DONさんのクチコミ(34ページ)全952件

フランクフルト中央駅から市街地へ歩き出すと突如現れる巨大なユーロのオブジェ。欧州中央銀行の拠点たる象徴ですが、特に他に見どころがあるわけでもなく、このオブジェを愛でるのみです。まわりは広場になっているので、散策の休憩がてら、とか。

誰もが言う通り、立地は至極便利（フランクフルト中央駅を出て右前方を見れば看板が見えて徒歩５分）、部屋は超狭く（大型のスーツケースは開けないかも）、そして何といっても鍵の開けるのが非常に厄介。一発で開けられる人はいないのではないかと。自分の場合、意地をはって数十分自力で開けようと四苦八苦したもののギブアップ。チェックイン時は愛想の良かったスタッフの兄ちゃんにＳＯＳすると心底面倒臭そうに部屋まで来てくれて、左右に回したり押したり引いたりしながら、と相当難易度の高いテクニックを伝授してくれました。手頃な値段相応の諸条件です。

典型的なヨーロッパの古き良き終着駅、威厳と存在感を備えています。中は案外モダンで、券売機はもちろん自動で、カフェや食堂もたくさんあります。端から端まで、さらに奥の方までずらりとプラットフォームが並んでいて壮観！鉄ちゃんでなくても見惚れます。空港へ向かう便には、掲示板に飛行機マークが出るのでご安心を。

フランクフルト中央駅から路面電車でも行けますがテクテク歩ける距離でした。途中には近代的な高層ビルも多かったものの、この広場周辺だけは中世のまま時間を止めたような雰囲気。到着したのが黄昏時だったので開いているお店も少なく少々寂しかったので、街の賑わいも楽しみたい場合はぜひ日中お早めに。

鉄道直結でフランクフルトの都心に出るにもドイツ旅行の起点にも便利な空港です。しかしだだっ広い。特に復路のチェックイン時は、ターミナルによってはエッシャーのだまし絵みたいに階段やエレベーターがイレギュラーに出現して焦りました。でもルフトハンザ利用者なら超便利。ルフトのハブ空港の中で最大ゆえ、あっちゃこっちゃ必要以上にルフトのカウンターが構えられていて、どこからでもチェックイン可です。

今も昔もテルアビブのランドマークである大きなタワービルです。１階と２階は無料で見られる展示スペースがありますが、入口のガードマンには必ず止められて「何の用？」と訪ねられました。もちろん、展示を見に、と応えれば全く問題なくウェルカムでしたが。写真パネルや模型を多用して、視覚的にも分かりやすく近代テルアビブの誕生の歴史が解説されています。簡単なカフェや売店もありますし、ベンチもあちこちあるので、街歩きにくたびれたら休憩がてら訪ねてみると良いかも。

テルアビブ屈指の目抜き通りは「白い街」を象徴する建物がズラリ。朝早くから夜中までやっているような洒落た飲食店も数多く軒を連ねる通りですが、歩道も広く緑も多くて、終日治安も保たれているように感じました。レンタサイクルも通りのあちこちで見つけられるので、街の散策の起点にも便利な通りです。

テルアビブの都心に広がるでっかい市場です。アーケード状に覆われたエリアが大半なので雨の日も安心。芸術の街テルアビブらしく、生鮮食品や土産物店に交じって小ぶりな絵画など各種アート作品も並べられていて、散策が愉快なローカルマーケットです。

メンジャー広場で聖誕教会と向かい合うようにそびえ立つミナレットが目を引きます。ムスリム以外も中へ入る事ができますが、見学可能な時間帯が決められています（午前１０時から１１時、午後１時半から２時半、午後５時から７時）。日射しの厳しい日中も、モスクの中は涼やかで、絨毯に寝そべって昼寝をするおじさんたちの姿も。夜間は、扉と同じ鮮やかな緑色にライトアップされます。

フォートラベルではエルサレムにあると表示されますが、パレスチナのベツレヘムのメンジャー広場から歩いて数分、聖誕教会の東側に佇む、フランシスコ派修道会の小さな教会です。マリア様が授乳の際に地面に母乳を零した結果、赤かった床が乳白色に染まったという言い伝えの残る教会で、今は壁や天井も含め、ピンクがかった可愛い内装になっています。

メンジャー広場から程近く、聖誕教会に連なるように建つフランシスコ派の修道院、聖カテリーナ教会。ヘブライ語の聖書のラテン語翻訳に尽力したヒエロニムスゆかりの地で、教会の前には銅像、地下には翻訳に従事したとされる洞窟があります。訪ねた時はちょうどオルガニストが練習中でしたが、なぜか賛美歌に非ず超モダンな楽曲に熱中していて、アンバランスな雰囲気が鮮烈でした。クリスマスに各国へミサ中継が行われるのもこの教会だそうです。

自分が訪ねた際（2016年4月現在）は生憎全面工事中でしたが、床のモザイク画や天井いっぱい吊り下げられた金銀のランプなど、装飾品はなるべく見えるように配慮されていました。団体さんの少ない朝夕の時間帯は、静かに祈りを捧げる熱心な人々だけで過ごしやすく感じました。イエス様が誕生したとされる場所は教会の地下の祭壇の下です。隣接する聖カテリーナ教会から漏れ聞こえてくる荘厳なパイプオルガンの音色と相まって、神聖かつ静謐な空気を醸し出していました。

旧市街からオリーブ山方面へ向かう際に出入りしました。聖ステバノ門、別名ライオン門の名前の由来となったライオンのレリーフは、見上げた上の方に控え目に掲げられています。華美なダマスカス門や人や車の往来が絶えないヤッフォ門に比べると相当地味ですが、今も生活道路として利用されています。

どちらかというと無愛想な印象すら受ける入口からは想像できないほど奥の深い空間が広がっています。なだらかな階段が結構地下深くまで続いていて、下っていく途中にはマリアの夫、ヨゼフの墓や、マリアの両親の墓もあります。最終的に一番地下の礼拝堂にマリアの墓が。昔は、サイドに開けられた３つの穴から直接墓石に触れられたと聞きますが、現在はアクリル板のような物で遮られて叶いません。

旧市街からオリーブ山方面を見ると一番目立っている金ぴか玉ねぎ頭は、ロシア正教のマグダラのマリア教会。モスクワでよく見かけたスタイルも、エルサレムに在るとやたらと存在感があります。一般向けに開放されている時間は実に限られていて、火曜と土曜の朝の内のみ。外から見るだけで自分としてはお腹いっぱいでしたが。

オリーブ山でも、金ぴか玉ねぎ頭のマグダラのマリア教会と並んで目を引くユニークなフォルムの教会です。かつてオリーブ山からエルサレムの街並みを見下ろし、その行く末に涙したという逸話にちなんで、聖堂の形は涙型。３０分ほど一人で滞在しましたが、殆ど人の行き来はありませんでした。教会の中から祭壇越しに見える旧市街の様子は非常に絵になります。

城壁巡りでヤッフォ門から反時計回りに進むと、こちらがゴール。エルサレム旧市街も常に賑わう北半分と比べるとシオン門周辺のアルメニア人地区やユダヤ人地区は静けさを感じます。シオン門自体は非常にシンプルで、城壁にちょこっと空いた穴みたいな雰囲気。ダマスカス門を始め、そのほかの凝った造りの門に比べるとあくまで生活用の通路的に見えました。

旧市街の中でも全身黒尽くめのオーソドックスなユダヤ教徒の皆さんを大勢みかけるエリアです。大昔の繁華街跡は今もお店が立ち並び、その脇には列柱の跡が保存されていたりして、かつての賑わいを空想できます。当然安息日の期間中はお店は徹底的に軒並みクローズする場所でもあります。

旧市街のライオン門を出て、割とすぐ近くに見えたものの、結構歩きます。ゲッセマネの園でオリーブの木々を愛でて少し進むと、万国民の教会の彩り豊かで特徴的なファサードが目に飛び込んできます。中も見学自由です。奥の祭壇の脇には、イエス様がそこで祈ったとされる岩の一部が残されています。黄金色で眩しい壁画や緻密なモザイクなど、華やかな装飾も目を引きます。団体さんが次々詰め掛け大騒ぎでしたが、ここは神聖な教会。お静かに！と走り回る修道士さんたちを困らせないように気をつけたいところ。

旧市街の城壁に設けられた数々の門の中で、もっともモダンなイメージのヤッフォ門。人が行き来するのと別に車が行き交う幅広の道路が設けられているせいか、風情も今一つです。城壁をぐるっと巡るコースはこの門の内側にあるチケット売り場で購入できます。ここから時計回りに進むと結構な距離なので、時間のない人は反時計周りでシオン門まで向かうコースをオススメします。