すぶたさんのクチコミ(31ページ)全3,773件

中之島の大阪市立東洋陶磁器美術館の植え込みに、
「大阪銀行集会所跡」「大阪銀行協会跡」と刻まれた石碑があります。
これは、明治11年（1878年）6月に、当時大阪にあった有力銀行数行が集まり、
毎月1回会合を開いて業務上の打合せや親睦を図ることにした協議会がはじまりでした。
その後、一旦は解散しますが「大阪銀行協会」と結成しました。
なお、第二次世界大戦後は財閥解体などもあったので、また解散しました。
そして「社団法人大阪銀行協会」として再発足しました。
平成24年4月には、公益法人制度改革に伴って、
社団法人から一般社団法人に移行し「一般社団法人大阪銀行協会」となりました。
現在の銀行協会は谷町四丁目にあります。
谷町四丁目の方が大阪府庁などの行政施設があるので都合が良いのでしょう。
石碑の横に案内板があるわけでなく、そっけなかったです。
公的資金導入後は、銀行の社宅や独身寮も批判を避けるために、
〇〇銀行社宅などの表記をなくしています。
その関係もあるのでは？と勘ぐってしまいました。

大阪市の北部を流れる堂島川は中之島の北側を東から西へ流れています。
橋が何本も架けられており、夜はライトアップも素敵です。
中之島公園の辺りは、名建築の中央公会堂やバラ園もあり、
素敵な水辺になっています。
桜、バラ、アジサイ、紅葉と変化していく堂島川を楽しむなら、
クルーズ船に乗るのがお勧めです。
また、遊歩道も整備されているので、ゆっくりと歩くのも良いですよ。
今回は、桜の時期のライトアップされた堂島川沿いを歩いてみました。
桜のピンクと、紫にライトアップされた橋の風景が素敵でした。

大阪府の小学生なら一度は学校から遠足で行くスポットです。
しかし、大人でも楽しめますよ。
プラネタリウムがあるので、精神的に疲れた時や暑い時期のお出かけにぴったりです。
すぐ隣には大阪国際美術館もあるので、展覧会と合わせて訪問するのも良いです。
なお、交通アクセスは大阪市営バスが１番便利です。
地下鉄や大阪環状線ですと15分ほど歩くので不便です。

大阪駅前バス乗り場
http://www.sci-museum.jp/info/access/
・市バス88系統 ｢天保山｣行き「土佐堀一丁目」バス停下車
・市バス53号系統「船津橋」行き「田蓑橋」バス停下車

テーマパークも良いですが、子供の頃からこういう場所に行くと、
勉強が好きになるかもしれませんね。

ＮＨＫ大河ドラマ「真田幸村」ですっかり有名になっ
た真田幸村最期の地と言われている神社です。
最近は観光客も増えており、真田幸村の像と記念撮影する人も多くなりました。
この神社にはほかにも「かんしずめの井戸」など見どころも多いです。
大坂城・茶臼山・安居神社・三光神社と真田幸村ファンの方は、
めぐるのも楽しいと思いますよ。
なお、参拝時間が7：00～16：00と短いので、
早い時間帯に訪問するのをお勧めします。

大阪北区の寺町である与力町の成正寺に墓があります。
成正寺の前に石碑があるのでわかりやすいと思います。
いつも門が開いており、だれでも入られます。
緒方洪庵墓所である龍海寺とは違って助かりました。
大塩平八郎は大塩の乱を起こしたので有名ですが、
筋の通った人間で慕われていました。
現在の問題を起こした大阪府警や役所の人間に見習ってほしいです。

境内には大塩平八郎の墓と養子の格之助の墓が並んでありました。
それだけでなく、立派な「大塩の乱に殉じた人びとの碑」もあり、
綺麗な花が供えられていました。
名もなき人も一緒に立ち上がったわけで、厚く葬られているのがうれしかったです。
この辺りは大阪造幣局の桜の通り抜けを見たり、
大阪天満宮やバラが美しい中之島公園の前後にも立ち寄れます。
ついでに行ってみたらよいと思います。

江戸時代、日本は長崎の出島を除いて鎖国していました。
その頃は銅は貴重な輸出品で、関西では銅山から荒銅を買い取って、
銅吹き仲間に精錬させていました。
有名な銅吹き所の一つに住友銅吹所があります。
その銅座があったのが、大阪市立愛珠幼稚園が現在ある場所です。
幼稚園の前に石碑と説明板があるだけですが、
住友財閥は大阪から始まったので、ある意味歴史の舞台です。
近くには住友銅吹所などもあって、歴史の散歩道となっています。
大阪はＵＳＪやグリコサインだけでなく、歴史散策も楽しいと思います。

大阪は歴史が古いのでお寺が多くあります。
特に北は天満周辺、南は天王寺周辺が寺町として固まっています。
最近では、天王寺の寺町に観光客が気軽に使える宿坊もオープンしました。
この東本願寺天満別院は、
東本願寺の大阪教区でいうなれば地域のとりまとめのような一になります。
歴史あるお寺ですが、時の勢力者により移転させられました。
現在、天満にある別院は新しいのでお年寄りにも使いやすくなっています。
綺麗で立派なお寺は見るだけで極楽浄土を感じました。

観光でわざわざ訪問する必要はないと思いますが、
訪問した帰りに大阪天満宮に寄ったり、
大阪造幣局の桜の通り抜けや桜ノ宮公園に立ち寄ったりと楽しめますよ。

大阪造幣局の桜の通り抜けを見に行った帰りに立ち寄りました。
大阪ではソメイヨシノが先に咲き、
散ったころに大阪造幣局の桜の通り抜けで遅咲きの桜を見るパターンです。
しかし、今年は寒かったので造幣局の通り抜けの時期でも、
ソメイヨシノは散っておらず滝川公園は桜が満開でした。
この公園の敷地には天満興正寺や天満組惣会所もありました。
現在、興正寺は旭区に移っていますが、
敷地も権力も大きなものだったそうです。

この辺りは天満寺町なので、大塩平八郎の乱など歴史の舞台になった場所も多いです。
桜ノ宮公園や造幣局の桜の通り抜けの前後の立ち寄ってみるとよいと思います。

懐徳堂は江戸時代後期に、大坂商人の寄付により造られた学問所です。
武士から庶民まで身分にかかわらず、座る位置もこだわらずに勉強できました。
また、商人の都合も考えて遅刻早退も自由だったそうです。
明治２年に廃止されるまで145年にわたり人材を育て、
現在の大阪大学の礎となりました。
日本生命ビルの壁に埋め込まれるように石碑があります。
まるでロゼッタストーンのようで、気に留める人も少ないです。
昔は忙しいながらもまじめな人が多かったなと思いました。
今の自分を顧みて反省しました。

大阪で商売繁盛の神様と言えば、天王寺の今宮戎が有名です。
しかし、大阪キタにも堀川戎神社があり、
その昔は「ミナミの今宮、キタの堀川」と人気だったそうです。
それほど広い敷地ではありませんが、
緑が美しく静かな雰囲気で気持ちの良い神社です。
境内には、通称「地車稲荷神社」（だんじりいなりじんじゃ）と
呼ばれる榎神社もあります。
だんじりの形をした面白い神社です。
また、大阪キタの寺町として有名な与力町や同心町にも近いです。
「桜の通り抜け」で有名な大阪造幣局の前後に訪問するのも良いと思います。

緒方洪庵は江戸時代後期の武士（足守藩士）、医師、蘭学者で、
天然痘治療に貢献し、日本の近代医学の祖と呼ばれています。
また、大坂で福澤諭吉、大村益次郎などの、
幕末から明治維新にかけて活躍した多くの人材を輩出した適塾を開きました。
この適塾が大阪大学のもととなったわけです。

緒方洪庵は幕府の要請により江戸に移りますが、
江戸の医学所頭取役宅で突然喀血し窒息により54歳で亡くなりました。
将軍徳川家茂の侍医として「法眼」の地位となりました。
江戸では富と名声に包まれましたが、
堅苦しい宮仕えの生活や地位に応じた無用な出費に苦しんだそうです。

慣れ親しんだ大阪に墓所があるのもうなずけます。
残念ながら今回も門が閉まっており、中を見学出来ませんでした。
なお、大阪の道修町（どしょうまち）には、製薬会社が多く集まっています。
緒方洪庵の功績を記念して、除痘記念館もあり、無料で貴重な資料を見学出来ますよ。

朝日放送の移転により再開発された街です。
大阪の毛馬出身の与謝蕪村の俳句
「淀船の　棹の雫も　ほたるかな」から命名されました。
もちろん、現在は蛍は飛んでいませんが、
キラキラとした夜のネオンがまるで蛍のようです。
なお、繁華街の下品な色合いではなく、あくまで上品です。
堂島川沿いは江戸時代は藩の蔵屋敷が多かったせいでしょうか。

大阪というと、キタとミナミが中心でコテコテの雰囲気です。
しかし、この辺りは夕方から夜の雰囲気が素敵です。
チェーン店でない美味しいお店もいっぱいあります。
特に、福島区はグルメのお店が多く、最近はこの辺りのお店でディナーが多いです。

大阪にお越しの際はぜひ、ほたるまちにも来てくださいね。

象印の魔法瓶の記念館で、象印の本社ビルにあります。
電話による事前予約が必要で、受付も電話のみとなっています。
日時、人数が必要で当日急に行っても見学できるわけではありません。
また、土日祝や展示会などの特別な日も見学できません。
無料で見学でき、１時間ほど説明していただけますが、利用勝手は悪いです。
内部の写真撮影はOKでしたが、一般の人はなかなか行きにくいと思います。
なんとか改善されるとよいなと思いました。

御堂筋は、大阪市の第一次都市計画事業の中心プロジェクトとして、
当時幅員6メートルの道路を44メートルに拡幅し、
梅田から難波を結ぶ大幹線道路として昭和12年（1937年）に完成しました。
当時は滑走路でも造るのかと市長の関一（せき・はじめ）は笑われたそうです。
しかし、現在の状況からしてもこれは先見の明があったと思います。
この碑は50周年を記念して建てられました。
当時の写真入りの石碑で、時代の移り変わりを感じられます。

戦前は堺筋の方が商業の中心でしたが、現在は御堂筋に移っています。
狭い堺筋を拡張するのは莫大な立ち退き料がかかり難しいです。
最近の観光バスの路上駐車でも、堺筋は大変なことになっています。

なお、平成29年（2017年）5月11日で完成80年を迎えます。
50周年の頃はオフィスビルばかりで夜は静かでしたが、
最近はカフェやお店も増えて夜も人が多くなりました。
記念行事なども開催されるようなので楽しみです。

現在の大阪の中心はキタとミナミですが、
江戸時代までは大阪城周辺や港に近いところの方が史跡が多く残っています。
大阪湾や淀川を利用して、海や川から物資を運んで天下の台所として栄えたからです。
また、京都と大阪をつないだのも淀川や街道でした。
時代はさかのぼって、平安時代が終わりを告げ源平の争いがおこりました。
源義経が屋島に平氏を急襲するために、向かっていたのだそうです。
その頃には、兄である源頼朝とうまくいっていなかったので、
お目付役の梶原景時が進言する船の前後進自在の逆櫓とりつけをめぐって論争しました。
景時の案ではなく、あくまで前進のみと主張してゆずりませんでした。
その場所がこの場所であり、出陣して見事に勝利したそうです。
ある意味、勝ったのでますます義経の株が上がり、
兄弟のいさかいが大きくなったのですが…。

現在は石碑、案内板、細い松が残っているだけです。
2016年12月に下関を旅行し、赤間神宮にも行ったので感慨深かったです。

川崎貯蓄銀行は、江戸時代に水戸藩の勘定方をつとめた川崎八右衛門翁が、
明治13年に設立した銀行です。
昭和18年に川崎銀行は三菱銀行（現在の三菱東京UFJ銀行）と合併したので、
川崎貯蓄銀行としての名前はなくなりました。
川崎貯蓄銀行福島出張所として建てられました。
現在はミナミ株式会社というテキスタイルの会社の本社になっています。
訪問したのは夜だったので、ライトアップされたレトロビルは素敵な雰囲気でした。
なお、中央区の堺筋にも川崎貯蓄銀行の大阪支店のビルがあります。
こちらは、イタリアンレストランとして利用されており、
素敵な雰囲気でした。
どちらも、東京川崎財閥系の建築物を多く手がけた矢部又吉の設計です。
平成の世になっても立派に使われているなんて、趣味の良い人だったんですね。
外壁が綺麗に塗りなおされており、白く輝いて眩かったです。

明治時代のドラマなどを見ると、芝居の中でオッペケペー節が出てきます。
当時、大変流行ったオッペケペ一節は福岡出身の川上音二郎が流行させました。
音二郎が新派の拠点として明治43年（1910）に建築したのが帝国座です。
大阪最初の純洋式劇場で「オセロ」「ベニスの商人」などを上演しました。
しかし、落語や漫才などの方が人気だった大阪では興行的には失敗でした。
音二郎自身も翌年舞台で倒れてしまい、
楽屋で愛妻であるマダム貞奴にみとられながら死にました。
建物は昭和40年ころまでは残っていたそうです。
しかし、建物は取り壊されビルになり帝国座跡の石碑となりました。
現在は、シュナイダーエレクトリック大阪ビルディングというビルの
通用門の前の植え込みに金属の案内板があるだけです。
外資系企業のビルとなったので、日本の歴史にも興味がないかもしれません。
2016年12月に福岡の櫛田神社を訪問した時に、
川上音二郎が生まれ所在の土地家屋を、
櫛田神社に寄進した記念に立てられた寄進碑がありました。
それも見ているだけに、寂しい気分になりました。

如是川沿いにあるお寺で浄土真宗本願寺派です。
如是川堤防より下になっており、歴史あるお寺です。
この辺りは、如是川がくねくねと曲がっており、
橋が何本かかかっており堤防から降りる道が急になっています。
善照寺もそんな堤防沿いの橋近くにあります。
墓参りをする人のためか、寺の前庭が広くとってありました。
「善照寺」の石碑や植え込みの花も美しく好もしい印象でした。
鐘付堂が高い位置にあって、目立っていました。
すぐ近くには明然寺があり、こちらは松が見事でした。

三島鴨神社の御堂の左に位置する、西面地区の御宮です。
秋祭りが毎年10月20日に行わには周辺4地区の人々が集まります。
ここに各地区のそれぞれの神社があり、西面地区の御神灯提灯が奉納されます。
もともと、この辺りは三箇牧村と呼ばれる地域だったのが、
高槻市に編入されました。
同じ高槻市でも北部とはあまり交流はありません。
私も、自動車で通過した以外は久しぶりの訪問でした。
三島鴨神社の近くにはレンゲ・コスモス畑が広がっています。
秋祭りの頃にはコスモス畑にも寄ってみるとよいと思います。
私が訪問した４月中旬はレンゲが綺麗でした。

高槻市でも南部になる唐崎地区は淀川沿いになります。
この辺りは土地が低く、しばしば淀川の氾濫により水浸しになりました。
明治18年には梅雨からずっと続く長雨で、淀川の堤防が決壊し大洪水が起きました。
石碑は堤防の修理を記念して建てられました。
現在は、堤防が決壊するなど想像もつきませんが、
最近のゲリラ豪雨や異常気象によって、
広島県の土砂崩れなどを考えても起こりうることだと思いました。
この辺りは、昔ながらの農村地区で、懐かしい景色が広がっています。
堤防沿いを歩くのも視界が広がってよいですよ。
また、もう少し淀川沿いを下ると、くらわんか舟発祥の地碑などもあります。