エロシさんのクチコミ(74ページ)全6,830件

JR田町駅から第一京浜を浜松町方面に向かった芝5丁目交差点の近くにあった薩摩藩邸蔵屋敷で、江戸総攻撃の中止を決めた西郷隆盛と勝海舟が会見した地があります。以前訪れた時は丸い石碑があったのですが、今回訪れると工事中になっており、覆板に写真の入った説明札があるだけ。ちょっとがっかりでしたが、歴史的な地として見る価値があります。

第一京浜と桜田通りの合流する大きな三叉路が札の辻です。江戸時代にはこの三叉の一角に高札場があったことから札の辻と言われてます（この為、芝以外の場所にも札の辻がある）。現在の札の辻は交通の要となっている大きな交差点となっており、当時の遺構はなく名前が残るのみです。

慶応義塾大学近くの桜田通りが曲がる三田四丁目交差点の南側にある寺院が大松寺です。この寺院も三田の寺町が作られた寛永年間に八丁堀から移転してきた浄土宗の寺院です。境内は奥行きがあり、仏舎利の形をした本堂が奥の方にあり、その前に庭園があるのですが、通常は非公開が見学することはできません。

慶応義塾大学に近い蛇坂から北に少し行った桜田通り沿いに西蔵院があります。この寺院も三田に寺町が作られた寛永年間に数寄屋橋から移転してきた天台宗の寺院です。本堂は戦前の物のようですが、中には入れず外観だけの見学だったので、見応えはありませんでした。

慶応義塾大学に近い蛇坂から北に少し行った桜田通り沿いに宝生院があります。真言宗智山派の寺院で、このお寺も八丁堀から寛永12年に移転しています。御府内八十八ヶ所霊場80番にもなっている寺院ですが、境内は駐車場の様になっており、本堂も新しくお寺の様な感じはあまりしません。唯一駐車場の横に４本の石碑がありますが、何が書かれているか分かりませんでした。

慶応大学三田キャンパスの西南、潮見坂、安全寺坂上から西方向に下る坂が蛇坂です。桜田通りに面したケーヨーデーツーの脇は細い急坂、その先は左に折れて緩やかになっています。坂沿いの時代遅れの雰囲気がいい感じです。
標柱に名の由来が「付近の藪から蛇が出ることがあったためと想像されている」といい加減なことが書かれているのが面白い。

慶応大学三田キャンパスの西南、潮見坂、蛇坂坂上から北方向に下る坂が安全寺坂です。上方は緩やか、下方は短い急坂の細い道です。今ある寺院は長運寺ですが、江戸時代は安全寺があったのが名の由来だそうです。坂沿いは墓地や、木々があり、ちょっと寂しい感じがする坂道です。

桜田通り沿い、慶応義塾大学 三田キャンパス東門の北隣にある神社が三田春日神社です。目黒の三田で958年に創建された神社です。鳥居の先に石段を上ると赤い社殿があり、左手に行くと摂社もある格式高い神社。三田の鎮守として崇められており、地元の人と思われる人は鳥居に前でお辞儀し、石段を上って参拝される姿が見られました。地元で愛される鎮守の様です。

札の辻交差点から桜田通りを400m程北上した左手に慶応義塾大学の三田キャンパスがあります。慶応義塾大学の本拠地と言えるキャンパスで明治4年に島原藩中屋敷のあった場所です。このため、キャンパス内には図書館、演説館などの文化財もあり、見てみたかったのですが、新型コロナウィルスの影響でキャンパスはロックアウト中。門の外から外観をみるだけしかできませんでした。

駐日イタリア大使館と綱町三井倶楽部の間を通る坂が綱坂です。ベアトが撮影した綱坂の古写真が有名で、どれほど変わっているかと思いましたが、坂沿いの姿とは違いますが、古写真と同じ角度が右に曲がりながら上る坂の姿はそのままです。古写真と比較すると会津藩下屋敷が慶応女子高、イタリア大使館が伊予松山藩中屋敷になっているのが分かります。
古写真と比較しながら見てみることが出来る綱坂はそのままの姿でした。

三田台の聖坂下から普連土学園のさき、蛇坂、安全寺坂に至るクランク状に曲がって上る坂が潮見坂です。坂上から芝浦一帯の海辺を望むことが出来たことから、この名が付いたそうですが、現在はマンションが坂下正面にあり、また海岸線も埋め立てられたため海は見えず、名前だけが坂に残っていますが、良い名前の坂だと思います。

田にある伊皿子交差点から緩やかな聖坂を下った所にある亀塚公園の前を西に入った所に大実相寺があります。三田の寺町には江戸の別の地から移転した寺院が多いですが、実相寺も八丁堀から寛永12年に移りました。木々に囲まれた境内は落ち着いた雰囲気で、大増寺に接した墓地には会津保科（松平）家の墓所があり、見応えがあります。

三田にある伊皿子交差点から緩やかな聖坂を下った所にある亀塚交番の先を西に入った所に大増寺があります。三田の寺町には江戸の別の地から移転した寺院が多いですが、大増寺も八丁堀から寛永年間に移りました。境内には新しい本堂と、大きな墓地がありますが、観光するようなお寺ではなく、見所はありません。

三田台にある亀塚公園の中の北側にこんもりとした塚があります。これが公園の名前にもなっている亀塚です。亀塚古墳と言われてもいますが、学術調査の結果、古墳時代以降に築造されたことは判明したが、埋葬施設等は見つかっておらず、古墳であるかどうかは今もって不明。
個人的には近くに伊皿子貝塚もあるので古墳であって欲しいですね。

三田台を通る聖坂の中腹にある都心にしては大きな公園が亀塚公園です。名前の通り公園内には亀塚と言う塚の史跡があり、子供が遊ぶシャングルジム、鉄棒、すべり台、ブランコなどの遊具も設置されています。また、植物も多く緑に富んだ公園です。

伊皿子交差点から北に向かって下り三田3丁目交差点に至る坂が聖坂です。緩やかで、長い坂の途中には三田寺町の寺院や、三田台公園、亀塚公園などがあります。東海道が海岸線に近い東側に通るまでは主要な古道の坂道であったそうです。

三田にある伊皿子交差点から緩やかな聖坂を2,300ｍ程下った所にある三田台公園の奥の方に伊皿子貝塚遺跡はあります。竪穴式縄文復元住居跡、貝層断面が展示されており、無料で見学することができます。住居の中は当時の古代人の生活が再現されており、貝塚断面は1m程ある層に驚かされます。中々貴重な展示だと思います。

三田にある伊皿子交差点から緩やかな聖坂を2,300ｍ程下った御田小学校前交差点の前にある公園が三田台公園です。公園の奥の方には伊皿子貝塚遺跡の住居跡と貝層が復元、展示されており、古代人の生活が学べるようになっています。手前側は現在工事のフェンスで囲われており、子供が遊ぶ姿は一切見られませんでした。

三田にある伊皿子交差点から緩やかな聖坂を2,300ｍ程下った左手に常教寺と並んで荘厳寺があります。寛永14年創建の寺で、奥深い境内は入口を入って左手に鐘楼、正面に庫裡、その左手を進んだ先に本堂があります。名前は荘厳寺ですが、お寺は荘厳ではなく、厳かな雰囲気の寺です。

三田にある伊皿子交差点から緩やかな聖坂を2,300ｍ程下った左手に荘厳寺と並んで常教寺があります。明治初期にこの地に移転した土真宗本願寺派寺院の寺院です。小さな本堂はインド風と言うか、築地本願寺を小さくした様な姿が特徴的です。扉は閉じられており、中は観づらい雰囲気です。