masa8982さんのクチコミ(27ページ)全1,142件

太宰府天満宮の境内にある宝物館です。大宰府天満宮が所有する文物を収蔵・公開しています。太宰府天満宮には国宝の翰苑を始め、幾つかの重要文化財があるので、それらを見られると思って入りました。なお、こちらと菅公歴史館、九州国立博物館の共通チケットが販売されていますので、そちらの見学を予定の方は共通チケットを買っておくとお徳です。
境内にあるにも係わらず、訪れる方は少ないようで、結構ひっそりとしていました。建物は立派ですし、内部も綺麗なので、ショボそうだから行かない、という訳ではなく、九州国立博物館に流れてしまっているのかな、と感じました。内部には菅原道真公に関するものや、大宰府に縁のある人物についての資料が展示されていました。また、シアターでは大宰府の成り立ちについての映像を流していました。
建物は綺麗で展示は見易いですし、天神縁起絵巻や天満宮縁起画伝など興味深いものは多かったですが、肝心の翰苑は見られませんでした。常時公開はしていないのかも知れません。館内の写真撮影を許可しているので、その所為かも知れませんが。ただ、決して見る価値が無いわけではありません。天満宮の歴史に興味を持つ方なら、入ってみて損はありません。

大宰府天満宮境内にある絵馬堂です。太鼓橋を渡ると西側に建っています。
絵馬堂としては九州最古の建築物だそうで、江戸時代のものとのことです。奉納されている絵馬も立派なものばかりで、江戸期のものから現代のものまでが幅広く飾られています。古いものは絵具が落ちてしまっていて、何が書かれているのか判らなくなっていますが、それだけの歴史があることを感じさせます。
参道からは外れているので、見学している方は少なかったです。その分、じっくりと見ることが出来ましたが。あと、絵馬堂にはベンチが置かれているので、休憩されている方も居ました。

太宰府天満宮内の心字池脇に建っているお社です。室町時代の建立で境内最古の建築物でもあり、国の重要文化財に指定されています。海の神である綿津見三神を祀っており、大宰府が外国との窓口であったことから、航海の安全を願って建てられたようです。
心字池脇にひっそりと建っており、重要文化財を示す看板も建っていますが、殆どの方は素通りです。皆さん、太鼓橋上で写真を撮ることに熱中していて、注意を払う方は殆ど居ません。ですが、一目見れば、入母屋造りに唐破風が取り付けられ、屋根部分が苔むした社は風格があり、歴史を経たものであることが直ぐに判ります。このように風格のある社を見られる機会は少ないので、大宰府天満宮に行かれたらじっくりと見学されることをお勧めします。

太宰府天満宮と聞いて知らない人は居ないでしょう。それくらい有名な神社と思います。実際、天満宮と言われたらこちらか、京都の北野天満宮を思い浮かべる方が多いのでは無いでしょうか。太宰府市に鎮座しており、西鉄大宰府駅の目と鼻の先にあります。
境内はそれほど広くありません。だざいふ遊園地や天開稲荷神社、九州国立博物館と繋がっているので、どこまでを境内と言うのか判りませんが、少なくとも神社のメインとなる部分は結構小ぢんまりとしています。心字池に掛かる太鼓橋を渡り、絵馬堂を横目に進むと直ぐに手水舎と楼門です。楼門を潜れば直ぐに本殿です。そういう意味では、その気なら10分程度で参拝することも可能です。ただ、歴史を考えればちょっと勿体無いかな、と思います。平安の昔から建っている神社で、価値のある古い建物も多いです。室町時代に建てられた志賀社や安土・桃山時代に立てられた本殿、江戸時代のもので九州最古の絵馬堂など、歴史の重みを感じさせる建築物が沢山あります。実際、本殿と志賀社は重文に指定されています。学業成就の為に来ている、という方も多いとは思いますが、是非こういったものを見て頂きたいと思います。因みに、ご承知の通り菅原道真公の怨霊を鎮める為に建立された神社ですが、学問の神様として信仰され出したのは室町時代からだそうです。時代が変わって怨霊という意識が無くなった後、菅公が大学者であったことから学問の神様として信仰されるようになったそうです。

西鉄の大宰府駅前から、太宰府天満宮に続く参道です。駅を出れば直ぐに判ります。
大宰府駅から天満宮まで、距離的には300ｍ程度と思いますが、両脇にびっしりとお店が並び、門前町を形成しています。食事処や土産物屋も多いのですが、一番目に付くのが梅ヶ枝餅を売る店舗です。梅ヶ枝餅というのは大福（？）を梅の刻印がある鉄板で焼いたものです。菅原道真公に老婆が餅を供した際、梅の枝に刺して供した、というところから来ているようで、大宰府の名物です。各店とも店先で焼き立てを売っているほか、土産用の詰め合わせも販売しています。焼きたてもありますが、冷凍品も販売されています。狭い範囲に商売敵が沢山いるわけで、各店とも呼び込みが凄いです。
活気がありますし、観光地に土産物は付き物なので見ていて飽きません。大宰府天満宮に行く際は、是非こちらの門前町を通って行ってみて下さい。

北九州市に残る、旧小倉県の県庁として使用されていた建物です。リバーウォークの目の前に建っており、周囲の建物とはあからさまに雰囲気が違うので、直ぐに判ると思います。
ブルーの外壁のレトロな雰囲気の建物で、デザイン的にも一見して古いものだ、ということが判ります。現在はBLUE BLUEというブティック兼カフェとして営業しています。中を覗いてみましたが、内部も店舗として利用できるよう、若干リフォームはされているものの、壁や床、天井にレトロな雰囲気がそのまま残っています。店員さんとも話をしてみましたが、昔の雰囲気を壊さないよう、気を使っているとのことでした。
明治期に建てられ、その後民間に払い下げられた建物で、そのまま残っているのは非常に珍しいと思います。店舗として営業されているので気軽に中に入るのは難しいかも知れませんが、訪ねてみる価値があると思います。

勝山公園内にひっそりと建っている顕彰碑です。県道63号から道路沿いの石垣を見上げると、なにやら櫓のようなものが立っているのが見えると思います。そちらがこの顕彰碑です。
元々小倉沖は海の難所と言われていたそうで、海難事故が絶えなかったそうです。幕末の頃、岩松助左衛門という庄屋がこの状況を改善しようと灯台建設を思い立ち、私財を投じて灯台建設を行ったそうです。残念ながら、岩松翁は灯台完成前に死去されましたが、工事は明治新政府に引き継がれ、無事に竣工されました。現在でも利用されており、海難事故を防いでいます。地元の方からの崇敬は篤い様で、今でも灯台の清掃が実施されているそうです。
こちらの顕彰碑は、岩松翁が元々考えていた灯台の形になっているそうです。何となくですが、現代の灯台ものっぺりしたものではなく、こういう形にすれば良いのに、と思ってしまいます。実用的では無いのかもしれませんが。
観光地ではありませんが、郷土の偉人の遺徳を偲ぶ、良い顕彰碑だと思います。

昭和を代表する作家である松本清張氏の資料館です。内部には松本清張氏の年表の他、荻窪にあった自宅や映像資料等が展示されています。小倉駅か西小倉駅から歩いて行っても良いですし、バスを使っても良いでしょう。松本清張記念館前というそのものズバリのバス停があるので、そちらで降りても良いでしょうし、勝山公園内にあるので、リバーウォーク前や市役所で降りても良いでしょう。
松本清張氏に関する色々な資料が展示してありますが、一番興味深いのが日本の黒い霧を題材にしたドキュメンタリー映像と、編集者のインタビュー映像です。清張ファンならこれらの映像を見る為だけに来る価値があると思います。また、荻窪の自宅が移設されていますが、膨大な蔵書には圧倒されます。この大量の資料があったからこそ、あれだけ緻密な作品を多く生み出せたのだ、ということに納得させられました。氏のファンであれば是非訪れてください。なお、ミュージアムショップでは氏の作品が多数おいてありましたが、全ての作品が網羅されているわけではありませんでした。入手困難な作品が購入できるかな、と思っていたので、この点だけは残念でした。あと、内部は撮影禁止になっています。

勝山公園内にあるお城です。というより、勝山公園自体が小倉城の跡地な訳ですが。行き方は、勝山公園や八坂神社、小倉城庭園などの口コミを参考にしてください。個人的にはバスでリバーウォーク前まで行き、そこから紫川沿いに歩いていくことをお勧めします。
細川家、小笠原家と有名な大名の居城ですが、それほど大きくありません。天守は江戸期に焼失してしまっている為、コンクリートで復元しています。なので、外見からは格式とか風情といったものは感じられません。櫓もコンクリート造りで復元されていて、土産物屋として利用されています。
こうやって書いているとあまり行く価値が無いように見えてしまいますが、決してそんなことはありません。こちらが優れているのは、内部が体験型の施設になっていることです。各地にある復元天守は、判で押したように郷土資料館のように利用されていて、特色が無いものが多いですが、こちらは違います。当然展示スペースもあるのですが、大名かごのアトラクションがあったり、クイズコーナーがあったり、シアタースペースがあったりと、色々と来城者を楽しませる工夫が凝らされています。桜の名所なので、桜の時期に行くことをお勧めしますが、それ以外の季節でも十分に楽しめると思います。

小倉城の跡地を利用した公園です。県道63号線を挟んで南北に分かれていて、北側には小倉城や庭園、松本清張記念館、八坂神社などがあります。南側には文学館や図書館、芝生広場、こども広場などが配置されています。また、桜の名所として有名で、桜の季節は沢山の人で賑わいます。小倉駅から歩いて行けますが、バスに乗って行くと便利でしょう。個人的にはリバーウォーク前で降りて紫川沿いに歩いていくことをお勧めしますが、市役所前で降りても良いと思います。北側、南側のどちらにも行けますので。なお、市役所前に行くバスは沢山あるので、バスターミナルの案内所で聞くと良いでしょう。
私が行ったときは天気は薄曇りでしたが、桜は満開に近い状態で、十分に楽しめました。特に、旧第十二師団跡の辺りの桜は見事でした。お花見を楽しんでいる方も沢山居ました。残念ながら時間が無く、南側には行けませんでしたが、図書館や広場などありますので、十分に楽しむことができると思います。

勝山公園内にある庭園です。元々は小倉小笠原家の下屋敷にあった庭園を復元したものだそうです。小倉駅から歩いても行けますが、バスを利用すると便利です。リバーウォーク前でバスを降りると良いでしょう。
内部は小笠原流に関する展示室と庭園、庭園に面した書院に分かれています。庭園は池泉回遊式の立派なものですが、かなりこじんまりとしています。書院は池にせり出す形で作られた懸造りのもので、結構風情がありますが、やはり再建されたものなのであまり面白みは無いです。こちらで一押しなのは、常設の展示室です。小笠原家と言えば礼法の小笠原流で有名ですが、常設展示室ではそれらの礼法が紹介されています。礼法と言うとつまらなく聞こえるかもしれませんが、小笠原流は弓術や馬術も含めたものなので、流鏑馬や蟇目の儀といったものの映像や説明が見られます。当然、礼法ですから武士としての所作についても展示されています。一番目を惹いたのが式包丁で、一通りの説明を映像を通して見ることが出来ます。庭園に興味が無くても、是非展示室には行ってみてください。なお、展示室は撮影禁止です。あと、庭園の外周部分は見通しは悪いですが無料で入れます。

小倉城の北側に建つ神社です。バス停に八坂神社前がありますが、そちらだと神社の西側に下りることになります。リバーウォーク前で降り、紫川沿いに歩いていくことをお勧めします。
元々、平安時代に京都の八坂神社を勧請して出来たそうで、細川忠興公が小倉に入封された際に小倉城の鎮守として祀ったそうです。小倉城庭園前の大鳥居を潜って参道を進むと境内に出られます。桜の時期でしたから、参道沿いの桜が綺麗でしたね。境内はそれほど広くなく、お払いを受ける車が停まっています。境内北側には大きな楼門があり、そちらから入って来ているのでしょうね。社殿は結構古く、もしかしたら細川忠興公が建てたものがそのまま残っているのかも知れません。参拝客は結構居て、地元の人がお参りに来ている感じでした。地元密着の神社なのでしょう。

小倉駅北口の1階にある観光案内所です。小倉駅には南口3階に北九州市総合観光案内所があり、そちらは混み合っていますが、こちらはひっそりとしています。小倉駅近辺の観光名所は南口に集中している所為でしょう。あと、場所も判りにくいです。私はたまたまロッカーを探していて見つけたのですが、普通の方は行かないような場所にあります。こちらに行く場合、3階の在来線改札口か新幹線改札口を出たら、北口に向かってください。出口付近に日本旅行がありますので、その手前のエスカレーターで1階に降りてください。エスカレーターを降りて駅内側方向を見れば、直ぐに判ると思います。
観光案内所ですから、1通りのパンフレットは揃っていますし、案内の方もいらっしゃいます。私が行ったときには他に人が居なかった所為か、色々と親切に教えてくれました。小倉城への行き方や、桜の時期ならリバーウォーク前でバスを降りて歩くと良いことなど、色々と教えてくれました。3階の総合案内所よりも、こちらを利用した方が良いかも知れません。

小倉駅の立ち食いうどん屋さんです。在来線の７、８番プラットホームとコンコースにあります。私はプラットホームの方にお邪魔しました。
九州には有名な駅うどんが２軒あり、１つが鳥栖駅の中央軒、もう１つがこちらの小倉駅のうどん屋さんです。漫画のクッキングパパでも紹介されているので、ご存知の方も多いかと。九州に来たら是非１度行ってみたいと思っていました。
外見は何の変哲もない駅うどん店です。ですが、創業明治弐四年と書かれた看板や、古びた暖簾が良い味を出しています。こちらではごぼ天うどんを頼みました。九州と言えばかしわうどんでは？、と思われるかも知れませんが、こちらでは全てのメニューにかしわが乗ります。ですので、ごぼ天うどんを頼んでも標準でかしわが乗ってきます。実際、調理場を覗くとタッパに大量のかしわが入っていました。それだけ使うということなのでしょうね。うどんの見た目ははっきり言って地味です。どう見てもB級グルメの域を出ません。ですが、やさしい味のつゆと柔らかいうどん、プリプリとしたかしわが相まって、何とも言えずに美味しいです。ごぼ天も食べやすい大きさで、うどんやかしわと良く合っていました。
鉄道マニアしか知らないような店かも知れませんが、小倉駅を利用するなら一度行ってみて下さい。

博多から熊本に移動する際に利用しました。九州新幹線には山陽新幹線直結のN700系と、博多から鹿児島中央まで走っているN800系がありますが、幸い、私が乗ったのはN800系でした。N700系は普通の東海道・山陽新幹線と変わらず、面白みがありませんので。なお、N800系にも『さくら』、『つばめ』の系統がありますが、『さくら』が快速、『つばめ』が各駅停車です。
九州新幹線800系には初めて乗りましたが、座席が非常にゆったりしていますね。シートの厚みは薄いのですが、クッションが良く、非常に乗り心地が良いです。また、東海道・山陽新幹線が2列+3列なのに比べ、2列+2列なので、座席の薄さと相まってシートが前後左右に広いです。自由席に乗ったのですが、居住性は素晴らしかったです。使える席は限られますが、電源も完備されています。デザインも洒落ていて、木目を基調として和のデザインで統一されています。デッキ部分は黒を基調にしているので、シックで落ち着いていて良いですね。
九州新幹線N800系は予想を超えて、遥かに良かったです。N700系には乗る気になりませんが、また九州に行く機会があれば、もう1度乗ってみたいです。

博多駅近くにあるビジネスホテルです。博多口を出て、線路沿いに真っ直ぐ南（KITTE博多方向）に進み、信号を渡ってローソンが見えたらその角を曲がってください。そのまま進んで公園のある角に出たら、左を向いてみてください。ホテルの看板が見えます。因みに、KITTE博多は通り抜け出来ます。博多口から歩いて5分掛からないかと。
こちらの特徴はビジネス書と漫画が読み放題なことです。フロント脇のスペースに大量のビジネス書と漫画がおいてありますし、各フロアにも本棚があります。これらの本を部屋に持ち込み、読み耽る事ができます。本好き、漫画好きの人には最高のホテルと思います。部屋もお洒落で、ユニットバスが狭いことを除けば十分に満足できました。コンビニも近くにありますし、価格もリーズナブル、公共交通機関に近い、と三拍子揃った良いホテルです。あと、自転車の貸し出しもやっていました。長期滞在する場合は便利だと思います。

中州の南側にあるラーメン屋さんです。中州川端駅から歩くとちょっと距離があるので、博多バスターミナルからバスに乗り、南新地で降りると近いです。中州一丁目交差点を北に曲がってちょっと行けば着きます。中州川端駅から中州の歓楽街を歩いて行っても面白いとは思いますが。
店内はカウンターのみで、結構シンプルな作りです。店舗に入った瞬間に豚骨の匂いがしたので結構キツいかな、と思いましたが、ラーメンは豚骨のコクだけを抽出した感じで、とても食べやすかったです。あと、スープに泡が浮いていたので一幸舎と似ているな、と思ったのですが、こちらを創業された方が一幸舎で修行されていたんですね。
私自身は豚骨ラーメンの良し悪しは判りませんが、十分に美味しいラーメンでした。トッピングの煮玉子も美味しかったです。一幸舎のラーメンも食べましたが、私には甲乙は付け難いですね。

博多の歓楽街と言えば中州、中州と言えば屋台、というくらいに有名な場所と思います。実際には福岡の屋台街は中州と天神にあり、中州が観光客向け、天神が地元民向け、という感じのようです。
中州なので地下鉄の中州川端駅で降りると近そうに感じますが、屋台街は中州の天神よりの南側、春吉橋付近にあるので、地下鉄駅からは結構歩きます。歓楽街を歩いていくので結構面白いのですが、歓楽街を歩きたくない場合はバスで行くことをお勧めします。博多のバスターミナルから出ている市内バスでキャナルシティ博多前か南新地で降り、西に向かって進めば5分も掛からずに着きます。キャナルシティ博多前、南新地に停まるバスは沢山あるので、バスターミナルの案内所で聞いてみてください。
中州の屋台街には2008年頃にも訪問したことがあるのですが、その頃の印象と比べると随分寂しくなったな、と感じました。前回来た時はもっと屋台も多く、川沿いにも沢山の椅子とテーブルが並び、歩くだけでも大変なほど賑わっていた記憶があるのですが、その頃と比べると全体的に規模も小さく、活気も無くなったように感じました。ラーメンや餃子、おでんの価格も一般の店と殆ど変わらず。食指が動きませんでした。結局、何処の店にも入らずじまいでした。時代の流れなのかも知れませんが、博多の屋台文化が衰退していく様を見せられたようで、残念でした。

福岡市の市街地にあるお寺です。地下鉄祇園駅1番出口を出れば目の前です。
空海が唐から戻った後、最初に建てたお寺だそうです。かなりの格式があると思うのですが、殆どの堂宇がコンクリート造りの為、残念ながらそういった風情は感じられませんでした。五重塔もありますが、平成になってから建てられたものなので、綺麗なのは綺麗ですが歴史の重みは感じられません。唯一風情が感じられるのが江戸時代に建てられた六角堂で、こちらは良い感じて古びており、古刹の雰囲気を感じさせてくれます。
こちらで一番有名なのは木造の博多大仏でしょう。こちらも平成になってから作られたものなので古さはありませんが、10m以上の高さがあるので流石に迫力があります。また、台座の部分が戒壇巡りとなっており、中に入って仏の輪に触れれば幸せが訪れるそうです。あと、大仏殿のみ拝観料が必要で、撮影禁止になっています。
個人的に一番目を惹いたのが、堂宇でも大仏でもなく、大仏殿にひっそりと飾られていた仏像です。鎌倉期や室町期に彫られたもので、金ピカの五重塔や真新しい大仏より、よっぽど価値があると感じました。これらの仏像を間近で見ることが出来ますので、この為だけに拝観料を払う価値があると思います。

櫛田神社の南神門の直ぐそばにあるお茶屋さんです。南神門を出れば『博多名物』と書かれた赤い暖簾が目に飛び込んでくるので、直ぐに判ります。こちらのお店はNHKのブラタモリでも紹介されていたので、行ってみたいと思っていました。
焼餅が有名で、1つ120円です。餅は切り餅ではなく大福です。焦げ目の付いた熱々の餅と、甘さ控えめの餡がとても良く合います。日本人でこの味が嫌いな人は少ないでしょうね。作り置きの場合もあるようですが、大抵は焼き立ての熱々を出してくれるようです。私も熱々のものを頂きました。毛氈を敷いた席もあるので、座って楽しむことも出来ます。あと、こちらのご主人は博多の有名人だそうですが、人当たりの良い方でした。櫛田神社にお参りの際には是非どうぞ。