masa8982さんのクチコミ(30ページ)全1,142件

立石寺の境内に設置されている銅像です。山寺と言えばやはり松尾芭蕉でしょう。立石寺という言葉は知らなくても、山寺という通称と『静けさや･･･』の句を知らない人は居ないのでしょうか。
こちらの銅像は宝物殿の前に設置されていて、芭蕉と曾良が一休みしているところを表現しています。実際、歩きの旅な訳ですから、こうやって休み休み旅を続けたのでしょうね。ちょっと目立たない場所にありますが、折角山寺まで行くのなら記念に見ておくことをお勧めします。

恐らく、山形で最も有名な寺院ではないでしょうか。立石寺という名前は知らなくても、山寺という名前は何方でも知っていると思います。
こちらへは車でもJRでも行けます。ただ、車で行く場合は駐車場の確保が大変です。冬のシーズンオフなら問題ないですが、春から秋までのシーズンは大混雑します。JR山寺駅から歩いて行っても5分も掛かりませんから、JRで行くことをお勧めします。実際、山寺駅を出ると五大堂と開山堂、釈迦堂が見えます。看板も多く出ていますから、迷うことはありません。
何時行っても良い場所ですが、一番のお勧めは冬の時期です。雪を被った堂宇と山道は美しく、魅了されます。1000段の階段に怖気づく方も居ると思いますが、競争では無いのですからのんびりと上っていけば良いのです。是非、地上の堂宇だけではなく、仁王門から先の堂宇を見て頂きたいです。特に冬場の五大堂からの眺めには圧倒されます。辿り着くまでに苦労しますが、その甲斐があるだけの絶景が楽しめます。
なお、冬場は足元が悪いので、その点には十分注意してください。今回訪問した際は雪が少なかった所為か、階段の雪が圧雪されてアイスバーンになっていました。このため、階段が滑り台状態になっていて、皆さん上るのに苦労されていました。また、苦労して上っても、今度は下りが大変です。一歩間違うと大怪我をします。必ず自分の体力と足腰の強さを考えて上ってください。私自身は階段から外れ、新雪が積もっているところを進みました。山に慣れている方なら問題ないかと。あと、可能ならアイゼンを持っていくと良いでしょう。4本爪や6本爪の簡易なものなら嵩張りませんし価格も高くはありません。保険として持って行くことをお勧めします。あると無いでは大違いです。私は持って行かなかったことを後悔しました。何年か前の冬に来たときはこんなことは無かったので、油断していたのですが。ただ、これだけの苦労をしても見る価値があります。是非行ってみて下さい。

山形駅の近くにあるモスバーガーです。東口を出て真っ直ぐ4～5分歩けば着きます。
店内は結構広くて、手前が禁煙、奥が喫煙席になっています。当然扉で仕切られているので、煙が気になることは無いでしょう。後、店内に雑誌や新聞が置かれていて、カフェ代わりに利用することもできます。
モーニング野菜バーガーのセットを頼みましたが、やっぱりモスは美味しいですね。注文してから時間は掛かりますが、焼きたては美味しいです。朝からやっているのも嬉しいですね。山形の中心にありますので、観光で疲れたら途中休憩に使うと便利だと思います。

山形駅から徒歩10分程度の場所にあるシティホテルです。有名な蕎麦屋さんである庄司屋さんの近所です。行き方は簡単で、東口の十字屋のある交差点を南に曲がり、真っ直ぐ進めば右手側に看板が見えてくるはずです。ちょっと奥まったところにあるので、少し判り難いかもしれません。
こちらは少々便が悪いのですが、料金が安いこと、大浴場があることから投宿しました。結果は大満足で、ゆっくり寛ぐことができました。ただ、駅から遠いこと、近所にコンビニが無いことはマイナスですね。部屋の大きさは一般的なビジネスホテルと同じで、アメニティも変わりません。Wi-Fiも問題なく使えましたが、時々切れることがありました。この点はちょっと残念でした。因みに、廊下にアクセスポイントが設置されているので、ドアを開ければ問題なく繋がります。フロントの方は感じが良く、大変親切でした。立地に目を瞑ればリーズナブルで大変良いホテルと思います。

山形市内にある料理屋さんです。大きなかき揚げの乗ったかき揚げ丼が有名なお店のようです。山形駅からは3km程度あるので、歩いて行くにはちょっと遠いです。ただ、駐車場も無いので、車で行くのもお勧めしません。レンタサイクルを借りていくか、バスを使うのが良いでしょう。最寄のバス停は荒盾二丁目か松見町で、両方ともヒルズサンピア行きのバスが停まります。松見町からの方が分かり易いかな。バス停からヤマザワの脇を通り、突き当りを右（西）に進めばありますから。
店内はカウンターと座敷になっています。座敷は大広間の他、少人数が入れる部屋に区切られているようで、幾つかのグループの方が利用されていました。かき揚げが有名なのは書いた通りですが、流石に食べきれる自信が無かったのと、かき揚げはランチ時間帯しかやっていないとのことだったので、まぐろ丼を頼みました。出てきたのを見ると、大きな丼にたっぷりとご飯が盛られ、その上にまぐろの刺身が14～15枚、その他に厚焼き玉子ものっていて、ボリュームたっぷりでした。ボリュームだけで味はまぁまぁ、という店も多いですが、こちらはそんなことは無く、味も大変に美味しかったです。ちょっと行き難いので観光の方にはお勧めし難いですが、もし自由に動ける手段があるなら行ってみて下さい。絶対に満足できると思いますよ。

地蔵山頂付近に広がる樹氷林です。樹氷自体は他の地域でも見られますが、一番有名なのがこの蔵王の樹氷だと思います。昔は特定の人しか見られない光景でしたが、今では蔵王ロープウェイが地蔵山頂まで連れて行ってくれますので、天候さえ良ければ誰でも楽しむことができます。1つ1つの樹氷の格好が面白く、近づいて記念撮影をしている方も多いですが、斜面に並ぶ樹氷の光景も素晴らしいです。地蔵山頂駅の屋上が展望台になっていますから、是非そちらからの光景をご覧になってください。
今回は夕焼けとライトアップを見る為に行きましたが、運良くくっきりとした樹氷群を見ることが出来ました。夕日に赤く照らされた樹氷群は美しく、また、ライトアップもモンスターぶりを際立たせていて、幻想的でした。是非一度は見て欲しい光景です。
因みにロープウェイの方曰く、夕方から夜にかけては晴れることが多いらしく、その時間帯の方が見られる確立は高いそうです。昼間見られなくても、夕方から夜に再訪すれば見られる可能性はあります。諦めずにチャレンジしてみて下さい。個人的なアドバイスですが、まず、蔵王山麓駅の掲示板で各駅ごとの天候や風速を確認すると良いでしょう。経験的に、雪が降っていたら諦めた方が良いです。風が強いだけなら見られる確立は高くなります。窓口の方に聞いてみても良いでしょうね。視界がどれくらいか、ということは教えてくれます。山形市内に滞在しているなら、電話で聞いてみても良いかも知れませんね。100m程度しかないようなら確実に見えませんので、諦めましょう。あとは、地蔵山頂方面の空模様を眺めてみて下さい。晴れ間が広がっていれば見られると思いますが、山頂が雲に隠れているようなら見られないと思った方が良いでしょう。自然が相手なのでタイミングを計るのは難しいですが、苦労してでも行く価値はあります。

蔵王温泉にあるロープウェイの1つです。こちらのロープウェイに乗ると、樹氷原の広がる山頂まで上れます。蔵王には蔵王中央ロープウェイ、蔵王スカイケーブルというロープウェイもありますが、そちらでは山頂までは上れません。注意してください。
蔵王のバスターミナルから行く場合、温泉街には入らずにスキー場に向かってください。真っ直ぐ進んでいくと、開けた場所にロープウェイの蔵王山麓駅が見えてきます。途中に蔵王中央ロープウェイもありますが、間違わないように注意してください。車で行く場合は山麓駅前に駐車場がありますが、休日は物凄く混雑します。
こちらのロープウェイはスキーヤーやスノーボーダーの他、樹氷の見物客も乗るので物凄く混雑します。樹氷見物客を優先してはくれますが、それでもかなり混雑します。ただ、天気さえ良ければゴンドラから絶景が楽しめます。山麓駅から樹氷高原駅までの間は霧氷を、樹氷高原駅から地蔵山頂駅までの間は樹氷を楽しめます。特に、樹氷高原から先はゴンドラの窓を開けられるので、クリアな写真を撮ることができます。但し、冬場に窓を開ける、というのはどう考えても迷惑行為です。ですので、自分一人とか、自分たちのグループしか乗っていないときにやってください。私は夕焼けとライトアップを見るために夕方に乗ったので、私一人しかおらず、心行くまで写真を撮ることができました。
こちらのロープウェイは往復\2,600と、決して安くありません。また、山頂の天候が悪いときはホワイトアウトしてしまって、何も見えません。ただ、天候さえ良ければ自然が作った素晴らしい芸術を堪能できます。賭けではありますが、十分に試してみる価値はあると思います。

霞城公園内に建てられている擬洋風の建物です。元々は明治期に山形県立病院兼医学校として建てられたもので、済生館と呼ばれていました。元は別の場所にあったのですが、昭和になって病院の建て替えに伴い、移築されました。国の重要文化財に指定されています。因みに、済生館は山形市立病院としてまだ運営されています。
こちらはまず、建築物として素晴らしいです。霞城公園の木立から除くシルエットは、何ともいえない威厳を備えています。構造も面白く、1階は中庭のあるドーナツ型で、2階はそのドーナツの一角に乗る形になっていて、ホールになっています。3階と4階は2階の上に乗っかっていて、横から見るとかなり特徴的な形をしています。
展示物は旧病院らしく、医療関係のものが殆どです。東北の医療の歴史や、医療器具などがずらりと並んでいます。自分自身が医療機器の会社に勤めているので非常に興味深かったです。
こちらの建物は無料で見学できます。文翔館や最上義光記念館など、山形市は無料で公開している施設が多いです。太っ腹ですね。

霞城公園に設置されている最上義光公の銅像です。普通、銅像という立像か坐像、珍しいところでは馬に跨ったものもありますが、大抵は静かな雰囲気を醸し出していますが、この銅像は全く違います。馬に跨った像ではありますが、馬は後ろ足で立ち、跨っている義光公も愛用の鉄の指揮棒を振りかざし、全軍に号令をかけている、という物凄く躍動感に溢れたものです。最初に見たときはびっくりしましたが、英雄義光公には却って相応しいように思えます。このような銅像は中々無いと思うので、是非見てみてください。なお、正面から見ると少々間が抜けています。

山形城の二の丸を整備した公園です。春は桜で有名です。敷地も広く、中には本丸跡の他に博物館、郷土資料館、野球場、体育館、武道館が入っています。これだけの建物が収容できるのですから、二の丸自体がかなり広かったことを窺わせます。実際、三の丸は歌懸稲荷の辺りに遺構が残っていますから、これから考えると山形城は相当広大だったのでしょう。東大手門には木造で櫓が復元されており、春から秋までは内部を見学することも出来ます。本丸も現在発掘中だそうですが、やはり春から秋までは見学可能です。私は冬に訪れたので、残念ながら見学はできませんでした。
こちらへの行き方は簡単で、山形駅を降りたらそのまま北上してください。案内板もそこら中にありますから、道に迷うことは無いでしょう。
今は公園として整備されていますが、今は発掘や復元作業が活発に行われていて、近い将来、山形城として復元される予定とのことです。是非、復元成った山形城を見てみたいですね。

山形の英雄である最上義光公の事跡を展示している博物館です。最上義光公というと、伊達政宗や直江兼続など、NHKの大河ドラマの影響でどうしても悪役や脇役のイメージが付き纏いますが、実際には最上家を没落した地方名族から大大名に押し上げ、全盛期を築き上げた英雄です。教養豊かで人情味に溢れた人物だったようで、最近は再評価が進んでいますね。
こちらの博物館には最上義光公の事跡が多く展示されています。一番の見所は長谷堂城合戦図と最上義光公の兜でしょう。特に、兜には長谷堂合戦で狙撃された銃痕が残っていて、歴史書通りの激戦だったことを窺わせます。また、書状や連歌なども展示されていて、教養人だったこともよく判ります。
こちらは霞城公園の東大手門前にあり、道に迷うことは無いでしょう。また、無料で入れますし、中ではボランティアの方が解説もしてくれます。無料なので、展示内容は多少寂しい感じもありますが、歴史好きなら行く価値はあります。最上義光公のイメージが一変すると思いますよ。

日大山形高校の近所にある定食屋さんです。高校の近所だからという訳では無いのでしょうが、ボリュームたっぷりの食事が取れます。
こちらは山形駅からは結構離れているので、バスで行くことをお勧めします。最寄のバス停は元木バス停で、蔵王温泉行きのバスが停車します。バスを降りたら来た道を少し戻り、最初の交差点を右（東）に行ってください。直ぐに店名が書かれた建物が見えてくる筈です。
中はカウンターと座敷に仕切られています。人気店ということで、ちょっと時間を外して行ったのですが、それでも大分混雑していました。駐車場も一杯で、入れなくて戻っていく車も見受けられました。鳥の唐揚げ定食を頼みましたが、大きな唐揚げが5つと丼飯で、お腹一杯になりました。味付けも良かったです。価格も700円程度だったので良心的でした。山形名物を食べられるわけではありませんが、手軽にお腹一杯食べたい方にはお勧めです。

光禅寺本堂裏に配置されている小堀遠州流の庭園です。光禅寺への行き方は光禅寺の口コミをご覧ください。
こちらの庭園ですが、作者は小堀遠州と伝えられていますが、正確なところは判らないようです。ただ、義光公自身は文化人としても著名であり、里村紹巴や細川幽斎、角倉了以といった錚々たる文化人とも交流がありましたから、小堀遠州や、師匠である古田織部と交流があったとしても不思議ではありません。その伝で、小堀遠州や古田織部と繋がりのある人物を招聘し、作庭したのではないでしょうか。
庭園は東西に長く、竹林や池を配置し、竹垣によって空間を分割した趣のあるものです。ただ、訪問したのが真冬だったため、池は全く見えず、竹垣も中途半端に頭を出している状態で、あまり趣は感じられませんでした。こちらに訪問するなら雪の無い季節のほうが良さそうです。

山形市外の南にあり最上義光公の菩提寺です。山形駅からは2km程度なので、距離的には文翔館とあまり変わりません。ただ、住宅街を歩いていくので、それほど面白くないかも知れません。行き方は、駅前から大通りをホテルキャッスルのある交差点まで行き、そこから文翔館とは反対に南（右手側）に向かいます。そして途中で路地を左手側（東側）に入るのですが、ちょっとこの路地が分かり難いです。説明し難いので、地図を見てください。路地を真っ直ぐ行けば光禅寺の入口があります。もし歩くのが面倒であれば、山形駅からヒルズサンピアか蔵王温泉行きのバスに乗り、六小前で降りてください。来た道を戻り、やはり東に向かって路地を入ってください。あとは歩いていく場合と同じです。
山形の英雄、最上義光公が自身の菩提寺とすべく建てた寺で、当時は慶長寺と名前だったそうです。往時は広大な寺領を有し、義光公の御霊屋や貴重な文物が残されていたそうですが、明治の大火で全て焼失してしまったそうです。ただ、今でも義光公の墓や殉死した家臣の墓も残されており、最上家の残り香を感じることが出来ます。歴史好きな方なら訪れて損は無いでしょう。

山形市の外れにある懸造りのお堂です。市街地からは大分離れているので、行くなら車かバスになります。私はバスで行きました。山形駅前から防原／宝沢／関沢行きのバスに乗り、唐松観音口で降りるのが一番近いです。バスを降りて道なりに少し進むと左手側（北側）に入る細い路地があるので、そこを進んでください。そうすると国道286号に出ます。286号に出ると、やはり北に続く細い路地が見えると思います。そこを進んで川を渡ると、唐松観音の駐車場に出られます。もし細い道を歩くのが不安であれば、防原バス停で降りても行けます。デイリーヤマザキの正面の道を進み、国道286号に出たら、そのまま馬見ヶ崎川を渡ってください。橋を渡ると唐松観音堂という看板が出ています。看板に従い、西に向けて進めば駐車場に出られます。
こちらのお堂は京都 清水寺に代表される懸造りの1つです。流石に清水寺ほどの規模はありませんが、崖の中腹に作られていて、中々風情があります。こちらの建物自体は江戸初期に建てられ、昭和に再建されたものなのであまり歴史は感じさせません。中には聖観音菩薩が安置されています。
ただ、唐松観音自体の由来は古く、平安時代に京都のお姫様が、仏様のお告げではるばるこちらまで出向き、炭焼きと結婚したそうです。その際、お姫様が持参していた仏像を祀ったのが唐松観音の始まりとされています。お姫様の息子が義経を奥州に誘った金売吉次とされているようで、その内容はともかく、そのくらいの時代からあったのでしょう。
中々見ることのできない建築物ではありますので、社寺仏閣に興味があるなら足を伸ばしてみても良いと思います。

山形市役所、山形地方裁判所の北側に位置する洋館です。大正期に県庁兼県議会議事堂として建てられた建物です。山形駅から大体2km程度なので、歩いても行けます。東口前の大通りを進み、ホテルキャッスルとJTBのある交差点を北側（左手側）に曲がってずーっと進むと突き当りが文翔館です。ちょうど繁華街を歩いていく形になるので、ぶらぶらと散歩がてらに行くことをお勧めします。歩くのが嫌だ、という方は市役所前までバスを利用すると良いでしょう。大抵の路線が市役所前に停まりますから、時間は気にされなくても大丈夫かと。
大正期に建てられただけあって、外見からして大正ロマンの香りが漂います。内部も外見同様、非常に大正ロマンを感じさせます。正庁や貴賓室、知事室などは美しく飾られ、非常に見ごたえがあります。また、明治期から現代までの山形の歴史も展示されていて、見所も多いです。
こちらの建物は現役で利用されていて、ギャラリーや会議室として貸し出されています。旧議事堂もホールとして利用されています。また、見学は無料なので、非常に太っ腹です。説明員のボランティアの方も待機しており、無料で案内してもらう事もできます。山形観光では絶対に外せない場所なので、山形に訪問の際は是非訪れてください。

山形市の中心部から北東に行ったところにある神社です。出羽国分寺薬師堂の並びなので、薬師堂と同じようにバスで行くと便利です。千歳公園待合所で降りれば、目の前にあります。
こちらには戊辰戦争から太平洋戦争にかけて、命を落とされた山形出身の方が祀られています。ですので、あまり由緒の古い神社ではありません。ただ、社殿自体は煌びやかで、個人的には結構惹かれました。

山形市中心部からみて北東にあるお寺です。歩いて行けないことも無いとは思いますが、大変だと思うのでバスを利用して行かれることをお勧めします。千歳公園待合所で降り、目の前の県道19号を左手側（西側）に向かっていけば直ぐに着きます。
奈良時代に聖武天皇の発願により全国に建立された国分寺の一部なので、創建は非常に古いです。江戸期には徳川家が寺領を寄進していますから、かなり崇敬を受けていたようです。残念ながら、明治の大火事で当時の堂宇は焼失していまい、現在の建物は別のお寺を移築したものです。ただ、現在の建屋も決してみすぼらしいようなものではなく、非常に立派なものです。
内部は結構広く、薬師如来と十二神将が並んでいます。管理人の方も気さくで、中に入ってもらって良い、と言ってくれました。なお、写真撮影は許可を得ています。もし写真を撮る場合には、きちんと許可を貰ってください。観光地として有名な場所ではありませんが、古い社寺仏閣がお好きなら是非行ってみて下さい。

山形市内に残る、山形城の遺構です。歌懸稲荷神社の裏手にあるので、山形駅からも近いです。東口正面の大通りを真っ直ぐ東に5、6分進めばあります。市街地にあり、且つビルに囲まれているので、ちょっと見には開発されなかった土地なのかな、と思えます。ただ、近くに行くと国指定の史跡であることを示す説明版がありますので、ようやく分かる感じでしょうか。
残っているのは土塁と空堀で、堀の深さは3～4m、土塁の高さは5～6m程度に見えます。最上氏全盛時代には、この土塁が今の山形市の中心部分を覆っていたようですから、物凄い規模です。それだけのものを作れた最上氏の権威も相当なものだったのでしょう。最上氏改易後は徐々に破棄されていき、幕末には三の丸はほぼ有名無実になっていたようです。時代の流れの無常を感じさせますね。
一般的な観光名所ではありませんが、歴史や城郭に興味のある方なら行って損は無いと思います。

山形市の中心街にあるお稲荷さんです。山形駅からも近く、東口から出て大通りをまっすぐ進むと左手側にあります。距離は5、600m程度ですので、のんびり散歩がてら歩いて行けます。有名な蕎麦屋さんである三津屋さんの並びなので、三津屋さんの看板を目印にすると分かり易いでしょう。
社殿は結構新しく、境内も小ぢんまりしていますが由緒は古く、最上氏の祖である斯波兼頼が建立したものだそうです。その後、山形城内に祀られていたそうですから、このくらいのサイズなのも納得です。実際、裏手には三の丸の土塁と堀の遺構が残っています。
わざわざ観光目的で行く場所では無いですが、行き易い場所にありますから、町歩きの途中で寄ってみては如何でしょう。