2015/05/01 - 2015/05/09
35位(同エリア4378件中)
ウェンディさん
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71歳の母と二人で旅するトルコ。
カッパドキアでのウルルン・ホームステイ旅の続きは、イスタンブールの街歩きから始まります。
旅の計画当初のトルコ旅の目的はカッパドキアで、イスタンブールやその他の都市はサラっと見ることが出来れば良いかな程度に考えていました。
しかし計画を練り始める内に、イスタンブールの街・古都コンスタンチノープルの街が紡ぐ数奇な物語を知り、9日間の旅日程をカッパドキアとイスタンブールに絞り込むこととなりました。
イスタンブールの街;東西の文化の交流するカオスのような土地イスタンブール。
そこにはローマ時代の帝王、ビザンチン時代の皇帝、そしてオスマン時代のスルタン…。それぞれの時代の男たちが築いてきた古から刻まれてきた歴史がありました。
しかし、その栄光の陰に女性たちの暗躍や活躍があったことはあまり知られていません。
クーデータに怯む皇帝を諌め、戦いを勝利へと導き、アヤソフィア大聖堂をはじめとする帝国の黄金時代を築く礎となった皇妃テオドラ。
イコノクラスム(聖像破壊運動)が最盛期を迎えたビザンツ帝国時代に、己の身を犠牲にしてまでキリストの肖像画を守り通した聖テオドシア。
50歳を過ぎてからの政略結婚により3人の夫を持ち、政治の道具として翻弄されながらも、その夫全てが不慮の事故による謎の死を遂げた女帝ゾエ。
そんな女性たちがいた街、媚薬の様に私たちを魅了する古都;イスタンブールを母と共に歩いてきました。
☆★☆★☆★☆★旅程 2015/5/1〜2015/5/9☆★☆★☆★☆★
□5/1 成田22:30 -TK0053-
□5/2 イスタンブール 04:40 / 09:50 -TK2026- カイセリ11:10
カッパドキア観光
□5/3 カッパドキア観光
□5/4 カッパドキア観光
□5/5 ホームステイ
■5/6 カイセリ6:00 -TK2023- イスタンブール07:25
アヤソフィア、エジプシャンバザール、リュステム・パシャ・ジャミィ、イェニ・ジャミィ、ガラタ塔、セマー
□5/7 トプカプ宮殿、ルナ・テラス、ブルーモスク、グランドバザール、ヴァレンス水道橋、シェフサーデ・ジャミィ、スレイマニエ・ジャミィ、リュステム・パシャ・ジャミィ、ボスポラス海峡クルーズ
□5/8 地下宮殿、カーリエ博物館、テオドシウスの城壁、ミフリマー・スルタン・ジャミィ、 考古学博物館
□5/9 イスタンブール 01:15 -TK0052- 成田18:30
☆★☆★☆★☆★ ファティマとアイシャの旅 旅行記☆★☆★☆★☆★
【1】日本人の知らないカッパドキアへ☆ソーアンルの岩窟修道院:
http://4travel.jp/travelogue/11010564
【2】ウフララ渓谷は赤目溪谷だった!?:
http://4travel.jp/travelogue/11012680
【3】男の村マズにある真実の地下都市とバルーン・ライド:
http://4travel.jp/travelogue/11013325
【4】時に忘れられた村;ジェミルへ:
http://4travel.jp/travelogue/11015647
【5】Forgotten Cave Churches☆ローズ・バレーをトレッキング:
http://4travel.jp/travelogue/11017310
【6】女の修業!度胸でチャレンジ♪ホームステイでお料理教室:
http://4travel.jp/travelogue/11018186
【7】スター・ウォーズの世界へ☆ギョレメパノラマをハイキング:
http://4travel.jp/travelogue/11019510
【8】貌のない天使を探して
http://4travel.jp/travelogue/11024303
【9】スルタンの秘められた世界;狂気を孕む王宮へ
http://4travel.jp/travelogue/11028013
【10】点と線を楽しむイスタンブール街歩き
http://4travel.jp/travelogue/11039360
【11】メドゥーサの微笑み☆美味い話にウラは無い!
http://4travel.jp/travelogue/11050701
【12】マリア様はSuper Girl
http://4travel.jp/travelogue/11094540
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
トルコ滞在5日目となる5/6。
この日の朝は、トルコの旅の中で一番の早起き。
朝一番の飛行機でカイセリ空港からアタテュルク空港(イスタンブール)へと飛ぶ。
起床は朝の3時半。
4時にチャウシンの村を出発し1時間弱でカイセリ空港に到着した。
国内線なので1時間前のチェックインで良いかと考えていたら、ものすごい大きな落とし穴が待っていた。
チェックインの列に並んでいる人達は10組もいないのに、30分経っても3、4組しかチェックインが進まない…。
何がどうなっているのか分からないのだが、此処に並んでいる人達は各地へと飛ぶ朝一の飛行機に乗りたい人達。
なのに、チェックインが出来ない…とは。
皆のイライラが募る。
飛行機の離陸まであと20分。
かなり切羽詰まった状況になった時にカウンターにヘルプの係員が現れ、途端に列は進むようになったのだが、結局、搭乗できたのは離陸予定時刻の10分前。
非常にギリギリの様に思われる時間だが、飛行機の中はまだガラガラで搭乗予定者の半分も乗り込んでいない状態。
田舎の空港だから、ノンビリでも大丈夫なのだろうか…。カイセリ空港 (ASR) 空港
-
結局20分遅れで飛行機は離陸。
離陸して間もなくすると夜明けの時間。
朝靄の中のアナトリアの大地に朝日があたり、茶色一色の大地に濃淡の影が浮かび上がる。
この移動時間は、カッパドキアでののんびりした田舎旅から都会旅へのスイッチの切り替えの時間。
旅の前に読んだ情報では、イスタンブールには怪しい客引きも多く、睡眠薬強盗などの危険度の高い窃盗犯もいる。
母と私の女二人旅。
プロから見たら、母娘旅の私達なんて鴨葱に見えるに違いない。
ましてや、日本の外務省が出す渡航情報では黄色く塗られ、【十分注意】の危険情報となっているイスタンブール。
カッパドキアほどノホホン♪とは旅できないだろう。
今まで以上に、気を引き締めなくては…。
(写真は、かなりイスタンブールに近づいてからの絵で、眼下に見えるのは多分ボスポラス海峡だろう) -
今回、イスタンブール−カッパドキア間の航空券の手配はカッパドキアの現地旅行会社Streamに購入を依頼した。
この選択は正解で、自分で手配するよりもはるかに安価に航空券の手配ができ、往復で100TL≒5000円だった。(自分で手配する場合は、国際線と同時購入の裏ワザでも片道1万円が必要)
トルコに関する限り、餅は餅屋の諺が正しいようだ。
トルコ航空は国内線の短いフライトでも、簡単な食事が出る。
この日は朝早く起きたので、6時過ぎにはお腹がペコペコ。
出された朝食はぺろりと完食。 -
アタテュルク空港からホテルへは専用車で移動し、空港からホテルまでの所要時間は約1時間。
朝の9時過ぎにホテルに到着した。
ホテルがあるのはイスタンブールの旧市街地の中。
ブルーモスクまで徒歩10分圏内という便利な立地のホテルだ。
旅の計画段階でホテル代を節約したかった私たちは、手配会社にもう少し安いホテルを…とリクエストしていたのだが、彼らの答えはNo。
女性二人の滞在なので安心して勧められるホテルに泊まってほしい。同じ区域のもう一つ下のランクでは、治安等に若干不安がある。という返事だった。
トルコに行く前は、そんなのはマージンの問題でしょ!と思っていたが、カッパドキアで実際に手配会社のガイドさん達に会い、彼らの誠実な態度に接して考え方を180度変更。
彼らが安心して勧められるホテルが今の私たちにベストな場所なのだろう…と。
そして、宿泊したホテル【ブーシュキンスイート;Burckin Suites Hotel:(予約サイトによっては英語読みでバーキン スイーツ)】 は、セキュリティ的にも安心して泊まれる場所だった。バーキン ホテル ホテル
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チェックイン時間にはまだ早かったのだが、掃除が終わっていた部屋があったので部屋に案内してもらう。
ツインベッドの採光の良い部屋。
バスタブは無いが、シャワーの湯温、湯量共に申し分ない。
ただ、残念だったのが部屋にポットがなかった事。
夜に温かいお茶を飲みたい時にポットがないのは不便かな。
まぁ、欧州系のホテルは部屋ポットが無いことが多いので、仕方がない。 -
イチオシ
荷物を部屋に押し込んだ母と私は、早速イスタンブール散歩へと出発。
ホテルの大凡の位置はGoogleマップで事前に調べていたが、実際に歩き始めると自分たちの立っている場所が地図上の何処に当たるのかがイマイチ分からない。
大通りの町角に立ち、通り名を確認しながら母と二人で地図と睨めっこ。
すると1分もしない内に、通りを歩いてきた若者が近づいてきて「どこに行きたいの?」と声をかけてくる。
旅の前に、イスタンブールで声をかけてくる人には要注意!との情報を沢山読んでいた私たちは体を硬くし、身構えたのだが…。
彼は詐欺師でも怪しげな方でもないただの親切な通行人で、アヤソフィアはこっちで、ブルーモスクはそっち…と方向を教えてくれるとにこやかに立ち去って行った。
なんだか必要以上に警戒している自分たちが滑稽にも思えてきたのだが、イスタンブールに関しては、怪しい人は警戒してしすぎる事はない。
この翌日に出会った日本語ガイドのおじ様(怪しい人ではなく紳士的な方)からも、アヤソフィアやブルーモスク周辺の道端で言い寄ってくる男には注意を払う必要がある。とアドバイスを受けた。
先ほどの親切な彼が教えてくれた方向に歩いて行くと、そこには煉瓦色のアヤソフィア大聖堂の姿。
イスタンブールでの最初の目的地に無事に到着した。アヤソフィア 寺院・教会
-
ここですべきことは、入場券の購入。
入場券はアヤソフィア単体でも購入可能だが、滞在中に何カ所かのミュージアムを廻る場合にはミュージアムパス(写真)と呼ばれるマルチ入場券の購入が便利だ。
ミュージアムパスが利用できる博物館を3か所以上訪れるのであれば、単品の入場券をそれぞれで購入するよりも安価となる場合が多い。
ミュージアムパス購入に於いて注意すべき点は、パスの種類には3日券と5日券があり、各博物館にはそれぞれ1回きりしか入場できないという事。
マルチ入場券という言葉から日を変えて複数回入場可能と勘違いをして、入口で断られている旅人の方を何回か見かけた。
アヤソフィアの前には入場券を購入する観光客の列があり、最後尾には係員がいて誘導作業をしている。
列の待ち時間は30分という事だったが、自動券売機(支払いはカードのみ)までは20分程度の所要時間で、無事ミュージアムパスの購入完了。
ミュージアムパスの価格は3日券で85TL(約4200円)。
ガイドブックに記載の金額よりも1割以上値上がりしていた。 -
そして、アヤソフィアに入る前にすべきことはもう一つある。
新約聖書以降の知識が乏しい私たちには、アヤソフィアの見学にはオーディオ・ガイドが必需品。
窓口で日本語のオーディオ・ガイドも申し込む。(オーディオ・ガイドを借りる時には身分証明書と引き換えとなるので、旅人の場合はパスポートの持参をお忘れなく!)
オーディオ・ガイドは1セット20TL(約1000円)。
“歩き方”には「1個15TL、2個同時レンタルで20TLに割引き」との情報もあるが、残念ながら2個割引は2015年5月には実施はなく、1個20TL、2個借りれば2倍の40TLだった。
(写真:入場券、ミュージアムパスの自動券売機で、支払いはカードのみだが、有人窓口よりは空いている) -
アヤソフィアの中へと足を踏み入れる。
イスタンブールの5月の気候は爽やかだが、その陽射しは強く、屋外に長くいると汗ばんでくるのだが、アヤソフィアの中へ一歩入ると、そこに流れる空気はヒンヤリと冷たく、霊気の様に感じ(もしかして、冷房を凄く強く稼働させているだけかもしれないのだが…)なくもない空気の冷たさだ。
室内は仄暗く、天井が高いドームが目の前に広がる。
上部の灯りとりの窓からは、屋外の陽光が差し込んでいる。
キリスト教、そして東方正教会の総主教座として君臨し、後に歴代のスルタンたちに愛されたアヤソフィアが此処にあった。 -
正教会時代のアヤソフィア大聖堂。
その聖堂の壁には精緻なモザイク画が描かれ、十字架が掲げられていた。
しかし、オスマン帝国がこの土地を支配する時代に聖堂としての機能は排除され、美しいモザイク画は、アヤソフィアの表舞台からは姿を消した。
では、何故、現在に生きる我々がその失われた精緻なモザイク画をアヤソフィアで見ることが出来るのか。
それは、オスマン帝国の若きスルタンであったメフメット二世の功績だ。
彼は、異教徒の宗教施設であるアヤソフィアを壊そうとはしなかった。
信じる対象が異なるとはいえ、その土地の人々にとっては信仰として崇められている偶像たち。それを簡単に壊してしまう訳にはいかない。
偶像崇拝を許すわけにはいかなかったが、人々の目から見えなくすることはできる。
若きスルタンのメフメット二世は、漆喰を用いて異教徒たちのモザイク画を壁の下へと塗りこめ、アヤソフィアをイスラム教のモスクとして使用することにした。 -
スルタンが選択した漆喰で覆うという手法。
実は、この漆喰がアヤソフィアのモザイク画の保存に一役買っていた。
漆喰により酸素から隔離され、酸化という劣化を逃れた古き時代のモザイク画の数々は、オスマントルコの時代に500年という長き眠りについた。
そして、今から100年前。
トルコ共和国の成立を機に塗り込められた漆喰が剥がされ、モザイク画の修復作業が始まり、アヤソフィアに博物館として新しい命が吹き込まれた。
だから、現在のアヤソフィアでは、東方正教会のモザイク画とイスラム教のモスクが持つ特徴を重ね合わせて眺めることができる。
写真のなかの大きな円盤はイスラムの指導者の名前であり、右からアッラー、ムハンマド、ウマルと書いてある。日本でいえば書道の飾り文字みたいな感覚だ。 -
イチオシ
各国からの大勢の観光客で、賑やかで騒騒しいともいえるアヤソフィアの中。
しかし、半円ドーム中央の聖母子像の真下に立ち、その姿を眺めていると、周りの喧騒が聞こえなくなる瞬間がある。 -
遠くから眺めていると、聖書の様子が描かれているかのように見えたアヤソフィアのステンドグラスだが、近くで眺めてみると、そこに描かれているものは聖書の話ではなく、イスラムのアラベスク模様とコーランの一節であることが分かる。
-
アヤソフィアの2階の回廊へとあがり、聖母子像を間近で眺める。
このモザイク画はアヤソフィアのモザイク画の中でも最も古い9世紀ごろの作品と云われている。 -
ふと、天井を見上げると、天井のアーチに不思議な模様。
ギリシア十字が描かれている上に、イスラムのアラベスクの幾何学模様が描かれている。
これは、オスマン時代にギリシア十字の文様を塗り潰した上にイスラムの文様を描いたのだと思われるが、ギリシア十字の意思の強さなのだろうか…。
塗りつぶした黄色い壁の色、そしてその上の幾何学模様を押しのけるかのようにしてギリシア十字の文様が浮き出てきている。 -
これは有名な請願図(ディーシス)だ。
イエスの両側には聖母マリアと洗礼者ヨハネの姿。
遠目に見ていると絵画の様に見えるのだが…。 -
近づいて観察すると、モザイク画であることが良くわかる。
-
この請願図(ディーシス)を眺めていて不思議に思ったことがある。
それは、洗礼者ヨハネの表情。
キリストとマリアが穏やかな顔つきをしているのに対し、ヨハネの顔はなんとなく落ち着かない様な上目使い。
これはヨハネが罪深い人間たちの許しをキリストに請うている場面を表しているから…だという事だ。
実は、この請願図のキリストの視線;この視線にはある秘密が隠されている。
キリストの顔を正面から見ても斜めから見てもその視線は見る者を逃がさない様に描かれている。
私も試してみたのだが、窓から差し込む陽光が明る過ぎ、視線の動きは確認できなかった。 -
こちらの絵が冒頭で紹介した女帝ゾエを描いたモザイク画だ。
ゾエの3番目の夫であるコンスタンティヌス九世はその手にアヤソフィアに寄進する金を、そしてゾエは書物を捧げ、イエスはその二人に祝福を授けている。
皇帝の血を絶やさないためという政略結婚により結婚をさせられたゾエという皇妃。
彼女は夫が新しく変わる度にこのモザイク画を修正し、夫の首から上を新しい夫の絵へと変えていった。
このモザイクが最後に作り直された時ゾエは60代半ばだったという事なので、本当に彼女がこのモザイク画のように若々しく見えたのならば楊貴妃も真っ青だが、その辺は40歳前半であった夫のコンスタンティヌス九世に合わせた彼女の見栄なのだろう。
歴史の本では悪女として描かれることの多い女帝ゾエだが、この絵を見る限り、そのような面影はない。 -
ゾエのモザイク画の近くには同じような構図だが、イエスを抱くマリアに捧げものをするヨハネス二世と皇妃イレーネと表したモザイク画がある。
1つ前のゾエの描かれているモザイク画のキリストはなんだか目が泳いでいるようにも見えるが、こちらのマリアの目はまっすぐと見る者を見つめる感じで、マリアの表情も豊かだ。
単純にモザイク画としてどちらが好きかと問われたならば、このマリアが描かれている方が好きだ。 -
イチオシ
アヤソフィアの天井付近にある漆黒の翼に覆われた人の顔の絵。
実はこの絵が、私がアヤソフィアで一番見てみたかった絵だ。
真っ黒い羽に覆われた人物は、天使であるセラフィムを表している。
熾天使(してんし)とも呼ばれるセラフィムは、天使の階級の中でも最上級に属する天使で3対6枚の翼を持つ。
アヤソフィアについての本を読むまで、黒い翼を持つ天使がいるという事は全く知らなかった。
私の中のイメージでは黒羽の天使=悪魔だったのだが…。
まぁ、黒=悪魔のイメージはあながち間違いではなく、悪魔となった堕天使ルシファーは、天に居る時には最上位のセラフィムだったそうだ。
そして、このセラフィムだが100年前に漆喰がはがされた当初は顔がなかったそうだ。
9世紀頃のイコノクラスム(聖像破壊運動)により、その顔を塗りつぶされていたのだが、アヤソフィアの修復時に塗りつぶされた絵の下からその貌が現れてきて、修復担当者を驚かせたという話だ。 -
貌のあるセラフィムの対面には、顔を隠されたセラフィムもそのまま残されている。
セラフィムはアヤソフィア内では4か所あると云われているが、アヤソフィアは修復中で、その足場が邪魔をして見つけるのに少しだけ苦労した。
また、この漆黒の翼で体を覆うセラフィム、この絵は私に映画の一場面を思い起こさせた。
それは、宮崎駿監督の映画【ハウルの動く城】で、魔法使いであるハウルに翼が生えてくるシーン。
この絵からインスピレーションを得たのでないのかな〜。
そんな気がする。 -
こちらは一般的な天使のガブリエル。
大天使ガブリエルと云われる彼だが、天使の階級の中では下から二番目であるらしい。
なんとなくの見た目は、ガブリエルの方が上っぽいのだが…。
人は見かけによらないっていう事だ。 -
アヤソフィアの中をオーディオ・ガイドを聞きながら巡って、タップリ2時間。
時間はあっという間に13時近くになってしまった。
最後にアヤソフィアを振り返る。 -
イチオシ
アヤソフィアの外に出ると、目の前にはブルーモスクの姿。
この日はアヤソフィアでかなりお腹いっぱいなので、ブルーモスクの見学は2日目以降のお楽しみ♪スルタン アフメト モスク 寺院・教会
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アヤソフィアの入場券だが、アヤソフィアの外にある歴代のスルタン廟にも入場することができる。
スルタン廟はいくつかあり、装飾も美しい。 -
二色の大理石を用いたアーチは、スペイン・コルドバのモスクにも共通する造りだ。
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先ほどのスルタンの霊廟は女性的な内装だったが、こちらはインパクトの強い男性的な造り。
ここはセリム二世の霊廟で、スルタンとその家族の棺が室内中央に安置されている。
作り手の技巧能力にも左右されるのだろうが、それぞれの廟に埋葬されているスルタンをイメージして作られているのだと思う。 -
ここからは街歩き。
エミノニュの港に向けて歩くことにする。
アヤソフィアからトラム通りに抜ける裏道(ソーウクチェシメ通り)には、現代風にアレンジされたトルコ風の建築物が並んでいる。イスタンブール歴史地区 旧市街・古い町並み
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2階部分が張り出したトルコ風建築。
アジア側のユスキュダルまで行かなければ見ることが出来ないかと思っていたが、こんなところにもトルコ風住宅があったとは…。
ちょっと得した気分だ。 -
この通りには昔ながらのトルコ式のカフェもあり、観光客が足を止め、トルコ珈琲の香りに引寄せられている。
-
イチオシ
アヤソフィアから15分ほど歩くと、そこはもう港町エミノニュ。
湾の向こう側にはガラタ塔の姿が見える。 -
エミノニュの港町に来た理由。
それは、有名なランチを食べるため。
アジアと欧州を結ぶガラタ橋。
その橋の袂にあるランチと言えば、サバサンド。
時刻は14時近いが、ガラタ橋の袂のサバサンド屋さんは大繁盛。
何処も混みあっている。エミノニュ広場 広場・公園
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サバサンドを作っているのはボスポラス海峡に浮かぶ船の上。
別に桟橋にお店を作っても良さそうなものだが、なぜかユラユラと揺れる船の上でサバサンドを作っている。
写真撮っていい?と聞いたら、お兄さんたちはしっかりカメラ目線。サバサンドの屋台船 露店・屋台
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サバサンドは1個8TL(約400円)。
1つ食べればお腹いっぱいになる。
屋台の小さな椅子に座る観光客の間を、手に飲み物やおやつのドーナツを持ったお兄さんが売り歩く。
ここで注意したいのが、ウェットティッシュ配り。
売り子のお兄さんは、ウェットティッシュをお客さんに配って歩き、お客さんが受け取ったウェットティッシュを使うのを見届けて、代金を請求に来る。
我が母も、うかつにも受け取ってしまい私がサバサンドを手に席に戻ったら、ウェットティッシュ、貰っちゃった♪とニコニコしている。
やられた〜と思ったが、幸いまだ開封していなかったので、お兄さんの籠にそのまま返す。
母を一人で旅をさせられる日は遠そうだ…。 -
食後は、市場探検。
エジプシャンバザールと呼ばれる香辛料市場へと向かうのだが、そこの通り沿いは地元の方用の問屋街。
写真の通りは箒などの木製品の家庭雑貨の通り。 -
こちらはザル屋さん。
市場には手芸品の材料通りや、製菓器具の通り等色々あり見ていて楽しい。 -
この問屋通りには、旅の前から私がとっても気になっていたモスクがある。
そのモスクはリュステム・パシャ・ジャミィ。
市場の片隅にリュステム・パシャへの入口を見つけた。 -
イチオシ
リュステム・パシャ・ジャミィは今回の旅で一番のお気に入りのモスク。
この日だけでは飽き足らず、翌日も訪れ、その青の世界を堪能した。
その様子を紹介しだすとこの日の旅行記ではボリュームが大きくなりすぎてしまうので、詳細はまた別の旅行記で紹介したい。リュステム パシャ ジャーミィ 寺院・教会
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エジプシャンバザールが近くなると市場の様子が観光地っぽくなり、トルコランプを扱うお店も増えてくる。
-
エジプシャンバザールの中へ突入する。
バザールの中は一歩足を踏み入れると、香辛料の香り。
観光客だけではなく、地元の方も香辛料を買っている。
エジプシャンバザールでの買いは、やはり香辛料。
翌日に知り合ったガイドのおじさんの話によると、エジプシャンバザールでは食料以外は逆に高めだそうだ。
そしてグランドバザールは、全ての物品がエジプシャンバザールよりも更に高いとのこと。
グランバザールで売られている土産物にはバカ高い賃料が載せられているので、グランバザールのお土産は見るだけにしておく方が良いとのことだ。エジプシャンバザール 市場
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私のバザールでの目的は、香辛料のクミンとパプリカの購入。
両方とも私のお料理には欠かせない大好きな香辛料なのだが、良質な香料は日本で買うと結構高く、料理に大量に使うには気が引ける。
だから、エジプシャンバザールでそれぞれ200gずつ購入する。
本当はもっと欲しいのだが、大量に買っても香りが飛んでしまうので200gが限度かな。
無くなったら、またトルコまで買い出しに来ればいいだけだし♪ -
バザールの中の彼方此方のお店で香りをチェックして、一番の好みの香りのお店で購入。
購入した香辛料は、その場で真空パックにしてくれる。
香辛料を二種類購入するという事で、少し負けてもらいパプリカとクミンを200gずつで30TL(約1500円)。
母は、香水屋さん(フアル・パザル)でRosenseの薔薇水と薔薇オイルを購入。
こちらも交渉して(勿論、私が)、それぞれ2本ずつの購入で40TL(約2000円)。
さらにお茶屋さんで薔薇茶とレモン緑茶をそれぞれ100gずつ。
これも交渉により、2つで38TL(約1900円)で手を打った。
欲しかったモノを手に入れて、二人ともニコニコ。 -
バザールの外の香辛料屋で、不思議な葉っぱを見つけた。
一体、何に使うのだろう。 -
エジプシャンバザールを出て次に向かったのは、バザールから歩いてすぐのところにあるイェニ・ジャミィ。
モスクの前にあるのは足を洗う為の水場で、敬虔な信者の方は足を洗ってからモスクの中へと入る。
母と私もスカーフを頭に巻き、髪の毛が見えない様にしてからモスクへの入口へと向かう。
それが、女性がモスクへ入る際のしきたりだ。
日本人の女性の旅人でスカーフを持たずにパーカーのフードを頭に被るだけでモスクへと入場している方を見かけたが、やはりそれでは失礼なのではないかと思う。
モスクの入口で髪を覆うために貸してくれる水色の布を被るのが嫌ならば、自分できちんと大判のスカーフを準備すべきだと思うのだが…。イェニ ジャーミィ 寺院・教会
-
イェニ・ジャミィは、女性的な雰囲気の天井のドームが印象的なモスクだ。
アヤソフィアではアッラーやムハンマドの名を示すカリグラフィーの円盤は天井からぶら下がっていたが、ここではタイルに焼き付けられ、装飾の一部となっている。 -
全体にピンク色がかった美しいモスク。
夜に来たらランプに火が灯り、幻想的なのかもしれない。 -
ガラタ橋を渡る。
ガラタ橋はイスタンブールの新市街側と旧市街側を結ぶ橋で、その上は絶好の釣り場。
おじ様達は、おしゃべりしながら楽しそうに釣り糸を垂れている。
足元の白いバケツには銀色の魚。
鯵に似ている気がしたが、魚に疎い私には良くわからなかった。ガラタ橋 建造物
-
こちらのお兄さんも釣り糸は垂らしているものの、その足元には釣果の魚を入れるバケツがない。
どうやら彼の場合は釣る対象が魚ではないみたいだ。 -
ガラタ橋の上からは先ほどまで居たイェニ・ジャミィの姿が良く見える。
2本の尖塔が印象的だ。 -
この日はこのまま新市街地へ行こうかと思っていたのだが、母がかなりお疲れの様子。
カッパドキアで濃密な4日間を過ごし、今朝も3時半起きだったので眠そうだ。
予定を変更して、新市街のカラキョイのカフェで一休み。
母は、ここで1時間のお昼寝タイム。
私はその時間を利用して、カッパドキアでの記憶を辿りメモと云う名の日記を書く。
目の前は、ユスキュダル行きの船の埠頭。
定期船が幾度となく目の前を行き交う。
私も、チャイを飲みながらのんびりとした時間を過ごす。
チャイを2杯も頂いたので、お腹がチャプチャプに…。
お茶代は、チャイ3杯で11TL(約550円)。 -
お昼寝して体力が回復した母と、ガラタ塔に向かって歩き出す。
カラキョイの港から新市街地までは結構な登り道。
ゆっくりゆっくりと坂を登る。 -
新市街へと足を運べるのは、この日の午後しかない。
だから、少し回り道をしてメインの通りを外れ、街の中を歩きながらガラタ塔へと向かう。
路地を1本入ると、そこは今まで表通りとは雰囲気が一変。
古いトルコ式住宅が立ち並ぶ場所だった。
未だ明るい時間だから身の危険は感じないが、暗くなったらまず近づきたくない匂いを醸し出す場所だった。 -
坂道にはトルコ式住宅のアパートメントが並ぶ。
上層階の家は窓が割れたままになっている部屋もあった。 -
ストリート・アートと言えば聞こえのよい落書きもあった。
だんだん大きくなっていくガラタ塔を眺めながら歩けるのはオモシロイのだが、道の選択を間違えたかもしれない…との思いが頭をよぎる。 -
急坂を登り、ようやくガラタ塔の下まで辿り着いた。
母と私が歩いてきたメインの通りから1本入ったトルコ式住宅が立ち並ぶ通り。
この道を歩いた時には知らなかったのだが、翌日に知り合ったガイドのおじさんから、ガラタ塔の裏通りには夜は近づかない様に…と教えてもらった。
昼間歩いていた時には気が付かなかったが、この通りは歓楽街で春を商売する様なお店もあるところだそうだ。 -
イチオシ
時刻は17時近く。
日も傾き、ガラタ塔から夕陽を眺めるには良さそうな時間なのだが、塔の周りには長蛇の列。
列に並んでまで見なくても…という事で、ガラタ塔をぐるりと1周してから、元来た道を戻る。
でも帰りは大通りから…。ガラタ塔 建造物
-
夕方のガラタ橋の上からは見えるのは、夕日を浴びて輝くアヤソフィアの姿。
-
反対側には丘の上にあるスレイマニエ・ジャミィの姿。
ゆっくりと橋の上を歩きながら、その景色楽しむ。スレイマニエ モスク 城・宮殿
-
この日最後のお楽しみ。
トルコの宗教舞踊であるセマーを見に、スィルケジにあるホジャパシャ・文化センターへと向かう。
セマーはトルコのコンヤを発祥の地とするメヴレヴィ教団の儀式であり、旋回舞踊とも称される踊り。
踊り手が神との一体化をめざし、舞台をクルクルと円を描きながら踊る姿を見てみたかったので、日本からインターネットで予約しておいた。
事前予約をしたためか、席は最前列の20番目という特等席。
代金は一人60TL(約3000円)で、カード決済可能だ。
2名以上の事前予約の場合はネット予約の特典としてセマーの様子を納めたDVDを1枚貰えるのだが、残念ながらこのDVDを帰国後にPCで再生してみたら、見事に再生できない。
再生形式が異なるのかもしれないが、DVDの銀色の表面に油のしみのような丸い模様がいくつも浮き出ていたので、元のDVD自体の質が悪いのかもしれない。 -
セマーは宗教舞踊であるため写真撮影や拍手、手拍子は一切禁止なので、その舞踊の様子を少しだけ言葉で紹介。
セマーゼンと呼ばれる踊り手たちは黒い大きなマントに身を包み舞台へと上がり、そのマントを脱ぎ、ゆっくりと一人ずつ歩きだしクルクルと回り始める。
彼らが身に着ける白い衣装は長いスカートの様だが、その意味するものは死装束。
旋回することによりトランス状態になり、神の境地に近づくことが出来るという…。
セマーゼンの背後には宗教楽器を手に持つ楽師たちの姿。
楽師が奏でる音は日本の雅楽にも似た短調の音。
その音に合わせ、セマーゼンが回る。
セマーゼンの足元に注意を払うと、彼らの軸足はいつも同じ足。
だからクルクルと旋回していても目が回ってフラフラしないんだ!と納得。
隣に座る母は…と目を移すと、セマーゼン同様に見事にトランス状態に入っていて目が半開き状態。
やっぱり、疲れていたんだね…。
明日の朝は少しゆっくり目に起きようか…。
前の旅行記【7】スター・ウォーズの世界へ☆ギョレメパノラマをハイキング:
http://4travel.jp/travelogue/11019510
続きの旅行記【9】スルタンの秘められた世界;狂気を孕む王宮へ:
http://4travel.jp/travelogue/11028013ホジャパシャ文化センター 劇場・ホール・ショー
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【個人旅行の旅の情報:イスタンブール編】
イスタンブール空港での両替事情:http://4travel.jp/overseas/area/europe/turkey/istabul/tips/11727856/
イスタンブール・カードは何処で買う?:http://4travel.jp/overseas/area/europe/turkey/istabul/transport/10265222/tips/11727855/
持っていく現金はリラ以外はドルかユーロか どちらがお勧め?:http://4travel.jp/overseas/area/europe/turkey/tips/11731634/
イスタンブールの治安・天気。その他の情報:http://4travel.jp/overseas/area/europe/turkey/istabul/tips/11796321/
穴場的・絶景カフェ・テラス EN LA LUNA TERRACE:http://4travel.jp/os_hotel_tips_each-11799492.html
モスク入場時の貸し出し布:http://4travel.jp/overseas/area/europe/turkey/istabul/tips/11799248/
ミュージアムパス:http://4travel.jp/overseas/area/europe/turkey/istabul/tips/11788360/
最低限の礼節を…:http://4travel.jp/overseas/area/europe/turkey/istabul/tips/11784570/
(写真:アヤソフィアの聖龕(せいがん))
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この旅行記へのコメント (8)
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- tomohumi syzukiさん 2015/07/24 13:14:52
- 共和国記念日
- ウェンディさんへ
トルコに来た日と共和国記念日にイスタンブールを見ました。来た日は夏時間でしたが滞在中に終わって、アンカラより戻って来た翌日が共和国記念日でした。
ウェンディさんの旅行記を拝見して私が行った時と、ゴールデンウィークのウェンディさんを比較した。
- ウェンディさん からの返信 2015/07/25 23:06:00
- RE: 共和国記念日
- こんにちは。
トルコへの旅は、tomohumi syzukiさんの中に大きな印象を残したようですね。
旅は旅の前のプランニングの時も、旅の最中も、そして帰国して旅が終わってからも楽しめますし、それぞれの時点で受ける印象も違うモノです。
旅を通じてその国の一つの面を知ってしまうと、また別な貌も見たくなってきてしまいます。
旅は麻薬みたいなものですね♪
-
- bakuさん 2015/06/29 01:23:11
- おひさしぶりです。
- メメットさんと5人で崖の上から夕日を一緒にみた男2人組です。
メメットさんの家でホームステイすると聞いていたので、
その後の楽しいホームステイの様子が読めて嬉しく思い、思わず書き込みしてしまいました。
私もジェミル村に連れ行ってもらったのですが、その時は予備知識が全くなかったのですが、
他とは空気が全く違う、わずか数世帯しか住んでいない寂しい村のことが印象に残っていて
気になってネットで調べていたら、偶然こちらの旅行記と出会うことが出来ました。
ファーティさんのお父さんは、カッパドキア地方で初めてのガイドだそうで、
彼の知識の豊富さは父親譲りなのでしょうね。
私もストリームのツアーにとても満足しました。
帰国後、櫻澤さんとも会う機会がありましたが、ギリシャなどの手配もしているそうです。
私たちはブーシュキンホテルに2泊しました。
小さいホテルだけど観光には便利な場所だな、ぐらいにしか思ってなかったのですが、
あとでファーティさんが言うには、ビザンチン時代からの建物を改装したものだと聞かされて、
そんなに歴史ある建物ならば、もっとよく見ておけばよかったと思いました(笑)
- ウェンディさん からの返信 2015/06/29 07:10:03
- RE: おひさしぶりです。
- bakuさん こんにちは〜。
お名前もうかがっていなかったので、掲示板で再会できるとは思っていませんでした。
チャウシン村の聖ヨハネ教会の崖の上からの夕陽、綺麗でしたね。
旅行の計画段階ではチャウシン村は名前も知らなかったので、ギョレメの方が宿泊や食事には便利なのでは…と思っていましたが、今はチャウシン村で過ごせて、ミラクルケーブに泊まれて、沢山の方と出会えて…本当に良かったと思っています。
時が止まった村ジェミル。
ジェミルも旅の前には全く知らなかった村でした。
ギリシア建築が残る静かな空間。
村には住んでいる方がいるはずなのに、その気配すら感じられない不思議な場所。
あそこに連れて行ってもらえたのはラッキーでした。
イスタンブールのブーシュキンホテルはビザンチン時代の建物だったのですか。知らなかったです。
(旅行記の方にもその情報を追加しておきますね)
ビザンチン時代と言えば少なくとも今から500年以上は前の時代。
そんなところに泊まれていたなんて、ビックリ。
ロビーの調度やリフトの作りはアンティークなホテルだとは思っていましたが…まさかビザンチンまで遡る歴史を持つとは…。
今回の旅はファーティさんに手配を任せて大正解の旅でした。
おかげでトルコの魅力を十二分に味わう事が出来、母なんてまた行きたい〜と騒いでいます。
でも、その思いは私も一緒。
いずれカッパドキアンの新しい家族メメット一家や、トルコのまだ訪れていない地方を訪れたいと考えています。
これからもお互い、素敵な旅をしていきましょうね♪
ウェンディ
P.S
チャウシンで購入した大きなサラダボールのお皿、活用されていますか?
私も平皿は買いましたが、深皿も買えばよかったかな〜と思っています。次回のお楽しみですね。
-
- こあひるさん 2015/06/22 09:55:47
- 有名なモスクだけでなく・・・
- ウェンディさん、こんにちは。
ウェンディさんにかかると、イスタンブールがますます魅力的に見えてきました。
ブルーモスクには日本語ガイドもあるとのこと・・・これは嬉しいことです。
キリスト教のフレスコ画を覆い隠すために、上から漆喰を塗ってあったがゆえに、結果的に何百年も色彩豊かに保存された・・・というのは面白いですね〜。スペイン人が、イスラムの美しい宮殿などを壊さずに残したように、トルコでも、美しい教会を壊さずに残したのですねぇ。現在でも、こういう寛容さがあればなぁ〜〜と感じる事柄がしばしばありますね。
有名どころのモスクはもちろん素晴らしいですが、1番人気でないモスクも、それぞれ色合いや雰囲気が異なり、ステキです。
神にささげる踊り・・・恍惚となる踊り手・・・その神秘的な踊りも見てみたいです。
こあひる
- ウェンディさん からの返信 2015/06/22 23:35:58
- RE: 有名なモスクだけでなく・・・
- こあひるさん こんばんは♪
トルコ旅行記がようやくイスタンブール編へと突入しました。
東西の文化の交流点でもあるイスタンブールは、人もモノもカオスのような場所。
とても興味深い場所でした。
オーディオガイドがあるのはアヤソフィアですが、あのガイドがなければ、とても今回の様に丁寧に施設の中を見学することはできなかったと思います。
旅の前に購入した2冊の本にもアヤソフィアの詳細な内容は載っていますが、さすがに建物の何処に何があるのか…なんてことまでは載っていないので、地図を見ながらそのポイントごとに詳細な説明を聞くことが出来るオーディオガイド(それも日本語!)は1000円(高いですが…)の価値はありますね!
トルコについて調べる前の私が持っていたトルコのイメージは、キリスト教徒たちの街を力づくで奪い取ったオスマン帝国だったのですが、実際はキリスト教徒の残した宗教遺産を壊さずに利用したり、とかなり教養深い民だったようです。
今、ニュースになっているパルミラ遺跡に地雷を仕込むようなどこぞの集団の方たちに、こんな方たちもいたんだよ〜って教えてあげたいですよね。
そして、イスタンブールのモスクたち。
凄かったですよ〜。
宗教施設なのですが、芸術的センスというかなんというか…。
私の貧困なボキャブラリーでは現しきれないのですが、宗教施設という枠を超えた美しさがありました。
また続きの旅行記でも沢山のモスクを紹介していきたいと思っています。
ウェンディ
-
- きなこさん 2015/06/21 23:55:03
- 圧巻!!
- 明日まで我慢できずに拝見してしまいました
そうですねぇあのアーチはコルドバのメスキータのと同じですね
私が訪れるのは火曜日なのでトランジットのツアーにアヤソフィアが入っています。
当日は多分駆け足だから、たっぷり予習させて頂きました
キリストの絵は探して見るつもりでしたが、もう一つ探す楽しみが出来ました。
それにしても不思議な空間ですよねぇ
建物に魂があるのなら 愚かな人間の仕業をどう静観しているのでしょうか
前回はぶるーもすくだけだったのでアヤソフィアとっても楽しみです
私もおしぼりを貰ってますよ
きなこ
- ウェンディさん からの返信 2015/06/22 07:35:00
- RE: 圧巻!!
- きなこさん こんにちは♪
トルコの旅。
カッパドキアでの怒涛の日々も想い出タップリでしたが、イスタンブールの初日の街歩きも、なかなかインパクトが大きかったです。
遠く離れたところに住んでいるのに、何故か旅先のセレクトが重なってしまう私達。
きっと感性に似ている部分があるのかもしれません。
世界中に訪れたい場所は沢山あるのに、次回のスペイン旅の行先まで重なってしまうとは…。
不思議ですね。
イスタンブールで訪れたアヤソフィアは観光客でごった返していましたが、不思議とその喧騒が気にならない場所。
是非きなこさんも見たい部分を絞り込み、じっくりと観察してきてくださいね〜。
私のアンダルシア旅まであと2週間とちょっと。
スペインへの準備をしながらも、心の半分はまだトルコに留まっているウェンディです。
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