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池上本門寺の大坊坂を下って右側に行った所にある多宝塔近くにある墓地の中に狩野探幽の墓があります。本門寺には力道山を始め著名人の墓があり、説明板などが設置されているものが多いのですが、狩野探幽の墓は特に説明板も案内板もありません。目印は瓢箪型をした墓石です。これを目印にするとすぐに分かります。

池上本門寺の大堂の裏側から本行寺の赤門の前に下る石造りの階段坂が大坊坂です。途中には踊り場もあり、北側に行くと重要文化財に指定される多宝塔があります。坂の周辺は深い緑の木々が繁り、暑い時期には心地良い坂です。池上の坂では妙見坂に次いで好きな坂です。

池上本門寺の境内から大坊坂を下って右手にある寺院が本行寺です。本門寺の子院の一つですが、子院の中では最も寺格が高い寺院で、境内も他の子院の6倍程あります。1276年に持仏堂を法華堂としたのが起源で、日蓮の入滅の地として池上三院家の一つにもなっています。
境内には御硯井戸、毘沙門堂、瘡守稲荷、旅着堂、御灰骨堂が並んであり見応えがあります。

池上本門寺の境内から大坊坂を下がったところにある大坊本行寺の西隣にある寺院が實相寺です。1550年に馬喰町で開創し、その後浅草に移転し、関東大震災の後、今の場所の移転しました。浅草にあった時は大丸店主より帰依を受け、大丸寺と呼ばれたそうです。山門、本土は登録文化財に指定されているだけあり、見応えがあります。

池上本門寺の境内の北東、第二京阪の本門寺入口交差点を東に行って高架を潜ったすぐ右手に池上梅園があります。園内の斜面には沢山の梅の木が植えられており2,3月は梅の花が綺麗だと思われますが、梅雨時期は葉桜ならぬ葉梅なので、入園料を払ってはいるまでもありません。

池上本門寺の大堂と、その北側にある寺務所の間を西から東に下る100ｍちょっとの車が通れる坂です。紅葉坂とは言いますが、紅葉の木が植わっているわけでもなく、坂の途中に渡り廊下がある以外は特段特徴のある坂でもなく、観光的には見る価値はありません。

池上本門寺の総門から此経難持坂を上り、仁王門を潜って正面にあるのが大堂、この大堂の更に北側にある大きなお堂が本殿です。第二次大戦の空襲で焼失した釈迦堂を再建したのが本殿です。威風堂々とした佇まいのお堂ですが、殆どの人は大堂に参拝し本殿を参拝する人は殆どいません。しかし、立派です。

池上本門寺のの西側、本町稲荷神社から本門寺経蔵の裏に至るS字の坂道が車坂です。名前の通り車（自動車）で上ることができる緩やかな坂です。江戸時代、荷車を通す坂と言う意味で車坂と名付けられたらしいです。坂自体には魅力を感じませんでした。

池上本門寺の総門を前にして右手にある寺院が本妙院です。勿論、この寺院も本門寺の子院で、日傳上人が庵室として池上の西谷に開創したのが始まりだそうです。こちらの寺院の庭園は木々はとても手が行き届いており、松の木とお堂の雰囲気が良い寺院です。

池上本門寺の総門を左手に行った先にある車坂の登り口の右手に本町稲荷神社があります。1920年に、玉造稲荷、田上稲荷と合祀され現在の本庁稲荷神社になったそうです。神社としては石造りの鳥居と拝殿位しかないどこにでもありそうな神社なのですが本町稲荷神社の正面に駄菓子屋があり、こどもが境内で遊んでいそうで懐かし雰囲気がありました

池上本門寺の総門前の参道沿い、常仙院の左隣にある寺院が池上鬼子母神堂です。こちらの寺院も本門寺の子院ですが、カラフルな幟ががはためいており、他の子院とはちょっと違う雰囲気。子育て、安産の御利益があり、お参りする人が結構いました。

池上駅から本門寺の総門に向かう、呑川を越えて右側、中道院の対面に常仙院があります。本門寺の子院の一つで1549年に日純聖人の退隠後の庵室として開創された寺院です。しかし、境内に入ると鉄筋の近代的なお堂で、見応えがある物は説明板以外、何もありませんでした。

池上本門寺の総門前、呑川に架かる橋のたもとに本門寺の子院である中道院があります。山門を潜って境内に入ると普通の住宅の様な建物と、とても綺麗に整備された庭園がある寺院です。美しい紫色のアジサイがあり、庭園の美しい子院でした。

池上本門寺の総門前にある本門寺の子院の一つが本成院です。1282年に日蓮聖人の直弟子 日向聖人の庵室として開創された寺院で、池上七福神の一つだる福禄寿が祀られています。境内には朱塗りの観音堂がありましたが、扉は開いておらず、拝仏もできませんでした。

池上本門寺の総門の正面にあるせんべい店です。瓦せんべいが有名なのですが、土曜日の3時過ぎに行くと既に売切れ。それ以外の煎餅はあったので、私の好きな胡麻せんべいを購入。胡麻煎餅はあまり堅くなく、サクッとした歯ごたえでしたが、胡麻の風味が良く合い美味。値段も高くなく、お気に入りになりました。

池上本門寺の総門を潜った先、本門寺の境内のある高台に上る石段が此経難持坂です。加藤清正が寄進したと言われる石段は96段あります。法華経の一節の文字数と同じ段数で、お経からこの名が付きました。本門寺のメイン参道であり、人の往来も多く、健康の為にこの坂をトレーニングに使う人も沢山いました。

池上本門寺の総門を潜った先、此経難事坂の手前左手に朱色に塗られた山門があります。これが理境院です。1321年の創建で、池上三院家の一つに列さられるており、それ故赤門が許されているという格式の高い寺院です。
残念なことに訪れた時は赤門が閉じられ状態で境内は拝観できませんでした。

池上本門寺の境内、大堂のの左手前側にある白い横長の建物が池上本門寺霊寶殿です。創建後約730年の間に本門寺に伝えられてきた寺宝を展示しています。日曜日だけの開館と聞いていたのですが、訪れた土曜日は「本門寺の狩野派」が開かれておりラッキーでした。狩野栄信の絵画が見事でした。

池上本門寺の境内、大堂の左手にある古い建物が経蔵です。本門寺の建物は殆どのものが戦災で焼失してしまったのですが、経蔵は1748年に建てられた古い建物です。中には回転する八角形の書架あるとのことですが、コロナの影響なのか開いておらず、建物の見学しかできませんでした。建物は立派で本門寺の古い建物は五重塔など重文に指定されているのですが、経蔵は何故指定されていないんでしょう。

池上本門寺の境内、総合案内所の南側の墓所の一角に古い五層の供養塔があります。それが前田利家室層塔です。1622年に建立され、もとは十一層だったそうです。寿福院は利家の側室です。本門寺には力道山などの墓や、歴史的に古い人物の墓があり面白いです。