温泉大好きさんのクチコミ(287ページ)全6,522件

中城城跡は六つの郭で構成された連郭式の山城です。この城には三種類の石積みがあり、最も新しいものは護佐丸が増築した北の郭と三の郭のあいかた積み（亀甲乱れ積み）です。また、眺望が素晴らしく西に東シナ海、東に中城湾（太平洋）を見ることが出来ます。

ここは、首里城公園内にあるレストラン・売店・休憩所です。地下に駐車場があり、ここから首里城見学を始める方が多いと思われます。高低差のあるところに立っているので駐車場入口は地下２階、守礼門へは地下１階から木曳門へは１階から行くことになります。

首里城内部は撮影禁止の場所がありますが、正殿の内部は写真撮影ＯＫです。金箔や朱色の煌びやかな装飾は見応えがあります。ガイド付ツアーで色々説明してくださるので見逃すこともありませんでした。ガラス張りの下の世界遺産の構成資産である遺構も見落とさないように。

木曳門は首里城の４つの外郭門のひとつです。首里城のほかの門と比べるととてもシンプルな石造りのアーチ門です。それは、この門が首里城の建物の建設や修理、石積修復工事の資材搬入時に使われ、普段は石を詰めて閉じられていたからです。この門周辺は、メインの観光ルートから外れていますのでほとんど観光客がおらずとても静かです。

首里城正殿の東側一帯の「御内原」と呼ばれる国王とその親族、そこに仕える多くの女性が暮らす男子禁制の場であったようです。江戸城の大奥といったところでしょうか。この区域は2014年から一般公開されました。屋内は撮影禁止ですが、庭園は撮影ＯＫでした。

寒水川樋川は首里城観光の出口となっている久慶門の近くにある湧水です。案内板があったので覗いてみましたが、なければ素通りしてしまいそうなものです。近くの龍樋の様に絶えず水が湧き出ている様な感じではありませんでした。

下之御庭は首里城の奉神門前の広場です。首里城正殿前に広がる城内最大の広場「御庭」の控え場所などに利用されたそうです。また沖縄七御嶽のひとつ首里森御嶽もあります。琉球舞踏などイベントが催される場所なので運が良ければ見ることが出来るようです。ここまでは無料区域です。

天女橋は首里城公園の低地にある円鑑池の中島にある弁財天堂にわたる橋です。識名園のアーチ状の橋と同じように琉球石灰石で造られています。日本に現存する最古の石造の橋です。この辺りは首里城内とは異なり、観光客はほとんどおらず静かです。

京の内は下之御庭の一段高くなった丘陵部にあります。首里城内最大の祭祀空間で、神聖な御嶽が数多くあります。聞得大君により王家繁栄・航海安全・五穀豊穣などが祈られたようです。首里城のメインの観光ルートから外れていますので、静かで厳かな感じがします。

供屋・万国津梁の鐘は、広福門の前に日影台と並んで建っています。供屋の往時の具体的な使われ方は分かっていないそうです。万国津梁の鐘は首里城正殿に掛けられていたそうです。鐘には「琉球国は南海の美しい国であり、朝鮮、中国、日本との間にあって、船を万国の架け橋とし、貿易によって栄える国である。」という主旨の銘文が刻まれています。

日影台と呼ばれる日時計は漏刻門の裏正面に置かれています。漏刻門の水時計が正確ではなかったためか、その補助的な道具として日時計が造られたようです。かなり年季が入っていますが、今でも日が出れば使えそうです。

首里森御嶽は首里城下之御庭の城壁の手前にある礼拝所です。琉球開闢神話によれば、神が造られた聖地であるとされています。また城内にはここを含めて「十嶽」と呼ばれる１０ヶ所の礼拝所があったそうです。園比屋武御嶽石門を小さくした様な形です。

鎖之間は、南殿の二階部分と同じ高さの地盤の上にあり、南殿と渡り廊下で繋がっています。煌びやかな正殿とは対照的に純日本的な落ち着いた感じとなっています。首里城にあって珍しく庭園があります。庭園鑑賞を行いながら王朝時代の菓子をいただくことも出来ます。

「アザナ」とは、遠くを見渡すために設けられた物見台を意味するそうです。東西に長い首里城には、敷地の両端にアザナがあります。（東のアザナは未公開です）ここからは城内は勿論のこと那覇市の町並みを見下ろすことが出来ます。

龍樋は瑞泉門の前にある首里城第一の泉です。龍の口から湧水が湧き出していることから龍樋と名付けられたそうです。かつては王宮の飲料水として使われ、中国の使者が琉球を訪れた時は宿舎まで毎日ここの水を運んだそうです。

右掖門は、かつて国王や親族が暮らしていた正殿裏側の御内原（おうちばら）への通用門だったようです。現在は、見学ルートの関係で御庭（うなー）からの出口ルートとして利用されています。尚、対となる左掖門は未復元ですが、御内原の一部が復元され昨年から公開されていますのでいづれ復元されるかもしれませんね。

南殿・番所は首里城正殿に向かって右側にある和風の建物です。右側の平屋が番所、左側の２階建てが南殿です。番所が登城してきた人を取りつぐところ、南殿は薩摩藩を接待する場所だったようです。赤を基調とする首里城の中にあってかなり特異な存在です。

円鑑池は円覚寺の前にある水深３ｍほどの人工池です。首里城からかなり低いところにあり首里城の湧き水や雨水が集まる仕組みになっています。さらにここの水が増したらこの下にある龍潭に流れるようになっているそうです。良く計算されて出来た池だと言えます。

首里城正殿に向かって左側の赤い建物が北殿です。琉球王府の中央行政庁としての機能があったそうです。また日本風の南殿と異なり、中国風で中国からの使者の接待場所でもあったようです。現在は展示スペースになっており色々な模型があり昔の儀式の様子が良く分かります。

弁財天堂は円鑑池の浮島に佇む赤瓦の小さなお堂です。朝鮮王から贈られた方冊蔵経を納めるために建造されたそうです。現在は、航海安全を司る弁財天を祀っています。首里城からそれほど離れていませんが、この辺りは観光客も少なくひっそりとしています。