エロシさんのクチコミ(96ページ)全6,830件

芦屋川駅から芦屋川沿いを150m程下った所にあるカフェ・レストランです。本当は隣にあるリストランテ・ベリーニに行きたかったのですが、予約が取れずカーサ・ベリーニでランチを頂きました。頂いたのはガレットとパスタ。ガレットは普通でしたが、パスタはメニューになく、レストランで出しているパスタと同じその日のパスタで、その日は鱧のパスタでした。食べたことのないパスタで、キュウリと鱧が絶妙でした。

大阪北浜に緒方洪庵が開いた蘭学塾である適塾が今も残っています。明治改革の祖となった福沢諭吉、大村益次郎、橋本左内等がこの適塾から輩出した私塾です。建物は町屋形式の木造二階建てで、そんなにも大きな建物ではありません。当時と同じ姿を残しており、展示されている資料を見て中を見て周ると、幕末志士の気風が感じられた様な気がしました。
幕末歴史好きの人には是非訪れて欲しい場所です。

北浜にある緒方洪庵が開いた適塾の裏手近くにある市立の幼稚園です。明治13年の創立で大阪のみならず、日本国内でも有数の古い幼稚園です。内部は見学できませんが、外からみた建物は幼稚園というよりも、御殿風の純和式の建物で重要文化財に指定されているほど。
こんな幼稚園に通っていたら自慢できそうです。

愛珠幼稚園の正門の対面にある緒方ビルの入口に除痘館跡のレリーフと説明版があります。天然痘を予防するために、イギリスからもたらされた種痘を行う場所を緒方洪庵が解説したのがこの地です。緒方洪庵が種痘の予防に尽力していたことは、全く知らなかったので、知識が増えました。この周辺に製薬会社が多いのもそれが理由だったのかと思いました。

愛珠幼稚園の正門前右手に銅座の跡の碑が立てられています。江戸時代の1766年に、当時重要な輸出品であった銅の管理を行う為にこの地に銅座が設置されました。買い上げた銅を大阪で精錬させ、長崎に改回送していました。
現在その痕跡は全くなく、碑だけがあり見応えはありませんが、北浜が経済の中心になったのも銅座があったからなのかなぁと思ったりすると面白いです。

北浜の三休橋筋沿いにある日本基督教団浪花教会の北隣に高麗橋ビルディング があります。明治45年に旧大阪教育保険会館ビルとして建てられた建物は東京駅駅舎の設計で知られる辰野金吾の設計。それ故かこの建物もレンガ造りに白い石のボーダー、見事な装飾が見応えのあるレトロ建築です。現在は結婚式場として使われているようです。
隣の日本基督教団浪花教会と並んで建つ姿をみると戦前の北浜はこのような街並みだったんだろうなと想像でき面白いです。

北浜のオフィスビル街の中、三休橋筋沿いに日本基督教団浪花教会があります。昭和5年に建てられた建物は、かのヴォーリズの設計指導によって建てられた教会で、ゴシック様式の尖塔窓、そこにはめられたステンドグラスの色ガラスが特徴的で見ごたえのあるレトロ教会です。訪れた日が日曜日で礼拝中であったため、中には入れませんでしたが、中から見たらさぞかし美しいだろうと思いました。

淀屋橋から御堂筋を下り三菱UFJ信託銀行の筋を東に入った所の交差点角に芝川ビルがあります。昭和2年に建てられた建物は鉄筋コンクリート造4階建て。下部は石造り、上部はスクラッチスタイル貼りの外装で、古代マヤ・インカ風の装飾が施された楽しいレトロ建築です。ドラマの撮影にでもすぐに使えそうな建物でお気に入りのレトロ建築です。

北浜の三休橋筋と道修町通り交差点を一筋南に入って東に行った所に小川香料大阪支店社屋があります。昭和5年に建てられた建物は鉄筋コンクリート造3階建て。アールデコ調の丸まった窓枠が特徴的です。行く前に見ていた写真では4階建てだったのが3階建てに減築、1階部分の外観も改装されており、がっかりでした。

小西家住宅のある堺町筋から西に入った所にある蔦の絡まる新井ビルの西隣に伏見ビルがあります。大正12年に建てられた鉄筋コンクリート造り3階建ての建物は3階窓上の飾り丸窓、角部2,3階に水平リブの飾り線が施されており、小さいながらも可愛い洒落たレトロビルです。北浜にもレトロ建築が残っており歩き回るのが楽しいです。

小西家住宅のある堺町筋から西に入った所に蔦の絡まる洋館があります。この洋館が青山ビルです。大正10年に建てられた建物は鉄筋コンクリート造りの5階建てのスパニッシュスタイルの洋館です（蔦で分かり辛いですが）。個人の住宅として建てられ現在は国登録有形文化財にしてされ、大正時代のガラス窓やステンドグラスが今も残り、階段も特徴的な魅力的な建物。北浜には沢山のレトロ建築がありますが、一風変わった洋館です。

堺町筋と淡路町通との交差点を一筋北に行った交差点角にあるレトロ建築が生駒ビルヂングです。昭和5年に生駒時計店の建物として建てられた建物はスクラッチスタイル張り、テラコッタの装飾、時計台、丸窓などレトロ建築の魅力満載の建物です。銀座でいうところの和光の様な存在で、いまでもとてもお洒落な建物です。
北浜にあるレトロ建築の中では一番好きな建物の一つです。

北浜の堺町筋と道修町通との交差点に商家の建物があります。それが旧小西家住宅です。明治36年に建てられた重要文化財に指定されている表屋造りの町屋建築です。堺町筋沿いにはビルや商店が並ぶ中、蔵や、母屋が並ぶ旧小西家住宅は異彩を放ち、とても貴重な存在です。内部は非公開なので外からしか見学できませんが、中を覗いてみたいと思う建築です。

北浜から堺筋を下った高麗橋1丁目にある高麗橋野村ビルディングの正面にある銀行建築の建物が旧三井銀行大阪支店（三井住友銀行大阪中央支店）です。昭和11年に建てられた建物は御影石の列柱が並ぶギリシャ神殿風で、日本橋の三井本館を真似た様な造りをしており、いかにも銀行と言った佇まい。重厚感が堪りません。

北浜から堺筋を下った高麗橋1丁目交差点の北角にある昭和初期のモダニズム建築があります。それが高麗橋野村ビルディングです。昭和2年に建てられた建物は鉄筋コンクリート造7階建てで、瓦が使われたり、入口両サイドにはテラコッタが置かれるなど装飾も凝った造りをしており、北浜のレトロ建築の中でも大好きなレトロ建築の一つです。

北浜にある大阪取引所から堺筋を100m程下った所にある北浜レトロビルの一つが新井ビルです。大正11年に旧報徳銀行大阪支店として建てられた石造りの外壁、4本の支柱のある入口がある建物は、北浜を代表する銀行建築です。
戦前のレトロ建築は近代のビルとは違いデザイン性に富んでおり、北浜レトロ建築巡りは面白いです。

北浜にある大阪取引所の北側、道を挟んで正面にあるレトロ建築が北浜レトロビルヂングです。明治45年に旧桂隆産業ビルとして建てられたレンガ造りの建物は小さいですが、英国風の建築を模しており、可愛いいレトロ建築です。現在はレトロな喫茶店として使われており、正面に人が並ぶ程の盛況ぶりです。

北浜にある大阪取引所の玄関口正面にそびえる銅像が五代友厚像です。NHKの朝ドラ「あさが来た」に出て来たことで知っている人も多いのではないでしょうか。薩摩出身で、明治11年に大阪証券取引所を設立し、大阪商工会議所の初代会頭を務め大阪経済を牽引したことで知られます。ただの銅像なので見応えは余りないですが、大阪経済の中心地である北浜、それも取引所の正面に立てられてほど、貢献したんだなぁと感心しました。

北浜、ライオン橋（難波橋）の南側交差点の角に大阪取引所があります。昭和10年に建てられた建物はステンドグラスが美しい円筒形の玄関が特徴的な建物で東京証券取引所の近代的な建物とは大違い。大阪取引所の前には大阪経済の発展に貢献した五代友厚の凛々しい銅像が目を引きます。
北浜のシンボル的なレトロ建築です。

三休橋筋を三休橋交差点から2ブロック上がった交差点角に大阪農林会館があります。昭和5年に旧三菱商事大阪支店として建てられた鉄筋コンクリート5階だてのレトロ建築です。現在は貸しビルとして利用されお洒落なお店が入居しています。街中に見事な程馴染んでおり、東京とは少し違い、心斎橋筋、船場周辺のレトロ建築は見て周れば回るほど面白いです。