エロシさんのクチコミ(58ページ)全6,830件

岡山後楽園の中心にある大きな池が沢の池です。沢の池には中の島、御野島、砂利島の3つの島が浮かび、錦鯉が泳ぐ大名庭園の核を成す池です。そのため、岡山後楽園の景色と言えば沢の池越しに岡山城を仰ぐ景色が良く使われています。
岡山後楽園の一番の見所です。

岡山後楽園の中央にある沢の池の東側に慈眼堂があります。小さいですが山門を構える立派なお堂ですが、、お堂の中は~だそうです。そして、お堂の手前右手にある巨大な烏帽子岩には驚きです。この岩を運ぶために一度、石を切断して運び、復元したものだそうです。よく見ると、岩には切れ目があり、そこまでするかと思いました。

岡山後楽園の東側に、後楽園の土手にに沿って筋状に植えられた茶畑を見ることができます。ここで摘まれた茶葉は藩主がふだん飲まれたそうです。訪れた4月末には新しい新茶の葉がとても綺麗でした。5月には茶摘み祭りが開かれるそうです。
ここで作られた茶を飲んでみたいですね。

岡山後楽園の東側にある茶畑の南側に建つ建物が新殿です。銅板葺、高床式、平屋造りの建物で幕末期に建てられた木造の建物です。訪れた時は雨戸が閉められていましたが、屋内からは目の前に茶畑、左手に目を移すと井田を望む風流な作りが見られます。
普段も公開してこの景色を見られる様にして欲しい物です。

岡山後楽園のほぼ中央、沢の池の南側にある田んぼが井田です。訪れた4月末には未だ井田には水は張られておらず、一面レンゲの花が満開でとても綺麗でした。近頃、一面に咲くレンゲの花を見る機会がなく、後楽園の様な庭園で見られるとは思いもしませんでした。

岡山後楽園の井田の南側に楓の木々が植わる場所があります。そこが千入の森です。本来時期的には秋の紅葉の時期が一番良いのでしょうが、春先でも新緑が色付いた楓の緑と、赤い葉の楓のコントラストが結構綺麗でした。紅葉の時も訪れれ見たいですね。

岡山後楽園の南側、花交の池の前にある樹林が梅林です。訪れた4月には既に梅の花は散ってしまい、緑の葉っぱが覆い茂っていましたが、よく見ると、沢山の梅の実がなっていました。梅酒にしたら美味しそう。梅の花はみられませんでしたが、なんか得した気分になりました。

岡山後楽園にはいくつかの池がありますが、一番南側にある池が花交の池です。芝生のくぼんだ所にある護岸された池で、築庭当時、花交と言う建物があってことに名は由来されています。池の裏側には花交の滝があり、緑の中を流れる水の心地良い水の音が聞こえます。

岡山後楽園の一番南側にある茅葺屋根の建物が茶祖堂です。岡山藩家老の下屋敷にあった茶室が移築された茶室で利休堂と呼ばれ利休を祀っていたが、日本に茶を伝えた栄西禅師を合祀したにで茶祖堂と呼ぶようになったそうです。
内部は公開されておらず、後楽園の最奥にあり、再建された建物であるので、茶道好きの人は別として、見に行かなくても良いのではないでしょうか。

岡山後楽園のほぼ中央にある流店の南側に花菖蒲畑 八橋があります。訪れたのは4月末でしたた、今年は季節が早く花菖蒲畑では紫の菖蒲が既に咲いており、八ツ橋の奥に満開のツツジと花菖蒲の見事な景色を見ることが出来ました。
しかし、季節を外すとただの八ツ橋がある庭です。

岡山後楽園のほぼ中央にある唯心山の傍にある建物が流店です。この建物は後楽園の中でも特筆すべき珍しい建物で、建物の中を水が流れることで有名です。それを楽しみに行ったのですが、行ってみると、あれ、石床が濡れているだけで水が流れていません。水が枯れて、修学旅行生が足を下して弁当を食べていると言う悲しい風景が見られました。
水量が減っている様には見えなかったのですが、とても残念でした。

岡山後楽園のほぼ中央に築かれた小山が唯心山です。池田継政が築いた唯心山の山頂からは後楽園のほぼ全体を見渡すことができます。また訪れた4月末には、唯心山の周りにはつつじの花が咲き誇りとても見事な景色を見ることができます。
ただ、石段は少し登り辛く、足元の悪い人は要注意です。

南門から岡山後楽園に入り、すぐ右手にある池の畔に建つ茅葺屋根の建物が廉池軒です。戦災を免れた建物で、漣波の間の丸窓がとても印象的です。池の澄んだ水の中には錦鯉が泳ぎ、池の中の一段深く石に囲まれた所に石が建てられているのも一風変わっており、面白い。中々風流な建築物です。

宇喜多秀家が築城したお城です。漆黒の外観から烏城と呼ばれています。天守閣は戦災で焼失してしまい、戦後コンクリートで再建された物ですが、見る角度によって大分印象が異なって見える所が面白いです。現在烏城公園として整備されている岡山城の遺構以外にも周辺には石垣や櫓が残っており、城郭の遺構としても見応えがあります。

岡山城の旭川側の下の段から中の段に登る所にある門が廊下門です。不明門が表門なのに対し、廊下門は裏門にあたります。門の上部は櫓状になっている櫓門で、月見櫓と同時期に作られました。生憎廊下門も明治期に取り壊され、現在の門は昭和になって再建された物です。

岡山城の中の段の北西部石垣上部の角にある櫓が月見櫓です。岡山城は明治期に取り壊されたり、戦災で焼失した建物が多いですが、当時の姿を残す櫓が2つあり、その内の一つがこの月見櫓です（もう一つは烏城公園の外）。三層の望楼型の櫓で重文に指定されていますが、内部は公開されていません。是非内部も公開して欲しい物です。

烏城公園の中には下の段、中の段、本段の周りに犬島から運ばれた石で野面積み、切り込みハギ、打ち込みハギの3種の積み方で作られた石垣を見ることが出来、見応えがあります。中の段には発掘された宇喜多秀家が築城した当時の石垣も展示され、見られる様になっています。

慶長2年に宇喜多秀家によって築城された岡山城の天守閣は他の城の天守とはちょっと違う構造をしているところが見所。下層は五角形なのに上層は四角形をしており、東西南北の見る角度によって姿、形が異なって見えます。残念ながら戦災で焼失し、現在の天守は再建されたものです。
間もなく改修工事に入るため、見学したい方はお早めに。

目安橋から烏城公園に入り、右に進み、中の段から本段に上がる所に構える門が不明門です。岡山城への登城正式ルートに設けられた立派な門ですが、常に閉じられていたことから明かずの門と呼ばれます。残念なことに明治期に破却され現在の不明門は昭和に再建された物です。

岡山後楽園と旭川を挟んで対峙するところにある岡山城の城郭を整備した公園が烏城公園です。烏城とは黒い岡山城の別名です。
公園内には再建された天守、不明門、廊下門の他、当時の姿のままの月見櫓があり、石の山に築かれた岡山城の姿を楽しむことができ、お城好きには見応えのある公園です。