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八坂神社 本殿の東側、大神宮社と美御前社との間にある摂社が悪王子社です。「悪王子」なんて聞くと「悪の神様」？なんて思うかもしれませんが、御祭神の素戔嗚尊の称号が悪王子、そして元々神社があった場所が悪王子町。悪とは強力と言う意味合いだそうです。
与太話のネタにはなるかなと思います。

八坂神社 本殿の東側、大神宮社の前、御神水の対面に柵で囲まれた古びた燈籠があります。これが忠盛燈籠です。白河法皇が祇園女御の許を訪れた時に鬼の様な者を見つけ、平忠盛に討ち取ることを命じたが、思慮深い忠盛は正体を僧と確認し、討ち取らなかったという、逸話の残る燈籠です。
逸話にも残る遺物が残っている京都の寺社は面白いです。

八坂神社 本殿の東側、御神水のある場所の奥に大神宮社があります。八坂神社にある他の鳥居とは少し違う白木の鳥居があり、奥には伊勢神宮の天照大神を祭神とする内宮と、豊受大御神を祭神とする外宮があります。まさに伊勢神宮の八坂神社出張所と言った感じでしょうか。

八坂神社の境内、舞殿の東側にある大神宮社の右手前に祇園神水があります。本殿の下から湧き出ていると言われる御神水で別名「力水」と呼ばれるパワーのある霊水です。ペットボトルに詰めて行く人も居ましたが、飲用できないとも書かれており、どう言う用途につかうのか、ふと疑問に思いました。植物にでも与えるのかな？

八坂神社の舞殿から東方向に入った丸山公園の入口近くに二つの稲荷神社が並んで建っています。その西側（下側）にあるのが玉光稲荷社です。御祭神は素戔嗚尊の娘にあたり、五穀豊穣·商売繁盛の神とされる宇迦之御魂神様です。
八坂神社には沢山の摂社がありますが、このお稲荷さんにお参りする人は少ないようでした。

八坂神社の境内の中で一番大きな建物が本殿です。本殿と拝殿の2棟が一つの檜皮葺入母屋屋根の下に納まった祇園造りと呼ばれる形式が特徴的な建物ですが、外から見ても中々わかりません。中に入るとその形式が良く分かります。その祇園造りが評価され、重文から格上げされ、ついに国宝に指定されました。

八坂神社の本殿と南楼門の間にある建物が舞殿です。奉納の舞や、結婚式が行われる舞台ですが、その舞殿の軒の下には祇園らしい花街の置屋や料亭などから奉納された沢山の提灯がぶら下がりとても賑やかです。本殿よりも小さいですが、八坂神社で一番目立つ建物かもしれません。

八坂神社の南側側から石鳥居を潜って入り、南楼門の手前左手、灯籠の奥に、藤屋と空也上人ゆかりの井戸があります。現在は蓋がされ使われていませんが、明治期まではここに藤屋と言う茶屋があり、この井戸の水でお茶を出していたそうです。
言われなければ気が付かない様な所にありますが、駒札が立てられています。

八坂神社の本殿の西側に十の祠がつながった社があります。これが十社です。多賀社、熊野社、白山社、愛宕社、金峰社、春日社、香取社、諏訪社、松尾社、阿蘇社があり、いっぺんにお参りすると相当のご利益がありそうです。
しかし、年末年始は十社の前は荷物置き場のようになっており、お参りし辛いです。

八坂神社に西楼門から入り、舞殿に向かって右手に入った先にある社務所の正面にある摂社が大国主社です。大国主命、事代主命、少彦名命を祭神とする神社で、縁結びのご利益があると女性に人気です。鳥居の右手前には因幡の白兎をモチーフにした像がマスクをしており、可愛らしいです。

八坂神社に西楼門から入り、舞殿に向かって右手に入った先にある社務所の右手に北向蛭子社があります。名前の通り、北を向いて神社で、俗にエベッさんと呼ばれており、商売繁盛の神として人々から親しまれています。八坂神社の摂社の中でも時節柄、参拝者が多い摂社です。

八坂神社の南側にある正門の南楼門の更に手前に建つ石で出来た灯籠です。1646年に建立された高さ9.5mの石鳥居は重要文化財にもしていされています。石の鳥居としては日本最大級の大きさだとか。鳥居の前は、車が横付けできるため、タクシーが横付けされていることがあり、ちょっと邪魔に感じました。

八坂神社の本殿の南側、十社と納札所の間にある摂社が大年社です。御祭神は大年神と巷社神で、大年神は穀物の神、巷社神は農耕の神として崇められています。その為なのか、大年社をお参りしている方はおりませんでした。祇園古宮とも言われているようですが、何故なのか気になります。

八坂神社の舞殿の南側正面にある楼門が南楼門です。八坂神社には楼門が二つあり八坂神社の写真に良く出て来るのは四条通り正面にある西楼門ですが、八坂神社の正門はこちら南楼門です。明治12年に再建された楼門で西楼門の様に重要文化財には指定されていませんが、正門だけあり、西楼門よりも大きく立派です。西楼門を通して見える舞殿の姿は見事です。

八坂神社の西楼門を潜り石段を登った先にある疫神社の右手にある摂社が太田社です。旅の安全を司るとされる猿田彦神、芸能の神とされる天鈿女命を祀る神社です。猿田彦神と天鈿女命は夫婦になった神と言われており、夫婦でお参りすると良いことがありそうです。

八坂神社の西楼門を潜り石段を登った先にある小さな摂社が疫神社です。蘇民将来を祭神として祀っており、名前の通り疫病除けのご利益があるとされます。昨今の新型コロナ感染の収束を願ってお参りしました。
この神社では祇園祭りを締めくくる夏越祭が行われ、その時期には茅の輪が設置されることでも知られます。今度来る時はその時期に行きたいですね。

四条通りの東側突き当り、東大路に面した所に建つ八坂神社の門が西楼門です。鴨川から四条通りの先に見える赤い西楼門は八坂神社の顔と言っても良く、観光写真にもよく使われます。重要文化財にも指定されていますが、この西楼門は八坂神社の正門ではありません。南楼門が正門なのです。知ってましたか？

烏丸通沿い、同志社大学今出川キャンパスの北側にヤオイソの烏丸店があります。本店は四条大宮にあり、明治2年の創業で、何と150年の歴史を持つ果物店の老舗。この店はその支店で、果物販売店にフルーツパーラが併設されています。フルーツパーラは客席は5席程と広くはありません。頂いたのは季節のパフェと苺のフルーツサンド。新鮮な果物にあっさりとしたクリームが美味です。パフェは夏の方が良いですね。

烏丸通りに面した同志社大学 今出川キャンパスの西門左手に植え込みの中に薩摩藩邸跡の石碑が立てられています。薩長同盟の会談場所となった二本松薩摩藩邸です。石碑しかありませんが、実際に行ってみると京都御所からすぐ目と鼻の先の場所だと言うことが分かります。歴史の動いた場所に実際に行ってみると当時はどんな状況だったのかが分かり、面白い。

川端丸太町交差点の近くにある鶏料理の専門店です。以前から一度本店に行ってみたいと思い年末に予約をして食べに行きました。通されたのは2階の個室。頂いた料理は水炊きのコース料理。スープから始まり、つきだし、前菜、そしてメインの水炊き。水炊きにはしっかりとした鶏肉が入れられ、一見硬いかと思いきや、とても柔らかかつ、食べたことが無い程の味。これ程鶏肉が美味いと思ったことは中々ありません。鶏が違うんでしょうね。そして〆はコラーゲンたっぷりのスープで作られたおじや。
優雅な時間を過ごすことが出来ました。また、行きたい。