porculsさんのクチコミ(17ページ)全376件

半年前にもこちらに泊まり、なかなか良かったので、リピートしました。台北のグルメストリート永康街は、行きたい店が多すぎて、何度も歩き回りたいため、徒歩圏内でホテルを探したところ、ここに行きつきました。徒歩10分ほどが、夏場の今回は若干辛かったとはいえ、東門市場も近いので2泊3日の旅で2回もぶらぶらしに行き、場所は自分の中ではベストに近いです。
外観は日本の地方都市の古いホテルみたいで、初めてだと心配になりますが、ロビー、朝食を食べるフロア、部屋ともども、ちゃんと綺麗で、部屋は必要なものは過不足なく揃っていました。ウェルカムフルーツ、バスローブ、ペラペラではないスリッパ、セーフ、ドライヤー、テレビ、冷蔵庫、歯ブラシ歯磨き、シャンプーリンスボディーソープ…。部屋もバスルームも広々していて、バスタブとシャワーブースが分かれています。眺望は良くなかったですが（そもそも眺望の良い場所ではない）、台北ではホテルは寝に帰るだけなので、気になりませんでした。ベッドも広々として、寝心地も良かったです。朝食はバイキングで、和洋中、フルーツ、スイーツなどもそろっていて、喫煙者は外のバルコニー席みたいなところで食べます。朝食以外の時間帯はコーヒーなどのドリンクとスイーツが置いてあるようです。地下にフィットネスもあったようです。客層は西洋人が多く、日本人もちらほら。
フロントのスタッフが皆さん本当に感じが良く、マニュアルではない心のこもった親切な対応が、前回も今回も、実に気持ち良かったです。

湾仔のコンベンションセンターで仕事だったため、徒歩圏内で会社の出張規程範囲内の予算で探したところ、意外に候補が少なく、ここはリーズナブルで、徒歩圏内で、地下鉄の湾仔駅からも歩いてすぐなので、選びました。湾仔からは、地下鉄で一駅隣がグルメや買い物に便利な銅鑼湾、反対側の一駅隣がパシフィックプレースのある金鐘、その隣が中環と、とても賑やかで便利な場所です。空港からのアクセスも、エアポートエクスプレスで香港駅で降りて、タクシーですぐと、便利です。
部屋は「プレミアムダブル」でしたが、かなり狭く、部屋でまったりくつろいだり、何か買ってきて部屋で食べる、といった雰囲気はありませんでしたので、まあビジネスか、観光や買い物で出歩きまくってホテルは寝るだけと割り切る人には、便利なのでお勧めです。音がかなりうるさかったので、音に敏感な方は、もしかするとつらいかも。窓の外の車の音と、廊下を歩く人の声が、結構うるさかったです。
ホテルのスタッフは皆さんとてもとても親切で、マニュアル通りではなく心のこもった臨機応変のサービルをしてくれて、それはとても心地よかったです。

昨今、高騰が激しい銀座のホテルは、急に出張が決まって直前に予約しようとすると、出張規程に収まるビジネスホテルを見つけるのに苦労するありさまで、このときも、泊まりたかったホテルがどれも2万円越えで、唯一こちらが何とか2万円弱だったのと、場所が便利なのと、レディースルームに泊まりたかったのとで選びました。こちらのレディースルームは最上階がレディースフロアになって、ルームキーがないとフロア自体に入れないのでセキュリティ面は安心で、エレベーター降りたところに女性専用まったりルームみたいな、コーヒーマシーンが置いてあったりして、コージーなインテリアの部屋があります。自分の部屋自体は、かなり狭かったですが、まあ出張で1泊するだけだし、清潔だし、許容範囲かと。残念だった点は２つ。①レディースルームに泊まるのは、基礎化粧品（クレンジング、化粧水、乳液）を持ち歩きたくない出張のときで（昨今、飛行機に水分持ち込むのも厳しいけど、手荷物預けるのも面倒というジレンマ）、当然、部屋に1回使い切りのパック入りの基礎化粧品が付いていると期待していたら、なぜかカミソリとシェービングクリームは付いているのに、基礎化粧品は付いていなかったこと。②朝食バイキング。品数が寂しかったのは、利用者が多くなかったため仕方ないかと推察しましたが、お店の人の態度が（悪気ではなかったようですが）、残念でした。カウンターのところでドリンクを補充したりしていた女性が、食器を下げたり拭いたりするときの乱暴さ、うるささ。奥で食器を洗っている音のすさまじさ。終始、がらがらガチャンガチャン！という騒音の中での朝食は、特に観光で泊まっている海外のお客さんには、気の毒でした。

出張で、五反田方面に用があり、初めて泊まりました。五反田に泊まる自体が初めてで、土地勘がないので、とにかく駅近で高すぎない料金で、有名チェーンのビジネスホテル、ということで選びました。1泊1万5000円の部屋で、レディースプラン、朝食付きで、朝食はホテル内にあるファミレス「ジョナサン」の定食です。バイキングでないのは好みが分かれると思いますが、宿泊したときは8種類ほど選択肢があり、私は満足でした。部屋は狭く、観光等のプライベートでホテルでのステイも楽しみたい人には向きませんが、ちゃんと清潔で、過不足なく設備やアメニティもそろっていたので、ビジネスや、観光でも「ホテルは寝るだけ」と割り切る方には向いていると思います。レディースプランのアメニティは、基礎化粧品一式以外にも洗剤やアイマスク等、色々ついていました。

出張で急遽泊まることになり、直前に予約したためか、1泊16000円ほどしたツインのシングルユースが非常に狭く、設備や備品も何もない、すごいホテルでした。フロントに通じる電話もない（夜中にトラブルが起きたときに困った）、ティーバッグやポット等もない、狭いバスルームは便座に座ると女性の自分でも壁に足がつっかえるほどで、浴槽と洗面台の蛇口は使いまわしというチープな造り、洗面台は排水が悪く、手を洗うだけで水がつまってきて、極めつけはトイレを使用したら水が流れっぱなしで止まらなくなり、夜中にフロントに（外線から）電話して部屋を移るはめになりました（パジャマにコートをひっかけて！）。そもそも直前に慌ててネットで予約した際に誤って喫煙ルームを予約しており、チェックイン時に禁煙に変えてほしいと希望したものの「満室なので無理」と断られ、喫煙ルームは異様なまでにタバコの匂いが充満しており、そしてトイレの水が止まらないので移動させられた部屋は禁煙ルームでした！（空いてた…）というようにフロントの心無いサービスもがっかりで、朝食付きでしたが一刻も早く敷地から出たくて、翌朝早々にチェックアウトしました。（なので朝食がどんななのか、わかりません。）場所は新橋演舞場のすぐ隣辺りですが、入口はわかりにくく、夜に初めて行ったため、迷いました。直前のディスアドバンテージがあったとはいえ、16000円も出せば銀座でもちゃんとしたビジネスホテルがいくらでもあるので、自分は今後、泊まることはありません。ただ、ネットで見ていると、良さそうに見えたのは確かです。新しいホテルだし、場所は便利だし、英国スランバーランドベッドを使用、等書いてあって、コージーなホテルかなあと思ってしまいます。少なくとも私の泊まったハリウッドツインルームは、コージーから程遠かったです。

マリーナ地区で仕事だったので、価格、ロケーション（眺めと駅からの地下さ）、ネットで見る限りの信頼できそう度合いで選びましたが、良いホテルでした。
老舗なので新しいホテルの綺麗さにはもちろん負けますが、老舗ならではの安定感が、サービスやアメニティ、施設の充実に現れていました。ロビーから客室を見上げる吹き抜けは壮観で、沖縄の万座ビーチホテルを思い出しました。部屋はゆったりと広く、小さなバルコニーからマリーナ湾（マリーナベイサンズやマーライオン）が見えて、特に夜景のすばらしさは圧巻でした（これは部屋によります。私は「マリーナ湾が見える部屋」を予約しました）。MRTのエスプラネード駅がすぐ近くで、マリーナ・スクエアというショッピングモールにはホテル内から通路がつながっていて、またホテル向かいのサンテック・シティという大型ショッピングモールには鼎泰豊やブランドショップなどもそろっていて、かなり便利な場所でした。ホテル内にはレストランやスパもあります。

銀座に最近増えてきた、ワンルームマンションみたいな造りの、女子旅や海外の観光客を意識したリーズナブルホテルのひとつ（と、勝手にカテゴライズしていますが）で、こういう造りのホテルは好みではないのですが、１Fのしゃぶしゃぶ店で食べる朝食がやみつきになってリピート宿泊しました。
部屋の造りは好みの問題で、女子旅や観光で東京に行く方で、ホテルは寝るだけと割り切る場合、こちらのホテルは場所も大変便利で、新しいホテルなので綺麗で、室内も過不足なく設備が整っていて、場所が至便なことを思うと料金はリーズナブルなので、お勧めできると思います。銀座のホテル全般がそうですが、早めに予約しないと、リーズナブルな部屋が減っていきます。サービスは悪くもないけれども、ごく普通と感じました。朝食のしゃぶしゃぶは、美味しいです。

2泊3日の限られた時間で永康街に何度も足を運べるように、近くのホテルを選びました。ネットで写真を見ると、外観が古めのビジネスホテル風で不安がありましたが（実際、外観は古めのビジネスホテル風でしたが）、部屋は清潔で広く、ベッドも広々、テレビとデスクと冷蔵庫、お茶とポットとミニバー、ミネラルウォーターは1日2本ずつ置いてあり、バスタブは広く、バスタブから独立したシャワールームも広く、洗面台も広く、アメニティは一通りそろっていて（歯磨き、歯ブラシ、櫛、シャワーキャップ、シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、ボディローション、ふかふかスリッパ、バスローブ等）、ガシガシ出歩く派の私には、文句なしの良いホテルでした。フロントのスタッフはとても丁寧で細やかなサービスのできる人ばかりで、サービスにうるさい私も今回は言うことがありませんでした。１Fのカフェスペースで朝食が付いていて（食べなかったので、詳細はわかりません）、朝食以外の時間はコーヒーとクッキーが置いてあります。地下には（行かなかったので詳細はわかりませんが）フィットネスセンターもあるとのことでした。すごくお洒落なホテルという感じではないので、そこは好みですが、食べ歩き・買い物・観光等で外出していることが多い観光客には、十二分ではないかと思います。おまけに料金が大変リーズナブルでした（前年の同時期に泊まったコッツィ台北忠孝館が予約後に大幅値上げをされて懲りたので、こちらのリーズナブル価格は大変嬉しかった）。

数年前に一度訪れて、美味しくて雰囲気が良かった記憶があり、再訪しました（どちらもディナー）。美味しくて、レベルの高いお料理を出すのに、しかも場所柄、とてもリーズナブルで良かったですが、運悪く隣に大変うるさく大声でしゃべりつづける若い女性2人組が座っていて、目の前に座る友人の声が聞こえないほどで、そこは狭い店のリスクだなあとも感じました。お料理は、ビストロだけれどもイタリアンのようなメニューが多く、アラカルトで食べましたが、まあワインに合う料理という感じで、この近所に勤めていたら、通いたくなるような感じでした。ワインはグラスかボトルの二択で、たまたま連れが飲めない人だったので、一人でボトルを空けて、ふらふらに。カラフェかハーフボトルがあると嬉しいのに。サービスは、良くはないです。お店の人も、たぶん意図的に、愛想よくするつもりはなさそうでした。愛想は良くなくても結構ですが、ビストロやレストランにおいてサービスも重要な要素なので、そこはお店の意識の在り方かなあ。

今ほど銀座が海外の観光客であふれていなかった頃、モントレとモントレラスールは、私の中でリーズナブルな価格で泊まれる雰囲気の良いホテルの筆頭で、ちょくちょく出張で使っていましたが、昨今海外の観光客の利用が増えて予約が取りにくくなり、価格もとても上がって出張規定ぎりぎりくらいなので、他のホテルを選ぶことが増えました。久々に泊まったモントレラスールは、変わらずヨーロッパ風のかわいい内装や気の利いたレディースルームの装備、スタッフが普通にちゃんとしていること、好みは分かれると思うけれども朝からゆったりとした時間の流れる素敵な朝食と、好きだった点は維持されていました。ただ、価格の高騰と共に部屋が狭くなった気がすること（気がするだけですが）、部屋の換気ができず、フロントにリクエストしないと暖房しかつかないこと（そして最低温度に設定しても、エアコン切っても部屋が暑い）、その点は少し残念でした。
部屋には無料の水が2本、外国人観光客向けと思われるスマホも置いてあります。
朝食はバイキングではなく、コースで出てくるフレンチ風で、２つのメニューから選べます。ここは多分好みの分かれるところで、バイキングが良い人は、近くのモントレで朝食をとることも可。サラリーマンの男性を見かけなかったので、皆さんモントレに行かれたのかも。コースはかなり本格的で、また支配人風の男性の気遣いが細やかで、2泊したところ、前日食べたコースを覚えてくれていたのに驚きました。こういうところは昔からあるちゃんとしたホテルの面目躍如だなあと感心。
場所はメトロの銀座一丁目駅が最寄ですが、銀座駅、東銀座駅にも徒歩圏内で、とても便利ですが、土地勘がないと、最初にたどり着くのに若干苦労するかもしれないロケーションです。はす向かいに、とても素敵なレトロビル「奥野ビル」があります。歩きながら是非一見を。

仕事で4泊しました。いわゆる「カンヌ」っぽい海辺の豪華ホテルやショッピング街からは徒歩10分くらいと少し離れていますが、その分リーズナブルで、徒歩10分もホテル前の広い道路をまっすぐ行くだけで、周辺は夜に女性一人で歩いていても全く問題なく、場所と価格を見るとリーズナブルに感じました。部屋は「スイート・シングル」のはずでしたが、広いクイーンサイズくらいの別途がある広めの寝室、ドレッサーや冷蔵庫、お茶コーナー、ソファベッドのあるリビングルーム、バスタブとシャワーブースがあるバスルーム、独立して別の場所にある個室トイレと、とても広いし細かく気の利いた設備のおかげで、暮らすように泊まれて落ち着きました。個室トイレと、お茶コーナー、バスルームの3か所に洗面台（水道）があるのも、とても便利でした。お茶コーナーに置いてあったハーブティのティーバッグとホットチョコレートはとても美味しく、コーヒーはネスプレッソだったと思います。きちんと掃除もされていて、音もうるさくなく、細かい欠点をあげつらいがちな私も、ほとんど気になる点はありませんでした。部屋は5階でしたが眺望はほとんどなく、とはいえ仕事なので気になりませんでした。
家族でカンヌに行くとか、女子旅とかで、カンヌで数日ゆっくり過ごしたいけど豪華なホテルに泊まるのはちょっと…という人には、とってもおすすめです。もちろんビジネスにも。

池袋駅からサンシャインの方へ歩いて行く途中くらいにあるビジネスホテル。同等のビジネスホテルに比べて、（どれも当たり前みたいだけど、できていないホテルが昨今多いので）フロントの接客がきちんとしていて、教育がちゃんとしたホテルだと思ったこと、でもマニュアルがちがちではなく、臨機応変に温かい心遣いのできる女性スタッフが数名いたこと、部屋に置いてあったクマのイラストのかわいいカードにスタッフの文字でメッセージが書いてあるなど、手作り感のあるサービスも心地よかったこと、掃除がきちんと行き届いていて、知らない人の髪の毛が落ちているとかバスルームにカビがあるとか電話に埃が積もってるなどが全くなかったこと、以上だけでも「さすが大手チェーン」と感心して、この翌日銀座で泊まったホテルがひどかったので、今後は大手チェーンだけに泊まろうと決意しました。

ハワイ島のワイコロアにあるリゾートホテル。溶岩の上に建っていて、敷地内を歩くと迫力あります。広くて素敵なプールは、オアフのヒルトン・ハワイアン・ビレッジなどのプールと比べると、空いてて本当にくつろげます。プールサイドのバーも、フードが美味しくて何度も行きました。部屋は、家族5人で泊まったので、２ベッドルーム、デラックススイートで、寝室２つ、バスルーム２つ、広いLDKがあり、キッチンには大きな冷蔵庫、大きなオーブン、食器など一通りそろっていて、そこで料理もできますし、敷地内にバーベキューの設備もあるので、キングスショップかクイーンズマーケットプレースなどでハワイ島産のビーフや野菜、アワビなどを仕入れてきて食べるのも楽しいです。リゾート内に（私が行ったときは）朝食をとるカフェテリアみたいな場所とバー以外のレストランがないので、車で上述の２つのショッピングモールか、ワイコロアのヒルトンなどに外食に行かねばなりませんが、美味しいお店も多く、それも楽しかったです。我々はスケジュールを詰め込みすぎて全く参加できませんでしたが、ヨガや映画の上映会など、イベントも色々あります。すぐ隣にゴルフコースもあります。家族旅行にもおすすめですし、ハワイ島全体が（特にいつも天気の良いワイコロアは）ゆったりとした時間が流れていて、カップルでも素敵な時間が過ごせるホテル（タイムシェア）だと思います。

「THE BAR」と共に芦屋を代表するオーセンティックなバーです。以前はすぐ近くにあったのですが、THE BARが移転したので、阪神芦屋駅前で、たぶん真っ先に足が向くバーではないでしょうか。芦屋山手のお屋敷街の光が見える大きな窓に向いて木の広いカウンターがあり、どっしりと身が沈む椅子で、美味しいカクテルやウィスキーなどが味わえます。フードも充実していて、有名なのはカレーですが（レトルトまで売っている）、ピッツァやパスタも種類がいろいろあり、手描きのイラストの入ったメニューを見ていると楽しくなります。芦屋らしさを味わいながら飲みたいときは、お勧めのお店です。

阪急三番街で、あまり重たくないランチを、あまりがちゃがちゃしていないお店でゆっくり食べたいなあと歩いていて、こちらに入店。日本茶のお店で、お茶や甘味が楽しめるようでしたが、抹茶を練り込んだ麺が食べられて、これがほっこり美味しかったです。麺は種類が色々あり、私が食べたのは「生湯葉卵とじ」で、しみじみ美味しい。他にイベリコ豚の麺、蒸し鶏の麺、梅干しとわかめの麺などありました。甘味は食べませんでしたが、抹茶やほうじ茶を使ったロールケーキや白玉ぜんざいなど、和のスイーツが色々あって、今度はお茶の時間に訪ねようと思いました。ゆったりした時間の流れるお店でした。

シカゴ郊外のオークパークの街にある、ノーベル賞作家アーネスト・ヘミングウェイが生まれた家が、当時の雰囲気のまま、非常に忠実に保存されていて、一見の価値があります。少年時代のヘミングウェイの家なので、本人よりも両親や伯父など大人たちの問題だらけの人生がヘミングウェイに落とした影を垣間見ることができて、驚きの連続でした。日本人から見ると大邸宅ですが、アメリカではまあ普通の、3階建ての家全体が見学できるようになっていて、おばあさんのガイドさんがつきっきりで説明してくれて、これがもう本当に細かい面白いエピソード満載で、大学でアメリカ文学を専攻した私も知らない逸話をたくさん聞くことができ、それを示す展示が目の前にあり、ヘミングウェイの作品の暗い秘密を見てしまった気がしました。
たとえば我が強すぎた母の遺品には、女の子の双子が欲しかったという理由でヘミングウェイを女装させて姉と双子っぽく育てたという写真（聞いたことはあったけど、写真を実際に見ると衝撃）、音楽の道をあきらめて主婦になった不満を夫にぶつけつづけて派手にお金を使い、夫を破産・自殺に追い込んだ母の音楽関連の展示、アウトドアが好きだった父の動物や鳥のはく製がたくさん置いてあるコーナーは不気味だし、当時としては珍しく生涯独身だった伯父の旅の写真（その影響でヘミングウェイはヨーロッパなど海外に憬れた）、そして、寝室に飾られているかわいいイラストは、俳優ハンフリー・ボガートの母で当時人気だったイラストレーターが描いたもので、ボギーとヘミングウェイが少年時代から知り合いだったことを知ったのも驚き…など、たくさんのエピソードに満ちた家の中を見ながら、最後の方の人生や作品の暗さの源流がここにあるのか…と腑に落ちました。
アメリカ文学好きな人、ヘミングウェイのファンの人、文学や小説や本を読むことが好きな人にはぜひぜひお勧めします。

フランク・ロイド・ライトの自宅兼スタジオだった建物を、ガイドさんが隅々までくまなく、エピソード満載、愛情あふれる説明をしてくれて見学できます。立派な建築家というイメージのライトが、女性にだらしなくて顧客と次々に恋に落ちたりするエピソードと、細部の細部まで一点の妥協もない完璧主義な（しかもたぶん当時としては革命的な）建築、内装、家具や小物のパーフェクトぶりの落差など、現地に足を運んでこそ感じ取れる情感、感触、空気、雰囲気が何より素晴らしいです。建物内の個性的な椅子なども全てライトのデザイン、ガラスの一つ一つが圧倒的に美しく、室内外のレリーフも超絶素晴らしく、天井の形、建付けの家具、壁画など、ライトの精神を、建物の中に立って、空気を吸って、細かい細かいところまで凝視して、五感全体で感じ取るのが至福です。ショップも充実していて、ライトの関連本や、ライトのデザインの照明機器や小物などがたくさん売っています。
近所（オークパークの街中）には、ライトがデザインした住宅が山のようにあって、中には入れませんが、歩きながら写真を撮りながら、夢のようにたくさんのライトを一度に見ることができます。自宅＆スタジオのショップで話をしたアメリカ人の男性が、その後、オークパークの街中を歩いていると、「これもライト、隣もライトだよ！」と教えてくれて、ライト愛好家同盟みたいな連帯感もあり、とても楽しい経験でした。

お料理のタイプとしては最近流行の、大きなお皿の真ん中にちょこっとアーティスティックに料理が乗っているような料理がコースで出てきて、全てにバッサバサにトリュフがかかってくるので、トリュフの迫力で料理自体の記憶があまりありません。卵かけご飯にまでトリュフ。最初に木箱に入った複数のトリュフを黒、白と持ってこられて、その日のトリュフを選ばされます。コースとは別料金で、卵くらいの大きさのが5万円とか仰天するような値段が書いてあり、しかしお客様の手前ケチるわけにもいかず、トリュフだけでもすごい値段になります。それにワインなども頼むわけで、料金がすごいことになります。それなのに、訪れたときは店内が常に満席に近く、結構若い人もいて、どういう人たちなんだろう…と興味が湧きました。普通の人は、間違っても自腹で行くようなお店ではありませんでした。美味しかったけど、一度行くと充分という経験でした。

新しいホテルなので、綺麗です。ただ、部屋はとても狭く（タイプにもよるとは思いますが、それにしても狭い）、ワンルームマンションのような造りで、本当に「寝るだけ」という感じで、アメニティはフロントのところに置いてあって自由に取るようになっているのですが、毎回取り忘れて、部屋でお風呂に入ってから「あっ！」っと気づいて結局不便な思いをするのが毎回のコースになってしまっています。部屋に置いといてくれればいいのにと思いますが、節約でしょうか。フロントのスタッフの対応は、ごくごくマニュアル通りで、人間らしい心遣いを感じたことはありませんが、特に不満も感じたことがありません。場所はとても便利です。メトロの銀座、東銀座、どちらも徒歩圏内だし、有楽町も歩いて行けます。場所以外に唯一このホテルで気に入っているのが、1階のしゃぶしゃぶ店の朝食。和定食、洋定食、しゃぶしゃぶ定食からの三択ですが、和定食にもしゃぶしゃぶの肉が少し付いてきますし、しゃぶしゃぶ定食を選ぶと、朝から一人しゃぶしゃぶ、嬉しくなります。部屋もスタッフの対応も特に良いとは思わないけれど、朝食が食べたくて3回も出張で泊まりました。客層は、中国などアジアからの観光客がとても多いです。

オープン1週間後に宿泊したので、ある程度仕方ないとはいえ、フロントの女性の対応が最悪でした。機械みたいにマニュアル通り。なのにそのマニュアルすら覚えていなくて、何を聞いても一旦奥に引っ込んで上司にお伺いを立てる。一番驚いたのが、当方の勘違いで、基礎化粧品一式のついた「レディースプラン」を予約していたつもりが普通の部屋を予約しており、予約時に気づいてサイトをチェックしたところ、まだ当日のレディースプランが空いていたため、「差額を払うのでレディースプランに変えてほしい」とフロントの女性に申し出たところ（一旦奥に引っ込んで上司にお伺いを立てた後、戻ってきて）、「できません」と、理由の説明もなくサクっと却下されたこと。「差額は払うし、レディースプラン、空いてますよね？」と言っても「できません」。挙句に、「化粧品持ってこなかったし、もう夜も遅いので買いに行くのも大変だし」というと、「コンビニで買えばいいでしょう」と言い放たれました（誇張ではなく本当に「言い放つ」という表現がぴったりの、非常に無礼な物言いでした）。たとえば当日になって予約変更はできない規則があるならそういえばいいし（ただ、普通のホテルはこういう場合、フレキシブルに対応してくれますが）、これほど無礼な言葉をホテルのフロントから投げられたことは、海外含めて経験がなく、非常に驚きました。
部屋は最近のビジネスホテルに時々あるタイプの、ワンルームマンションみたいな、狭い中に作り付けのテーブルなどが配された、マンションみたいなユニットバスのついたタイプで、出来たばかりのホテルだから綺麗でしたが、銀座には他にもっとちゃんとした接客のできるビジネスホテルがいくらでもあるので、私個人としては、二度とこちらには泊まらないと固く決意しました。