エロシさんのクチコミ(32ページ)全6,830件

富山の観光写真としてよく使われる場所が立山、そして雨晴海岸。立山連峰をバックに富山湾越しに女岩と義経岩を配した海岸の景色は特に有名です。訪れた日は晴れてはいたものの気温が高かったため空が澄んでおらず。立山連峰は望めませんでした。
それでも雨晴海岸の景色はとても印象に残る景色でした。

国道415号線沿い、雨晴海岸の義経岩の対面にある道の駅が道の駅 雨晴です。景勝地である雨晴海岸にあるため駐車場は結構混んでいます（運が悪いと駐車できません）。
道の駅のは雨晴海岸を一望できるテラスデッキがあり、とても眺望が良く、2階にはレストランがあり、ここからも風景を見ながら食事できるのが売りです。しかし、レストランは混んでいると出て来るのが遅いので時間の無い人は注意が必要です。

知覧税務署の斜め対面に知覧農園があります。農園といっても知覧の名産品である知覧茶のお店の一つです。このお茶店のお茶は化学肥料等を使わない有機栽培で生産されており、また昆虫が茶葉を守る茶畑になっているのが売りだそうです。
お店ではお茶を試飲させて頂けるので、気に入ったお茶を買うことができます。

知覧の武家屋敷通りの西側に麓公園があります。その公園の一角にさる商業施設がふもと横丁です。横丁には土産処や雑貨店、カフェ、食堂が軒を並べていますが、訪れた日が平日だったからか私達以外には観光客はおらず寂しい雰囲気でした。

知覧平和公園内、特攻平和会館の左隣にミュージアム知覧 があります。共通券だと100円プラスで見学できるので、特攻平和会館を見学後に行きました。特攻に関する展示はなく、南九州の歴史、民俗、文化に関わる展示が中心の、所謂民俗資料館でした。共通券だったので、入館しましたが、民俗学に興味がなければ単独では行かなくても、良いかかな？と思いました。

太平洋戦争時に、陸軍特別攻撃隊の飛行場があった場所の跡地が知覧平和公園として整備されています。園内には知覧特攻平和会館、ミュージアム知覧の他、陸上競技場、サッカー場等の運動施設があります。平和会館に近い場所には、隼のレプリカや、慰霊碑、鎮魂碑などもあり、平和を祈る場所となっています。

知覧にある武家屋敷通りの東側、高城庵の隣に旧高城家住宅があります。知覧武家屋敷は7家が有料で庭園、邸宅の外観だけが公開されていますが、それとは別で旧高城家住宅は無料で庭園、邸宅内も公開されています。茅葺屋根の二棟が繋がった住宅で、おとこ玄関、おんな玄関と分かれている当時の武家の風習が見られる住宅です。

知覧特攻平和会館の正面を右手奥に進んだ所に復元された三角兵舎があります。地面を掘った所に三角屋根を被せただけの簡易兵舎で、敵から兵舎がわからない様に林の中に作られ、特攻に出撃する前のパイロットがこの兵舎で出撃を迎えました。
中にも入ることができ、とても質素で暗い兵舎で、特攻するパイロットはどの様な気持ちだったのか、胸にこたえるものがありました。
三角兵舎跡記念碑は別の場所にもあります。

知覧にある南九州市役所から麓川を渡り西に少し行った所にホタル館富屋食堂はあります。映画「ホタル」の舞台となった「特攻の母」と慕われた鳥濱トメの食堂を再現した資料館です。特攻退院とトメとの様々なエピソードが展示され、それを読んでいると当時の日本の若者が置かれた状況が浮かび、心揺さぶれる物があります。

知覧の武家屋敷通りの西側の突き当りにあるふもと川に掛かる橋を渡った所にある公園が麓公園です。公園にはふもと横丁の売店、レンタサイクル、トイレ、ベンチ、映画ロケ地の碑があります。知覧武家屋敷庭園群を全部見て歩くと結構疲れます。観光地的要素は余りありませんが、一服するのに良いでしょう。

知覧の武家屋敷通りの中程に、通りがクランク状に曲がっている所があります。その近くにある茅葺屋根が二つ連なった家があります。それが知覧型二ツ家民家です。居住用の棟と生活用（台所等）の棟とが繋がった民家で、知覧独特だそうです。
この二ツ家民家は無料で中まで公開されており、面白いです。

知覧武家屋敷庭園群の有料で拝観できる7つの庭園の内、武家屋敷通りの東突き当りにある武家屋敷庭園が森重堅氏庭園です。他の庭園は枯山水の庭園ですが、この庭園は唯一の池泉庭園です。奥に杉木立、その手前に刈り込み、そして石で組まれた池があり、他の庭園とは異なる雰囲気です。

知覧武家屋敷庭園群の有料で拝観できる7つの庭園の内3つが佐多邸。その中で一番東にある武家屋敷庭園が佐多直忠氏庭園です。イマヌキの刈り込みを借景に大きな立石と、梅の木からなる枯山水の庭園です。梅の花はまだ時期的に早く咲いていませんでしたが、3月は花が咲いているかと思います。

知覧武家屋敷庭園群の有料で拝観できる7つの庭園の内3つが佐多邸。佐多美舟氏庭園の対面にある武家屋敷庭園が佐多民子氏庭園です。知覧武家屋敷庭園は基本的に同じ様な枯山水の庭園が多いのですが、ここの庭園は一番力強さを感じる庭園だと思います。枯滝を模した石組からは水が流れてくるように見えます。

知覧武家屋敷庭園群の有料で拝観できる7つの庭園の内3つは佐多邸ですが、川口茶舗に近い武家屋敷庭園が佐多美舟氏庭園です。知覧島津家の本筋の家だけあり、七庭園の中では一番広い庭園です。庭園の隅には滝石組の他、各所には石が配置され、家格を現している様にみえました。知覧武家屋敷庭園では一番立派な庭だと思います。

知覧武家屋敷庭園群の有料で拝観できる7つの庭園の一つで、三番目に麓公園に近い武家屋敷庭園が平山亮一氏庭園です。こちらの庭園も奥にイマヌキの刈り込みを山の借景としていますが、一番の特徴は庭園の前麺に植えられたサツキの大刈込です。畝のようなサツキは海原のようにも見えます。5月の花の時期には見事な花の絨毯のようになるのでしょう。

知覧武家屋敷庭園群の有料で拝観できる7つの庭園の一つで、二番目に麓公園に近い武家屋敷庭園が平山克己氏庭園です。こちらの庭園も大きなイマヌキの木を刈り込み、山の峰に見立てた枯山水の庭園となっています。
知覧武家屋敷庭園は基本的に同じ様な枯山水の庭園が多く、特徴を表現するのは難しいです。

知覧武家屋敷庭園群の有料で拝観できる7つの庭園の一つで、一番麓公園に近い武家屋敷庭園が西郷恵一郎氏庭園です。邸宅の正面にある庭園は丸く刈り込まれたイマヌキ、さつきの樹木と岩で構成されており、奥行きのある山水画のようになっています。池や川はありませんが、綺麗なお庭です。

南九州市役所の近くを通る県道23号線の南側を並行して通る武家屋敷通り沿いには武家屋敷が残っており、その庭園の幾つか公開されています。いずれの庭園も借景や、綺麗に刈り込まれた植木で、生垣があり、薩摩らしい個性的な武家屋敷庭園が見られます。
庭園だけでなく、武家屋敷通り沿いも石垣が並び情緒があります。

太平洋戦争期に陸軍の特攻飛行場となっていた知覧平和公園の一角に知覧特攻平和会館があります。ここから敵艦に特攻攻撃が行われ、ここではその際に書かれた遺書が多数展示される他、疾風、ゼロ戦、当時の軍服等、特攻関係の資料も展示されます。それらを見ていると当時の悲惨な戦況が事実として理解できます。特に若い人には見てもらいたいと思いました。