セマーのみを純粋に楽しめます
- 4.0
- 旅行時期:2015/05(約9年前)
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by ウェンディさん(女性)
イスタンブール クチコミ:47件
2015年5月の情報です。
イスタンブールでセマーを見てきました。
セマーを見たのはエミノニュ港近くのホジャパシャ文化センター。
予約は日本からのネット予約です。
施設への入場は公演開始の1時間前位から可能ですが、実際に劇場内へと入れるのは開始時刻の15分位間。
それまでは、待合スペース内で飲み物(1ドリンク代がチケット代に込)を飲みながら、セマーや民族舞踊の展示を見て時間を過ごします。
待合室内には椅子は少ないので、中途半端な時間帯に行くと1時間近く立ったまま待つことになります。
セマーの舞台は民族楽器の演奏から始まり、その後セマーゼンと呼ばれる踊り手たちの舞踏となります。
セマーゼンと呼ばれる踊り手たちは黒い大きなマントに身を包み舞台へと上がり、そのマントを脱ぎ、ゆっくりと一人ずつ歩きだしクルクルと回り始めます。
解説の言葉などは一切ありません。
彼らが身に着ける白い衣装は長いスカートの様ですが、その意味するものは死装束で、旋回することによりトランス状態になり、神の境地に近づくことが出来るということです。
宗教楽器を手に持つ楽師たちが奏でる音は日本の雅楽にも似た短調の音で、その音を聞いているだけでもトランス状態(’催眠状態)に陥りそうな感じで、その音に合わせ、セマーゼンが回り続けます。
セマーゼンが回り続けても目を廻さない理由は、足もと。
彼らの軸足はいつも同じ足でした。
トルコのコンヤを発祥の地とするメヴレヴィ教団の儀式であるセマー。
見に行く価値はあると思います。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 4.0
- エミノニュ港から徒歩圏内
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 一人60TL(約3000円)
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 当日券購入で満席と断られている旅人もいました
- 施設の快適度:
- 2.0
- 昔のハマムを利用した円天井の施設は素敵ですが、トイレの数が収容人数に対して少なすぎ!
クチコミ投稿日:2015/07/01
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