスに乗ってしまうと京田辺PAもしくは吹田SAまで休憩施設がなく、岩間寺方面へと向かうと数キロ先のファミリーマートまでなく、大津方面は1km程先のローソンまでありません。

そういう意味でこの?ミニストップ大津石山寺3丁目店?観光客にも知られており、週末や年始などは、車を停める場所がない位に混雑することがあります。最近増えている?イートインコーナー?が併設されており、狭い車の中で食べなくても椅子に座って頂くことができます。

石山ICから京滋バイパスを利用する方は、接する道路の左側車線へと入って下さい。右側車線に入ってしまうと右折しなればなりませんので。

石垣港離島ターミナル内に平成25（2013）年12月26日、石垣島が世界に誇るボクシングチャンピオン具志堅用高氏のモニュメントが完成しました。市内には記念館も作られている具志堅用高氏の人気は、地元ではハンパなものではなく、その功績を増加の一途をたどる石垣島への観光客へ?魅せる?目的のように作られたもののように思えます。殿堂入りした本年は、そのことを告知するべく?タスキ?を掛けた姿への変化に、思わず口もとが緩んだ方も多いのではなかったでしょうか？

乗船前と到着時には、モニュメントと一緒に記念撮影をされる方々が大変多く、混雑しています。船舶が出発し、到着船舶がない時間はゆっくり撮影を楽しむことができます。

近江國一之宮建部大社は、いにしえより交通の要所として知られる瀬田唐橋東詰から少し離れた神領の地に鎮座します。第十二代景行天皇の皇子であり、第十四代仲哀天皇の父とされる日本武尊は、幼き頃から美少年でありながら武芸の達人であったとされており、その風貌を利用して敵を油断させ、誅伐して行くといった心理戦を用いていた様に記されています。

父景行天皇の命で九州の熊襲や東国を平定して行く日本武尊でしたが、意外に軽はずみな発言により窮地に陥ることも多かったようです。走水では海をバカにしたことにより、海神の怒りを買い進退窮まります。そこに焼津の地での火攻めの際に日本武尊の優しさを触れた妃の弟橘比売が生贄となって入水し、事なきことを得ます。無事上総国に上陸した日本武尊は、弟橘比売の働きにより無事越えられた海を眺めていると、波に乗る小さな櫛を発見します。それは他ならぬ弟橘比売のものでした。改めて妃の尽力を感じた日本武尊はその地に祠を建て、弟橘比売を祀ります。そして東国平定を成し遂げ、碓氷峠で物想いに耽っていた際に、弟橘比売を思い出し、?吾妻はや（我が妻よ）?と3回呟いたそうです。これが後々東国を?吾妻・東?と呼ぶようになった由来だとされています。

その後も朝廷にはむかう勢力の平定を続けた日本武尊一行でしたが、尾張國に滞在中に?生理中?であった?美夜受比売?と契りを結んだことが、?神?の域から?人?の域に変わってしまったのか・・・、近江國伊吹山の神を退治するために?素手?で向かいます。山の神の化身を?使い?だと冒涜してしまった日本武尊に、山の神は怒り狂い、冷たい雨を降らせました。体調不良に陥った日本武尊は、一旦は麓の泉で息を吹き返すものの、その身体は既に病んでいたようです。その身体で生まれ故郷であり、父のいる大和へと向かうものの、その道中半ば伊勢國能褒野（亀山市）にて31歳で没したとされています。

日本武尊の訃報は大和に即座に伝わり、妃や御子が能褒野の地を訪れました。配下の吉備武彦により埋葬された日本武尊の遺体は、悲しみに咽ぶ妃や御子、家臣達の前で白鳥の姿と化し、大和へと向かって飛んで行ったとされています。

日本武尊の死を嘆き悲しんだ父景行天皇の神勅により、妃の布多遅比売命と御子建部稲依別命とともに住んでいた神崎郡建部郷千草嶽を?建部大神?として日本武尊を祀ったことに始まった?建部大社?ですが、天武天皇四（675）年に近江國栗太郡勢多の地に近江國の守護神として遷座され現在に至っています。

神を冒涜してしまった結果、亡くなることになってしまった日本武尊の逸話は、自身の子である第十四代仲哀天皇の話と被るところがあります。たとえ?神業を持ってしても?油断するとこのような結果を生んでしまうことの?警め?のようにも聞こえます。

戦後のGHQ支配下で?神道と天皇制?の繋がりによる神社の破壊を考慮し、多くの官幣社では石碑を?塗りつぶす?ことが行われました。官幣大社であった建部大社も例にはもれていません。見かけは平和一色の場所ではあれど、そこにも戦争の色合いは残っていることを知って頂きたいと思います。

なぜジモティのご用達なのかと言えば、ひとこと?場所がわかり辛い?ことに尽きます。北大路の交差点付近にあるのですが、駐車場はバイパス沿いに入口があります。

昔から予約が必要と言われていたこともあり、頻繁には行ってはいませんでしたが、仕事の後にも行くということで予約しました。どうやら今では空いていれば予約なしでも可能のようでした。

メニューは?粉もの?ですが、久しぶりに食べても味は変わりません。最近は代替わりすると味が変わるお店が多い中、以前と変わらないものが頂けるのはすごくありがたく思います。勿論?お酒?もあるのですが、あくまで帰り道のことは考えなければいけません。最寄りの宮ノ内バス停から石山駅へと向かうバスは21：48（平日21：50）が最終です。歩くと結構ありますので、終電には注意しましょう。

場所は少しわかり辛いかもかも知れません。石山駅を背にして国道方面に向かうペデストリアンデッキの先端まで歩き、エレベーターか階段を利用し地上へと下ります。そのまままっすぐ進むと京阪電車の踏切があるので、そこを右に進むとあります。

いきなりの回りくどい話になりましたが、初石山だと必ず迷うこの?IMAMURA KITCHEN ILCUOR?、昼夜のイタリアンのお店として有名です。以前は?イマムラキッチン?というお店でしたが、改装して打ちっぱなしの壁に包まれたお店に変わりました。長い間このエリアにはオシャレなお店がありませんでした。そのため余計に存在感が高くなったように思えます。

一階フロアは外から丸見えだったこともあり、抵抗もありましたが、中から見るとそれなりにいい感じに見えるのは不思議でした。なにを頼んでも美味しく思えるお料理にどれがというものはありません。多分少しワインでも楽しみながら過ごすのかオシャレなのかも知れませんが下戸には無理です。

比較的客層が若いため、ゆっくりできるものの回転は速いように思います。分煙と書かれていましたが、とてもタバコを嗜む勇気はありません（笑）。

東海道新幹線・JR各線・地下鉄南北線・近鉄京都線という鉄道線の中核駅であると同時に、関西・伊丹空港からのリムジンバス、九州から東北からの高速バスのターミナルとして、京都観光の玄関口となっている京都駅です。バスを除く1日あたりの利用客の425.000人は、関西地区第2位の数字を記録しており、年々観光客の増加に伴い増える傾向にあります。

関西エリアのターミナル駅の中では、再開発された時期が早かったこともあり、バリアフリー化が進んでいないことがたまにキズです。特に地下ホームから乗り場に至るルートにエレベーターが設置されていないところは、やはり?国際都市京都?を銘を打つのであれば恥ずかしいところではないでしょうか？

四条烏丸に位置する地下鉄南北線四条駅です。京の都の四条通りとは、東西に延びる横の通りのことですが、この四条通りには複数の駅があり、京阪本線祇園四条駅、阪急京都本線河原町・烏丸・大宮・西院（さいいん）、京福電鉄嵐山本線四条大宮・西院（さい）、京都市営地下鉄南北線四条と実に8駅もあります。通常なら開設が早い駅が取りそうな名前のように思えますが、実は京都市営地下鉄が一番後にできています。いっとき迄は京阪本線祇園四条駅が四条駅を名乗っていましたが、現在では祇園四条駅取りなっています。

私を含め古い時代の京都を知る他府県人には、?あれ？?っと思うこともしばしばある不思議な駅名なのかも知れません。ちなみに京都市営地下鉄四条駅は、阪急京都本線烏丸駅に乗り換える駅となっています。

江戸時代の五摂家のひとつであった九條家、その屋敷内に作られた庭園のひとつである拾翠亭ですが、明治維新の際の東京遷都の時に主人を失います。東京遷都後約10年で行幸に来た明治天皇が荒れ放題になっている拾翠亭をふくむ数々の宮家や公家屋敷を憂い、保存に取り組むよう指示を出します。

その中で?拾翠亭?は、元々あった庭園などを生かして現在のように整備され息を吹き返しました。おおよそ230年前に作られた旧九條邸内にあるこの?拾翠亭?、同じ敷地内にある?九條池?に東山連峰を借景として、?もっとも美しく見える?ようにとの?遊び心のある茶室?として、江戸時代中期の貴族の茶道を培ってきたものだとされています。

春〜秋の金・土曜日には一般公開もされてはいますが、残念ながら今日はその日ではありませんでした。外観から眺めて次回に来た時の楽しみに思いを馳せておきます。

京都御苑の南西部の一角にある旧九條邸跡は、明治維新の東京遷都により、九條家の邸宅がありました。東京へと移動してから僅かの間に宮家や公家屋敷が集まっていた現京都御苑は、荒廃の一途をたどり、遷都後約10年で行幸に訪れた明治天皇はその様子を憂い、早速整備を命じたとされています。

旧九條邸跡地には?拾翠亭?と?九条池?が現存しており、シーズン限定の金・土曜日に一般開放されています。