JALどこかにマイル　13回目は北海道狙いが鹿児島へ　　初日　鹿児島南部のパワースポット巡り編

2020/08/11 - 2020/08/13

今年の夏季休暇は９連休
例年だと早い時期から海外の安いチケットを探して旅先を決めるのですが、今年はコロナ禍にあって海外は無理。
そんな中、前半の８月１１日から２泊３日の予定でいつものようにどこかにマイルにチャレンジ。
ここのところ沖縄・九州・四国方面が多かったので、久しぶりに涼しい北海道狙いで旭川・帯広・長崎・鹿児島の組み合わせで申し込むと、決まった先は鹿児島でした。
鹿児島は今回で４回目。既に主だった観光地は制覇しています。
どこか穴場はないか、カンボジアで知り合った鹿児島在住の旅友に隠れたパワースポットの情報を聞いて、今回の旅のテーマを鹿児島のパワースポットと温泉巡りに設定し鹿児島入り。
でも、なかなか予定通りにはいかないもので、初日に立ち寄った犬飼滝を見たことにより、温泉巡りから滝巡りに変更。
今回初めて知りましたが、実は鹿児島県は滝の多い県なんですね。
こちらでは初日の霧島、姶良、鹿児島を紹介します。

エリア 霧島温泉郷(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

羽田発のJAL641便は６時２５分発。
朝一番の便ですがいつものようにパワーラウンジであわただしくコーヒーだけ飲んで出発です。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

いつも見ているラウンジからの光景ですが、こちらの方角に富士山が見えることを初めて気付きました。
羽田の天気は晴れですが、鹿児島の予報は雨。
雨男は今回も健在です。

鹿児島空港に到着してまずはレンタカーのカウンターに
今回はリテノアレンタカーという聞いたこともない初めて使う会社で予約。
３日間で６５００円。一番安かったのでここにしました。
空港を出ると温泉の多い鹿児島なので無料で入れる足湯がありました。
でもまだ８時と時間が早いため営業してませんでした。

天然温泉足湯 おやっとさぁ (鹿児島空港) 温泉

３日間鹿児島での足として乗った車はこちらのスズキスイフト
初めて乗る車でしたが燃費も良く、リッター当たり２０キロ近く走ってなかなか乗りやすい車でした。

空港から最初に向かった最初のパワースポットは熊襲の穴

熊襲の穴 名所・史跡

雨上がりの苔むした階段を上っていくといかにも神秘的な雰囲気がする穴の入口に。
穴というよりか洞窟を覗き込むと中は真っ暗。

入口の周りをうろうろしていると右手に電気盤があって照明のスイッチがあり灯りをつけて中に入るとこんなアートしていました。

ヤマトタケルが女装して、クマソ族の首領川上タケルを討ったという伝説がある穴なんですが、入り口のおどろおどろしい雰囲気とのギャップが凄い

ここからカーナビをセットして霧島神宮に向かう途中見つけた犬飼滝

犬飼滝 自然・景勝地

かつて和気清麻呂が遊び、坂本龍馬も新婚旅行で眺めたと言われる高さが36mある名爆。
大雨の後だったので、柱状節理の岸壁から轟音とともに飛沫を上げて流れ落ちる滝はダイナミックで迫力がありました。
この滝を見たことにより、この後行く先々で滝を見かけ結局温泉巡りを中止して滝巡りに変更することになりました。

鹿児島南部を代表するパワースポットの霧島神宮へ
到着したときはパラパラ小雨が降っていました。

日本で初めて国立公園に指定された霧島錦江湾国立公園。
その霧島連山の麓にあって、天孫降臨神話の地として知られる霧島神宮。

天孫降臨神話の主人公・ニニギノミコトが祀られている神社は、もともとは神話発祥の高千穂峰付近に社殿があったそうです。

火山の噴火によって何度も焼失移転を繰り返していたそうですが、朱塗りの社殿は今から300年ほど前に薩摩藩主・島津吉貴によって建立されたもので国の重要文化財に指定されています。

霧島神宮 寺・神社・教会

朝靄がかかっていて、幻想的雰囲気を醸し出しています。

霧島神宮の御神木はこちらの杉
推定樹齢800年、高さ38メートル、幹まわり7.8メートルある御神木は「霧島スギ」と呼ばれ、南九州の杉の祖先と言われています。

囲いがあって近づくことができませんが、いかにもパワーを感じさせるご神木でした。

霧島神宮は坂本龍馬のゆかりの地でもあって、日本で最初に新婚旅行をしたといわれている坂本龍馬とお龍さんご夫妻もここを訪れています。

目の前にあった展望台からの景色
遠くに錦江湾が見えています。

次に訪れたのは溝ノ口洞穴
小さな赤い鳥居をくぐった先の崖にぽっかりと空いた穴
それが溝ノ口洞穴です。

霧島山系の湧き水が侵食し、数千年の長い年月をかけて作られたといわれる洞穴

溝ノ口洞穴 自然・景勝地

中は真っ暗で入口に懐中電灯が置いてありましたが３０ｍくらいまでしか入ることができませんが、２００ｍ以上の奥に続いているそうです。
最近はパワースポットとして注目を浴びている場所です。

溝ノ口洞穴の近くにあった今日2つ目の滝は桐原の滝。

桐原の滝 自然・景勝地

幅40m、落差12mある久藤火砕流堆積物をけずってできた滝です。
水しぶきが飛んでくるほどの間近な距離で見ることができます。

次のパワースポットは霧島市隼人にある大隅の国の一之宮・鹿児島神宮

鹿児島神宮 寺・神社・教会

ご神木は拝殿に上る階段の右手にありました。

ご祭神はヒコホホデミノミコト（山幸彦）とその御姫・豊玉姫

漆塗りの神殿は宝暦６年今から約２６０年ほど前に、島津重年公により再建されたもので、本殿は木造建築では鹿児島県内でも最大級のものだそうです。

加治木町に残る今から３００年前に整備された石畳の古道の龍門司坂。
明治10年の西南の役の際、西郷隆盛率いる薩軍がこの坂道を通って熊本へ向かったとされる道です。

龍門司坂(国指定史跡) 名所・史跡

雨上がりの苔むした石畳は歩きにくくて、2回も滑って尻もちをついてしまいました。
かなり派手に滑って転びましたがケガはなかったもののカメラが・・・

愛用のニコンのカメラのレンズの保護フィルターが割れてしまい歪んで取れなくなってしまいました。
幸いなことにフィルターが割れただけでカメラは無事でした。
実はこの手のカメラのトラブルは2度目で、スペインに旅した先に、前に使っていたニコンのカメラを落としてしまい同じタムロンのズームレンズか壊れて外れなくなってしまい、その時はサブ機としてミラーレスを持っていたので事なきを得ましたが、今回はアウト
結局これ以降スマホで写真を撮ることに。

姶良市の蒲生にある蒲生八幡神社境内にそびえ立つ大楠。
樹齢は1,500年、根周り33.5メートル、高さ約30メートルもある日本で一番大きな楠です。

蒲生の大クス 名所・史跡

よく日本一の○○と看板をあちこちで見ることがありますが、ここの大クスは環境庁が昭和63年に実施した巨樹・巨木林調査で、正真正銘日本一に認定されています。

蒲生八幡神社が建立された1123年にすでに大木であったことから考えても、樹齢千年を超える堂々たる老木です。

根元の部分には、大きな空洞があり、扉がついていました。
ジブリの世界に出てく樹の精が宿ってるような神秘的で不思議な感覚を抱かせてくれる巨木でした。

鹿児島で武家屋敷の街並みというと知覧のイメージでしたが、薩摩藩は領地を外城と呼ばれる113の行政区画に分けて統治して、武士団を鹿児島市内の本城に集結させず、領地内に分散して統治し、その統治の中心を麓と呼んでいたそうです。
薩摩川内市にある入来麓はその麓のひとつで、国の重要伝統的建造物群保存地区（武家町）に選定されています。

入来麓武家屋敷群 名所・史跡

公開されているのは通りから少し入ったところにあったこちらの増田家住宅のみ
茅葺の母屋は明治６年に建てられたお医者さんの家で、厳密にいえば武家屋敷ではないですね。

表通りの犬の馬場と呼ばれているところに建っていた立派な茅葺の門
こちらの門は台風の被害を受けて数年前に壊れてしまったようですが、復旧するのになんと４６０万円もかかったそうな。

次に訪れたのは薩摩の国の一之宮　薩摩川内市にある新田神社
薩摩の国の一之宮はもう一つ指宿市にある枚聞神社

新田神社 寺・神社・教会

薩摩川内市街地にある神亀山の山頂にあり、ニニギノミコトを祀る神社です。

拝殿の手前の階段の右手にある、御神木の大樟

樹高は２５ｍ、目通り幹囲　９．９ｍ　　推定樹齢が650～あ８００年とされる老木です。

手の届く裏側に回って、パワー充電中

新田神社は縁結び、開運招福や安産守護、五穀豊穣などのご利益もあるとされる人気の神社

社殿の裏側には可愛山陵があります。
その目の前の楠
パワーを感じる老木です。

根元は人が入れるほどの広さで空洞になっていました。

可愛山陵は、天孫降臨の神様とされる瓊瓊杵尊のお墓
宮内庁直轄で管理していて、大正時代から皇族も参拝に訪れています。

今回の鹿児島は２泊３日
確保した宿は鹿児島の中心部の照国神社のそばにあって、天文館にもほど近い、ホテル＆レジデンス 南洲館
古いホテルでしたが立地も良くてなかなか快適でした。

HOTEL&RESIDENCE 南洲館 宿・ホテル

ホテルのチェックインした後は周辺の散策を
すぐそばにあった明治１６年に建てられた鹿児島県立博物館考古資料館(旧:興業館)
登録有形文化財指定されているこの建物は、現在閉鎖され放置されてて、このまま解体されてしまうのかちょっと心配な建物でした。

天文館に移動してまずは元祖白くまの天文館むじゃきへ
前回来た時は４階にある味処むじゃき亭で鹿児島料理で一杯飲んだ後のデザートで食べましたが、今回は２階のカジュアルレストラン Mujyakiで

自家製のミルクと蜜、いろんなフルーツが乗っていて、なんか懐かしい昭和の味がしてまた食べたくなるおいしさです。
一人で食べるならこちらのミニサイズで充分です。
普通サイズだと２人で食べても大きいくらいのボリュームです

カジュアルレストラン ムジャキ グルメ・レストラン

天文館で何を食べようかウロウロしていたら、コロナの関係かお店が閉まるのがやたらにはやい。
天文館のラーメン屋は１９時３０分時で閉まってました。
食べるところがだんだん減ってきて選択肢が少なくなてこちらのお店で食事をしました。

いちにいさん 天文館店 グルメ・レストラン

黒豚しゃぶしゃぶの専門店でセットメニューがあって、黒豚蒸ししゃぶ膳を食べました。

メインは黒豚のせいろ蒸し

品数も多くて前菜3品と串揚げ3本、厚焼き玉子に刺し身がついて1850円 ボリュームも味も満足しました
?

お腹が満足したところでコンビニで部屋飲みのためのお酒を調達してホテルへ戻ります。

ホテルでは無料の薩摩焼酎の試飲コーナーがあって５種類の焼酎を試飲できます。
せっかくなので部屋に戻る前に５種類の焼酎を一通り味見させてもらいました。
これで１日目は終了
明日は大隅半島をドライブします。