グラバー邸には、隠し部屋があった
- 4.5
- 旅行時期:2013/10(約12年前)
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by sio爺さん(男性)
長崎市 クチコミ:18件
貿易商であり、グラバー商会を設立したトーマス・グラバーが住んでいた日本最古の木造洋風建築で、昭和26年に国の重要文化財に指定されている。
スコットランド出身のグラバーは1859年、21歳の時に長崎開港と同時に来日し、グラバー商会を設立した。幕末の激動の中、志士たちを陰で支え、伊藤博文らの英国留学を手伝うなど、多大な援助を惜しまなかった。
トーマス・グラバーの息子、倉場富三郎とその妻ワカが、1939年(昭和14年)に三菱重工業株式会社長崎造船所(当時)に売却するまで、この家を自宅として利用していた。
グラバーの妻ツルが使っていた婦人部屋の廊下の天井に、窓のない隠し部屋がある。グラバーは、長州藩の5人「長州ファイブ」と、薩摩藩の19人「薩摩スチューデント」など、密航留学生の海外渡航(国禁)に協力して派遣を助け、出入りしていた志士たちの密談にこの部屋は使用されたようだ。結果的には、これが日本の近代化に大きく貢献したのではないだろうか。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2015/10/01
いいね!:11票
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