たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さんのクチコミ全1,843件

今回久米島を回るにあたり、最も安かったために利用した。久米島のイーストレンタカーが本島のABCレンタカーと提携を結んでいるために表記がなされているようだが、あくまで〝予約〟をABCがやっているだけなので、メール連絡等はwebから飛ぶとそちらに行ってしまうために注意が必要である。
今回久米島入島にフェリーを選んだため、できれば兼城港ターミナルの迎えが欲しかったのだが、現在フェリーターミナルの大規模改修中ですべてのレンタカー会社が兼城港への送迎を中止している。そのためバスで空港へと向かったのだが、予約時にフライト記載がないと本店での借車扱いになることを知らず、少し余分に待つこととなった。勿論事前に確認をしなかった私が悪いのだが。

ただ安いとはいえ車がちょっと…。車内は奇麗にされており快適なのだが、お借りしたＢＯＯＮクンは結構動力系や足回りがヘタっており市街地を走るには問題ないが、山道や坂を上る時にはちょっと疲れた。２４時間程度の滞在ではそれ程距離も走らないだろうし問題にはならないのかも知れないが、やはり快適なドライブをしたいと思うのであれば高年式の車を謳っている会社の方が良いかも知れない。今回はコスパのことを考えれば良かったように思う。

久米の五枝のマツ。国指定天然記念物として高さ６m・幹回り約４.３m・地面をおおう枝の面積２５０平方メートルの大きなリュウキュウマツが〝盆栽〟のように植っている。普通の松のように枝が上へは伸びずに地面を這うように波打って伸びているのが特徴であるこの五枝の松は樹齢２５０年と言われている。１８世紀の初頭に農業の神を祭った時に植樹されたと記されており、その美しさは琉歌にも詠まれる程で天下随一と言われて久しい。故に現在では日本の名松百選にも選ばれている程である。長きに渡って久米島の〝顔〟とも言える存在感をキープしてきた名木の古木である。

しかしこの五枝のマツが僅かな期間で大きく変貌することになる。五枝の松が枯死していることが判明したのだ。僅か一ヶ月でそのようになるとは予想だにしていなかったことであるが、老木ということもあり復活は見込めないらしい。久米島町は既に〝国指定天然記念物の滅失届〟を提出し、天然記念物としての取り消しを受けた後、倒木の危険性も踏まえて文化庁立会いの下、五枝の松全体を伐採するとのことであった。

私が記録した令和７（２０２５）年６月２５日には、一ヶ所茶色く変色している部分はあるものの、他は緑色を保っている。しかし一ヶ月後の写真を見ると全体が茶色に変色している。樹勢が失われている状況下では手の打ちようがないとの結論で、枯死と判断された五枝の松は、年内にも失われる可能性が濃厚となった。

長年久米島の顔として存在感をアピールしていた五枝の松が、まさかというのが本心である。勿論クローン等で二世対策はなされてはいるものの、やはり目の前にあった松の木がなくなってしまうのは悲しいものがある。老木ではありながらも人々の助けを受けながら今まで頑張って来た松の木に、お疲れさんと今は声を掛けたいと思えてならない。

久米島にあるおばけ坂。縦断勾配錯視が体験できる場所としてガイドブックにも載っている場所である。目の錯覚による視覚の不思議体験は、下り坂に見えて上り坂・上り坂に見えて下り坂を体験できるというものである。実際に下っているように見える坂道でボールを転がすと手元に戻ってくるなど〝例〟は書かれており、頭ではわかるのだが、ギアをニュートラルにして進むとわかると書かれていたことをご丁寧に３度試したがわからなかった。

鈍感過ぎて気付かないこともあるのだろうか？自分自身に不安しか感じなかった場所であった。

沖縄県道２４２号線を走っていると真謝集落内で道路の上下線が分かれる緑地帯にフクギの木が植わっている。約４０mの長さのフクギ並木は道を遮るように存在し、ただならぬ気配さえ伺えるものとなっている。元来フクギは防風や防火、防潮を目的に屋敷の周囲に植えられてきたが、界隈の開発の際に道路拡張のため大部分が削られてしまい、現在はその一部分が残って現在の形で残されている。推定樹齢200年以上といわれる古木で沖縄県の天然記念物に指定されており、ただ〝道路拡張〟のためだけであれば、伐採されても仕方がない場所にある。それを敢えて残し続けるのは何らかの理由があるためだけであろう。その話に触れられているものは見当たらなかったが、１００人いれば１００人が存在に気付くフクギ並木に〝霊力〟を感じてしまった私であった。

旧仲里間切蔵元石牆（きゅうなかざとまぎりくらもとせきしょう）とは、第二尚氏王朝時代に久米島に置かれた琉球王府の役所跡である。木造の建物は既に残ってはおらず、乾隆28（１７６３）年に構築された石垣（石牆：せきしょう）のみが残っている。

多くの改革等を行い、近代琉球を文化大国へと導いた第１３代尚敬王の治世、王府の地方行政機関として久米島真謝(まじゃ)集落に蔵元が設けられた。石牆の門の部分は石を四角に切った布積み、他の部分は自然の石の形を生かしたあいかた積みになっており、往時の〝石組み〟を現在に伝えている。

現在は石垣のみが残っており、久米島町立美崎小学校が隣接している他、石垣で囲まれた内側は現在広場となっており、地元住民の方々の憩いの場として利用されている。

訪れてみると確かに〝石垣に囲まれた広場〟だということが一目瞭然でわかるのだが、そんな歴史ある土地で娯楽を楽しめるとは何とも優雅なもののように思えてならない。そう多くの観光客が訪れる場所でもないために、タイミングを見計らって行ってみると、琉球王府４００年の歴史をゆっくりと感じられる素晴らしい場所であった。

絶滅危惧種に指定されているウミガメの館として平成２４（２０１２）年にオープンした久米島ウミガメ館。水槽内で泳ぐウミガメの姿や、ウミガメの生態系に及ぼす問題点を発信する場所として、存在の〝価値〟がある施設として立ち寄った。
私のように既往歴で海に潜れない者からすれば、普段目にすることができない姿が見られるなど、確かに一見の価値はある場所ではある。

しかしどうも活気が感じられない。訪れた時期がオフシーズンだったこともあるが、街中で見かけた観光客が訪れてはおらず、訪問した際にも私ひとりであった。界隈には海洋深層水を用いた温浴施設〝バーデーハウス久米島〟等、街おこしのために税金を費やした施設もあったが、経営がうまく行かず既に５年もの間閉館した状態が続いているなど、先のことを見こさずに建設に走った廃墟もある。ウミガメ館もしかりで三セク営業らしい運営となっている様子であった。

グッズ作成などそれなりに運営は考えているのかも知れないが、施設自体も老朽化しており、維持運営には多大な費用を要すことは眺めているだけでも感じられる。ガツガツしないところが沖縄の県民性でもあるので致し方ないのかも知れないが、せっかくの施設を閉鎖に追い込まれるようにはなっては貰いたくはない。人が訪れなくとも人件費等を含めた運営費はかかり続ける。どうしたら久米島を訪れる多くの観光客の一部でもウミガメ館を訪れて貰えるか？等考えて貰いたいと切に願った私であった。

久米島イチの海水浴場と言われるイーフビーチ。近隣にホテル等宿泊施設が立ち並んでいることから、手軽に海水浴が楽しめるビーチとして知られるようになったようだ。ただ離島のビーチあるあるで、白砂の浜が2kmに渡って広がっている以外には何もない。駐車場付近にはマリンアクティビティを技としている業者もあったが、時期的に季節外れなのだろうか？活気があるようには見えなかった。

近隣に宿泊しているならば遊びがてら行ってもいいかも知れないが、わざわざビーチを眺めるだけのために行く場所ではないように感じた。

久米島の宿として選んだホテルガーデンヒルズ。本当は２食付きのプランを選びたかったのだが、夕食の提供はされておられなかったが〝値段〟第一に考えて選んだ。元々他のホテルを改修して今のものになったようで、施設には階段しかなく荷物の多い方には不向きかもしれない。部屋も清掃が行き届いており奇麗ではあるが、どうしても建物の古さは否めないため、その辺りは個人の価値観に左右されるところだと思われる。

朝食は和定食の提供だが、出来合いのものもあり〝地のもの〟を楽しみにしている方には少し物足りないであろう。しかし兼城港のすぐ近くにあるため各室オーシャンビューの眺望は保証されている。宿泊した日は天気も良かったために〝日の入り〟を堪能することができ、マジで感動した。

久米島も新しく設備の整ったホテルが増えているが、交通の便が良くかつ安く宿泊を上げたい方にはうってつけの宿であると思う。フェリーのドック入りのことを忘れていたために渡名喜島に行けなかったために、久米島にはもう一度来る予定である。その時にも是非ともお世話になりたいと思えるコスパ最強のホテルであった。

戦後８０年沖縄戦全戦没者追悼式に今年も訪れた。８回目のこの日を沖縄で迎えることと相成ったが、昔のように式典開始から終了まで張り付くような気持ちも年々薄れて行く。今年は珍しく事前に会場の様子を見て回ったが、やはり外野からの式典見学は不可能になっていた。

当日も予想外にまだ式典は続いてはいたが、正直なところ形式だけの〝言葉〟を述べに来るＶＩＰのために、厳重な警戒を敷いている感が強く、ただの〝イベント〟化が亢進しているように思えてならない。

確かに元首相が暗殺された事件の後、一段と警備が厳しくなったことは否めないが、本来の追悼式の〝意義〟が薄れて行くように見えてならない。

観光するには不向きな６月の沖縄行きを、この追悼式参列のために続けてきたが、追悼の気持ちがない式典に参列する必要があるのかという思いが年々強くなってきている。

初めて訪れた戦後７０年は想いは人ぞれぞれであるが、来訪者すべてが式典参列者だと感じたことから来沖を続けてきたが、パフォーマンス化したものには興味はない。いつまで来続けるか？という気持ちが残念ながら今年も増してしまった追悼式であった。

ＯＴＡサイトで見つけたアクアレンタリース。口コミは様々あるが、一度利用した経験から利用することにした。空港送迎は１４番待合、混雑するメイン通りの裏にあるため、営業所までも早い。今回は車種選択なしの軽自動車を申し込み、ひとつ前の方のＮーＢＯＸが旅の相棒となった。

車の整備や掃除は行き届いており、２３０km程の距離は快適に走ることができた。返車もスムーズで数分後には送迎車に乗車することができた。それ程多くのスタッフさんで回している訳ではないので、借返車時間が被ってしまうと、手続きに時間を要することは考えられるが、私が利用した時にはスムーズだった。

２０：００迄営業している数少ないレンタカー会社のひとつであるが、送迎は営業所発が１９：００、空港発が１９：３０となっているので、注意が必要。時間外はゆいレール赤嶺駅からタクシー利用となる。

１１年前と同じく快適な沖縄の旅をサポートしてくれたアクアレンタカー、次回も価格や時間がマッチすれば是非とも利用したいと思う。

翌朝久米島行きフェリー乗船のために前泊した。ルートイングループのホテルとして対応は問題ない。

あてがわれた部屋は517号室喫煙シングルのお部屋は、決して広くはないものの比較的新しい建物故に綺麗であった。同様にバスルームも清掃が行き届いており快適に利用することができた。

朝食は1階レストランにて食券制のバイキング。品揃えや量は豊富で切れることなく補充され、食べたいものを好きなだけ食することができる。強いて言えばせっかく沖縄のホテルに泊まったからということで地のものを加えても良いかも知れない。

駐車場はキャパ超えの場合、近隣のコインパーキングへの案内となり、有料となる。

ロケーションのことも考えると、私のように離島航路利用時の前泊としての利用が多いかと思うが、本島で遊び疲れた身体をリフレッシュでき、離島での観光に備えることができる価値ある宿のひとつだと感じた。

創建は不明ではあるが、社伝によると平安時代初期に伊賀国阿拝郡河合郷篠山嶽より大原中に勧請された後に当地に移し祀られたことに始まり、当時は大原山河合寺と称したとされている。御祭神は須佐之男命でその像は国の重文指定を受けている。京都祇園西門を模した朱塗りの楼門・回廊を配したというだけあり、大鳥神社でも祇園祭が行われている。室町時代応永年間には既に祭礼が始まっていたという歴史のあるもので、夏季の水稲の守護神、疫神としての働きをする夏祭となっており、その壮観・華麓さは、夏をいろどる風物詩として現在に至っても親しまれている。

そんな大鳥神社が甲賀市夏詣の〝風鈴まつり〟の会場となると知り、今回訪れてみた。初参加ということで規模は小さく、手水舎一帯を飾り付けたものではあったが、初めての試みということで〝風鈴まつり〟見学を兼ねている参拝客がちらほら見かけられた。勿論規模の大きさだけではその価値が決まるものではないにしろ、もう少し目を惹くようなものにすれば…という残念な気持ちが残ってしまった。ド派手な朱塗りの楼門・回廊が背景となれば、それなりに〝見せ方〟を考えないと背景に埋もれてしまう…。

来年賛同するかどうかはわからないが、今年以上になった〝風鈴かざり〟を見てみたいと思える神社であった

甲賀市土山に位置する白川神社。創建は不詳だが江戸時代初期に火災に遭い、現在の地に遷座した。そのため境内の建物は江戸中期から末期にかけて造営されたものが多い。

七月第三日曜行われる「土山祇園祭花笠神事」は祇園祭の前宮祭と呼ばれており、花笠を奪い合う〝奪い行事〟で有名な神社でもある。

そして第１１９第光格天皇・第１２１代孝明天皇の両大嘗祭に、拝殿が悠紀斎田抜穂調整所となっている。また第１２２代明治天皇の御東幸御駐輦時には、境内が内侍所奉安所にあてられるなど歴史の表舞台の〝場所〟ともなっている。

神楽殿前の〝願掛け神石〟や〝力石〟等石による健康長寿・祈願成就がご利益とされており、その点でも参拝客の信仰があついと言われている。

この夏甲賀エリアで〝夏詣〟キャンペーンの一環として〝風鈴まつり〟を市内施設で行うこととなった。白川神社もそのひとつではあるが、以前からも夏の時期には風鈴飾りを吊り下げられており、例年通り今年も行われていた。ガラス風鈴が用いられることの多い〝風鈴まつり〟のイベントの中で、白川神社では〝金属製風鈴〟が使われていた。ガラスに比べ低めの風鈴の音が、鬱蒼とした境内の中に奏でられている様子は、正に別世界と思われるようなものであった。多分年々そう大きく変わるものではないとは思うが、来年も訪れてみたいと思う魅力的な神社であった。

今回で１０回目の宿泊となったみん宿ヤポネシア。慰霊の日に沖縄に訪れるようになってからなので必然とそうなるであろう。初めて来た頃はみんな若かった～と笑って言えるのがいつも懐かしい。自慢の食事にホストファミリーの愛情。そんなことが毎回感じられる宿である。

ただやはり満員の６月２２日は早いうちに満室になるために、委細ご相談ではあるが〝相部屋〟をお願いするかもという話が持ち上がっている。ふたつ返事でOＫはしたが、今年のように翌日の準備が必要な場合はちょっとキツいかもと思い直したりもした。これだけはやってみないとわからない部分はあるとは思うが、やはり日にちをずらした方がベターかな…と帰って来てから感じた今回の宿泊であった。

大阪で55年ぶりに開催された大阪・関西万博2025、前評判の低さは今更言うまでもないが、それに影響された自分でもある。気が付けば連日超満員の入場者がリアル情報として言われると、何となく〝行きたい〟という気持ちになることもまた自然である。とは言っても〝入場予約〟が取れない状況では日にち指定の〝団体券〟でも持っていなければ不可能である。そんな中4連休が取れたことで日時を軽く考えてスマホ片手に粘ったところ奇跡的に9月25日12：00枠の予約が取れたので行くことにした。

パビリオンの予約も困難なので敢えて〝入場〟に拘らず、本来の目的であった〝旅行貯金〟と〝記念・風景印〟だけを目的にして会場入りした。結果として巡り方を決めておらずに行くことになったために、郵便局訪問も一ヶ所未訪問となってしまった。

確かに人が多いことはわかるのだが、局所的に人を捌くキャパを超えているようなところもある。花火後の大屋根リングから下へと向かう通路は正に地獄。あれでよく事故が起こらないと感心する程であった。

また帰りの地下鉄乗車に関する報道も然りで、結果としてゲートを出てから1時間で乗車できたのは恵まれていた方なのかも知れない。車で大阪までやって来たことが幸いし、時間は遅くはなったものの自宅に帰りつくことは可能であったが、多分公共交通機関だけで来場していれば〝時間だけ〟が気になって仕方がなかったのではと思えて来る。

残り一週間の会期で混雑は増して行くとは想像がつく。勿論〝これ〟というものがあるならば、混雑を承知で行くしかないだろうが、ただ漠然と〝話題作り〟だけのために行くならば止めておいた方が良いように思えてならない。行っても何もできないことは目に見えている。ならば〝入場料〟で海遊館やUSJに行った方が良いのではと感じている。そういったことを踏まえると「まぁ行けたから…」という感想しか残らなかった一大イベントであったと振り返ってため息をついた私であった。

時間の兼ね合いで利用することが多くなっているが、JALと比較しても変わらないサービスを受けているようにいつも思う。空港カウンターでの対応からバゲッジピックアップ迄スムーズで快適な旅を楽しめた。
ひとつ残念だったのは、いつ引退するかのB772から機材変更でB787に変わったこと。飛行機自体の搭乗回数が減って来ているので、一回の搭乗で詰め込みたい思いが増していることからふと感じた。

奥武島の我が家も初めて訪れてから10年の月日が過ぎたが、いまだ変わらぬ態度で接してくれるおじぃとおばぁの心に触れられる宿でもある。最初は空室が多く、大丈夫かと思ったこともあるが、気が付けば予約すら入れられない人気宿になっていた。

部屋の使い勝手は自宅の部屋のようで、違和感なく利用することができる。春から夏にかけては波の音とカエルの鳴き声が心地良く、ぐっすりと眠ることができる。

朝はご自慢の朝食。毎回その時に仕入れた具材をアレンジして出してくれるトロピカル朝食は、こちらに泊まったが故に楽しめるものである。

この１0年間でお互い年を取り、別れ際の挨拶が〝また来年〟から〝また来年元気で！〟に変わったが、体の続く限りお世話になりたい奥武島の我が家であった。

旅行貯金をするために立ち寄ったが、見た目にまず圧倒された。明治4（1871）年に赤間関郵便取扱所として設置、その後赤間関郵便局と改称し明治33（1900）年に現在地に移転したものが現在の建物となっている。日本人による本格的なルネサンス様式の庁舎建築で、イギリス人建築家のコンドルがその西洋建築技術を日本人に指導し、直接指導を受けた辰野金吾に教えを受けた三橋四郎が設計した建物である。平成13（2001）年に国の登録有形文化財建造物に登録され、郵便局業務とともに資料館やカフェが併設されている。

そんな大層な局舎とは知らずに訪問。貯金の待ち時間に〝えらいところに来てしまった〟ことは言うまでもない。夜にはライトアップもなされ、下関に於けるランドマークのひとつとなっている。

勿論普通に郵便・貯金はすることができ、我が旅行貯金の〝1局〟を担ってくれた。また〝風景印〟もあるため、85円以上の切手を貼った郵便物に押して貰うことができる。貯金は16；00迄、郵便は17：00迄の平日のみの受付けとなっている。ATMはホリデーサービスを実施しており、土休日でも利用することができる。

機会を改めてライトアップされる姿を見てみたいと思った局舎であった。

奥飛騨温泉郷福地温泉。高山市街からも車で１時間を要する山の中に位置する。冬場はまさに“極寒の地”と化すこの地に自然水が徐々に凍ることにより“青垂（あおだる）”と呼ばれる氷柱が形成される。それをライトアップして名物としているのが、年末から3月の下旬まで行われているものが“青だるライトアップ”である。

明る過ぎず暗過ぎずの微妙な証明に氷柱が浮かび上がる様は正に福地温泉の“冬の風物詩”となっている。勿論100%自然任せで出来る訳ではないので、人の手が加わっているのは確かだが、やはり自然条件が整わない場所では出来ないものだということは疑いのない事実である。

福地温泉に宿泊していれば歩いて見に来ることができるロケーションではあるが、やはり気温は低いため耐寒装備は必要であると思う。

訪れた際はちょうど寒さが一段落した時だったが、機会があればピークシーズンに訪れてみてみたいと思わせる場所であった。

高山市街の国道158号線の宮川沿いに位置するホテルアルファーワン高山。レイトチェックインをする関係で宿泊することにした。三階３１３号室の喫煙シングルのお部屋は眺望がない。建物自体が古いために施設自体の草臥れた感は否めないが、今回のように〝泊まるだけ〟であれば、利用価値は高いと思われる。

今回〝チェックイン時刻〟と〝駐車場無料〟というキーワードで検索をかけたのだが、ホテルアルファーワン高山は〝有料〟であり、系列の〝高山バイパス店〟は無料だったために勘違いをしてしまった。1泊500円の提携駐車場の利用であったが、それは安い方であった。

多くを求めずなおかつ車がない場合は、ロケーションを考えると大変利用価値のあるホテルだと考えられる。ただ車だと駐車場利用の条件があったりするので、先に問い合わせをすることをお勧めする。

接客等は問題なく快適な一晩を過ごすことができた。