hijunoさんのクチコミ(18ページ)全1,181件

緒方洪庵は蘭学者であり、また医者として天然痘の予防として種痘事業を開始し、多くの門下生を育ててきました。１８３８年に開塾した適塾では、のちに様々な分野で活躍した人々、大村益次郎、福沢諭吉、大鳥圭介らを輩出しました。

塾生の生活した大部屋には、当時の塾生たちの刀傷のある柱が残されていました。
また、１冊しかなかった貴重な蘭和辞書　ヅーフが置かれていた部屋はヅーフ部屋と呼ばれ、塾生たちが部屋につめかけ、灯りが消えることがなかったともいわれています。


大阪北浜のビジネス街にあります。
建物周りは小さな公園になっていて、緒方洪庵の像もありました。

宣教師　ルイス・フロイスなどの記録や、発掘の調査より明らかになった安土城、その天守の５階６階部分を原寸大で再現したものが展示されていました。
金箔の黄金の間や仏教画、狩野永徳による画なども再現されており、豪華絢爛な安土城の天守が理解できました。
ルイス・フロイスが安土城を紹介するシアターもあり、面白かったです。
徳川家康などをもてなした際の献立も展示されていました。


こちらも、安土城跡の見学の前に見学しておくと、より安土城が理解しやすいと感じました。
撮影できましたが、インターネットへの掲載は禁止ということでした。

展示室が二つに分かれ、ひとつは縄文時代から古墳時代までの出土品の展示があり、琵琶湖を中心として恵まれた自然環境の中での文化の発達がわかります。
もう一つの展示室は日本の城郭の歴史や、織田信長について、また安土城から発掘された遺物の展示やその発掘の様子などの紹介のビデオがあり、より具体的に安土城が理解できました。

安土城跡の見学の前に、見学しておくのもよいかと感じました。

安土城は１５７９年に完成、その後本能寺の変の数日後に焼失しています。
3年の歳月をかけて完成していますが、わずか3年で焼失しています。
豪華なお城で知られていますが、５層で内部は地下１階　地上６階の天守があり、信長が
その権力を誇示していた、信長の独創的なお城でした。

お城の最上部は金色、そのほかの階層も朱色や青色などの色で、内部には狩野永徳の画や金箔の部屋などがあったと伝わります。
天皇の行幸のために造られた本丸御殿は御所の内裏の清涼殿を模したものであったことも
発掘の調査からわかってきました。
こちらのお城も宣教師のルイス・フロイスの訪れた記録からも当時の様子がわかります。

京都に近く、また琵琶湖の水利も利用でき、北陸から京都への要衝でもあったという地理的な条件もよい場所でした。

現在は、礎石や石垣のみが残っているだけですが、お城の中腹にある見寺には三重の塔と仁王門が当時のまま残っています。
二の丸には信長の霊廟もあります。
麓から登っていくと、左右に羽柴秀吉、前田利家、徳川家康、森蘭丸の邸宅跡と伝わる場所もあります。

石段を登り、天守までの往復はおよそ1時間でした。
途中、石段の高いところや歩きにくいところもあったので、歩きやすい靴をお勧めします。また入口に無料の貸し出しの杖があり、利用するのも良いかと思います。

また、近くに、安土城考古博物館には安土城の発掘の遺物や、発掘の様子をビデオで紹介、安土城や織田信長についての展示が詳しく、こちらを先に見学すると、よりわかりやすいのかもしれないと感じました。
また信長の館では天守の5階6階部分を原寸大で再現した建物が展示されており、
内部の障壁画や仏教画などが再現され、こちらもビデオでルイス・フロイスを主人公とした安土城の紹介ビデオがあり、安土城跡の見学の前に、こちらも先に見ておくと
安土城の豪華絢爛な様子がわかりやすいと感じました。

重要伝統的建造物群保存地区に指定された通りです。商家が続く町人街ができましたが、
昔の雰囲気を残して、建物が美しく整備されている通りでした。歴史のある建物には説明もあります。訪れたときは、午前中で、人も少なく、静かで、江戸時代にタイムスリップしたような気持になりました。
通りには丹波古陶館もあり、平安時代から続いている丹波焼を鑑賞することもできます。
古い商家を利用して、雑貨屋、レストラン、ホテル、おみやげ物屋もあり、散策が楽しいです。

平安末期から絶えることなく続いている丹波焼、江戸時代末期までの約７００年の間の作品を展示しています。展示室は三カ所に分かれており、どれも見ごたえのある焼き物ばかりでした。釉薬の種類によっても分けて展示してあるので、とてもわかりやすかったです。

中庭にも休憩できるスペースがあります。
江戸時代の雰囲気が味わえる商家が立ち並ぶ河原町通りにあります。
展示室の写真は禁止でした。

教育者、学者としての知識と経験がある人物で、大阪市助役を経て、第７代大阪市長となりました。社会政策学や都市計画学の先駆者として、大阪の近代都市に導く事業を進めていきました。御堂筋の拡幅や大阪城天守閣の再建、そのほか社会事業の創設など多くの
都市計画を実行した市長です。
大阪市中央公会堂のそばに像があります。

名前の由来は、江戸時代、橋の北詰めに肥後藩の蔵屋敷があったことから肥後橋と呼ばれています。その後、蔵屋敷は移転しましたが、橋には名前が残りました。
現在の橋は昭和４１年に架けられたものです。こちらの橋も、明治時代に淀川大洪水によって流失しています。

江戸時代、筑前・黒田藩の蔵屋敷への往来のために架けられた橋でした。
一般の人々の使用はできず、他の藩の大名も使用を控えたといわれる橋です。
当時は上流に架けられていたようです。その後、明治になり、現在の位置に架けられますが、洪水によって流され、昭和７年に現在の橋がかけられています。
近くには国立国際美術館や大阪市立科学館があります。

もともとは大正７年に建てられた橋ですが、現在の橋は昭和４年に完成した橋です。
戦時中には金属の供出があり、高欄や照明灯は失われました。
現在も天神祭の神事「鉾流し」が橋のたもとで行われています。名前もその神事にちなんだものだそうです。

江戸時代、元禄年間に、堂島の開発のために架けられた橋の一つが大江橋でした。
現在の橋は昭和１０年に完成した橋ですが、淀屋橋とともに重要文化財に指定されています。アーチの形の橋はとても美しいです。この近隣の橋は素敵なデザインのものが多く散策するのも楽しいです。

創業１７３４年という歴史のあるお店に併設するカフェです。
建物も古く、天井の梁なども立派でした。お店では丹波黒豆を使ったお茶やお菓子がおしゃれに並んでいました。
カフェは、石庭の「豆堂」を鑑賞しながら、ひと休みしました。
パフェを頼みましたが、栗なども入っていて、食べ応えのあるパフェでした。
ランチも人気のようです。

江戸時代に、中之島にある藩の蔵屋敷への行き来のために、架けられた橋です。
この橋の筋に大きな栴檀の樹があったことから、この名前が付けられました。
現在の橋は昭和６０年に建てられた橋ですが、大正時代の親柱も橋梁に置かれてレトロな雰囲気があります。

橋のたもとには、橋の歴史についての説明板や過去の時代の様子の写真がありました。
栴檀の樹の欄干のパネルが美しいです。

土佐堀川にかかる橋です。現在の橋は昭和１０年に完成したものです。江戸時代、淀屋という豪商がおり、その名前にちなんで淀屋橋とつけられました。淀屋は材木や米、青物などの商いをしていましたが、その後、全財産の没収・大阪から追放という闕所処分となって、家は断絶しています。
当時は、お米などを運ぶ水利を利用するために必要な橋でした。
橋の往来は現在も人も車もとても多いです。
実用的で、かつ優雅な橋で、近隣の中之島中央公会堂や府立図書館などの建物とも調和しています。
橋のたもとには淀屋の碑もあり、お米を船に乗せて運ぶ様子がわかるレリーフがありました。

１９１８年に竣工したネオルネッサンス式の美しい建物です。株式仲買人の岩本栄之助が現在の価値で５０億いう多額の寄付を行って建設されました。設計は辰野金吾など、鉄骨レンガ造り、３階と地下１階の建物です。
２００２年には改修工事も行われています。

その優雅な姿は大阪中之島のシンボルとなっています。現在も様々なイベントなどが行われており、訪れた日は専門学校の卒業式が行われていました。地下１階にはレストランもあります。

地下に展示室があり、建物や歴史、岩崎栄之助に関する資料などがあり、まず、こちらを見学してから建物の見学をするとよいとおもいました。
館内は自由に見学をすることはできますが、立ち入り禁止の会議室などの場所もありますので注意が必要です。

このあたり中之島は江戸時代から藩の蔵屋敷が置かれ、明治になってからは日本銀行大阪支店、大阪府立中之島図書館など、近代的な建物も残っています。

明治２年に設立されています。この時期、政府が商業の振興のために設立した会社でしたが、軌道に乗らず、為替会社のみが存続します。
その為替会社も近代的な銀行の性格を持ちつつも、明治６年に誕生した国立銀行に役割が移行し、明治７年には解散しています。

日本銀行大阪支店　旧舘は１９０３年に建てられました。設計は東京駅や日本銀行本店の設計でもおなじみの辰野金吾です。ベルギーの銀行をモデルにしたそうですが、堂々として、重みのある、美しい建物です。この付近は江戸時代には島原藩などの蔵屋敷があり、大阪で初めての郵便の役所もありました。
道を隔てて、大阪市役所　本庁舎があります。

１８７１年に郵便制度が始まりますが、その際、島原藩蔵屋敷のがあったところに、
役所ができます。現在の中央郵便局にあたるそうで、当時、ここから投函された書簡は７５時間という時間を経て東京に運ばれたといわれています。
石碑とともに、郵便創業１００周年記念のポストもあります。
側には、１９０３年に建てられた日本銀行大阪支店　旧舘の立派な建物があります。

第１５代大阪府知事の時代に、現在の民生委員にあたる「方面委員制度」を創設しています。第一次世界大戦のあと、貧困世帯を救済するために、区域を訪問し、救済を必要とする人を把握し、迅速に対応していくことが目的でした。

この方面委員制度を創設するきっかけは、林市蔵が理髪店で散髪を行っているときに、鏡に映った夕刊を売っていた母子の姿でした。夫の病気により、三人の子供を抱えて母が苦労している姿をみて、自らも父親を早くに亡くし、母親が苦労して育ててくれたことと思いが重なり、貧困の救済制度の必要性を感じたといわれています。

土佐堀川のほとりを歩いていると、大きな重厚な建物が見えます。
薄い黄色の上品な色合いのビルで、１９２６年、１９３０年の二期にわたって竣工しています。雨水の流れる管にも装飾があります。このあたりには、レトロな建物も多く、散歩が楽しいです。