DONさんのクチコミ(33ページ)全953件

エゲルの街の中心、イシュトバーン広場から歩いてすぐの場所です。古い町並みに溶け込んでいて見落としそうになりますが、地元の人もよく知っている様子で訪ねればすぐに分かります。若いスタッフの皆さんはいつ行っても流暢な英語でとても親切に情報を提供してくれます。ブダペストに戻る電車について尋ねた際には、時刻表をプリントアウトしてくれたうえで、どの便が乗り換えなしで便利かもしっかり書き入れてくれました。もちろん利用は無料です。

鉄道のエゲル駅から街の中心街を目指すとまず最初に出会うのがこちらの大聖堂。特徴的な淡い色合いの外観と、割かし関西的で豪華な内装のギャップが印象的です。もちろん入場は無料。それほど観光客で混雑するスポットではなく、静かに祈りを捧げる地元の人がちらほらと垣間見れました。定期的にオルガンの演奏会も行っています。

エゲルのイシュトバーン広場から徒歩圏、住宅街の中にニョキっといきなり出現するイスラム教のミナレットです。町中には他にイスラム建築があるわけでもなく、唯一の名残はかなりのインパクトです。けっこう観光客が順番待ちをしていたのと、ワインを少々飲んだ後だったので自分は登らず下から見上げただけでしたが、地上から中を覗く限りかなりの狭さで、中に入った人が上まで行って降りてくるまで待たねばならず、急いでいる時には向きません。

イシュトバーン広場からエゲル川を渡ってすぐの所、童話の中の建物みたいな可愛い外観です。内装もレトロで、懐かしい絵本の世界のようでした。シーツもカーテンも純白で、エゲル名物の赤ワインをこぼしたら大変です。一階のレストランは宿泊者以外からも人気で、近くの広場の喧騒とともに割と遅くまでにぎやかです。朝食も品数が多く、次々に出来立ての何かが追加されるので選ぶのも楽しかったです。ホテルではなく民宿の雰囲気で、世話好きなおばちゃんと比べておじちゃんたちは寡黙ながら、お土産のワインをかき集めた新聞紙で梱包してたらプチプチのアレ（正式名称不明）の梱包材を探してきて無言で差し出してくれたり、朴訥でも親切でした。値段も良心的でおすすめです。

エゲルの町中からミニバスで向かいました。季節によっては汽車の形をした可愛い車両も出ているそうで、交通機関や停留所については大聖堂からも近い観光案内所で詳しく教えてくれます。数えきれない位たくさんのワインセラーが谷底の公園をぐるり取り囲むように軒を連ねる「美女の丘」。たくさん飲めないという人でも、少しずつグラスで飲み比べができるので大丈夫です。自分が訪ねた際はオフシーズンだったため、さほど混雑もなく、自分のペースで飲んだり、小腹がすいたら食堂ゾーンで郷土料理を食べたり、くたびれたら公園で緑に囲まれて一休みしたり、と満喫できました。どこのセラーも迷うぐらい色んなワインを揃えています。どこもスタッフの人が懇切丁寧に自慢の１本を薦めてくれて、しかもそれがお手頃価格なので安心して楽しめます。ワイン好きの人にはもちろん、ワインはよく知らないけど…という人もきっとワインが大好きになるはず。

ブダペスト滞在中に２度訪ねました。最初はマーチャーシュ教会や漁夫の砦をめざして。次は街の様子を丘の上から一望するために。街中から王宮の丘まではバス、メトロ、ケーブルカーなどいくつかのルートがありますが、ケーブルカーはいつも長蛇の列だったので、その脇にある遊歩道を選びました。ドナウ川を横目にゆっくり歩けば軽い運動程度の長さです。逆に北側から１６番のバスや、地下鉄からの徒歩でも辿り着けます。丘の上には見どころがたくさんありますがレストランは観光地価格でやや割高に感じました。

団体さんやツアーバスが広場に横付けするので四六時中大賑わいです。中央に聖イシュトバーン像が立つほかは、広場自体に特筆すべきものは見当たりませんが、王宮の丘の必見スポットであるマーチャーシュ教会や漁夫の砦が広場に面して連なっているため、大半の旅行者は必ずここを訪れることと思います。広場の傍らに在る公衆トイレは当然の如く有料です。

古都ブダペストのシンボル的存在にして、観光客からだけでなく今もなお地元の人たちから大切にされる教会です。キリスト教の教会からイスラム教のモスクへ、そして再び教会に。数奇な運命を辿った建物は時代時代で変化を遂げ、唯一無二の外観が出来あがりました。外から見上げても十分に美しい教会ながら、ここは是非とも内部へ。少々無骨さも感じる外見とは全く違ったメルヘンな印象で、ステンドグラスや宗教画も温かく柔らか。何よりコンサートホール顔負けの音響ゆえ、礼拝なり定期的な音楽会なり、是非ともここならではの豊かな響きを満喫してほしいところ。

王宮の丘、もっとも賑わう三位一体広場の傍らにある漁夫の砦。ドナウ川や流域の国会議事堂など、ブダペストらしい美観を見渡すのにも最適のスポットです。屋上というか二階というか、上のフロアにのぼるには別途入場料が必要ですが、誰でも入れる一階のスペースからも存分に古都の景色を望めました。団体さんが連れ立って上に殺到するので、逆に下の方が静かだったかも。

ハンガリーが世界に誇る超権威ある音楽アカデミーです。地下鉄のオクトゴン駅を降りて徒歩５分。年がら年中さまざまなコンサートが催されていますが、音楽院の中はホールや教室を除けば、入場券がなくとも見て回る事ができます。ここでクラシックを学ぶ友人から、華麗で荘厳な飾りが施された壁や天井、階段の手すり…至る所に独自の物語があると聞きました。音楽家を大切にするブダペストらしく、コンサートも比較的手頃なチケット代で、ここで研鑽を積む学生さんたちは勉強のために入場無料というのも納得です。時間があれば是非コンサートにも。大ホールの内部は存在感あるパイプオルガンを始め見どころいっぱい！天井を始めありとあらゆる場所に音楽学校らしいメッセージが隠れています。音響に外れはありませんが座席によって少しずつ違いました。リーズナブルなチケットなのでいくつか通って聴き比べも楽しそうです。

地下鉄のセーチェニ・フェルドー駅を降りてすぐ。超どでかい建物の中が全部温泉です。温泉王国のブダペストの中ではやや割高な入場料ですが、敷地は広いしお風呂の種類も大小様々、温度もちょっとずつ違ってたりして、平気で半日以上は過ごせそうです。但し自分が訪ねた時間帯は夏場のとしまえんかサマーランドの如く激しい込み具合で、なかなかゆっくり湯船でリラックス、みたいな気分にはなれません。唯一、流れるプール的な「超高速の激流にもまれてみんなで回転し続ける温泉プール」だけは童心に帰れましたが、広すぎるゆえ客層も幅広く、あまり行儀の良くない若者も数多く見られました。日本の温泉気分を味わうなら、ここではなくドナウ川周辺の老舗温泉かと。

ブダペストのシンボル、国会議事堂。その精緻で豪奢な造りは間近で見上げても、少し離れてドナウ川の反対側から望んでもため息が出るほどの美しさです。内部の見学ツアーは結構な人気で、事前予約が望ましいとされますが、ヨーロッパでは比較的物価の安いハンガリーに於いても結構なお値段の入場料です。コシュートラヨシュ広場駅周辺から至近距離で見るか、あるいは橋を渡って対岸から見るか、いずれにせよ外観だけでもかなり満腹です。更に日が落ちてから豪快にライトアップされ、漆黒のドナウに浮かび上がる様も必見です。

ドナウ川のほとりにあって、バスやトラムでアクセス至便です。曜日によって男湯女湯、混浴（もちろん水着着用）と異なるので事前にＨＰでご確認を。自分が訪ねた日は男子の日で、料金を支払った後のゲートの所で褌的なものを無料で貸してくれました（水着持参は少数派）。トルコのハマムのような雰囲気で、浴場の中心には巨大な湯船があり、天窓の色とりどりのガラスからカラフルな灯りが湯煙を照らして幻想的でした。周囲に４つ、温度が異なる小さな湯船があり、サウナもドライとスチームの二種類で普通の暑さから尋常でない暑さまで部屋が区切られています。火照った体を冷やすための冷水も、一般的なシャワーと、あと紐を引いて頭上の巨大な樽から一気にかぶる罰ゲームっぽい感じの二種類。冷たいし量も多いので、心臓が止まりかけました。

マッサージはいくつかベッドが並ぶオープンスペースと、個室の２パターン。興味津々で大部屋を覗きこんでたら、屈強なおっさんに手招きされて、前者のマッサージを受けることに。尋常でない強さで、英語も今一つ通じず、結構な拷問でした。洗い場もなく、日本のスパ銭にありがちな、寝転ぶ湯船とか変わり種のお風呂もありませんが、仮眠室や外のベンチもあって、浸かったり休憩したりを繰り返して半日ぐらいあっという間でした。

地下鉄と並んで、観光客にも利便性の高い公共交通機関、トラム。市バスやドナウ川を行き交う渡船とも共通で使える一日券や三日券の利用がおすすめです。地下鉄に比べると結構複雑なルートに入り込んだりするため、やや難易度が高いようにも感じましたが、終点まで行けばまた帰ってくるわけで、よほど急いでいなければ適当に乗っても車窓が楽しめます。地元の人はチケットを買ってんだか買ってないんだか怪しい感じですが、外国人に限ってはぬきうちで乗車券のチェックがあったのでご注意を。

国際空港ながらコンパクトな造りです。到着時はゲート前が常に人や荷物で大渋滞でした。帰りもあまり早くに着くと暇をつぶせる場所が限られているように感じました。市街地へのアクセスですが、まだ土地勘のない行きは、目的地のエリアごとに客を集めて発車するミニバスを利用し、帰りは地下鉄と市バスで安上がりに済ませました。ハンガリー版養命酒？のウニクムも、空港内のショップに各種ズラリ！街中で見るよりも様々なサイズ、デザインのものがありお土産にどっさり選べました。

ブダペストの主だった場所を網羅する便利で楽しい地下鉄です。料金を気にせず乗り倒すには１日券や３日券がマスト。地下鉄だけでなく市バスやトラムも乗れて、街の中を縦横無尽に行き来できます。４つの路線それぞれ新旧味わいがありますが、何といっても超レトロなＭ１＝１号線！びっくりするほど浅い場所にあって、天井が抜けやしないかと心配なる程。ヨーロッパで二番目に古い路線で、誕生当時の復刻版の車両がこれまた懐かしい雰囲気で、これに乗るのを目的にしたって良いかも。

ブダペストの街中で国会議事堂と並び立つ歴史的建築です。壮麗さは正面だけでなく側面や背部、至る所ぬかりなく。緻密な造りが見てとれる昼間はもちろんですが、暗がりに浮かび上がる夜間ライトアップも美しい。もちろん内装も豪華絢爛。何よりほぼ毎日開催されているパイプオルガンの演奏会です。クラシックマニアでなくても一度は耳にした事のある名曲を散りばめたお得なプログラムもあります。ハンガリーを代表する豪華な大聖堂の中で、大小二つのオルガンの迫力ある演奏を楽しめる回は特にオススメです。

超近代都市テルアビブからバスやレンタサイクルであっという間に辿り着けるのに、ヤッフォ旧市街のレトロな街並みは完全別世界。潮風に乗って時折ほのかに喧騒を感じるくらいです。同じく歴史ある古都エルサレムとはもちろん規模が違いますが、時折団体さんがバスで乗り付ける程度で静かにゆったり時が流れていました。コンパクトな旧市街は寄り道しながら歩いても１時間でぐるり一周できます。アート系のお店も多く、観光地にありがちな執拗な呼びこみ皆無で穏やかです。

決して広くはないものの、必要最小限のフードやドリンクがしっかり網羅されていました。機能的な作りです。座席の数も潤沢ではありませんが狭苦しさを感じるほどではありませんでした。ドイツらしくビールはもちろん、ワイン、そしてソーセージみたいな、いわゆる「ドイツ的」な物がしっかり揃っていて、旅の締めくくりに「プロースト！」とやるには万全です。

フランクフルト空港から中央駅までの往復利用です。入国すると、あとは随所に掲示された電車マークに従い、階下へ向かいます。自動券売機がたくさん目に飛び込んできますが、自分も含めて不慣れな外国人旅行客が操作に戸惑い大行列です。英語表示が選べます。事前にネットで予習していったつもりでしたが、高額紙幣やクレジットカードが使えない事は知らず、結局近くのパン屋で買物をして小銭を作ることに。ユーロに両替する際には少額紙幣をお忘れなく。空港と中央駅間は頻繁に電車が行き来し、概ね15分程度の距離でした。