たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さんのクチコミ(79ページ)全1,843件

京都御所というと、桓武天皇の平安京遷都から明治天皇の東京遷都までの間約1,100年の都があった場所があったところと勘違いされるようですが、実際には14世紀半ばに北朝初代と言われる光厳天皇が?土御門東洞院殿?を?里内裏?としたことから始まる約550年もの間の皇居とされた場所となります。京都御所というよりは京都御苑という名称の方が地元では理解されており、文字通り大きな公園となっています。建物は宮内庁京都事務所が管理しており、拝観には許可が必要です。

拝観受付はインターネットからもできますが、その他郵送や窓口でも行うことができ、受付方法によっては定員数が違うことがあります。入口には皇宮警察官が常駐していることは、非日常的なことなのかも知れません。しかし解放区で体を動かしている方々を見ている限り、非日常的な印象は受けません。むしろ日常生活の一場面といったところです。所要時間は人によりばらつきが出てくるもののように思います。許可不要のエリアを回るだけなら1時間と書かれていますが、それでは到底回り切れません。また花の時期には混雑するため、時間に余裕を持って行って下さい。

京都御苑内の東中央部の苑内通路の真ん中に立っている大きな椋の木が目に入ります。元々清水谷家という公家の屋敷跡とされるこの場所に立つ樹齢300年とも言われるこのムクの木は、幕末の禁門の変の折、尊皇派長州藩士で遊撃隊の総督だった?来島又兵衛?がこの木の付近で討ち死にしたとも伝えられています。平和の雰囲気しか?味わうことができない?この京都御苑は、禁門の変の結果多くの犠牲者を出し、近隣の公家屋敷も多くが焼き払われたことを忘れてはいけません。

北は二条通から南は七条通までの高瀬川の東を南北に走る道です。慶長年間に角倉了以の高瀬川開削によって完成をした京都の中でも歴史ある道のひとつです。幕末には勤皇志士達の密会に利用され、隠れ家や受難の地を示す石碑が数多く見られます。

現在では風俗店が立ち並び、夜の街という感じを受けてしまいがちではありますが、そういう場所だったから故、幕末の動乱期に近代日本の黎明に関わる多くの出来事があったことは間違いありません。その歴史上の事実を踏まえながら散策するとまた違う風に考えるのではないでしょうか？

文字通り三条通りの高瀬川にかかる小さな橋です。車で走るとよく渋滞に巻き込まれる場所なので、気づかないで通り過ぎることも多いです。角倉了以によって改修された高瀬川にかかる三条小橋は、付近に幕末の倒幕派志士の隠れ家や密会場所として利用された史跡が多くあり、禁門の変では多くの血が流れ、また建物が焼き打ちされた歴史を忘れてはいけません。

江戸時代末期元治元年6月5日22：00過ぎ、長州藩・土佐藩・肥後藩等の尊王派の志士（浪士を含む）が幕府の転覆と、第121代孝明天皇を長州へ動座（移す）させるという一連の騒動の会合を?旅館池田屋?で行うとの情報を新撰組が知り得たことにより、その尊攘派志士を襲撃した事件の場所がこの?池田屋跡地?になります。この?池田屋事件?の後、強硬派の藩士に引き摺られる形で長州藩が禁門の変を起こし、京の街を焼き尽くす結果を導いたこと多くの人が知っている事実です。新撰組が良かったのか、尊王派が良かったのかは解釈によって異なるところではあると思います。先の大戦で爆撃の被害が少なかったことを知る人は特にそう思うのかも知れません。

旅館池田屋は、事件後主が尊攘派志士をかくまっていたとして捕らえられ獄死、7ヶ月の営業停止後、親類の手により近隣地区で営業を再開するも後に廃業します。その後人手に渡り旅館としては営業されていたようですがその後廃業されたようです。貸しビルやパチンコ屋等を経て現在はチェーン店の?海鮮居酒屋池田屋はなの舞?が入っています。

往時を振り返るものは、居酒屋前に立つ?池田屋跡地?を示す石碑のみが建っています。近隣には往時の面影を残す史跡はあるものの、残念ながらここにはそれはありません。

高瀬舟の川といった方が有名かも知れません。江戸時代初期の慶長15（1610）年、方広寺の大仏殿再建の折に資材を運ぶため角倉了以によって開削されたことに端を発する運河である高瀬川は、その後約300年間京都と伏見の間の資材運搬ルートとして利用されていました。高瀬川は水深が数十センチと浅いため、船底が平らで浅い高瀬舟が用いられ、 そこで荷物の上げ下ろしや船の方向転換のために?船入?というといったスペースが刻まれていました。

今では木屋町をはじめとした歓楽街沿いの川として名を馳せている高瀬川ですが、春には桜並木が綺麗に咲き誇る場所として有名な場所でもあります。

国鉄甘木線太刀洗駅として産声を上げた太刀洗駅は、終戦間際には知覧など特攻隊の出撃拠点へと多数の兵士を見送った悲しい歴史の生き証人です。

時は流れ平和な昭和時代の後半に、赤字路線として廃止路線のひとつとなり、第三セクター甘木鉄道のいち無人駅として再出発をしました。

歴史ある太刀洗の街ではあれど、本数の少ない甘木鉄道を利用する観光客はほとんどおらず、通勤通学で利用されるわずかなお客さんを乗せてトコトコと走っています。

駅前にある大刀洗平和記念館への来場も、雰囲気を味わうのであれば、甘木鉄道を利用した方が良いようにも思いますが、そこは時間の都合上レンタカーを利用したことが少し残念でした。

烏丸通と今出川通の交差点一帯に出入口を持つ今出川駅の駅。色々な場所へと向かう玄関口となっています。京都御苑へは3番出口、6番出口で上京区役所・西陣織会館、1番出口で相国寺へ行くことができるほか、同志社大学の各キャンパスへと繋がっています。

同志社大学の最寄駅となっているため、付近には駐輪場があり、歩道との境がわかりずらく注意が必要です。こちらに非がなくとも自転車にぶつかられる・・・、そんな経験をしたら良いように取ることはできません。

江戸日本橋を出発した東海道は、京の都の三条大橋が終点です。その時代三条大橋付近には高瀬川の船着場があり、東海道の終点として京見物を始める旅人のための旅籠、問屋や両替商が立ち並んでいたそうです。

現在では東海道そのものが新東海道として五条通りを指すようになり、往時の繁栄を体験することもできません。まして時代は高速道路となり、名神なのか京滋バイパスなのかということになっていることも踏まえると、府道37号線がどれだけ旧東海道の面影を残しているのかは疑問に思うところではあります。しかし豊臣秀吉が大改築した際のものや、禁門の変の際の刀傷が残る橋の欄干の擬宝珠が今なお残っていることが、やはり長年に渡り交通の要所であったことを示しているように思います。また皇居を拝む高山彦九郎像は、現存するものは戦後のものではあれど、よく十把一絡げに三条大橋と纏めて称されることが多いのも、やはり長年の歴史背景を持つが故ではないかと思えてなりません。

京阪本線中書島駅すぐそばにあります。最近なにかにつけてブームになっている京都の?舞妓?体験他各種の?時代衣装?を着て楽しめます。今回はイベント出張をお願いし、利用させて頂きました。茶番劇であったことはともかく、出演者全て?着付けとメイク?をして頂いたことで、マヂモード（笑）になってしまい、もう出演者全てがのりノリで過ごせた1時間でした。

巷で見る舞妓体験と銘打たれているものは多々あれど、どうも仕上がりが雑に思えるところが目に付きます。元々?地毛結?をベースにして衣装やメイクをあわして頂けるので、凄く?自然?な感じで変身することができます。金額のばらつきはあるのかも知れませんが、やはり?心に残る?体験にしたいのであれば、こちらでお願いすることをお勧めします♪

また機会がありましたらよろしくお願い致しますね（笑）♪

今は無料化された近江大橋のたもとにある膳所城は、関ヶ原の戦いの結果を左右した?大津城?の代わりとして建てられたものです。徳川家康が築城の名手と言われた?藤堂高虎?に築城させた?最初の城?としても有名です。大津城同様湖水を利用した天然の堀を巡らせた典型的な水城であり、水面に映る白亜のお城は大変美しいものであったと里謡にも謡われていました。

大津城から移った戸田一西の後数代城主が変わるものの、膳所藩主として本多俊次以降13代220年もの間譜代大名の居城として続き、明治維新を迎えています。廃藩置県で廃城となり楼閣は取り壊されたものの、城門は重要文化祭として近隣の神社などに移築され、現在に至っています。

城跡は公園となり、琵琶湖を望む場所に佇んでいます。そして春になると?桜の名所?として数多くの花見客が訪れ、今なおその?趣き?を伝えているように思えます。

関ヶ原の戦いの東軍勝利を操った?大津城の戦い?。その遺構の一部を移設して造られた?膳所城?には、徳川家の特別な想いが感じられます。膳所藩の本多・彦根藩の井伊という?譜代中の譜代大名?を配置したこともそのような背景があったのか…、そう思いながらひと時を過ごすとまた違う印象を受けることでしょう。

石山寺や建部大社といった神社仏閣への拠点となるJR琵琶湖線石山駅は、瀬田川のたもとの京都寄りにあります。新快速はもとより?はるか?や?びわこエクスプレス?と言った特急列車が停車する駅でもあり、乗降客数は滋賀県内でも南草津、草津駅に次いで3位。大津市では文句なしに1位を長い間保っています。JRと京阪電鉄・京阪バス・近江バス・帝産湖南交通の乗り換え駅という意味合いがあり、各線の沿線から通勤・通学へと向かう方々で朝夕のラッシュ時には混雑します。また石山や信楽エリアの観光地へと向かう拠点でもあり、特に春や秋の花が咲き乱れるシーズンの週末は、電車を利用してこの地を訪れる観光客で大変賑わいを見せています。

元々はバス沿線にある?古い住宅地?への通勤通学の唯一の足であったバス便ですが、その後田上・大石・南郷等の新興住宅が増えたことにより、その方面へと向かうバスは朝夕はかなり混みあうものの、それ以外の区間は至ってローカルな雰囲気を醸し出しています。なかなか趣のある駅ゆえ、乗り換えのわずかな時間を楽しむことができます（笑）。

結構昔からありますが、休日と下校時は結構混みあっています。悪循環ですがそういうときに限って席の回転が悪いので、”空いているかどうか”を確認してから入店したほうが良いかも知れません。以前は”喫煙コーナー”がありましたが、現在はすべて”禁煙”になっています。

石山商店街にある年期が入った平和堂石山店、年に数回の満員のお客さんが溢れる特別ご招待会、略して?特招会?の今日、なんとなく訪れてみました。特に何か買うと決めて行った訳ではないのですが、顔馴染みの店員氏に担ぎ上げられ、ついにスマホデビューをしてしまいました（笑）。

花魁ショーをやったりと最近話題作りに事欠かない古いお店、来月12月には?赤穂浪士?をやるとのこと（驚）。主役を空けとくよ〜とは言われたものの至って?シャイな性格?ゆえ丁重にお断り致しました（爆）。

地元に根付いた古いお店ですが、目が離せないイベントが山盛りでした♪

【追記】
演出なら参加しても良いよ〜とは言っていたところ、いつの間にか配役されていました。浅野内匠頭を止める?梶川頼照?役で出演します。むちゃくちゃやわ〜、12月6日のことを今日言うとは・・・。

京阪電鉄石山坂本線の終着駅である京阪石山寺駅を下車して横断歩道を渡り、京阪バスの京阪石山寺バス停付近にある公園です。元々瀬田川縁にあった小さな緑地を公園にしたものでしたが、国道を整備する際に護岸工事をしたときに整備され、現在の姿になりました。南側の緑地公園と総称して?石山寺公園?と銘をうっているものもありますが、その北の部分を指しています。

?紫式部の泉?という?源氏物語?の登場人物をモチーフとした?モニュメント?を持つ噴水が目を引き、その周りには?琵琶湖と瀬田川?をイメージとした庭が作られています。背景となる石山や瀬田の景色は年々めまぐるしく変化しており、風情がなくなって行く現実は否めないものの、古き良き時代を伝える?立体の景色?であって欲しいと思います。高校生カップルの永遠の語り合いの場所であるとともに…。

石山寺東大門の近く、石山寺郵便局隣にあるこの?朗澄大徳ゆかりの庭園?は、室町後期から鎌倉初期に石山寺の繁栄に貢献された?朗澄律師?を称える目的で作られたようです。それ程歴史のあるものではないようで、記憶に間違いがなければ大津警察署石山寺駐在所の跡地に建てられたものではないかと思います。

天使聡明な方であると同時に絵心にも長けていたと言われており、石山寺に残る白描図像（はくびょうずぞう）等書写された物が大量に残されています。一説には多宝塔内部の壁画も朗澄律師作ではないかと言われいるものもあります。

自身の死後?鬼?の姿となって、石山寺の一切経と万民の幸せを守ることを誓って亡くなられ、その遺徳を称するため毎年5月の第3日曜日に大本山石山寺では?青鬼祭り?が行われ、現在でも伝承されています。

あまりにも新しく、且つ美しすぎることが逆に浮いてしまっているように思えるところはあるものの、丁寧に書かれている説明書きを読めばその遺徳に気持ちだけでも触れることができるのではないのでしょうか。

石山寺山門前にある石山寺郵便局は、以前石山郵便局という名前だったようです。いつの頃からか現名称になり、風景印も置いておられることから絵葉書に風景印をついて送られることも多々あるようです。

観光地の郵便局という訳ではなく、ATMの稼動は平日17：30迄、土曜日12：30迄、日祝日は休業です。郵便窓口は平日のみ17：00迄となっていますので、風景印で出されたい場合は窓口へと差し出してもらう必要があります。

使い勝手が良いからコンビニであって、そうでなければコンビにではない。屁理屈のように聞こえますが、実はこれは事実です。石山寺へと向かう際、名神高速大津インターを利用されるとそれがわかります。ナビ通りに走ると道沿いのコンビニは全て右側に位置しています。以前は京阪バス大津車庫先にあったのですが店を閉められたので、左側にあるコンビニといえばこのファミリーマートだけになります。大型車が停まれるような大きな駐車場はあるものの、大平交差点から左手に進むカーブの途中にあるため、見辛いところではあります。目の前には?ツルハドラッグ?があるので、スピードを落とすようにしましょう。このあたり複合交差点になっており事故多発地点となっているため、疲れたらまずは一息ついて向かって下さい（笑）。

紀北町海山区引本の引本神社は、海山郵便局の斜め向かいにあり、明治40年代に地区内の神社が合祀され、本日に至っています。神話の世界に於ける名だたる神々が祭神として祀られていることに加え、菅原道真も祀られており、学問の神様としてのご利益もあるとされています。

地元の神社だという感じを強く受けるものの、やはりこれだけの神々の名前が列挙されることは、背景に世界遺産登録をされた?紀伊山地の霊場と参詣道?の影響を強く受けたものではないかという印象を受けずにはいられません。

尾鷲市街の北東に位置する須賀利の集落は、昭和57（1982）年に県道が通じるまでは陸路で行くことができなかった尾鷲市の飛地です。以前は尾鷲港からの1日4便の巡航船が唯一の公共交通機関でした。陸路では尾鷲市と繋がらず、お隣の紀北町と接しており、人口の減少とともに廃校になった須賀利の小中学校の児童・生徒は紀北町の学校へと通っています。

現在では1日5便のコミュニティーバスが須賀利と島勝を結んでおり、島勝乗り換えで紀勢本線相賀駅へと向かうことができます。1便あたりの平均乗客数が1人強と完全なる赤字路線ではあるものの、児童・生徒や高齢者の通学・通院に欠かせない唯一の公共交通機関として、少しでも赤字を減らすべく日曜日を運休させ現在に至っています。

巡航船が廃止されてから観光客が来なくなった須賀利の集落ですが、?紀伊山地の霊場と参詣道?が世界遺産に登録されたのをきっかけに?海の熊野古道?として観光客の誘致を図っておられます。

典型的な過疎地であるものの、須賀利漁港にある?観光用トイレ?は、整備・清掃とも大変行き届いており、快適に利用できました。トイレ内に書かれてあった?釣り具を洗わないで?との注意書きに、観光客よりは釣り客が多いことはわかるものの、最近蔑ろにされがちの観光地施設との違いを感じました。

現実論として?なにを観光するのか？?という気持ちは払拭できないものの、その地元の方々の手による?おもてなし?の心は、なんとなくほっこりした気持ちにさせられました。