JALのどこかにマイル　21回目は旭川　　2日目　紅葉に染まる層雲峡の散策と温泉を楽しむ

2021/10/02 - 2021/10/03

ここ数年すっかりはまっているJALのどこかにマイル。
コロナ禍にあって自粛モードの中、8月に2回利用して出雲と大阪に行きました。
9月は失効寸前の青組のマイルを使って高松に行ったため利用しませんでした。
全国的に緊急事態宣言が解除されるのを見越して、10月の第1週に旭川・帯広・山形・広島の組み合わせで申し込みました。
決まった先は旭川。
今回は10月中旬に富良野・美瑛のガーデンやファームがシーズン終了する前に、きれいな花畑が見たい・・・
そう思っての申し込みだったので、ドンピシャでした。
旭川に宿をとって初日は美瑛・富良野の花街道ドライブ、2日目は層雲峡の散策と日帰り温泉を楽しむ、そんな予定を組んで出かけてきました。
こちらでは紅葉に染まった層雲峡の散策と温泉でまったり、上野ファームの様子を紹介します。

エリア 層雲峡(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旭川2日目、明け方まで雨が降っていましたが、6時半ころには青空が見えてきました。

くれたけイン旭川 宿・ホテル

ホテルの朝食はご当地グルメは全くなく、ごく普通のビジネスホテルの朝食ブッフェでした。
食事も早々に切り上げ早めにチェックアウト
今日はこれから2時間弱走って層雲峡へ向かいます。

高速道路の無料区間を走って1時間半ほどで層雲峡に到着です。

紅葉色付いていますね。

温泉街から車で10分足らずのところに日本の滝百選に選定されている2つの滝があります。
奥にあるのが「銀河の滝」。
こちらは幾重にも分かれて白糸のように流れる様子から雌滝と呼ばれています。

銀河の滝 自然・景勝地

手前ににあるのが「流星の滝」。
落差90メートルで力強く流れることから別名雄滝と呼ばれていて、隣の「銀河の滝」と対もなっていることから2つ合わせて夫婦滝とも呼ばれています。

流星の滝 自然・景勝地

切り立った崖の割れ目から流れているので駐車場から2つの滝を同時に見ることができませんが駐車場を挟んで反対側の山の斜面に「双瀑台」という展望台があり、ここからだけ２つ同時に滝を見ることができます。

つづら折りのこんな感じの長い階段が続く険しい坂を、20分ほど登ったところにあるので革靴やヒールなどではとても上ることができませんので要注意を！

「双瀑台」までは下の駐車場から20分ぐらいかかります。

「双瀑台」の手前で目の前の眺望が開けて2本の滝を同時に見れるビューポイントがありました。

そこからさらに5分ほど登るとほぼ正面に見えるところが「双瀑台」
頑張って登った甲斐がありました。

こちらは大函と呼ばれる景勝地

約3万年前火山の巨大噴火によって層雲峡一帯は溶結擬灰岩で覆われてしまったそうです。
その後1万年以上かけて石狩川によって浸食されたことにより作り出されていった高さ200メートル前後の柱状節理の断崖が大函。
ちなみに「函」はアイヌ語で「シュオプ」と言って、両側の崖が切り立っている姿を現す言葉だそうです。

大函 自然・景勝地

大函の目の前には新しいトンネルができて使われなくなった古い鉄橋とトンネルがあり閉鎖されていました。

旭川の宿は市内のビジネスホテルだったので、温泉に入りたい。
そう思って日帰り入浴できる施設を事前に探していたら、じゃらんで層雲峡温泉のホテル大雪で手ぶらで入浴ランチ付き￥2500のプランを見つけ申し込みました。

ホテル大雪 ONSEN & CANYON RESORT 宿・ホテル

じゃらんのクーポンを使って1800円で利用できました。
日帰り入浴できるのは11時からだったのですが開始の40分前に到着したにもかかわらず対応してくれました。

こちらのホテルには3つの大浴場と2つの露天風呂があります。
最初に入ったのは目の前に渓谷が広がる「天華の湯」
この日は強風で枯葉が舞い上がり露天風呂は葉っぱだらけ
早々に退散です。

内風呂でノンビリ
やっぱり温泉はいいなあ。
暫らく貸し切り状態でしたが山登りの団体が入って生きたので退散しました。

2つ目のお風呂は、お湯の温度が最も高い温もりの湯で、じっくりと汗を流す温泉「チニタの湯」
ここステンドグラスに煉瓦タイルの壁、映画のテルマエロマエに出てきそうなお風呂で、なかなか良かったです。
ここもずっと貸し切り状態でした。

ランチは地下にあった大雪茶屋でこちらの弁当
刺身と天ぷらの盛り合わせに角煮と豚丼
ボリュームたっぷりで美味しかったです。
結局ホテル一押しの展望風呂は掃除中で1時からでないと入れないとのことであきらめました。
温泉に食事付きで1800円はお得で大満足でした。

広大な大雪山国立公園の北部で黒岳の麓に位置する層雲峡は、約24kmにわたって「柱状節理」といわれる断崖絶壁が続く景勝地です。

道路を走っていても道沿いにずっとこんな光景が広がります。

今日のメインの層雲峡午前中にほぼ見終わってしまい、さて次はどこに行こうか・・・

とりあえず向かった先は旭川の郊外にある上野ファームへ。

入口の看板を見ると創業1906年とあります。
100年以上の歴史ある農場なんですね。

十勝～富良野～大雪を結ぶ250キロある北海道ガーデン街道には、北海道を代表する8つの美しいガーデンが点在しています。

昨年の11月に帯広に行った際には、真鍋庭園に行ってその素晴らしさに圧倒されましたが、今回は評判の良い上野ファームを散策です。
入園料は1000円

ガーデンの裏側にこんもりとした射的山と呼ばれている丘がありました。
ここは昔は屯田兵の射的訓練場としても使われていた歴史のある山で、石器なども出土した遺跡だったそうです。
その記念碑もこのインスタ映え数る7色の椅子の横に建っていました。

その隣には白いブランコも2台並んでいます。

射的山を下りて東口方面に森の中にい続く道はノームの散策道と呼ばれています。
ヨーロッパの民話に出てくる森の妖精ノームを、どこかで見つけることができるようです。

木の根元に座るノーム見つけました。
ここから先にはまだたくさんのノームたちが隠れているようで、ノーム探しの散策も人気のようです。

上野ファームの今年のガーデンの公開は10月17日まで。
あと2週間足らずで今シーズンはが終了のため今咲いている花もピークが過ぎた感じでした。

そんな中唯一見頃だったのがこちらのダリア

このダリアを見て私の中のダリアのイメージが変わりました。

入口の看板の創業年を見て100年以上の歴史あるガーデンなんだなと思っていたらそうではなかったようです。
もともと上野ファームは名前の通り代々続くコメ作りの農家だったそうです。

今から40年ほど前にお米の直売を始めたことでお客様が直接農場に訪れることになり、目で見て楽しめる農場にしたい、そんな思いから上野家の家族で田んぼのあぜ道にルピナスを植えたことがきっかけになってガーデニングを始めたそうです。

もともとイングリッシュガーデンをイメージしていたそうですが気候風土の違いからうまくいかず行き詰まっていまったそうです。

植物は地域によって育てやすさや開花時期の違いがあります。
北海道の気候に合った北国でしか見られない野草や、寒暖差があることで花の色が鮮やになるなどの特性を生かした庭づくりをしたそうです。

結果的に４０年がかりで作り上げた上野ガーデンは、イングリッシュガーデンでなく「北海道ガーデン」として完成して行ったそうです。

庭にはハロウィンのお化けが

ダリアを中心とした切り花を飾った棚

お洒落ですね。

最近神社の手水舎にきれいな花を浮かべた花手水が人気ですが、神社以外でも先日行った足利フラワーパークでもやっていましたが水盤に花を浮かべた花手水をいろんな花手水を見かけるようになりましたね。
上野ファームはダリアが浮かんでいました。

ガーデンを一通り散策したところで入口の横にあったカフェでひと休み
入口にはハロウィンバージョンのアマビエがお出迎え

こちらは古い納屋を改装したナヤカフェ
なかなかおしゃれです。

私が頼んだのはアイスココアにチョコとミルクのソフトクリームののったこれ。
美味い！

昨日は富良野でふらのワインのワイナリーを見ましたが、今日は旭川で酒蔵見学を。

男山酒造り資料館 美術館・博物館

「男山」という銘柄を醸造している男山株式会社
「男山」は江戸時代には美酒の代名詞だったそうで全国各地にこの銘柄の日本酒があったそうで浮世絵にも描かれています。

その男山の総本家は兵庫の伊丹にあった「木綿家山本本家」だったそうです。
でも灘の酒に押されて廃業してしまい、戦後にその権利を引き継いで本家男山として北海道を代表するお酒を造り続けているそうです。

酒蔵見学といえばワイナリー同様利き酒がありますが、残念ながら車で来ているためNG
残念！

「延命長寿の水」と呼ばれている男山の大雪山の伏流水の仕込水を無料で開放していました。

帰りの飛行機の時間までまだ4時間以上あるので美瑛方面に向かいました。
美瑛の国道沿いにあるぜるぶの丘
無料開放されているガーデンです。

ぜるぶの丘 自然・景勝地

ぜるぶ？？？
これ、かぜ（風）、かおる（香る）、あそぶ（遊ぶ）のそれぞれの最後の文字つなげた造語なんだそうです。

広い園内ではバギーとカートに乗って回ることもできます。

ちょうど旭川空港へ着陸するJALの飛行機が飛んでいました。

ぜるぶの丘はひまわりとラベンダーがきれいなんだそうですが、今はコキアが色づいていました。

昨日はどんより曇り空だったので青空のもと四季彩の丘をもう一度見ようとやってきました。

四季彩の丘 公園・植物園

四季彩の丘のイメージキャラクター、ロールちゃんがお出迎え

やっぱりどんより曇り空のもとで見るフラワーカーペットより、青空の下で見るほうがきれいです

昨日は見えなかった十勝連峰の山並みが見えてます

そしてこちらは昨日来園したときに気になっていた変わり種ジャガイモを買いにかんのファームへ

かんのファーム 自然・景勝地

赤はサルビア
黄色はマリーゴールド

今はこんな状態ですが7月頃はラベンダーが見事なんでしょうね
やっぱり来年はラベンダーの季節に来たいですね。

こちらではトウモロコシとジャガイモを販売していました。

昨日気になっていたジャガイモがこれ
右から河が赤いアンデスレット、その隣はまだら模様のデストロイヤー
はかりの左側は鮮やかな紫のシャドークィーン一番左がピンク色したノーザンルビー
５００ｇ275円の量り売りです。
ジャガイモって結構重いので粒の大きさにもよりますが2つか3つで５００ｇ。
お土産に2.5キロ買いましたがおまけしてもらって1100円
これに季節も最後にめちゃくちゃ出来の良いのができたという、かんのファームおすすめのトウモロコシ1本200円を3本買ったら1本おまけしてくれました。
重いけどいいお土産が買えて大満足でした。

写真ではわかりにくいのでいただいたジャガイモの説明書きをアップします

家に帰って泥を落として洗うとこんな感じでした

アンデスレッドとシャドークイーンを使ってフライドポテトにしてみました。
身がしっとりホクホクで美味しかったです。

最後はケンとメリーの木を見て空港へ向かいます。

ケンとメリーの木 自然・景勝地

昨日旭川ラーメンを食べ損ねてしまい悔いが残っていました。
空港にあった50年の歴史ある旭川ラーメンの老舗梅光軒。
ハワイや香港・シンガポールなどにも店舗展開しているお店だそうです。

梅光軒 旭川空港店 グルメ・レストラン

まずはサッポロクラシックの生
美味い！
緊急事態宣言が解除になったおかげで、今回の旅では大好きなビールを思う存分飲むことができました。

頼んだのは正油ラーメン。
豚骨・鶏がらのだしに煮干と昆布のうまみの効いたこってりしたスープに脂身のないロース肉のチャーシューが2枚乗って中細のちぢれ麺の相性が抜群美味しかったです。
まだ帰りの便まで1時間ほどあるのでこの後は出発ロビーの中にあったカードラウンジでのんびりしていました。
21回目のJALのどこかにマイルを使った旭川の旅
今回大満足な旅となりました。
次は11月中旬に久しぶりにカミさんを誘ってどこかにマイルを申し込む予定です。