夢追人さんのクチコミ(22ページ)全1,032件

　瀬戸内クルージングで、下蒲刈三之瀬港に寄港した。石畳の道を15分あまり歩いて松濤園に着いた。松濤園は、朝鮮通信使の歴史を展示した「朝鮮通信使資料館」、古伊万里の名品を展示した「陶磁器館」、世界の灯りを集めた「あかり館」、「蒲刈島御番所」の4つの資料館からなり、地域の観光ボランティアの説明を聞きながらこれらを見学した。展示資料やコレクションは本当に素晴らしい。２階の和室からは、三之瀬の潮の流れ、蒲刈大橋が見える。なお、松濤園はユネスコ「世界の記憶」登録が決定されている。

　瀬戸内海汽船の観光高速船「シースピカ」は、通常は広島港と三原港を約半日かけて運行している。途中、下蒲刈や大久野島、瀬戸田などに寄港（コースによって寄港地が異なる）して、その地を観光できる。この度は、12月のモニターツアーに参加した。午後1時過ぎに尾道港を出港して、船は西に向かって進んだ。途中、大崎上島の北を通り、下蒲刈三之瀬港に寄港して1時間あまりこの地を散策した。音戸の瀬戸を通り、海上自衛隊呉基地の艦船をまじかに見て、広島宇品港に午後5時頃到着した。風光明媚な瀬戸の多島美を楽しんだ。残念だったのは、座席（指定）が中央の1番前で、船外の景色が全く見えなかったこと（大型スクリーンはある）、2階デッキ（自由席）は小雨混じりの寒風が吹いていたことである。

　ＪＲ尾道駅から東に200ｍあまり、アーケード街の尾道本通り商店街の入口に林芙美子像がある。林芙美子は幼少年期に尾道で過ごし、東京に出て多くの文学作品を残した。「放浪記」には尾道の描写が述べられている。「海が見える　海が見えた　五年振りに見る尾道の海は懐かしい……」。ひと時、林芙美子の世界に入ってみるのも良いかも。

　JR尾道駅から東に約１km続くアーケードの商店街である。食料品店や衣服店、雑貨店、飲食店が並び、昔ながらのレトロな雰囲気を醸し出している。古寺めぐりコースを歩いた後、千光寺道を南に下り、本通り商店街に入った。ちょうど昼時だったので、尾道ラーメンが食べれる店を探した。いくつかの店があったが、東方記という小さな店に入った。常連客と修学旅行の高校生、外国人のカップルがいた。尾道ラーメン650円で結構美味しかった。

　JR尾道駅から東に20分あまり歩いて、左折して千光寺道を登っていくと、右手に天寧寺がある。開基は1367年、当初は臨済宗であったが、現在は曹洞宗に改宗されている。足利義満が宿泊したことのある寺で、千光寺に近い奥にある三重塔は国の重要文化財である。現在は三重塔だが、建築当時は五重塔であったと伝えられている。

　尾道市千光寺公園内にある真言宗の寺院である。ＪＲ尾道駅から、小さな石畳道、石段を20分あまり歩いて登ると、千光寺に到着する（ロープウェイもある）。北側には車道があり、有料駐車場から歩いて約10分である。境内には多くの巨岩があり、NHK連続テレビ小説「てっぱん」のオープニングにもその岩が登場した。境内から眺める尾道の市街地と瀬戸内海の尾道水道の景色は旅情をそそる。

　古寺めぐりコース2つめのお寺、光明寺を訪れた。800年代慈覚大師円仁の開基による寺院で、持光寺と同様に天台宗から浄土宗に改宗されている。本尊は阿弥陀如来である（本堂前にある音声案内による）。作家の志賀直哉はこの寺の近くに住んだことがあり、「暗夜行路」にも登場する。境内で籠にレモンを沢山入れた寺の関係者に出会った。挨拶をするとレモンを２個手渡してくれた。とても良いことに出会った気がした。

　尾道駅の観光案内所でマップをもらって、さっそく東に向かって古寺めぐりコースを歩いた。最初の寺が持光寺である。慈覚大師により天台宗の寺として創建され、現在は浄土宗に改宗されており、本尊は阿弥陀如来である。花こう岩でできた延命門をくぐると本堂がある。左手でぎゅっと握った粘土を、住職が焼き上げてできる「にぎり仏」が有名で、自分だけの「仏さま」をつくることができる。

　沖縄を来たときは、いつもどのレンタカーを利用するか迷う。ネットで見ると、大手レンタカーの任意保険を含んだ同じ条件での料金はほとんど変わらないし、車の状態をかわらない（小さなレンタカー会社は比較的安価なものもある）。受付などスタッフの対応もほとんど変わらない。今回は、ポイントがたまっていたので、送迎時間が5分弱と、那覇空港に比較的近いタイムズレンタカーを利用し、コンパクトカーのホンダフィットを借用した。

　那覇市国際通り近くのホテルを9時に出発して、20分あまりで沖縄ワールドに到着した。入園して最初に鍾乳洞の玉泉洞に入った。20年ぶりの見学だったが記憶よりも長く、30分あまり神秘の世界を歩いた。山口県の秋芳洞に比べて水温が高く、石筍の発達は速いという。玉泉洞を出て、植物園、琉球王国城下町を歩き、エイサーショーを見学した。太鼓をたたきながらの舞いはすごい迫力だ。ハブやコプラ、マングースのショーも見た。最後に、ハブ植物公園で白いニシキヘビをはじめ様々な爬虫類を観察した。あっという間の2時間だった。

　北谷町美浜にあるアメリカンビレッジは、アメリカの雰囲気が漂うショッピング、エンターテイメントエリアである。米軍の飛行場跡地に隣接する海岸が埋め立てられ造成されたものである。ビレッジ内に駐車場はあるが、今回は隣接するイオンモール側の駐車場に車を停めて散策した。多くの修学旅行生が、ショッピングなどを楽しんでいた。ビレッジ内にトイレはいくつかあるが、来客数に比べて少なく場所が分かりにくいものが多い。観光情報センター内のトイレを利用させてもらった。

　牧志公設市場は建替えのため（2022年12月現在）、新市場ができるまでの間の仮設市場である。1階の店舗は精肉・鮮魚・生鮮食品等を販売しており、2階には10余りの食堂がある。店によっては、1階の鮮魚店で蟹や魚を購入して2階の食堂で調理してもらって食べることも可能である。コロナ禍の影響もあってか、平日の6時頃食堂の多くがすでに閉店して4店舗しか営業していなかった。ツバメ食堂で、千ベロセット（1000円でアルコールとつまみ）と刺身盛り合わせを注文して飲食を楽しんだ。なお、千ベロセットは、生ビール3ジョッキ（オリオンの場合は2）である。

　残波岬、座喜味城跡をドライブ後、やむちんの里を訪れた。駐車場は2つあるが、手前のトイレのある駐車場に車をとめ、直ぐ右側にあるガラス細工の工房を訪れた。戦後、廃棄されたコーラの空き瓶などを溶かしてガラス器を造り始めたという。親方らしい職人が、炉の前で若い職人にガラス細工の加工の指導していた。展示室や売店に並んでいるガラス器はとても綺麗だ。その後、他の陶器の工房や展示室を歩いて回った。共同の大きな登り窯もあった。

　三景園は広島空港の北側に隣接した約6ヘクタールの築山池泉回遊式庭園である。空港開港を記念してつくられたもので、中国山地の渓谷や山をイメージしたゾーン、賀茂や世羅台地などの里山をイメージした里のゾーン、瀬戸内海や景勝地の宮島をイメージした海のゾーンからなる。広島の山・里・海の三つの風景にちなんで「三景園」と名付けられている。広島空港県立駐車場に車をおいて５分あまり歩くと正門・受付である(正門前には身障者用駐車場のみ)。正門を入ると、宮島をイメージした舞台が池に伸びてとても綺麗だ。右回りに池を一周すると、途中県北の三段峡をイメージした滝があり、散策には絶好のコースである。今回は、さらに北に広がる初冬の里山ゾーンを歩いた。なお、65歳以上のシニアは入園料が無料である。

　座喜味城跡見学の後、ユンタンザミュージアムに入った。1階は琉球と読谷、座喜味城の歴史に関する展示室（無料）、2階の展示室は読谷の自然、歴史、文化、戦前・戦後の暮らしについて紹介しており、沖縄戦で防空壕として使われたガマも再現されている。3階は琉球陶器の人間国宝　故・金城次郎の作品などが展示されている。観覧料金は大人500円、65歳以上400円である。座喜味城跡とともに是非見学したい。

　残波岬の帰り、世界遺産「座喜味城跡」を訪れた。座喜味城は、十五世紀初頭に琉球王国が日本や中国、東南アジア諸国と交易していたときに建築されたものである。城跡への車道は南から北方向への一方通行になっている。駐車場に車を停め、緩やかな坂を登っていき、石造アーチ門を二つ抜けると「一の郭」の広場に出る。そこから階段を登ると、曲線状の城壁の上に到着する。城壁は一の郭を取り囲むように一周しているが、西半分は通行止めである。読谷村のほぼ全域を眺望することができる。

　北部沖縄旅行の定番、美ら海水族館と古宇利島を訪れた。今帰仁から国道505号を東に走り、景色の良いワルミ大橋を渡り、左折して古宇利島に向かった。古宇利大橋の手前の駐車場に車を停め（大型車は駐車不可）、浜に降りて橋を眺めた。古宇利大橋を車で渡るのは爽快である。あいにくの曇り空だったが、海は青くとても綺麗だ。オーシャンタワーに行ったが、駐車場がいっぱいで入場をあきらめた。オーシャンタワーには貝の博物館もあるが、入場料1000円はやや高い気がする。その後、周囲8㎞の古宇利島一周のドライブを楽しんだ。

　国道58号から西に外れて残波岬を目指した。以前宿泊した残波ロイヤルホテルを右、残波ビーチを左に見ながら走り残波岬灯台の駐車場に到着した。付近はゴツゴツした琉球石灰岩が広く分布している。灯台には数人の人が登っていたが(有料)、柵は少しオーバーハングして下が見えるので、高所恐怖症の人は少し怖いかも知れない。時折、東シナ海の高波の水しぶきがアクセス道まで舞っていた。

　名護から那覇に帰るときはいつも立ち寄っている。駐車場が満杯で待つことが多かったが、海側にも新たな駐車場と道路を渡る陸橋が整備され、幾分緩和されている。陸橋の東側には新たな施設もできていた。とにかく客が多く活気のある道の駅で、安くてボリュウムのある食堂は相変わらず繁盛している。当たる確実が高いのか、１等が当たったのか、宝くじ売り場には20ｍ以上の長い行列ができていた。

　わんさか大浦パークは、やんばるの森と大浦湾に囲まれた名護市東海岸にある施設で、売店では地元農作物やデザートなどの販売、野外ではBBQもできる。また、マングローブ林をカヤックに乗って散策する体験ツアーの拠点である。近くには遊歩道「大浦マングローブロード」が整備され、マングローブ林の中を歩いて自然を満喫することができる（有料）。