メーグルは、名古屋市内の名所をまわってくれる

4.0
旅行時期：2014/07（約11年前）

by sio爺さん（男性）

名古屋クチコミ：10件

この日は名古屋市内観光とし、交通手段は「ドニチエコきっぷ」を使って、名古屋市内観光ルートバス「メーグル」で回ることにした。特に良かった所は下記の通り。

文化のみち　二葉亭
名古屋城から徳川園にいたる「文化のみち」は、江戸期に中・下級武士の屋敷が連なり、江戸から明治・大正へと続く名古屋の近代化の歩みを伝える歴史遺産が残されている。日本の女優第１号として名を馳せた川上貞奴邸が二葉御殿といわれ、移築・復元されたのが二葉亭。外観はオシャレな造りで、内部はレトロ調で明治・大正期の雰囲気を醸し出してくれた。ご当地関連の直木賞作家である城山三郎の書斎復元スペースがあった。

三菱東京ＵＦＪ銀行貨幣博物館
日本及び世界各国の貨幣約１万点を体系的に展示している。また「東海道五拾三次」に代表される歌川廣重の版画類を所蔵・展示している。浮世絵は、もともと大量生産の版画であり、江戸期には芸術作品と認識されておらず、現在の古新聞と同じ感覚で、海外へ陶磁器を輸出する際の緩衝材・包み紙として利用されていた。欧米人がそれを目にしてコレクター等が現れ、折しも明治期や戦後に、生活のため財宝処分や資産分売等で版画類も大量に海外流出したという経緯がある。このような背景のもと常時入館無料で日本文化を広く人々に公開しているという企業努力は素晴らしい。

名古屋市市政資料館
現存する我が国最古の控訴院建築として国の重要文化財に指定されている。
ネオ・バロック様式の建築物で、内部は一部復原もあるが、今日まで大切に保存されていることは、誇りにしていいと思う。以前から一度来てみたかったが、やはり外観からして素晴らしく重厚感に満ちている。館内はレトロ調なところがたくさんあり見応え十分。