尾鷲市の飛地です~三重県尾鷲市須賀利町~
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- 旅行時期:2015/11(約10年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
尾鷲 クチコミ:3件
尾鷲市街の北東に位置する須賀利の集落は、昭和57(1982)年に県道が通じるまでは陸路で行くことができなかった尾鷲市の飛地です。以前は尾鷲港からの1日4便の巡航船が唯一の公共交通機関でした。陸路では尾鷲市と繋がらず、お隣の紀北町と接しており、人口の減少とともに廃校になった須賀利の小中学校の児童・生徒は紀北町の学校へと通っています。
現在では1日5便のコミュニティーバスが須賀利と島勝を結んでおり、島勝乗り換えで紀勢本線相賀駅へと向かうことができます。1便あたりの平均乗客数が1人強と完全なる赤字路線ではあるものの、児童・生徒や高齢者の通学・通院に欠かせない唯一の公共交通機関として、少しでも赤字を減らすべく日曜日を運休させ現在に至っています。
巡航船が廃止されてから観光客が来なくなった須賀利の集落ですが、?紀伊山地の霊場と参詣道?が世界遺産に登録されたのをきっかけに?海の熊野古道?として観光客の誘致を図っておられます。
典型的な過疎地であるものの、須賀利漁港にある?観光用トイレ?は、整備・清掃とも大変行き届いており、快適に利用できました。トイレ内に書かれてあった?釣り具を洗わないで?との注意書きに、観光客よりは釣り客が多いことはわかるものの、最近蔑ろにされがちの観光地施設との違いを感じました。
現実論として?なにを観光するのか??という気持ちは払拭できないものの、その地元の方々の手による?おもてなし?の心は、なんとなくほっこりした気持ちにさせられました。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2015/12/01
いいね!:15票
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