porculsさんのクチコミ全392件

神戸・岡本（摂津本山）の素敵なフレンチレストランです。おしゃれで歩くのが楽しい街だけど人気すぎて家賃が高騰して昔ながらの個人経営の店が次々に消えていってチェーン店ばかりになりつつある岡本の、古き良き文化を受け継ぐお店（と、個人的に思う。ラシュミネ自体は古くないのですが、良き文化の継承者という意味で）。以前に家族の誕生日ランチで訪れた時にとても丁寧な対応をしていただいたので、今回は友人の誕生日ディナーで再訪し、やはり丁寧な対応をいただき、友人は「忘れられない誕生日になった」と感激してくれました。
でも何と言っても素晴らしいのは、お料理。「前菜、サラダ、スープ、メイン、デザート、ワンドリンク」で7,300円のコースでしたが、まず前菜盛り合わせが: ワカサギのエスカベッシュ、サーモンのミキュイ、キャロットラペ、鶏の赤ワイン煮、スズキのカダイフ揚げ、カマンベール乗せバゲット、キノコのテリーヌと、どれも絶品でお酒が進む！つづいて生ハムと地元産の新鮮野菜のサラダ。野菜の味が濃くて満足感が高い。スープはさつまいものポタージュで、小さなカップで出てきて、一瞬「少ない？」と思うけど、濃厚で、さつまいもの甘さとスープ（コンソメ？）の味わいが満足感高くて、幸せな気持ちに。メインは肉か魚のそれぞれいくつかの選択肢から選べて、2人なので肉と魚を頼んで、分けてサーブしてくれるのでフルコースみたいに肉魚両方楽しめました。年なのでフルコースのガッツリ肉と魚は食べきれないから、ありがたい気遣いでした。イトヨリのポワレと、和牛のステーキ（追加料金）を頼んで、どちらも美味しかったけど、和牛のステーキは感動ものの美味しさでした！デザートプレートには友人の名前と「Bon Anniversaire（お誕生日おめでとう）」のメッセージを入れてくださり、友人感激。ワインも美味しくて、大満足のディナーでした。
場所は阪急・岡本駅を出てすぐのコープ前を右に曲がって徒歩5分もかからない駅前です。日本一の（私見）山食で有名なフロイン堂の隣のビルの中二階にあります。JR摂津本山駅からでも歩いて5-6分ほどです。ランチも落ち着いて楽しめて、マダムの接客が上品で丁寧で、ほんと素敵なお店です。

大阪で最も有名な神社のひとつですが、場所が繁華街ではない（住宅地の中な）ので意外と行く機会がなかった住吉大社に、アメリカ人の友人が初めて日本に来るので大阪の歴史的な場所を案内してと頼まれたことから、慌てて下見に行くと、見どころ満載の素晴らしい神社で、下見なのに感動してぐったりと帰ってきました。
西暦211年の創建とされているので何なら大和朝廷が日本を統一した時期より古い、すごい歴史を持つ神社ですが、奈良時代から式年遷宮方式だったからなのか、大阪のこの辺りも第二次世界大戦中はかなり爆撃が激しかった（模擬原爆が投下されるなどした）地域だからなのか（住吉大社が戦争で焼けた訳でもないようですが）、理由は分かりませんが、1800年の歴史がある割に現存の建物はそれほど古くありません。
とはいえ、有名な真っ赤な急勾配の反り橋や、四つある本宮も非常に立派だし、秀吉の命で能が舞われた石舞台、一寸法師の手水など、見どころ満載で、そもそも規模もかなり大きいし、散策していて飽きません。「五」「大」「力」の３つのパワーストーンを探すコーナーとか（見つけたらお守り袋を買って中に石を入れて持ち帰れる）、願掛けの「おもかる石」とか、敷地内にある楠珺社という「初辰参り」から「発達」を願うと言われる神社をはじめ20ほどの小さな神社もあり、お守りもかわいい楽しいものが多種売っていて、いくらでも時間をかけて歩ける神社です。
アクセスは、大阪のミナミと言われるなんばから南海電車で9分、レトロな雰囲気を楽しみたければ天王寺から路面電車の阪堺線で18分かけてとことこ行くのもいいかもです。阪堺線の住吉鳥居前駅は神社入り口の真ん前で、南海・住吉大社駅からも徒歩５分もかかりません。周辺は住宅地なのでそれほど飲食店がたくさんあるわけではないですが、訪れた時は「寒ざらしそば 芦生」というこだわりのそば屋で十割そばを食べて美味しかったです。

昨今の恐怖すら感じる東京の宿泊代の高騰で出張規定内の費用で泊まれるホテルがなかなか見つからない中、わりと直前にとったのにまあリーズナブルな価格で、新宿駅からは少しあるけど都営地下鉄の都庁前駅から軽く徒歩圏内のまあ便利な場所にある巨大なワシントンホテル。規模が大きいので外国人観光客の団体さんが多くて、それも欧米の観光客が多めな印象で、残りは出張のおじさんたち、という客層でしたが、宿泊客の民度は低くはなくて良かったです。部屋は狭いけど、レディースフロアだったのでとても静かで、両隣も誰か泊まってたけど女性なので静かで、ゆっくり眠れました。
予約時に色々な情報をWEBで入力していても、チェックイン時に全て客自らタッチパネルで1から入力し直しさせられるのはなかなかにストレスで、フロントに係員がたくさんいるのに皆タッチパネルでチェックインなので、待ち時間が長くて泣きそうになるのは（ホテルにたどり着いた時点で既にクタクタなのだから）最近どこのビジネスホテルもこの方式なので仕方ないのか？ホテル側が手を抜くことばかり発達して、客のストレスを増やす方法にどんどんなっていくのは（ホテル不足だから客側の立場が低いとしても、一応こちらが顧客なんだから）どうにかならないものかな。せめて事前にWEB入力した情報は一から入力し直しさせないでほしい。
部屋はレディースルームなので色々小洒落たものが付いているが実はそれはどうでも良くて（治安と静かさのためにレディースルームにしているから）、使い捨てスリッパがあるのはホッとしたし（消毒してあると書いてあっても使い回しスリッパは絶対イヤなので）、狭いけど窓からの眺めは良く、綺麗でまあ満足だったけど、不満が２つ。ベッドサイドにコンセントがなく、寝ながらスマホを手が届く範囲内で充電できないことと、トイレットペーパーが２つとも半分くらい使いさしで、補充用のペーパーが置いてないのは実に嫌でした。トイレットペーパーを持ち帰る客対策で余分を置いてないのかもしれないけど、だったら２つとも半分以上使った紙なのは勘弁してほしい。旅行先って食べすぎ飲みすぎるものだし、夜中に紙が足りなくなったらフロントに電話してパジャマ姿のボサボサ髪のすっぴんの寝ぼけ姿で持ってきてもらうのも気が重くて、オイルショックの時みたいに（古すぎ）ちびちびと節約して紙を使いましたが、何の罰ゲーム⁈って気分でした。
場所は都営大江戸線の都庁前駅から徒歩５分ほど、新宿駅も徒歩圏内ですが少し離れている（ので価格が少し良心的なのかなと思いました）、どこに行くにも便利なロケーションです。

有名すぎるイタリアンの名店の、池袋・西武百貨店のダイニングフロアにあるチェーン店です。銀座の本店に行ったことがなくて、初ベットラがこちらだったため比較はできませんが、かなりカジュアルで、その分予約は簡単に取れて良かったし、池袋駅隣接で場所も便利だし…でもまあ味はわりと普通な印象でした。プリフィックスのコースだけみたいで（訪れた日、入店後にそれを知って「じゃあいいです」と帰っていった人を見ました）コースの価格は良心的で、選択肢もまあ多めで、シグネチャーメニューらしきウニのパスタや「キンプる」の "当たり前レストラン" に出てきたアラビアータも選択肢にあり、メニュー構成に特に不満はなかったし、ちゃんと美味しかったですが、全体的に量が多めでガッツリ目の若者向きな感じで、シニアに片足突っ込んでる私はメインのチキンが出てきた時点でお腹いっぱいで食べられなくなりました。（同行のJDはコースをペロリと完食していました）
まあ、この価格帯で名店のメニューを食べられるのは嬉しいかな、というお店でした。いつか銀座の本店に行ってみたいです。一休で予約して、「ワンドリンク、前菜、パスタ、パン、メイン、デザート、コーヒー」で6600円と、とてもリーズナブルでした。
場所は池袋駅隣接の西武百貨店の8階レストラン街の中なので、便利ですが、西武百貨店があちこち改装中？で、うまくレストラン街に行きにくくて、地下からレストラン街直行エレベーターを使うのが便利でした。

滋賀県東近江市の住宅地の中にぽつんとあるスタイリッシュな外観のお蕎麦屋さん。外観と内装がすっきりスタイリッシュなだけでなく、天ぷらやキツネやタヌキなど具の入った蕎麦がほぼなくて（キノコ蕎麦だけ）、蕎麦の味一本で勝負するが如き潔いメニュー構成のお店です。
11:30開店で12:30頃に行ったら30食限定の十割蕎麦は売り切れていて、おろし蕎麦をいただきました。蕎麦がとにかく美味しくて、20分ほど並んだ後だったので一気食いしてしまいそうになるところをぐっと我慢して、ちびちび味わいながら食べました。大根はかなり辛味でした。つまみもわさび菜と焼き味噌の2種類で、飲みに来る蕎麦屋という感じでもなく（ほぼ全員が車で来るからか？）、蕎麦一本勝負！な潔さ。
場所は東近江市（琵琶湖の東側の、大津や草津より北、彦根や長浜より南、近江八幡の東にある市←後でグーグルマップで調べた）の目印もあまりないような住宅地の真ん中ですが、店の前に数台分と、徒歩3分くらいの所にもお店の駐車場があります。営業時間は11:30-15:00と書いてありますが、売り切れ御免なので訪れた日は14時過ぎに閉店と札が出てました。駐車場の車のナンバーを見ていると、遠くからのお客が大半でした。

テレビなどのメディアによく登場する有名な澤田シェフの店の、超カジュアル版で、大阪・梅田の富国生命ビルにあって場所も便利なので大人気みたいですが、味、店内の雰囲気、接客、全てが若者向きでサク飲み向け。それ以上の店ではないです。実際、我々が長居してほぼ全メニューを食べ尽くす間、他の客は皆、1時間以内にサクっと食べ終わって帰っていました。メニューも量も少なめで、完全にバルに特化した中華のようでした。
味付けは''飲み''前提の濃い目で、点心は一皿2個入り、メニューの品数もかなり少なく、美味しい中華をゆっくり食べたくて訪れた我々は場違いでした。
接客もかなり雑で、予約して行ってるのに、ギリギリまで前の客が使っていたテーブルを、拭いてもくれない、拭いてと頼んでもグラスの跡を拭くだけで、別の店員を呼んで、ちゃんと拭いてと頼まねばならないとか、メニューについて質問してもロクに答えられない。ま、とてもカジュアルな店なんですね。

大分・別府温泉郷の山の上の方の明礬温泉にある、隠れ家のような風情の老舗温泉旅館です。青いお湯の温泉です。わりと小さな、それほど部屋数が多くない旅館なのでシーズンによっては予約取りにくいかもですが、真夏の8月に訪れたので、自分以外はあと3組で、温泉も空いていてゆったりできました。
旅館の売りは、(1) 露天風呂と内風呂共に青いお湯の温泉、(2) 旅館の売店がそのために大混雑する「地獄蒸しプリン」、(3) 大分の食材をフルに活かした美味しいお料理…の3点です。
女性用の温泉は、露天風呂・内風呂共にそんなに広くはないのですが、滞在中に2回行ったら2回とも貸切状態で、ゆったり出来ました（露天風呂は、虫が苦手な都会のもやしっ子のダメ人間なのでセミとトンボがたくさんいて怖くて3分くらいで逃げ帰ってしまい、勿体なかったです）。
地獄蒸しプリンは旅館の夕食で出てきますが、旅館から徒歩3分くらいの所にある旅館の売店でも、大分空港でも買えます。要冷蔵ですが、帰る日に買って持ち帰れば何とかなりました。売店は常にプリンを買う客で大混雑だし、空港の売店でもぶらぶら見ている間に売り切れてしまい、大人気でした。
旅館のお料理は、夕食は: トマト豆腐、前菜（桃のすり流し、とうもろこしの松風、卯の花、うなぎ、寄せわかめの酢味噌、芝海老、いちじくのワイン煮）、揚げなすの胡麻とろろ、お造り3種盛り（別府名物のカトレア醤油で）、鯛のかぶと蒸し、白身魚の味噌焼き、大分和牛の琥珀鍋（出汁がめちゃ美味しい）、大分ミルキークイーンのご飯、くろめ（海藻）赤だし、地獄蒸しプリン。朝食は: だんご汁、りゅうきゅう（大分名物の魚の漬け）、自家製豆腐と豆乳出汁、温泉たまご、焼き椎茸、野菜の地獄蒸し、ご飯、かぼすゼリー …と、大分の食材をとことん堪能できるメニュー構成で、お味も一流で大満足でした。運悪く初老の男性二人組の客が夕食も朝食も大声でおしゃべりしていて、しっとり・ゆったりな空気感を台無しにしていた以外は、スタッフの温かい対応も含め、食事時は満点でした。
部屋は古くて、おばあちゃん家に遊びに来たみたいな気持ちになる、畳ひと間に窓際の板の間に机と椅子と洗面があり、窓からは別府湾？の海とその向こうの山を、手前の東九州自動車道の別府明礬橋が切り取る形の絶妙な眺めで（一階の食堂からも同じ眺め）、何もない素朴な感じがリゾート感あって落ち着きました。唯一辛かったのは、部屋のトイレにも窓際の洗面にも石鹸もハンドソープも置いてなくて、かなり辛かったです。それ以外は、若いスタッフの心のこもった接客や、ロビーや廊下のアンティークな雰囲気のインテリアなど、すべて良い感じでした。

兵庫県芦屋市の有名な焼鳥の店・永楽権の出身の方の店で、何度か行って気に入ったという友人に連れられて訪れ、美味しかったのですが…少しもやもやが残り、もう行かないかなと思います。美味しかったのですが！
おまかせコースが6000円とリーズナブルで、サラダと湯葉豆腐、焼き鳥が６種類、鶏スープが出てきて、どれも美味しかったのですが、追加で鶏モモのタタキ２つ（一人前が小さな2切れ）、友人がシメの小さなラーメン、飲み物にビールとワイン1本（6000円くらいの安いワイン）を頼んだだけで、お会計が1人1万3千円ほどして、コースの倍以上かかったのですが、無茶苦茶頼んだわけでもなく、この程度の追加で思ってた予算の倍になるのか…と驚きました（私は初めての店だったので）
ま、美味しかったし、上質な鶏だったし、最初から1人1万円を超える店と思っていたらショックもなかったけど、美味しいのにリーズナブルな店と思って行ったので驚いたというか…
後で落ち着いて考えると、6000円のコースというのがややトラップで、名物のタタキも締めのご飯や麺も含まれてなくて、あれやこれや追加すること前提のコースなんですね。なので「美味しくて上質且つリーズナブル」な店と思わなければ。
あと、その価格帯だとすると接客に問題があり、飲み物がなくなってカウンターの方を見てもなかなか気づかない接客担当者（狭い店なので、プロ意識の問題）、料理の説明もイマイチで、小さな店でインティメイトな雰囲気かと期待したら、そうでもない点にもがっかりでした。
場所は阪急電車の門戸厄神駅から徒歩すぐです。

かわいいクマちゃん（ファミとリア）で神戸では女子高生が皆、通学用に布バッグを持つことでも有名な子供服ファミリアの三宮の本店ビル2階にある素敵なカフェレストラン。
ビルのエントランスを入ると高い天井の吹き抜けのフロア全体が真っ白で、広い階段にクマちゃんたちが座ったり寝そべったりして迎えてくれてワクワクMAXで2階に上がると、広いショップの端にカフェレストランColor of Timeがあります。小さなお子さん連れで食事やお茶ができるとは思えないような高級感のある店内、広めの座席配置で落ち着きます。
ランチはアミューズの小さな素焼きピザ、野菜スープ、野菜と鶏のロースト、5種類から選べる窯で焼いたピザ、デザートの窯焼きプリンで3300円。美味しくて素材がヘルシーな感じで、大人も大満足。予約していくと安心です。キッズメニューやベビーメニューもあります。カフェタイムはスイーツも。
最近は神戸も休日は有名な店がどこも行列になっていて落ち着かないので、こちらはお子さん連れでも落ち着いて飲食できて、おすすめです

神戸と大阪の間にある兵庫県芦屋市はマダム文化が花咲く高級住宅地で、お高いレストランやおしゃれレストランが山ほどある中で…オステリア・オ・ジラソーレは高級だしおしゃれだけど、「料理」と「食材」がメインの、食べることをとことん楽しめるイタリアン（ナポリ料理）です。明石の漁師さんが取ってきた海鮮を、繊細と豪快の絶妙なバランスで堪能できます。
夜は18:30に一斉スタートで基本はコース一種類（1万5千円）で、１つ１つの料理はそんなにガッツリ量が多いわけではないけど、たくさんの料理が出てくるので男性でも大満足、女性は食べきれない人もいるかもしれません。明石の"つる一"という魚屋さんの漁師さんが取ってきた新鮮な海の幸を中心に組み立てられたコースで、でもメインの肉も絶品でした。料理に合わせたワインを合わせてもらうこともできます。
場所は阪神電車の芦屋駅と打出駅の真ん中辺りの鳴尾御影線沿いで、真向かいが公園で、すぐ近所に芦屋マダムに大人気のパン屋（ベッカライビオブロート）とハムソーセージ屋/シャルキュトリー（メツゲライクスダ）のある密かなグルメ地帯です。

大分出張時に地元の取引先の方に連れて行ってもらった、ふぐ料理専門店で、肉厚のフグ刺し（てっさ）、山盛りで出てくるふぐの唐揚げ、てっちり、締めの雑炊まで、一生分のふぐを堪能し尽くした気分になりました。正直、肉厚のフグ刺しが大量に出てきた時点で、かなりお腹いっぱいになったのに、大量の唐揚げが美味しすぎて、お腹いっぱいなのにすいすい食べられてしまい、もう無理と思いながらも、てっちりの弾力のあるふぐが次々にお腹に収まり、さすがに締めは食べられん…と頭は思っているのに、あまりに旨い出汁の効いた雑炊まで、腹十二分目くらいまで難なく食べてしまいました。平日なのにとても賑わっていて、人気店のようでした。大分の焼酎やひれ酒と共に、大分の幸せをこれでもか！と体感した、ふぐ三昧の晩ごはんでした。
場所は大分駅から歩けるかもですが、タクシーで行きました（5分ほどだったと）。周りは飲み屋街って感じの場所でした。

勤務先の出張規定内でギリギリ泊まれる価格だったのと、帰りの羽田へのアクセスが良いので一泊したものの…コスパ悪いなー…と思わざるを得ないことばかりで…。今は東京のホテルどこもそうなので、ここだけが悪い訳ではないと分かってはいるけれど、素泊まりで1万8千円して、部屋は極限的に狭く、海外から来てたらスーツケースも広げられない、この値段なのにミネラルウォーターも付いてない、バスルームは洗面と風呂で同じ蛇口を使い回しのチープ仕様で、体感は一泊8000円くらいの部屋。クロゼットがないどころか、壁にフックだけあって、ハンガーもない（そんなホテル、人生で初めて）、洗面所が狭いからゴミ箱も置いてない（寝室にはある）、バスルームに誰かの髪の毛が何本も落ちてる！隣の部屋の音が凄まじく聞こえてくるので酔っ払っててもうるさくて眠れない。アメニティは昨今スタンダードのフロントから持って上がるスタイルで、部屋には何もないし、フロントにも最低限のものしか置いてない（ホテル一階にナチュラルローソンがあり、嫌なら自分で買いなさいってことかと）。これだけチープなのに一泊1万8千円、朝食なし…コスパ悪い…
フロントには3人も係員がいるのに、タッチパネルでセルフチェックイン&アウトだからと、機械が苦手な年配客が手間取って行列になっていてもスルーなので、チェックインできるまでの待ち時間が無駄に長いのも精神的に応えました。
場所は都営浅草線の大門駅から徒歩6-7分で、羽田へのアクセスは抜群に便利です。すぐ近くに東京タワーが見えるのが売りのようです。増上寺も徒歩すぐです。

関西人なのに京都の土地勘ゼロ人間が金閣に参拝後に「お腹空いたなー」と、とぼとぼ歩いていたら見つけた、京都初心者にぴったりな、素敵なうどん・蕎麦屋さん。京都らしくて風情ある（一瞬、敷居高そう⁈とひるむ）エントランスを勇気を出して上っていくと、金閣と龍安寺と２つの世界遺産の間の絶好の場所にあるのに、どこも大混雑で疲れる京都でエアポケットのように混んでなくて、ほっとしながら、「ゆばあんかけうどん御膳」と、その日のお勧めの菊芋の唐揚げ？天ぷら？をいただきました。あんかけうどん（蕎麦もある）は、京都初心者が「これこれ！こういうのが食べたかった！」という京都の滋味深い出汁の効いた、湯葉がたっぷり入った、温まるおうどんで、絶品ごま豆腐と、かやくご飯がついて確か2000円ちょいでした。菊芋も美味しくて、歩き疲れ・混雑疲れに空腹でフラフラだったのが、生き返りました。
場所は金閣から「きぬかけの路」を龍安寺や立命の方向に少し歩いたところで、世界遺産まとめて歩いて制覇の途中で立ち寄るのにジャストなポジションです。お店の人も親切でした。

変わりゆく香港…コロナ禍中になじみの店が次々につぶれていくニュースをネットで見ながら胸が痛かったところ、5年ぶりに訪れたら、尖沙咀の映月楼がガラガラワゴンではなくなっていて、閉店する・しないと言ってたけどまだ営業しているらしい蓮香楼と共に、数少なくなった「ガラガラワゴン飲茶」の名店・シティホール（大會堂 美心皇宮）はまだやってるかな！？…と、香港在住歴のある連れとおそるおそる行ってみたら、やってた！！めっちゃ賑わってた！！観光客は少なめで、地元の人たちでめっちゃ賑わってた！！安堵しました。
香港島の中環（セントラル）のMRTの駅からもスターフェリーの乗り場からも、歩いて10分はかからない場所で、蓮香楼ほどローカル度／難易度が高くなく、庶民的なワゴン飲茶だけどきれいで広い店なので、観光客も安心して行けます。ヴィクトリア・ハーバーの見える広いガラス張りで明るくて、めっちゃ広い店内は、テーブルの感じや天井のシャンデリアなどが結婚式の披露宴の会場みたいですが、ぎっしり並ぶテーブルの間を縫って絶品点心を乗せたワゴンをおばちゃんがガラガラと押して歩いてきて、優雅な服装でランチ中の香港マダムたちもお目当てのワゴンが来ると立ち上がって駆け寄って点心ゲット！する姿もほほえましく、我々も負けじと立ち上がって叉焼包（チャーシューパオ）やエビ餃子やニラ餃子やゴマ団子などをゲットして、お茶は壽眉茶（サウメイ茶）をいただきながら、飲茶を堪能しました。お勧めのお店です。蓮香楼と違って自力で席を獲得する必要もなく、受付の人がテーブルにさっと案内してくれるし、観光客でも安心です。

仕事の都合で半蔵門で泊まるに際しモントレに泊まりたかったが満室で、初めてこちらのホテルに（出張の予算内で他に見つからず）泊まりました。古いホテルですが外観から一瞬、古き良きホテル？と期待したものの、普通の古いビジネスホテルでした。
一番つらかったのは、音。壁が薄いのか、古いから防音性が低いのか、隣室の音が逐一ダダ聞こえで、24時すぎに隣室の人がシャワーを浴びる水の音、夜中に隣室の男性のくしゃみの音、3月でしたが肌寒かったので暖房を入れると、車のエンジン音みたいな音がして、とにかく一晩中「音」で眠れず。朝方5時半には隣室の方向からごおおおおおっという機会音が響いてきたり。
天井に電灯がなく（！）室内が暗くて、気分の暗さに拍車がかかりました。極限的に薄っぺらいスリッパ。１泊6000円とかならまだしも、１泊1万6500円の部屋なのに。
場所は東京メトロの半蔵門駅から徒歩5分もかからない便利なロケーションです（ホテルのホームページには「半蔵門駅から徒歩1分」と書いてあります）。

香港で歩きまくってクタクタに疲れて「どこかで甘い物でも…」と駆け込んだ湾仔の小さなローカルな感じのスイーツのお店で、「スイカとメロンとマンゴーと仙草のスイーツ」と「杏仁豆腐と豆花」を食べたら、フルーツはたっぷりだし、杏仁と豆花は真っ白なルックスに全然甘すぎず控えめな甘さに疲れがすーっと癒されました。
店は湾仔駅から徒歩5～6分だったと思いますが、若干わかりにくい場所で、店自体も小さくて、手作り感とまではいかないけれどもウォン・カーウァイの映画にでも出てきそうな良い意味のレトロキッチュな感じで、有名店とは知らなかったですが、帰国後「美味しかったねー」と連れと調べていたら、以前、天后にあった、日本のガイドブックにもよく載っていた有名店が湾仔に移転したようでした。
メニューも多かったし、駅近だし、何より甘すぎず天然素材を活かしたヘルシースイーツで、とってもお勧めです。（私は酒飲みなので甘いものがそれほど好きではないのに、ここのスイーツは「また食べたい！」と思いました）

恵比寿の本店は何年も連続してミシュラン星付きという有名中華レストランの名古屋店にランチに行きました。同行者が奮発して予約＆ご馳走してくれたのですが、うーん…料理もそんなに良いと思わなかったし、サービスはかなりひどかった。平日の11時にランチの予約をしたので、満席でもなかったし、バタバタしてた感じでもないのに、サービスの人の手抜きに傷つきました。一見だったから？でも、1人6000円のフカヒレ姿煮コースを頼んでたので、もう少し丁寧に対応してほしかった…
何がというと、7種類の料理が順番に供されるときに、係の男性の説明が手抜きすぎて、なぜか隣のテーブルの熟年マダム2人連れには実に丁寧に説明していたので、あ、あれってそういう料理だったのか…と（隣の方がやや遅く出てきていたので）後から理解することがランチの間中つづき、非常に態度が悪いとかではないものの、忙しさをわざとらしく醸し出しながら、雑に料理を置いていく感じで、何で昼から（ドリンク入れると）1人8000円とか払って、こんな目に遭ってるの？…と落ち込みました。
コースは前菜4種盛り合わせ、海鮮春巻、フカヒレ姿煮、本日の海鮮料理（全く思い出せない）、酢豚、汁なし担々麺、デザート（写真も撮ってなくて何だったか覚えてない）。フカヒレがメインイベントぽいけど、香港で食べたフカヒレに比べて醤油っぽいというか味つけが濃いめで好みでなかったし、担々麺も普通とかなり違う味つけだけど、これも好みでなかったです。まあ自分がオーソドックスな中華が好きなので、こういうおしゃれ系は苦手というのもあるけど、苦手でも美味しい店は美味しいと思うのですが…訪れて3週間ほど経った今、美味しかった記憶が全くなく。
場所は名古屋駅に隣接のJRゲートタワーの中で、アクセスはとても便利で、他の飲食店もとても賑わっているビルでした。

（青森の地理に詳しくないので場所は自信がないですが）十和田の方の山の中にひっそりと佇む、宝物のような古い温泉旅館です。本当にその場でぽこぽこ湧いている温泉が有名みたいですが、古くて懐かしい学校の校舎みたいな木造建築に、着いた瞬間から心わしづかみされて、べたべたしすぎず、さっぱりなのに温かくて心地よいサービスに、ふわっと旅の疲れが抜けて、ゆったりした部屋が心地良すぎて（思いがけずすごい雪だったので散策にも行けなかったためもあり）部屋でだらだら、ひたすらだらだら。食事も素晴らしくて、よく旅館の宣伝を見てると「こんなに食べられないよ」と引いてしまうけど、夜はコースで土地の美味しい食材が色々な調理法で少しずつ出てきて、かと思えばダイナミックに串に刺して焼かれた岩魚がドーンと出てきたりと美味し楽しく、朝は地元の食材と、意外と食べそびれていた青森名物のいがめんちや筋子などがずらりと並ぶバイキングでテンション上がり、非常に満足度の高いお宿でした。
温泉は２つ入れて、１つは時間で区切って男女入れ替え制、もう一つは男湯と女湯で、どちらも天井が高い木造建築の、古くて素朴なお風呂ですが、その場で湧いてる？源泉らしくて、本当に下からぽこぽことお湯が沸いてきて、死海というと大袈裟だけど、少し身体が浮くような感じで、思いがけずはしゃいでしまいました。いいお湯でした。
場所は十和田の山の中（たぶん）で、自力で車で行くか、最寄駅の東北新幹線・七戸十和田駅まで日に一回、旅館から車で送迎してくれます（要予約）…が、駅から車で1時間ほど走ったので、最寄駅はないに等しい秘境かな、と思っていました。
訪れた時は雪で外出しなかったですが、蔦沼という紅葉などで有名な沼には徒歩で行けたり、釣りとかできるようです。あと、アントニオ猪木さんの愛した宿とのことで、何とこの旅館のすぐそばにお墓があり、雪深くなければお参りに歩いて行けるようでした（地図が貼ってあった）。旅館内にも猪木さん直筆のメッセージや、写真や闘魂と書かれた赤いサッシュのようなものが展示されてました。他にも井上靖など文豪も愛した宿だそうです。

11月というのに真横に吹きすさぶ吹雪にううう…と駆け込んだホテル（泊まったホテルではなく通りがかりの）でコーヒー飲めるお店を教えてほしいと頼んで教えてもらった「純喫茶マロン」は、何よりまずコーヒーが本当に美味しかった！
夕方早めの晩ごはん前みたいな時間なのに満席で、でも皆、静かに穏やかにティータイムを楽しんでて、ガヤガヤしてなくて、常連さんが多そうでしたが、時々、入ってくるやオーダーするより先に店内の雰囲気を写真撮りまくる若い人たちがいて、古い時計がたくさん架かって古い人形やフィギュアがたくさん並ぶレトロ空間が、有名（人気）のお店みたいでした。オアシスみたいなお店で、慣れない吹雪に心も体力もよれよれだった我々も、コーヒー一杯飲む間に生き返りました。
場所は青森駅から（天候が悪くなければ）徒歩圏内の、ホテルJALシティ（ここのフロントの人に教えてもらった。ありがとうございます）のすぐ近くです。

初めての青森で、夜は美味しいお寿司でしょ、と友人が予約してくれて、わくわくと訪れましたが、で、店内満席で人気店なのが伺えましたが、ふだん地元（関西）で行く寿司屋と勝手が違いすぎて戸惑いました。店内の壁などに黒板メニュー的な表示はなく、冊子のメニューから選ぶのですが、つまみは何を頼んでも「それはない」「今日はない」「ない」ばかりで、「青森の地元の魚が食べたい」と言ったら「今日はない」（！）と…（んなはずないと思うのですが…）なので、蛸やわらか煮と刺身盛り合わせ（刺身も、メニューにあった、むつ湾産ヤリイカ、むつ湾産車庫、ぼたん海老が全て「ない」と言われて盛り合わせにした）、焼き魚を食べて、あとは握りへ。握りも「ない」「ない」言われるのがしんどくなって、メニューの　「特上」を、つまりお任せで頼みましたが、一貫ずつ出てくるのではなく、４貫ずつくらいまとめて出てくるので焦って食べてたらお腹いっぱいになってしまい、最後にすじこ巻きを食べたかったのに、たどり着けず（頼んだら「今日はない」って言われたかも！…と、後で友人と笑いました）※ちなみに、訪れたのは17時半なので、遅い時間だからネタ色々切らしてた、ではありません
お酒は田酒ともう一種類、青森の日本酒を冷やでいただき、津軽びいどろっぽい綺麗なお猪口で出てきたのは良かったですが、飲み物も全てオーダーはカウンターの目の前に立っていた大将なのか、年配の男性職人さんに言う形で（女性の店員さんは飲み物を持ってくるけどオーダーは聞きに来てくれない）大将が愛想ないので寛げず、何より、せっかく青森産のネタを楽しみに寿司屋に来てるのに、地元の魚は今日はない尽くしで（本当かなあ？と若干疑いの気持ちも）、がっかりな晩ごはんでした。
場所は、吹雪でなければ青森駅からでも徒歩圏内の、JALシティというホテルの斜向かい辺りです。我々が訪れた時は吹雪で、5分と歩けない感じでしたが。