2015/05/01 - 2015/05/09
19位(同エリア1799件中)
ウェンディさん
- ウェンディさんTOP
- 旅行記382冊
- クチコミ2269件
- Q&A回答130件
- 2,386,665アクセス
- フォロワー354人
71歳の母と旅したトルコ・アナトリアの地。
カッパドキア3日目となるこの日は、怒涛の様なそれでいて忘れられない1日となりました。
3日目の旅の始まりは、2日目の夜。
ホテルの前の洞窟カフェで夕食をとり終えた母と私が宿へと戻ると、レセプションでは一人の男性が私たちを待っていました。
その人はファーティ(Fatih)さんで、カッパドキアでの現地手配会社Streamの社長でもあり、ガイドでもある方で、話があるということでした。
彼の話の内容を要約すると、
「君たちは遺跡歩きや歴史に強い興味があるようで、ガイドとしてはとても嬉しい。もし可能ならば明日のガイドは自分が担当したい。君たちがまだ見ていない、本当のカッパドキアを案内したいんだ」
彼の話には、まだ続きがありました。
「実は明日からの2泊のホームステイだが、このホテルのオーナーのメメット氏が彼の家に来ないか…と招待してくれている。宿泊先の急な変更となるのだが、受けてみる気はないか」
それは、母と私にとって、思いもかけない提案でした。
どちらの提案も大歓迎。
ファーティさんの言う“本当のカッパドキア”って、いったいなんなのだろう…。
それに、メメットさんとは滞在中にかなり親しく話すようにもなっていたので、ホームステイの件も喜んで♪
とんとん拍子に私の考えてもいなかった方向、それも面白そうな方向に進むカッパドキアの旅。
まるで、旅の神様に操られているかの様。
母は、話のあまりの展開の速さにもう目が白黒。
でも、この展開にワクワクしている感じで、楽しそうに話の進展を見守っていました。
ファーティさんの話は続きます。
「君たちは未だ地下都市には行っていない。だから明日、地下都市を案内しようと思うのだが、日本のガイドブックに載っていない場所でも構わないか。そこは真の地下都市。男の村の中にある…」
男の村の中の地下都市…って、いったい何なの??
私の頭の中はイケナイ妄想で、はちきれそう! 今晩は眠れないかも…。
かくして、母アイシャと私ファティマのカッパドキア3日目の朝が始まりました。
☆★☆★☆★☆★旅程 2015/5/1〜2015/5/9☆★☆★☆★☆★
□5/1 成田22:30 -TK0053-
□5/2 イスタンブール 04:40 / 09:50 -TK2026- カイセリ11:10
ソーアンル谷、ソベッソス遺跡、三姉妹の岩、聖ヨハネ教会(チャウシン)
□5/3 ウフララ渓谷、デヴレント、パシャバー
■5/4 Ballooooon、マズの地下都市、時に忘れられた村ジェミル、ラブ・バレー、ウチヒサール、ギョレメパノラマ、野外博物館、薔薇の谷トレッキング
□5/5 ホームステイでお料理教室、ギョレメ・パノラマ・トレッキング
□5/6 カイセリ6:00 -TK2023- イスタンブール07:25 イスタンブール観光
□5/7 イスタンブール観光
□5/8 イスタンブール観光
□5/9 イスタンブール 01:15 -TK0052- 成田18:30
☆★☆★☆★☆★ ファティマとアイシャの旅 旅行記☆★☆★☆★☆★
【1】日本人の知らないカッパドキアへ☆ソーアンルの岩窟修道院:
http://4travel.jp/travelogue/11010564
【2】ウフララ渓谷は赤目溪谷だった!?:
http://4travel.jp/travelogue/11012680
【3】男の村マズにある真実の地下都市とバルーン・ライド:
http://4travel.jp/travelogue/11013325
【4】時に忘れられた村;ジェミルへ:
http://4travel.jp/travelogue/11015647
【5】Forgotten Cave Churches☆ローズ・バレーをトレッキング:
http://4travel.jp/travelogue/11017310
【6】女の修業!度胸でチャレンジ♪ホームステイでお料理教室:
http://4travel.jp/travelogue/11018186
【7】スター・ウォーズの世界へ☆ギョレメパノラマをハイキング:
http://4travel.jp/travelogue/11019510
【8】貌のない天使を探して
http://4travel.jp/travelogue/11024303
【9】スルタンの秘められた世界;狂気を孕む王宮へ
http://4travel.jp/travelogue/11028013
【10】点と線を楽しむイスタンブール街歩き
http://4travel.jp/travelogue/11039360
【11】メドゥーサの微笑み☆美味い話にウラは無い!
http://4travel.jp/travelogue/11050701
【12】マリア様はSuper Girl
http://4travel.jp/travelogue/11094540
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5/4 カッパドキア滞在3日目の朝。
この日の朝はバルーン・ライドに挑戦する。
本来ならば、私たちは昨日の朝の気球に乗っていた筈だった。
でも、到着日の夜に手配会社からバルーン・ライドの日を1日延期してもらえないかというお願いがあり、この日に変更した。
延期の理由は、気球からの落下事故。
比較的最近、気球からの落下事故が起きたというのだ。
なんでも、気球に興奮したトルコの方たちが、係員の注意を聞かずに気球の籠の中を勝手に移動したところ、籠のバランスが崩れて籠が傾き、一人の方が落下したというのだ。
私たちが訪れた5月初旬はトルコの3連休に当たり、カッパドキアもトルコ人観光客で大賑わいしている。
トルコの方にとってもバルーン・ライドは人気のアトラクションで、この3日間はトルコ人が大勢気球に乗る。
多分、なにも問題は起きないとは思うが、私たちの安全の為に3連休が終わるこの日の朝までバルーン・ライドは待ってくれないか…。という話だった。
(写真:朝5時、ミラクル・ケーブ・ホテル前。ギョレメの街の灯りが薄暮に輝く) -
朝5時15分。
フリースの上にゴアのジャケットを着こみ、手には指無し手袋の完全武装で、気球のピック・アップ車を待つ。
ホテルの外では、昨晩までは聞こえなかった、ゴ〜〜という腹に響く重低音が響いている。
ボイラーの調子でも悪いのかねぇ…なんて母と話していたその時、私の目はホテルの前に繰り広げられている光景に気が付いた。
ほんの100m先。
そこでは、気球の火入れが行われていた。
ゴ〜〜という腹に響く重低音、それは気球のバーナーが火を噴く音だった! -
そんな光景を見ながらピック・アップ車に乗り込み、ギョレメにある気球会社Air Kapadokya Balloonsのオフィスへと移動する。
オフィスにはピック・アップ車が次々とやってきては、お客さんを降ろしていく。 -
オフィスに入る時に、胸に丸いシールをペタリと貼られる。
これが、今日の参加証で、シールの種類は黒と黄色。
参加人数は、黒・黄色がそれぞれ16人だ。
オフィスの中には軽食とお茶が準備されており、参加者全員のピック・アップが終了するまでは、此処でおやつタイム。
オフィスの壁には気球に乗る際の注意事項が書かれており、一応、そんなのモノにも目を通す。
なるほど…。着陸時は横になって着地するんだネ!
そして、柱にはバルーン・ライドの可否を示すフラッグの色の説明。
緑なら決行、黄色は天気から判断、赤は中止。
説明書きはあるのだが、どこにもフラッグは張り出されていない。
いったい、何を見て判断するのだろう…。 -
参加者が揃ったら、小型バスで気球の離陸場所へ移動する。
離陸場所に着いたら、気球はもう8割方膨らんでいた。
最初から膨らます処を見学したかったのに、少し残念だ。 -
気球は、その傾斜をあっという間に起こして、5分もしない内に乗船タイム♪
-
気球の籠は4つに分割されていて、係員が見た目の体重に応じて、籠の重さが平均的になる様に参加者を振り分けていく。
最初に乗るのは、小柄な女性から…。
日本人の中でも比較的小柄な母と私は最初に気球の籠の中へと放り込まれた。
近くで見る気球のバーナーはとっても巨大だ。 -
バーナーの傍にはパイロットがいて、バーナーの強さを点検中。
バーナーを点けたり、消したりしながら気球の形を整えている。
頭の真上で焚かれるバーナーの熱量はものすごい。
顔が熱くて真っ赤になってしまう。 -
隣の2機目の気球も膨らんできた…と思ったら、いきなりこちらの方に倒れてきた。
そんなに衝撃は無かったが、少しびっくり。 -
気球の中を見上げる。
初めて乗る気球。
全てが面白い!
籠に乗ってしばらくしたら、パイロットのお兄さんから立ち位置の変更指示。
籠の中心部には、体格の大きい人、端には小柄な人が行く様に…とのこと。
重心を重くして、籠を安定化させるのだと思う。
おかげで、母と私は籠の角の特等席へ♪ -
もう少しで飛ぶという直前に、記念撮影の方がやってきて、母と私を1枚パチリ。
(後で1枚10TL:500円弱で販売)
母との旅の記念なので、その写真を1枚購入した. -
ふわりと気球が舞い上がる。
鳥の飛翔の様だ。 -
イチオシ
最初は気流に乗るためにぐんと高く上がる。
眼下には、カッパドキアの奇岩群。
凄い景色だ。ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 国立公園
-
イチオシ
奇岩群が近くなったら、気球はゆっくりと高度を落とす。
パイロットのお兄さんは4個のバーナーを点けたり消したり大忙し…。バルーン・ツアーを計画する場合は、トルコの連休(祭日)に注意して! by ウェンディさん気球 (バルーンツアー) アクティビティ・乗り物体験
-
もう少しで、岩に触れてしまう!という位まで気球の籠を岩に近づける。
パイロットさんはサービス精神満点だ。
熱の力と風の力で飛ぶ、空の旅。
空中散歩って、こういう事を云うのかもしれない。 -
下を飛ぶバルーンなんて、農地ギリギリまで下がって、そして上昇していく。
パイロットの腕にかかっている乗員の安全。
彼等はそれを分かったうえで、ギリギリのところで楽しませてくれる。 -
しばらく行くと、滞在しているチャウシン村と聖ヨハネ教会の崖が見えた。
ホテルもはっきりと分かる。
そして、ここからが薔薇の谷。聖ヨハネ教会 寺院・教会
-
薔薇の谷(ローズ・バレー)はその岩の色から名づけられた谷。
鉄分を多く含む赤い岩肌と、ケイ素を含む白い岩肌、そして緑がかって見えるのは硫黄。
それぞれの層が地層となり、目の前に姿を現した。ローズ バレー 旧市街・古い町並み
-
下界の景色の美しさに感嘆しながらも、何気なく上を見上げたら、見えてしまった…。
気球に付けられた絆創膏たち。
木の枝に引っかかったり、岩とこすられたり、気球だって痛んでくる。
そんな痛んだところを同じ色の絆創膏で修理してある。
小さな穴だって命取りになりかねないバルーン・ライド。
毎日のメンテナンスも大変なのだろう。 -
凝灰岩の白い岩が作り出すとんがり屋根の岩たち。
凄い・綺麗・素敵…なんていう言葉では表せないくらいの景色だ。 -
イチオシ
空に浮かんでいる気球の数は、私たちの前に浮かんでいるものだけで30機以上はいる。
パイロットさんは地上の追跡部隊と無線でやり取りをしながら、気球の方向を操作。
これだけの気球が風に流されているというのに、ぶつからないのが不思議なくらいだ。 -
イチオシ
前の気球が、谷の岩肌ギリギリを飛ぶ。
後ろから見ていると、岩にぶつかりそうだ!と思うのだが、いざ自分がその位置にいると、岩との間には結構な距離があり、全然平気。
気球は全然怖くない。バルーン・ツアーを計画する場合は、トルコの連休(祭日)に注意して! by ウェンディさん気球 (バルーンツアー) アクティビティ・乗り物体験
-
畑の中の昔の岩窟寺院が見える。
あんなところに気球でふわりと降り立って、岩窟寺院の中を探検したい…。 -
気球での楽しい空中散歩の1時間は、あっという間に終わり。
どの気球も高度を下げ、着陸地点を探している。 -
ユルギャップの街の近くの草原に気球は着陸。
降りた瞬間、籠は横倒しに。
乗っている私たちは、パイロットの指示に合わせて着陸姿勢をとり、そのまま横にゴロン。
気球がどんどんしぼんでいく。 -
しぼむ気球は熨斗烏賊みたいだ。
-
無事に着陸した後は、パイロットによるシャンパン・セレモニー。
シャンパンという名前だが、実際はノン・アルコールの葡萄ジュース。
でも、美味しかった。 -
気球の搭乗記念に搭乗証明書が最後に配られ、この日のバルーン・ライドはお終い。
快晴の空でなかったのは残念だが、乗ることができて良かった。
日本でのプラン通りに昨日の日程で申し込みをしていたら、雨で乗れなかったのだし…。
バルーン・ライドをこの日に動かしてもらって、良かった。 -
ホテルに戻って、少しだけ休憩したら朝食、そしてチェックアウトの時間だ。
マッシュルーム型の洞窟ホテルとも、もうお別れ。
でも、今晩からはホテルのオーナーのメメットさんのお宅にホーム・ステイ。
一体、どんなことになるのだろう。
こんな出たとこ勝負の旅は、久しぶりだ。Miracle Cave Hotel ホテル
-
今日のガイドであるファーティさんとは9時45分にホテルの前で待ち合わせをし、それから、“男の村”にある“真の地下都市”へと向かう。
そして、ホテルに来たファーティさんは、もう一人お友達を連れていた。
そのお友達は日本人で、カッパドキアで日本文化を教えるボランティアをやっているという。
今日は、彼女を含めて3人の女子旅♪
賑やかな旅になりそうだ。
この日訪れる“男の村”の名前はマズ(Mazi)。
古代にこの地方の州都であったこともある村だ。
マズの村に入る前に、ファーティさんは大きな一枚岩の崖が見える所で車を停めた。
岩の上に見えるのは、岩を掘って作られた神殿。
柱の形がエンタシスの様に中央部が太くなっているのが遠目でも分かる。
この神殿はローマ時代の王の墓と王妃の墓。
あそこまで歩ける道もあるという…。 -
カッパドキアでの中でも古くからのしきたりが数多く残るマズ村。
この村に入るにはちょっとした注意が必要だ。
その注意とは、むやみに写真を撮らないこと。
撮りたい場合は、ファーティさんに確認をして了承を取ってから。
古くからの伝統を守るこの村の住人は、写真に撮られることを嫌う人が多い。
だから、写真撮影には細心の注意が必要だ。
マズ村には今もローマ時代の石組みが残っている。
ローマの石組みに現代の石造りの家をくっつけて、ガレージ付き住居の出来上がりだ。 -
マズ村の地下都市遺跡の管理人事務所に立ちより、鍵と人数分の懐中電灯を借りる。
この地下都市の中には電気は通してない。
あくまでも昔の儘の姿で残されている。
ここでファーティさんが、何故ここが本当の地下都市と呼ばれるのか、その理由を教えてくれた。
日本でも有名なカイマクルやデリンクユの地下都市、あれらは実は地下都市ではなかった。地下都市としては機能していなかった…という事が近年、はっきりしてきたそうだ。
もともと、カイマクルやデリンクユの地下都市遺跡からは人々が生活を営む上で必要であった遺物が何一つ出土していない。人々が生活していたならば、壁へのいたずら書きや台所跡などが必ずある筈なのだが、そのような人間の生活跡が何一つ見つからなかった。
ただあるのは地下へと延びる階段と、階段が結ぶ部屋。
そして近年の研究で、地下都市だと云われてきたこの2か所の地下空間は、ジャガイモの貯蔵倉庫だったのではないかとの説が有力視されている。国家がらみの隠蔽か?本当は違った!?地下都市の真実/【地下都市・ウラ話】有名なKやDの地下都市…は、実はジャガイモの貯蔵庫だった・・・ by ウェンディさんマジの地下都市 洞穴・鍾乳洞
-
ただ、カイマクルやデリンクユはカッパドキアの地下都市として世界中にその名をアピールしてしまっている以上、もう後に引くことはできない。だから、今更、ここは実はジャガイモ倉庫でしたなんてことは声を大きくしては言えずに、今でも何万人もの人たちが隠れ住んだ地下都市である…という事にしてある。(もともと、これらの地下都市の各部屋の案内は、こんな風にして使われていたのではないか…という想定を元に、説明板が付けられたそうだ)
しかし、2014年にネブシェヒルの街の地下で過去最大規模の地下空間が見つかり、そこからは古代の生活の跡がうかがえる遺物が沢山出土している。ネブシェヒルの地下都市は将来的には公開予定があるので、いずれカイマクルとデリンクユは地下都市という名前をそっと外され、地下遺跡となるのではないか…。
と云う話だった。
そして、此処マズの地下都市は、王の居住区や台所、馬屋といった王宮施設が発見されていて、王宮の背後には、約6万人が暮らしていたと推測される地下都市が広がり、その規模も大きい。
折角、色々と興味を持ってくれている君たちには、本当の地下都市を紹介したかった。
ただ、見学できるエリアはそれほど広くはなく王宮エリアだけだ…。
正直言って、なかなか衝撃的な話で、話のネタ元がガイドさんでなければ、まさか…と笑い飛ばしているかもしれないような話だ。
でも、これが真実。
あと何年かしたら、ネブシェヒルの地下都市の話がガイドブックにも載ることだろう。
(写真:地下都市の様子の説明板) -
入口の鍵を開け、マズの地下都市に入場する。
入口には、丸い石が置いてある。
この丸石は、その他の地下都市でもよくみられる敵の侵入を防ぐための扉。
敵襲があった際にはこの丸い石を転がして、入り口をふさいで敵が入り込めないようにした。
もともと、このマズの地下都市の原型が作られたのは紀元前8000年頃の新石器時代。そして、2000年〜1500年前のローマ・ビザンチン時代に王宮・地下都市として拡張したのではないかと云われている。 -
地下都市の中は、壁ももろく崩れやすいところがあり、そんな部分は補強材が入っている。
入口を入ってすぐのこの場所は馬を置くための馬小屋だという事だ。 -
ファーティさん、女性3人、運転手さんの順に列は進む。
地下通路の中は真っ暗で、手にもつ懐中電灯の灯りだけが唯一の光源だ。
カメラのフラッシュが灯りを照らした瞬間だけ、地下都市の中の様子がくっきりと浮かび上がる。 -
此処は、台所。
煙を抜くための穴も開いた竈の跡だ。 -
そして、こちらが台所のシンクであり、体を洗う水をためておく場所でもある処。
水は基本的に外から運んできていたそうだが、地下深い洞窟の中を水の入った瓶を持って移動するのは大変だったと思う。 -
イチオシ
この先が王の居室。
王の居室に入るためには、この小さな石のゲートをくぐらなければならない。
石のゲートがある理由。
それは、大勢の侵入者が一気に攻め込んでくるのを防ぐためだ。 -
王の部屋には秘密の抜け穴;秘密の出口へと繋がる滑り台があった。
王を殺そうとする侵入者があった際には、その侵入者が狭い石のゲートを抜けてくる間に王は、この石の滑り台を使って逃げることが出来た。
そして、この王の部屋。
この部屋には、ある言い伝えがある。
王の意に染まぬ言動をしたものは生きてここを出ることは叶わない。
この部屋の中には、絶えず王を守る暗殺者部隊が潜んでいたのだ。
暗殺者部隊;彼らは人の目には触れぬところに隠れていた。 -
王の部屋からの出口は1か所のみ。
王の部屋に入った者は、必ずこの出口を通って部屋を退出する。
写真の中でファーティさんが向かっているのが、その出口。
そして、ファーティさんの姿は出口の石壁に中に入るとすぐに、掻き消える様に見えなくなってしまった。
実は、この出口の石壁の向こうには細い隠し通路があり、そこから天井裏(出口通路天井裏)へと行く事ができる。
王のために働く暗殺者たちは、その天井裏に身を潜め、王の合図があると、王の意に染まぬものを葬っていた。 -
天井裏から出ている運転手さんの手。
この手が、当時の暗殺者の手だ。
懐中電灯もなかった当時の地下都市の中の真っ暗闇な通路。
人の手が天井から生えているなんて、誰も想像してはいない。
その手は、歩いてくる人の首元を狙い、絞める。
非常時の脱出スロープといい、暗殺方法といい、なかなかよく考えられている王宮の造りだ。
ちなみに、此処へお客さんを案内するガイドさんによっては、此処ではアレが出るんですよ〜〜と事前にお客さんに伝えておき、ガイドの一人があらかじめ天井裏に隠れ、この通路を通るお客さんの服を引っ張ったり、つついたりするお茶目な方もいるそうだ。 -
そして、この地下都市にはまだまだ続きがある。
ゆっくりと坂を下り、石階段を下って地下都市を歩いてきた私たちがいるのは、地上階から見たら10mは下にある地下空間。
ここから脱出するすべは、ひとつのみ。
この先に続く石の梯子を上がる事。
四角い石の煙突の両側にはステップが切ってあり、そこに片足ずつを載せて、大きな蟹股の恰好で、煙突型の石梯子を上る。
右足、左足を交互に左右の石梯子の窪みにかけ、慎重に一歩一歩、上を目指す。
石梯子の高低差は、一番高い石梯子で約8m。
垂直に頭上に伸びる石梯子。
懐中電灯の明かりが照らすのは、自分が登っている梯子の中のほんの狭い空間だけ。
石梯子の途中で足を踏み外し下へと落下したならば、重症といわれる怪我をしてしまうかも知れない。
地下都市内にこの石梯子があるのは全部で4か所(だったと思う)。
まさに、これはアドベンチャー!
地下都市への冒険だ。 -
最初に運転手さんが上に上がり、次に私が上がる。
そこから先は、運転手さんと私は上がってくる人のお手伝い。
写真を撮っている暇なんてない。
御年71歳の母だって、この石梯子を登る。
ただ、母は安全のために腰にロープを巻いて、そのロープを上で運転手さんがしっかり確保してくれている。
更に、ファーティ―さんが、母が足を踏み外したらすぐに受け止められる様にすぐ下を一緒に登ってくれている。
まさに至れり、尽くせりのお姫様待遇だ。
母は、と言えばアドベンチャー大好き人間なので、梯子のぼりに怖さを若干感じながらも、とてもエキサイトしてこの状況を愉しんでいた。
71歳のおばあちゃんが8mの石梯子を登るって、日本では絶対に経験できないと思うよ♪ -
梯子のぼりもあれば、狭い通路潜りもある。
絶対に、此処は面白い!! -
若い男性にエスコートしてもらい、足場を確認してから歩き出す母。
メチャクチャ楽しそうだった。 -
地下都市を彷徨うこと1時間、ようやく出口の灯りが見えた。
太陽の光を見て、こんなに安堵感を覚えるのは久しぶりだ。
きっと、むかしむかしにこの地下都市に住んでいた人たちも、太陽のありがたみを実感しながら生活していたのだろう。 -
出口をから地上へと降り立つ。
草原で昼寝をしていた牛に、なんだ君たちは…と云う顔で見られてしまった。 -
イチオシ
タップリ運動して、石梯子で緊張した後は、カフェでのティー・タイム。
カフェの片隅のテーブルにつき、一息つく。
ここマズ村が、男の村と言われている理由。
その理由は、男が昼間からカフェでおしゃべりに花を咲かせているから。
マズ村は古くからの習慣が色濃く残る村。
女は家の中に居て外へ出る必要はなく、男の仕事は畑でのジャガイモつくりのみ。
ジャガイモの仕事を終えた男たちは、昼間からカフェでチャイを飲む。
マズ村は滅茶苦茶、男尊女卑の村だったのだ !!
カッパドキアでは昔はこんな村が山ほどあったのだが、現代にその習慣が残るのは古の州都であったマズ村のみ。
村の中を見渡してもどこにも女性の姿を見つけることは、できなかった。
マズ村にはカフェが2か所あり、ここはその1か所で、その名はLa Vida Bistro。
訳せば、居酒屋【人生】ってとこかな。
まさに、マズ村の男の生き方そのものの名前だね〜。 -
La Vida Bistroでいただくのは、桃のチャイ。
トルコではリンゴのチャイが有名だが、ここマズはカッパドキアの中で唯一、桃のチャイを生産している村だ。
その特産品を飲む。
桃の香りがふくよかで、これはかなり美味しい。
着色料は入っているのかと聞いたら、入っていないとのこと。
桃をタップリと使っているのだろう。 -
時刻はお昼。
私たちも、次なる目的地へ向け出発する時間だ。
車に乗り込もうとした時、子供たちの声が聞こえてきた。
学校の昼休みで、家に昼食を食べに戻る子ども達だ。
そんな子供たちの中に女の子を発見し、ちょっとだけホッとした。
前の旅行記:【2】ウフララ渓谷は赤目溪谷だった!?:
http://4travel.jp/tr
続きの旅行記:【4】時に忘れられた村;ジェミルへ:
http://4travel.jp/travelogue/11015647
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この旅行記へのコメント (18)
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- tomohumi syzukiさん 2015/06/08 14:10:53
- 地下都市を見てた
- 地下都市がいくつかあって、そのうちの1つを見ました
- ウェンディさん からの返信 2015/06/08 20:55:51
- RE: 地下都市を見てた
- カッパドキアの地下都市は現在も、続々と発見されていますね。
ネヴシェヒルで2014年に見つかった過去最大級の地下都市。
その地下都市の一般公開が始まったら、また行ってみたい…なんて思ってしまいます。
-
- 旅するうさぎさん 2015/05/26 21:46:03
- 面白い!
- ウェンディさん、こんにちは。
トルコの旅行記、1〜3まで拝見して、
どれも、とっても面白かったです。
まず、人間の住む岩窟住居と鳩の住みかがお隣り同士、
というのに興味を持ちました。
巣穴の入口を白く塗って、鳩に巣穴の位置を教えているのですか。
面白いですね!
鳩の糞は肥料にするんですね。
私もパンジーなどの花を育てる時に
フィリピンの洞窟に住むコウモリの糞
(バットグアノ)を使うことがあります。
鳥の糞って臭いけれど、いい肥料になるんですよね。
けれど、昔から鳩と共存していた人達なら、
臭いなんかも慣れていて、気にならないのでしょうね。
また、なんといってもシメジ岩が面白いです。
火山が3回噴火して、それぞれ岩の種類や硬さが違うから
雨で侵食されてあんな形になるんですか。面白い〜!
そこに岩窟住居があるっていうのも凄いけど。
聖シメオンって誰だろう?と思わず調べましたヨ。
その昔、高い柱の上に乗って修行していた人なんですね。
その修行の仕方にびっくりしましたが、
その人が隠れ住んだ岩窟がトルコにあるのですか。
いかにも隠れ住んでいそうな雰囲気の所ですね。
トルコは猫がいっぱいいて可愛いと
職場のトルコ好きの人から聞いてはいましたが、
本当ですね。とても可愛いです。
「男の村」って何だろう?と見てみたら、
昼間から男の人がプラプラお茶飲んでる村なのね〜。
ここの地下都市遺跡は凄いですね!
竈の跡は、確かに煙で黒ずんでいるし、
王様を守る家来は、あんな所に身を隠すことができるなんて。
まるで忍者みたい!と思いました。梯子も面白そうです。
この先、メメットさんの家にホームステイのお話しも
楽しみにしています。
旅するうさぎ
- ウェンディさん からの返信 2015/05/27 22:11:11
- RE: 面白い!
- 旅するうさぎさん こんばんは。
トルコ旅行記、楽しく読んでいただけたならば嬉しいです。
トルコを旅するに当たり、8か月ほど前から様々な本(エッセイや歴史やトルコの本の訳書)を読みましたが、カッパドキア地方について書かれている文献はほとんどがガイドブックで、この地方の歴史や風習にふれている良書には出会えることが出来なく、結局ガイドブックレベルの知識で現地へと向かいました。
だから、現地ではガイドさんが案内してくれるところ、話してくれる内容がとても新鮮で面白く、話していただいた内容に対する質問も沢山。
だから、移動中はガイドさんを質問攻め。
おかげで、知らなかったことをタップリと知り、また日本に帰ってからも興味を持ったことを調べたりと、旅の前、旅の間、旅の後もトルコ旅を楽しんでいます。
鳩の糞を集めるための鳩の岩窟住居のほとんどは、畑の傍の山の岩肌にありました。
そして、田舎の一般のお家の壁にも良く見ると可愛い穴があけられていて、鳩が屋根裏の更に上の空間で営巣できるようになっていました。
部屋の上に鳩の棲家があったら臭くないのかな〜とか思いますが、基本が乾燥地帯のアナトリア地方。匂いはそんなに気にならないようです。
トルコは猫もいっぱいいましたが、ワンコも沢山でした。
ノラか飼い犬かは分かりませんでしたが、とにかく犬も人懐っこい。
動物が好きな旅人にはたまらない場所でした。
メメット家のお話は【5】から書き始めようと思っています。
4日間の滞在のカッパドキアでこんなに旅行記の冊数が増えるとは、旅の前は全く考えていませんでした。
それだけ旅が濃密だったのかな…と思っています。
ウェンディ
-
- みかりさん 2015/05/26 01:11:57
- アドベンチャーな旅!
- ウェンディさん、こんばんは!
トルコ旅・・・どんどんワイルドな旅になっていきますね。(笑)
気球に乗って上から眺めるカッパドキアの風景・・・とっても素敵です。
実際に風を感じながら見る風景は、それは壮大なんでしょうね。
気球は全然怖くないと書いてあるけれど・・・やっぱり着陸時と
上でトラブルが起きないか・・・すごく疑心暗鬼になりそうです。
ウェンディさんとお母様の微笑んでいる写真、やっぱり親子
よく似ていますね。ウェンディさんもお母様のように、アクティブに
歳をとって行くんでしょうね♪
そして地下都市探検。カッパドキアのツアーには地下都市の
散策はセットについている事が多いけど、今回入ったのは
まったくの別物なんですね。
私が知らなかった世界で、大変興味深いけど・・・電気も無いし
8mもの高さの石段を登る必要があったり、かなりワイルドな
旅と言うより、冒険と言う感じですよね。
・・・ウェンディさんのお母様、凄すぎます!
これは・・・絶対に私には無理だわ。階段でもつかないと。(苦笑)
最後の「桃のチャイ」初めて見ました。綺麗な色で美味しそうですね!
次回もまだまだ盛り沢山な旅は続きそう・・・。楽しみにしています。
みかり
- ウェンディさん からの返信 2015/05/27 06:55:34
- RE: アドベンチャーな旅!
- みかりさん こんにちは。
相変わらずハードな旅となったトルコ旅でした。
母もそれなりの歳なので、普通の観光旅行のつもり(って、普通の旅にはホームステイはあんまり計画しないとは思いますが…)で旅に出たのですが、アレヨアレヨ…という間に、なんだかおもしろい方向に旅が転がってしまいました。
もともと歩くことが好きな母と私なので、自分の運動量のキャパを超えない範囲でのアドベンチャーは何でもウェルカム!
男の村での地下都市巡りやカッパドキアの谷巡りを愉しんできました。
今回のカッパドキアは遺跡めぐりが目的だったので、カッパドキアでは日本語のガイドさんを手配していたのですが、日本語にしておいて大正解。
トルコの歴史って、メソポタミアまで遡れる分、複雑で難しく、これが英語だったら、半分も理解できなかったかもしれません。
みかりさんも、ご家族の許可がでたら、トルコを旅する日が来るのでしょうね。
トルコはアラブの国の中では、私の一押し。
その時は、沢山、楽しんで下さいね。
旅行記では、ガイドブックにはないカッパドキアの様子を中心に紹介するつもりです。
いつかトルコへと旅立つみかりさんや旅人の方に、こんなカッパドキアもあるんだ〜と思ってもらえるような旅行記にできたらいな。と思っています。
ウェンディ
-
- 備前屋ねこさん 2015/05/20 21:48:55
- ォオー!!(゚д゚屮)屮
- おぉぉぉ
猫耳と猫毛のないウェンディさんがーーー!
昨日、猫耳のないウェンディさんの話をしていて早速お目にかかれてしまうとは!
やっぱりお母様と似てますね♪
お母様もウェンディさんも素敵に微笑んで写ってますね♪
以前にもカッパドキアの気球が落ちて日本人が亡くなられたニュースは耳にしましたが、ウェンディさんが行った時にも誰か落ちた人がいたんですね・・・
時々落ちる人っているのかな・・・(怖
やっぱり私にはとてもとても乗れそうにないけれど、気球からの眺めは素敵ですね〜
奇岩の風景と色とりどりの気球。
素敵な写真がたくさん撮れそう。
ガイドブックにはない場所に行けてラッキーでしたね♪
王の住居探検楽しそう♪
でも、普通に地下都市だと思っていたものが実はジャガイモ貯蔵庫とか・・・
エジプトのピラミッドを作ったのは酷使された奴隷達と言われていたのが実は違ったという話と似てますね。
そう思うと今自分達が常識と思っている事が実は・・・みたいな事もあったりするのかなぁなんて考えてしまいますね。
桃をタップリ使った桃のチャイ、どんな味がするんだろう。
おいしそう・・・飲んでみたいです!
備前屋ねこ
- ウェンディさん からの返信 2015/05/22 00:26:27
- RE: ォオー!!(゚д゚屮)屮
- 備前屋ねこさん こんばんは。
久しぶりに猫の着ぐるみを脱いで、旅行記に登場してみました。
でも、実はもう一枚、別の着ぐるみを着ていたりして…。
5月初めのトルコの3連休の事は私自身も現地入りするまで知らなくて、到着した日の夕方に手配会社からの電話で知りました。
トルコの方々はとっても熱くなる方が多くって、気球の中でもソレは同じで、ついつい興奮しすぎてしまったらしいのです。それで、運悪く気球の籠のバランスが崩れて、人が落ちてしまった…とのことです。
幸い、大きなけがにはならなかったそうですが、そんな原因で籠が傾くなんて、まさか…ですよね。
そんな理由で手配会社の社長さんが心配されて、気球の乗るのは予定よりも1日遅い日程となりました。
でも、そのおかげで天気も回復し、気球に乗れたので、かえって良い方向へと転がりました。
気球からの転落事故は、本当に稀だそうです。
だから、備前屋さんも安心して大きな風船に乗っかってみてくださいね。
スカイダイビングよりは全然楽勝です♪
ガイドさんの地下都市の話はとっても面白くって、他の地下都市も探検に行きたくなってしまいました。
カッパドキアの大地の下には100以上の地下都市跡があるそうです。
その内のいくつかは穀物貯蔵庫だとは思いますが、ヒッタイトやローマのお宝が眠っている地下都市もあるかも…なんて考えるとワクワクします。
ウェンディ
-
- mayたんさん 2015/05/20 20:53:41
- 羨ましガイドブックにない旅
- 今回の旅は、まさに日本人の知らないカッパドキアですね。
チャウシンの宿泊もゆっくりできたんですね。
しかし驚きなのがカイクマルは地下都市ではなかったということ!
去年見てきた私はそうなのー?と驚くしかありません(笑)
ウェンディさんの旅はただの観光では終わりませんね。
深い旅だなぁ。お母様との素敵な旅。
ウェンディさんショットがあって、おー!ウェンディさんだぁ。
と思わずじっくり写真見てしまいました(^O^)
mayたん
- ウェンディさん からの返信 2015/05/22 00:04:27
- RE: 羨ましガイドブックにない旅
- mayたんさん こんばんは。
地下都市の真実には、私も驚きました。
だってガイドブックには、真しなやかに宗教の迫害から逃れ…云々と書いてありますものね。
新たに分かった事実はいずれ公表するのでしょうが、もう少し先になるのかな〜。
どちらにしろ、昨年新しく見つかったネブシェヒルの地下の本物の古代都市、早く公開してほしいですね。
そうなったら、見に行きたいな。
マズ村の地下都市、事前情報が全くなかったので、行ってビックリ・体験してもっとビックリでした。
王宮の隠し部屋のからくりや王様の脱出用滑り台…。面白かったです。
しかし、さすがに8mの高さの竪穴に命綱なしで登った時は、ちょっと怖かったかな。
でも、アドレナリンが放出中だったので、怖さよりもワクワク感の勝ち。
素敵な経験となりました。
今回の旅では、母だけではなく旅先でお世話になった方々も次々回位の旅行記では登場します。
だから、私もそれに紛れて、何枚かは…。
通常は、私が撮影係なのでなかなか自分が写る写真は少ないのですが、トルコってなんだかお互いの撮りあいっこが凄く多いですよね。
何故か中近東からの旅行社の方に、一緒に撮りましょう!と誘われることも多くって…。
それも全て、良い想い出です。
ウェンディ
-
- きなこさん 2015/05/20 20:16:17
- 素晴らしい提案
- 凄い!凄い!凄い提案ですねぇ
なんて素晴らしい旅だったんですか〜〜
カイマルクの地下都市は貯蔵庫だとなんかで見たような気がします
本物の地下都市ですねぇ
ガイドブックに載ってしまうのが勿体ない!
桃のチャイ飲みたかったな〜
日本では高値の桃もふんだんに使われているんですね
きなこ
- ウェンディさん からの返信 2015/05/21 23:10:42
- RE: 素晴らしい提案
- きなこさん こんばんは。
きなこさんの乗った気球は24人乗りだったのですね。
お嬢さんとの旅行記(カッパドキア気球編)の中に、多分、同じ景色をみていたんだ〜と思われるローズ・バレーの写真を発見!(ローズ・バレーにさしかかる時の写真)
少し角度は異なりますが、背景のローズ・バレーの岩の雰囲気がそっくり。
同じ場所で感動していたのですね♪
私たち、感動ポイントが似ているのかもしれません。
男の村の桃のチャイは、美味しかったです。
どこかで買おうかと思っていたのですが、結局、買えず仕舞い。
Maziの村で買っておけば良かった…チョッピリ後悔です。
ウェンディ
-
- TKさん 2015/05/20 12:17:07
- 気球に乗った気分になりました!
- ウェンディさん
こんにちは。
カッパドキアでの気球体験記楽しませていただきました。
カッパドキアへは15年程前に行きました。その時も気球体験に誘われましたが、怖かったので、断った記憶があります。
でも、こんなに景色が素晴らしかったのなら、乗ればよかった!
その代り今回の写真集で、疑似体験しました。
ありがとう。
その時、地下都市にも行っています。10なんメートルの地下なのに、空気が十分廻る工夫があったり、しかも、ワインを創るところ(貯蔵かな?)まであったのには感動いたしました。ここは、絶対行くべきところですよね!
いまは、探索制限がかかっているのですか。行っておいてよかった。
by TK
- ウェンディさん からの返信 2015/05/21 22:58:20
- RE: 気球に乗った気分になりました!
- TKさん こんばんは
カッパドキアで気球に乗れるかどうかは天候次第。
天気が良くても、風が強ければアウト。勿論、雨でもアウト。
だから、乗れればラッキー♪位な感じで、カッパドキアに乗り込みました。
そして、フライトの当日。
気球がふわりと上がり、上昇気流に乗るためにグングンと空高く登る。
さっきまで頭上に見えていた他の気球がみるみる下になっていく。
下を見下ろすと、緑の大地にトゲトゲの奇岩たち。
大地の端は、なんだか丸い…地球の丸さが分かる!!!!
結構、感動しました。
是非、機会があったら、騙されたつもりで気球に乗ってみてくださいね。
ウェンディ
-
- こあひるさん 2015/05/20 11:23:15
- 地下の異空間
- ウェンディさん、こんにちは。
気球からの眺めは、写真でもこんなにすごいんだから、実際には本当にどんなもんかと・・・。上がるときにはワクワクドキドキしそうですね。
天候が悪いと乗ることができない・・・気球なので、日にちをずらせたことがラッキーに働いて・・・さすが持ってますねぇ〜〜。
そして、地下都市・・・こんなの初めて見ました。ほんとに地下都市があるんですねぇ・・・。これまで地下都市とされていたものが、実はジャガイモの貯蔵庫だったのでは・・・というのには、驚きと共にちょっと笑っちゃいますが・・・。ネブシェヒルは本物みたいですね。王のお部屋の仕掛けも面白い〜。しかし・・・こんだけ狭くて通りにくい構造ってことは、攻めてこられた際の避難場所みたいな施設で、そこがほんとの住居地だったわけじゃないのかしら?
男の村ってなんだろう?と思ったのですが、イスラム教的な・・・男だけ外に出てカフェで楽しむ・・・って意味だったんですねぇ。色々な文化があるにしても・・・なんとなく複雑〜〜。
現地のガイドさんにうまく当たると、ステキな旅ができますねぇ・・・。よろ奥深いものを引き出すウェンディ親子も凄いものを持ってると思いますけれど・・・。
もしトルコに行く際には、ウェンディさんの旅を大いに参考にさせていただきます。・・・でも、連れ合いには無理そうなところが多そうだから・・・わが家向きではないかなぁ・・・。
こあひる
- ウェンディさん からの返信 2015/05/21 22:51:04
- RE: 地下の異空間
- こあひるさん こんばんは♪
カッパドキアの旅行記、書きたいコトが沢山ありすぎて、でも全部は書ききれなくって、なかなか写真の整理が進みません。
地下都市の話は私も初耳で、そんなのサギだ!と思ってしまいましたが、ガイドンさん曰く、役所が方針を変えない以上、あの2か所は、今のまま地下都市の名前を持ち続けるのではないか…と言っていました。
歴史はどんどん解明されていくものなのだから、見解が間違っていたならば訂正すれば良いだけの話だと思うのですが、なかなかそうはいかないのが大人の事情なのかもしれません。
男の村であるMazi。村の中で大人の女性の方を見かけることはありませんでした。
カフェにいるのは男性ばかり。でも、若い男性の姿は数名ほどで、あとは50歳よりも上の方…風でした。
ガイドさんの話では、Maziの村の若い人、特に学問に目覚めた方は、比較的早い段階で村を出て、それなりの学校に行ってしまう。今の風習も、年配の方たちまでだと思う。最近では、NASAに就職された若い方もいる。とのこと。
時代は変わっていくのですね。
現地手配会社を選ぶのは難しいですね。
今回の旅で手配をお願いした現地手配会社STREAMは、トリップアドバイザーの数件の口コミのみを参考にしましたが、ガイドさん達も、選んでくれたホテルも最高!でした。
自分たちの利益も大事ですが、来てくれたゲストに楽しんでもらおう♪という心意気の感じられる会社やホテルに出会えて、本当にラッキーな旅だったと思っています。
ウェンディ
-
- tadashiさん 2015/05/20 07:19:19
- バルーンの空中浮遊なつかしい
- バルーンの継ぎあては、一瞬「ギョ」としますね。浮遊中の別世界にいる感覚を思い出しました。私たちが乗ったときも、着陸後の乾杯は、ほとんど葡萄ジュースでしたが、シャンパンも少し混ぜていました。着陸時がちょっと怖かったですね。
観光客の少ない地下都市、いいですね。私の場合には、数珠つなぎで人がいっぱいなところでした。電気もついていてフラッシュ不要でした。
旅行記、ますます佳境にはいっていますね。
後編も期待しています。
- ウェンディさん からの返信 2015/05/20 20:14:31
- RE: バルーンの空中浮遊なつかしい
- tadashiさん こんばんは。
Sr.OやSr.Mそしてtadashiさんが訪れたカッパドキアを私も旅してきました。
気球は乗れたらラッキー位な感じで考えていましたが、あのワクワク感、高揚感はたまらないですね。
離陸後に急上昇した時は、安全ベルトもなく、ただ籠の中に居る自分の状況が微妙に不安でしたが、慣れてくれば全く平気。
空は気持ちいいですね♪
フライト後の乾杯は100%ぶどうジュースでした。
だって、帰りの送迎車の運転手はパイロットさん。お酒を飲まれたら、飲酒運転になってしまいます。
今回、マズの地下都市へと行く事が出来たのは、本当に人との巡り合わせ。
スペイン語仲間との巡り合わせもあのメンバーは凄いなあ…と思いますが、今回のトルコ旅の出会いは奇跡のような出会いで一杯でした。
ウェンディ
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