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黒崎祇園山笠は、北九州市八幡西区の岡田宮、春日神社、一宮神社のお祭り。 黒田長政が慶長5年（1600年）、黒崎城主だった井上之房に命じ岡田宮と春日神社に須賀神社を奉納させ、そのお礼に山笠が作られたというのが始まり。400年以上の歴史があって、福岡県の無形民俗文化財です。
引き山笠は、山寺、熊西、熊手一番、熊手二番、熊手参番、藤田東、藤田西、東町の8基。強烈なデフォルメを効かせた鮮やかな色彩の武者人形とか。とにかくド派手なしつらえ。夜の部に入ると一転これに電飾が灯されて、山笠は上下に振ったり、回転させる勇壮な引き回し。互いにその激しさを競い合います。
三つの神社のお祭りであることも含めて、私は青森の三社祭りの雰囲気に少し似ているような気もしました。

参考まで
https://4travel.jp/travelogue/11038549

男木島灯台資料館は、男木島灯台の敷地の中に併設された資料館。大きくはありませんが、灯台と同じく石造りでがっちりとして、黒い瓦屋根なんかもそれなりに美しい建物ですね。
ただ、男木港からここまではけっこう遠い。まあまあ覚悟が必要です。

男木島灯台は、昭和32年に公開された映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケ地となった場所。男木港からはけっこう離れているのでどうしようか迷いましたが、せっかくなので訪ねてみました。無塗装、庵治石造りの灯台は、すっくと立って独特の美しさ。さすが、日本の灯台50選の灯台です。

豊玉姫神社は、男木島の市街の一番奥の高い場所。最後にしっかりとした石段を上がります。ちなみに、豊玉姫は山幸彦の奥さん。安産の神様です。こちらも、安産の神様として信仰されていて、村の鎮守といった感じかな。見晴らしもまあまあです。

猫と夕陽の家は、男木島の市街でもかなり上の方。古民家を活用した誰でも立ち寄れる休憩所です。眼下に男木島の市街や港まで見下ろせる気持ちの良いウッドデッキと座敷の方もあって、どちらでも好きな方でという感じかな。オーナーはいませんでしたが、座敷の方でも先客がいて、自由に寛いでいました。

男木島の市街の一角。これも瀬戸内国際芸術祭の参加作品の路地壁画プロジェクト。原色の鮮やかな色彩で、通りに面した古民家の壁面を彩ります。よく見ると木や草などの植物のデザインも混じっていて、周囲との調和も少し意識しているのかなと思います。

歩く方舟は、瀬戸内国際芸術祭の参加作品。キノコのような白と青の四つの傘が連なるところからそれぞれに足が出ているという奇抜なデザイン。海に突き出た堤防に建つというロケーションも併せて、インパクトは抜群ですね。男木港からは少し歩きますが、まあ程よい距離だと思います。

男木島は、高松港からフェリーで40分。女木島を経由して行くことになります。
男木港の後背地は山の中腹まで市街が広がっていて、その市街を歩いての観光を楽しみます。瀬戸内国際芸術祭の名残りもそこそこあるのですが、残っているの残っていないのか分からない状態のものもあって、あまりこだわらず、小さな島のなにげない町並みの雰囲気を楽しむということで考える方がいいかもしれません。

女木島キャンプ場は、女木港から歩いてすぐ。目の前は美しい砂浜の女木島海水浴場。キャンプ場の方は、水飲み場やトイレなどがきちんと整備されていて、周囲の松林も気持ちよさそう。季節が良ければ海水浴とキャンプの両方が楽しめると思います。

女木島海水浴場は、女木港から歩いてすぐ。防波堤に囲まれた小さなビーチですが、人工ビーチのように美しい砂浜。鬼ヶ島大洞窟の展望台からも眼下に見えましたが、そこから見てもいい感じでしたね。近くに管理棟のような施設もあって安心です。

女木港の周辺には瀬戸内国際芸術祭の参加作品だった現代アートがいくつか残されていて、20世紀の回想もその一つ。駐車場の片隅にあるのですが、濃紺のグランドピアノの上に四本の槍が刺さっているようなデザイン。20世紀は音楽の世紀？それとも戦争の世紀？槍は帆船のマストとみれば航海の世紀かな。あんまり考えなくても、意外に美しいバランスなのがいいと思います。

女木港の周辺には瀬戸内国際芸術祭の参加作品だった現代アートがいくつか残されていて、カモメの駐車場もその一つ。コンクリートの防波堤の上に一列に並んだかもめの姿。風向きによってあっちを向いたりこっちを向いたりしますが、すべてが揃って動くのが面白い。なんとなく、かもめのイメージにも合っているような気もします

女木港の周辺には瀬戸内国際芸術祭の参加作品だった現代アートがいくつか残されていて、モアイ像もその一つ。ただ、デザイン的にはまったくのパクリだし、一基だけなのでどうしても寂しい気がしてしまうのは否めません。

女木港の防波堤の突端に建つおにの灯台。石造りのそれなりに大きな鬼の像の手に持った金棒の先が灯台になっています。そこまで歩いて行けるのですが、場所が狭いので下から見上げることしかできません。写真を撮るにはあまり具合はよくないです。

女木港に着くとすぐに目に入ってくるのが鬼ヶ島おにの館。港のターミナルのような建物なんですが、鬼ヶ島大洞窟行のバスのチケット売り場はあってもなぜかフェリーの切符売り場はこの建物にはなくて、隣りの小さな小屋の方。けっこう紛らわしいです。また、館内には食事処はなくて、おにぎりをちょこっと売ったりしているだけです。

オオテは、女木港のすぐ裏手の辺り。海がすぐそばの民家は波風を避けるために住宅の前面に住宅がほとんど隠れるくらいの高さがある石垣を構えていて、瀬戸内のほかの島でもちょっと見たことがないくらいかなり厳重なことになっています。何か大きな災害の経験があるのかなと思いますが、経緯はよく分かりません。

鷲ヶ峰は、鬼ヶ島大洞窟から後の遊歩道にある展望所から眺めました。見る角度にもよるのかもしれませんが、山頂は細くとがっていて、山登りしたらかなり険しそうですね。どちらにしても、全体としては整った形なので、誰でもすぐに気が付くくらい目立っていると思います。

オニノコ 瓦プロジェクトも瀬戸内国際芸術祭の参加作品だったものだと思いますが、鬼ヶ島大洞窟のあちこちに黒い鬼瓦が敷き詰められるように並んでいて、ちょっと怪しげな雰囲気を醸し出しています。全体としてはそうなんですが、一方で、一つ一つを見るとそれぞれがまた個性があって面白い。目線を変えると違った楽しみ方ができると思います。

鬼ヶ島おにの館から鬼ヶ島大洞窟へはバスで行きます。到着すると少し上ったところが洞窟の入り口。そこに行くまででも、いくつか鬼のキャラクターが出迎えてくれていて、少しづつ、その気分になりますね。洞窟は十分な広さがあって、圧迫感はほとんどなし。たくさんの鬼の瓦を並べた場所や奥まった鬼の巣窟もあって、まあまあ。洞窟を出た後は360度見晴らしのいい山沿いの遊歩道を歩くのも悪くないと思います。

女木島は、高松港からフェリーで20分ほど。観光の目玉は鬼ヶ島大洞窟。洞窟の周辺や中に鬼のキャラクターがいくつも配置されていて、いわゆる鬼が島をイメージしたものになっています。後は、女木港周辺の現代アート。瀬戸内国際芸術祭の参加作品がいくつか残されていて、ちょこちょこ楽しめます。