2014/10/26 - 2014/10/26
76位(同エリア3281件中)
ウェンディさん
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都心部でも少しずつ秋の気配が感じられるようになってきた10月下旬、友人と共に旅に出た。
旅先は、世界遺産として名高い日光。
旅の目的は、“秋の森林浴と美味しい湯葉料理”。
でも、実はコレは表向きの理由。
“表”があるからには、“裏”もある。
今回の旅の裏の目的は、ちょっとミステリアス。
ソレは、ある都市伝説の足跡を辿る旅…。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
現代から150年ほど遡って、江戸時代の終わり。
徳川幕府は200年に渡る長き統治に疲弊し、国策であった鎖国は崩れ、欧米の文化の波が否応なく日本に押し寄せ、時代は江戸から明治へと移り変わっていった頃。
日本は大きな変換期を迎え、人々は欧米の新しい風を受け入れ、巨万の富を持つと云われていた徳川幕府の存在はひっそりと忘れ去られて、時代の闇に呑みこまれていった。
しかし、徳川一族は密かに彼らの命運をある唄に託していた…
その唄とは、わらべ歌 ♪“かごめ かごめ”。
かごめかごめ
籠の中の鳥は
いついつ出やる
夜明けの晩に
鶴と亀が統べった
後ろの正面だぁれ
この唄が編纂されたのは、1800年代初頭の頃。
まだ、徳川の行く末が、吉と出るか凶とでるかは、明らかにはなっていなかった頃。
意味が通るようで、文章としては不完全なわらべ歌“かごめ かごめ”。
その唄が示すモノは何なのか。
一説によると、徳川の埋蔵金の在り処がこの唄に秘められていると云う…
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
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- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
PR
-
友人との秋の二人旅。
私たちの旅は、たいてい朝が早い。
高校時代からの友人Gと私は同じ関東圏に居住するものの、決して二人の生活圏は近くはなく、二人とも早起きが得意なわけでもない。
そんな我々だが、目的が旅となると話は別。
この日も早起きし、浅草発の快速・東武日光行の始発に乗り込む。浅草駅 (東武鉄道 地下鉄) 駅
-
この時期、日光では紅葉が始まっている。
と云えども紅葉が最盛期なのは、いろは坂よりも標高が高い地域までで、日光駅周辺地域の紅葉はまだまだ。
日曜日の早朝(つまり日帰りが前提の旅)で、しかもローカル線の始発快速なんてそんなに混まないであろうと高を括っていたのだが…。
予想に反して、浅草駅には多くのヒト。
車窓から朝のスカイツリーを眺めながら、久々のボックス席の旅を楽しむ。東京スカイツリー 名所・史跡
-
東京から日光への旅…と云うと遠く感じられるが、快速電車での所要時間は約2時間。
少し紅葉が始まった山々を眺めながらの電車旅。
最近、こんなのんびり電車旅はしていなかったので、心が浮き立つ。
実は、今回の旅は最初からわらべ歌の謎解きがターゲットだった訳ではない。
行先が日光と決まってから、調べている内に引っかかりを感じたのが、わらべ歌;かごめかごめ と日光東照宮の関連性。
わらべ歌;かごめかごめの編纂時期と徳川家の盛衰は、時期がリンクしている上、わらべ歌の歌詞が謎かけの様…とくれば、その関連性を実際にこの目で見てみなければ気が済まないのが私。
友人Gも乗りは良い方なので、私の提案に賛同し、この日までにネット検索で情報収集をしていてくれた。
早速、電車のボックス席での作戦会議。
ボックス席に座るいい年をしたお姉さん(本人たち談)が二人、東照宮のガイドブックを見ながら、あーでもない・こーでもないと議論を戦わせているのは、傍目からはどんな風に見えたのだろうか。東武日光駅 駅
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東武日光駅には8時半過ぎに到着し、ここからは徒歩で旧日光街道を歩く。
街道沿いには昔の佇まいを残す商家もあるが、ちょっとおしゃれな感じのカフェも多くできていた。
10年ほど前にこの街道を歩いた時とは、街道沿いの様子が大きく様変わり。
昔の名残を残す家の硝子は、歪みのある大正ガラス。
私的には、この街道沿いはこれ以上今風には変わってほしくないかな…。
せっかく残してきた旧家の建物を上手く生かした町作りをしてほしい…と思う。 -
旧街道沿いには、日光観光協会の日光郷土センターがあり、史跡についての資料等(英語版もあり)が揃っている。
今回の旅では世界遺産以外の日光、山岳信仰の地としての日光も味わいたいと考え、自然探勝路を歩こうとしていたのだが、ネット上ではこれぞ!という地図が入手できずにいた。
しかし、日光郷土センターで、自然探勝路の詳細地図を入手することができ、一安心。 -
旧街道沿いに“ひしや”と屋号のついた旧家を発見!
“ひしや”の屋根には眠りネコの紋。
昔は鮮やかな彩色が施されていたのであろうこの木彫りのネコ。
その色も剥がれ落ち、地木の色が表に出ている。
でも、その色合いが温かく、年代を感じさせる。
きっと、“ひしや”さんに、代々受け継がれてきた紋なのだろう。 -
そして、こちらはレトロな電話ボックス。
こんな形の電話ボックスが昔に存在したのかどうかは少し疑問点もあるのだが、可愛らしいのでOKとしよう。カフェレストラン匠 グルメ・レストラン
-
イチオシ
電話ボックスを過ぎると、其処からは空気が一変する。
日光橋を渡ると、そこは神の領域。
大谷(だいや)川に掛かる朱色の神橋と色づきはじめた山の木々が朝の光に輝いている。神橋 名所・史跡
-
大谷川の両脇は寒暖の差が激しいのか、このエリアでは木々の色が一番鮮やか。
神橋の朱の色と川の蒼、そして紅葉とのコントラストを楽しみたい場合は、光が柔らかな朝がお勧めかな。神橋 名所・史跡
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苔むした参道の階段を登る。
秋晴れの空の下、朝の澄んだ空気が気持ちいい。
これから訪れる日光東照宮は、徳川家初代将軍である家康公の霊廟で、家康が生前に当時の陰陽道・風水の考えを組み合わせて選定させた日本の鎮守的要素がある場所であり、わらべ歌;かごめ かごめ の歌詞の中には、その選定理由が唄われていると云う。
わらべ歌の歌いだしの、“かごめ”。
“かごめ”が意味するものは、籠目紋…竹かごを編む時に作られる六角形の星形…六芒星。
ユダヤのダビデの星と同じ文様だ。
日本地図の中に、徳川家が建立した主要な神社仏閣をスポットしていくと…
…ちょうどこの六芒星型になる。
そして、その六芒星の中央部分が日光東照宮に当たるそうだ。
そして、わらべ歌の歌詞の続き
“籠の中のとりは…”が意味するものは、東照宮の大鳥居。
籠(六芒星)の中にある鳥居…(“とりい”が訛って、“とり”となった)…
まあ、多少のこじつけ感も感じなくはないが、面白い説かな…という感じだ。
そんなことを考えながら、石階段を登る。日光東照宮 寺・神社・教会
-
東照宮の入口である一の鳥居に到着。
朱色の神橋からは10分程度の距離だ。
この大鳥居は、実は、江戸時代に作られたトリックアートの作品。
参道から一の鳥居までの階段は10段。
その階段の頂点に高さが9mにもなる石造りの一の鳥居が立つ。
この鳥居は江戸時代に作られた石鳥居の中では最大規模なのだが、実際のサイズよりもこの鳥居を大きく見せるトリックがココでは利用されている。
トリックに利用されているのは、鳥居まで続く10段の石段。
上に行くほど石段のステップの高さが低くなるように設計されていて、遠近法の視覚効果を利用して、鳥居を大きく、背を高く見せている。日光東照宮 寺・神社・教会
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イチオシ
東照宮の建物は全てが有料区域内にある訳ではなく、一の鳥居と五重塔のエリアまでは、拝観券を購入しなくても眺めることが出来る。
この五重塔は、1650年に建立されたが火事で焼失し、1818年に再建された物で、四層目以下と五層目の屋根の垂木の組み方が異なる。という珍しい建築方式だ。日光東照宮 寺・神社・教会
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五重の塔の屋根は、四層目までが垂木を平衡に組む和様、五層目のみが垂木を放射状に組む唐様で建築されている。
ガイドブック(るるぶ‘15)によれば、未完成の思想=完成した瞬間から崩壊が始まる…に基づき、五層目の屋根(唐様垂木)で未完成の状態を表している…という事だが、果たして本当にそうだろうか。
実は私は10月上旬に、鎌倉の円覚寺・舎利殿の建築様式に関するTV番組を見ていた。
その番組内でたまたま、垂木の強度の違いを解説していて、それによると、垂木が放射状に広がる唐様の「扇垂木(おうぎだるき)」は、垂木が並行状に並ぶ和様の「並行垂木」よりも力学的に頑丈な組み方であるとのことだった。
並行垂木の場合には、屋根の隅に近い垂木は桁に乗っていない為、軒を支える力がない。しかし、扇垂木の場合は、全ての垂木が頂から放射状に伸び、桁を支えるため、力学的に頑丈になる…。
五重の塔の場合は、塔の中心に心柱が下げられていて、その心棒の支点は一番上の屋根。
その最上部の屋根が力学的に丈夫な唐様;「扇垂木」式に組んであるのは至極当然の気がするのだが…。 -
拝観券(1300円)を購入し、表門をくぐり、有料区域内へと入る。
私達の前に、最初に姿を現したのは、日光東照宮の三猿(見ざる・言わざる・聞かざる)の彫像。
このお猿さん達は、誰もが知る日光の有名なお猿さん。
でも、その猿が彫られているのが、馬のお家である…と云う事は、あまり知られていない。
三猿が彫られているのは、神厩舎(しんきゅうしゃ)と云われている神馬の馬屋。
その昔は、馬と共に猿を飼っていたそうだが、東照宮が建立されたころには、猿の彫刻を厩舎に施すことで、馬を病気から守る魔よけとする…システムになったらしい。
この神厩舎は豪華絢爛な東照宮の中では唯一の質素な素木造りで、漆等での装飾は無い。
しかし、その素朴な色彩こそが和の美しさである…と云う気もする。日光東照宮 寺・神社・教会
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そして、神厩舎の上には、見ざる・言わざる・聞かざるの三猿の彫刻があるのだが、この彫刻が8枚の彫刻から作られた物語の一葉だということも、あまり知られてはいない。
8枚の彫刻は、誕生から次世代への世代交代までの人生を表すと云われているが、説明を読まずに彫刻だけ見ると、なかなか製作者が意図したように(もしかしたら人生論は後世の人間の後付け解説の可能性もあるが…)読み解くのは難しい。
解説を知ったうえで、自分なりの考えで読み解く猿の物語。
シンプルな色彩のお猿さんたちの物語を考えていると、あっという間に時間が過ぎてしまう場所だ。
解説によると…以下のように解釈するらしいが、見方は十人十色かな。
左上:三猿。判断力が身についていない子供時代の猿で、悪いことは、見ざる・言わざる・聞かざる…。
右上:恋が成就した猿。二頭の前には荒波が横たわり、背後には険しい山が…。
右下:親離れの時期を迎えた若者。(人生に対し)不安げな表情。
左下:子供の誕生。母を無安心しきった表情で見上げる子ザルと、子ザルの将来を案じる母猿。日光東照宮 寺・神社・教会
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神厩舎の向かいにあるのは、上神庫。
ここには、この時代は日本に居なかった動物である象が彫り込まれている。
絵師である狩野探幽が、伝え聞いた話からイメージだけで描いた象の絵を下絵に彫られた…とされているが、もし、伝聞だけでこのような本物に近い象の姿を描けたのだとしたら、狩野探幽はきっと天才的な…と云うよりも超人的な才能の持ち主だったのだろう。
あくまでも推測だが、狩野探幽は全くの想像で象を描いたわけではなく、大陸からの文献で、何かしら参考になる絵があった…と考えるのが妥当ではないのかな…という気がする。日光東照宮 寺・神社・教会
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東照宮には、パワースポットと称される場所が何カ所かあり、その中でも最強のパワースポットと呼ばれる場所が、上神庫近くの銅鳥居前に在る。
陽明門を正面に見る形で銅鳥居の前に立ち、鳥居と本殿の屋根が重ならず、本殿・拝殿が一直線上にみえる場所。
其処(つまり、この写真を撮っている場所)が東照宮でも最大級のパワースポットと云われる場所にあたるのだが…現在、陽明門は改修工事中。
残念ながら、パワースポットを実感できる状況ではなかった。日光東照宮 寺・神社・教会
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陽明門をくぐる手前、其処には鐘楼がある。
ただの鐘つき堂かと思いきや、この鐘楼にもわらべ歌の謎解きのヒントが隠されている。
わらべ歌の中には、陰陽の対となる表現(例;籠の中・出やる、夜明け・晩、鶴・亀、うしろ・正面)がでてくるが、一対の鶴と亀がこの鐘楼に彫りこまれているらしい。
鐘楼の上部には、確かに様々な霊獣が彫り込まれていた。日光東照宮 寺・神社・教会
-
鐘楼の周りをクルクルと回る。
龍などの大きな霊獣はすぐ見つかるのだが、なかなか目的の鶴と亀は見つからない。
ようやく見つけた鶴がこちら。
写真だと大きく見えるが、実際はかなり小さい。
鐘楼の周りを3周以上したが、結局、鶴の対となる亀の彫刻は見つけることが出来なかった。 -
陽明門の壁の彫刻にも鶴の姿。
しかし、わらべ歌をトレースするならば、鶴と亀が陰陽の一対となって描かれている(彫られている)はず…。
なかなかそのようなモノは見つからない。日光東照宮 寺・神社・教会
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そして、こちらは改修中の陽明門。
この陽明門には、ちょっと変わった文様が存在する。
それは、魔よけの逆さ柱。
現在は陽明門を修理中なので、一部のみしか見ることはできないが、変わった文様の様子は、この部分からだけでも良くわかる。
この魔よけの逆さ柱、何が変わっているかと云うと、12本の柱の内、1本だけが文様がさかさまにして彫られている。
これは、家康公の【及ばざるは過ぎたるより勝れり】の家訓を実行した建築で、完ぺきではない(逆さ柱)部分を残すことにより建物の長寿を願うという風水的な考え方だ。
そして、このグルグル巻きの【グリ紋】と云われる文様だが、じっくりと眺めていたら、どうも、千葉県にあるテーマパークの人気アイドルの顔にも見えてきた…。
どうやら、天才絵師であった狩野探幽画伯は、300年後にブームを迎えるミッキーについても先見の明があったらしい…。日光東照宮 寺・神社・教会
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イチオシ
陽明門をくぐると目の前に現れるのは、唐門と呼ばれる間口が3mほどの大きな門。
唐門の両脇の柱の彫刻は、昇竜・降竜と呼ばれ、紫檀、黒檀、貝をすりつぶした胡粉という顔料を贅沢に使い描かれている。
昇竜・降竜達も十分に見ごたえがあるのだが、ここで注目したいのは、唐門の上に鎮座する神獣たち。日光東照宮 寺・神社・教会
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唐門の屋根の上には昼を守る霊獣の竜と、夜と守る霊獣の恙(つつが:唐獅子の一種)がいるのだが、恙の足元に注目してほしい。
恙の足元をよく見ると、その4本の足には金の嵌め輪が嵌められている(竜の足元には嵌め輪は無い)。
恙という名の神獣は虎よりも凶暴な生き物で、足を抑えておく必要があったそうだ。
恙ない(つつがない)、恙なく(つつがなく)→息災に…の語源ともなる、恙と云う名の霊獣は、ココ唐門の上で見ることが出来る。
〜ひとつ、余計な推測をしてみる〜
日光東照宮は、金銀や高価な顔料を惜しみなく使った神社で、夜盗に狙われることも多かったのではないかと考えられる。
しかし公式な記録では、家光が東照宮を建立して以来、一度もモノが盗まれたことはないそうだ。
否、モノを盗みに忍び込んだ野党が、生きて外界の地を踏む事はなかったそうだ。
夜、夜盗が山の闇の中へ忍び込む。
黒い装束は闇に溶け込み、何人も夜盗の姿を目にすることはできない。
しかし、夜の闇の中には、夜盗以外にも生きているモノがいた。
ソレは、唐門の上に居る恙。
凶暴な恙は、昼間は頑丈な金の留め輪に足を押さえつけられ、動けないようにしてあるが、夜になるとその留め輪が外され、東照宮の中を自由気ままに餌を求めて徘徊する。
恙にとって、夜盗は飛んで火に入る夏の虫…。
だから、東照宮に盗みに入ったものは生きて外界へ出ることはできなかったのではないか…。 -
唐門に向って右手には、神輿を収蔵する神輿社(しんよしゃ)がある。
神輿社の天井には、日本画の中で一番美しいと云われる天女が描かれている。 -
唐門に向って左手には、東回廊があり、其の正面には鶴の彫り物。
この鶴は神となった家康が乗る鶴だと云われている。日光東照宮 寺・神社・教会
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東回廊で有名なのは、眠りネコ。
見る角度により猫の様子は一変する。
真下から見上げれば、陽だまりで眠るネコ。
斜め下から見ると、獲物を狙い肩をいからせているネコ。日光東照宮 寺・神社・教会
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東回廊をくぐり、奥宮への急な石階段を登る。
奥宮は家康の墓所であり、東照宮の中でも秘部とされているところ。
207段の石段をユックリと上がる。
実は、わらべ歌 かごめ かごめ の一番の心臓部分は、この家康の墓所である奥宮に隠されているのではないかと云われている。
眉唾な話だろう…なんて思いつつも、ちょっとドキドキしながら杉木立の中の階段を登る。日光東照宮 寺・神社・教会
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奥社の拝殿は、階下のド派手な建築物に比べたら、色使いも抑え目で質素な雰囲気だが、その色使いこそが真の意味での厳かさを感じさせる。
日光東照宮 寺・神社・教会
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拝殿の後ろには小さな門がひっそりとある。
小さいので見落としてしまいそうだが、この門は、扉以外は一つの鋳型で作られた鋳抜門で、その装飾が美しい。日光東照宮 寺・神社・教会
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イチオシ
鋳抜門には、蜃(しん)という口から気を吐く霊獣の様子が綿密に表現されている。
日光東照宮 寺・神社・教会
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鋳抜門の奥には、家康の墓所である宝塔があり、その前を守るのが鶴と亀。
ここで、初めて対となる鶴と亀に出会うことが出来た。
♪夜明けの晩に、鶴と亀がすべった(滑った・統べった)
うしろの正面、だぁれ♪
わらべ歌の中に出てくる、鶴亀のフレーズ…。
この宝塔の前の鶴・亀が、わらべ歌の鶴・亀である…とする説がある。
その説は、以下のように解説している。
夜明けの晩…朝陽の光が当たって(鶴と亀の像から)出来た影
統べった…統治する(徳川家を?、日本を?、埋蔵金を…?)
うしろの正面…墓所の後ろにある祠の事
この鶴と亀の彫像を良く眺めると、鶴の足には金輪が嵌まり、飛び立たないようにしてある。そして、その嘴にも金輪が嵌まっているようにも見える。
これは、何を意味するのか。
鶴が飛び立つことで、埋蔵金の在り処を示す影の位置が変わってしまう事を恐れ、鶴が飛び立たないようにしているのか…。日光東照宮 寺・神社・教会
-
家康の遺骨が眠るとされる宝塔が此処。
上の説によれば、鶴と亀の像に朝日が当たり、その影が示す宝塔の場所に、徳川の埋蔵金が眠る…と読み取れる。
…のだが、ココで矛盾に気が付いてしまった。
それは、方位と影の出来る方向。
宝塔は、北極星が背後に来るように(家康が天帝と同じ立ち位置に立つ様に)配置されている。
宝塔の真南に位置する鶴と亀が作る影が、真北にある宝塔の一部分を指し示すことは可能なのか。
季節により太陽の昇る方位は若干変わるが、さすがに影が真北に伸びる方向に朝日が射す状況…と云うのは現実的にはあり得ない気がする。
非現実的には、南北の地軸がシフトする極シフトというSFチックなことが起これば可能となるが、今の常識ではまずありえないだろう。
わらべ歌 かごめ かごめ に隠された徳川の埋蔵金の隠し場所の暗号を読み解く旅…。
最後の最後の詰めで、現実的には起きるはずがない事象にぶち当たり、袋小路入り…となってしまった。日光東照宮 寺・神社・教会
-
奥宮には叶杉と呼ばれるご神木がある。
この杉の祠に向かって、願をかけるとその願いが叶うという叶杉。
実をいえば、家康公という実在の人物を祀り上げ、神格化した物にはあまりありがたみを感じられない…と云うのが私の本心(東照宮にきて、そんなことを呟くのも大人げないが)だが、この様な自然の古木に宿る樹の精なんかは、わりとすんなりと心に入ってくる。
ご神木に向かい、少しだけ願掛けをする。日光東照宮 寺・神社・教会
-
東照宮でのわらべ歌の謎解き遊びは、これでお終い。
詰めの部分が無限ループ状になり、影の出来る場所と、宝塔の位置に矛盾が生じてしまったが、私みたいな素人が簡単に解いてしまったら、暗号の意味は無いに等しい。
一説によると、墓所の下には巨大な空間があり、其処には金属反応があるとか・ないとか…。
徳川の埋蔵金伝説は、まだまだ楽しめそうな気がする。
最後に、奥宮で、眠りネコおみくじでも…と思ったが、所詮信心深くない(疑い深い)私が引いたところで意味がないだろうと思い、手は出さなかった。
私が、おみくじを引いたら、どんな未来が予想されるのか…。
おみくじは、もう少し歳をとり、本当に迷いが生じた時の楽しみに取っておくことにする。日光東照宮 寺・神社・教会
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この旅行記へのコメント (12)
-
- hot chocolateさん 2014/11/02 12:25:55
- 都市伝説を探る・・・
- ウェンディさま、こんにちは。
今朝ほど日光の旅行記を書き上げ、ふとご近所旅行記に目をやると、ウェンディさまの旅行記が・・・
しかも、1日違いの日光行きです。
「わらべ歌」って、子供の頃何気なく歌っていましたが、時として意味の深い、また怖い内容のものがありますね。
「通りゃんせ」なんて、よく考えると怖いですよね。
「かごめかごめ」改めて調べてみると、日光東照宮にちなんだ意味以外に、やはり怖い意味がありますね。「籠女、籠女・・・」とか。
「都市伝説」、謎めいていて興味深いです。
「かごめかごめ」に徳川家埋蔵金伝説あるなんて知りませんでしたが、明智光秀=天海説や、光秀の重臣・斉藤利三の娘=徳川家光の乳母・春日局なんて、本当に面白いですね。
丁度日光で、そういう説もあるのよ、なんて話していたのです。
「都市伝説」を探る旅なんて面白そうですね。
hot choco
- ウェンディさん からの返信 2014/11/02 15:43:10
- RE: 都市伝説を探る・・・
- hot chocolateさん こんにちは。
1日違いの日光歩き…だなんて奇遇ですね。
今年の二社一寺付近は、例年よりも秋の足音が早く聞こえてきたみたいで、本来ならば紅葉していないだろう…と思われていた山の木々もうっすらと色づきはじめていて、嬉しい誤算でした。
今回の旅は日帰り日光だったので、何かテーマを絞って見学する方が楽しめるだろう…と思い調べていて、出てきたのが【かごめかごめ】と徳川埋蔵金の都市伝説。
どうせほら話だろうと思いつつも、かなり入念に調べを入れてから日光へと向かいました。
結論としては、わらべ歌の言葉遊びにかなり強引に東照宮の彫刻や建築物を当てはめている…に近い状態でしたが、あんなに一生懸命、細かいところまで寺社を拝見したのは初めてという位、真剣な見学となりました。
埋蔵金話以外の明智の桔梗紋らしきものを奥宮の拝殿裏で見つけたり、これは何だろう…とい彫刻を見つけたりで、ちょっぴりでもトリビア的知識を持っていると、寺社巡りが更に面白くなりますね。
わらべ歌【とうりゃんせ】の発祥の地は、埼玉県川越市。
昨年、その川越の発祥の地へも足を運んできました。
今回の日光東照宮は都市伝説編旅行記の第2弾。
また面白そうな都市伝説を見つけたら、足を運んでしまうかもしれません。
ウェンディ
-
- 墨水さん 2014/10/30 22:45:59
- なかなか面白い。
- ウェンディさん、今晩は。
なかなか面白かった。(笑)
礼記を読めば、東照宮がどう言う理想を持って造られているかを知る事が出来ます。
古典を紐解くと、東照宮の凄さが解ります。
鶴と亀を気にしていましたが、「鶴」は、貴族が他家の廟殿に参拝する時に生け贄として持って行くと書かれて有ります。
引いて、貴族の証が「鶴」なんです。
徳川家康は、一介の戦国大名から征夷大将軍と成ったので、貴族と成った。
織田信長も右近衛大将に成ってますから、貴族に叙せられてますが、信長には次を継ぐ者が居無かった。(正確に言うと、羽柴筑前に潰された。)
豊臣家も貴族に叙せられますが、秀頼の代で滅んでしまった。(正確に言うと、徳川家康に潰された。)
家光の時代に東照宮大替造あり、現在の形の基本が出来上がりましたので、「かごめ歌」の時代的ズレを解決できていないですね。(笑)
それから「亀」とは、亀卜の事で、国家慶事を占う為に亀を使うと書かれて有り、庶民は亀卜はしてはいけない共、書かれて有ります。
王様だけが、亀卜が出来る。
引いて、権力を手中に収めた事で有り、権力を表します。
>実をいえば、家康公という実在の人物を祀り上げ、神格化した物にはあまりありがたみを感じられない。
笑ってしまいました。
此には、カラクリが有ります。
もし、(不躾で申し訳がないが)ウェンディさんが亡くなた場合、ウェンディさんの御墓と御墓を守っている神社さんを、まるごと別の神社に祀ると、祀られた神社が御神体となり、ウェンディさんのお墓が「神」と成ります。(現代でも)
この方法で、久能山東照宮を日光東照宮に祀る形式で、家康は東照大権現として神に成りました。
ウェンディさんも試してみて下さい、神に成れます。(笑)
墨水。
- ウェンディさん からの返信 2014/11/01 15:20:38
- RE: なかなか面白い。
- 墨水さん こんにちは。
旅行記へのコメントをありがとうございます。
鶴・亀は日本古来からの神聖な生き物とは理解していましたが、東照宮の彫像に教えて頂いたような意味があるとは知りませんでした。
少し深く知るだけで、寺社巡りはもっと興味深くなりそうですね。
そして、神様になれる方法…そんな方法があるのですね。
私はてっきり、秀吉に与えられた神称;豊国大明神 に対抗し徳川の力を示すために、勝手に家康を神として祀り上げたのかと思い込んでいました。
正式に神になる方法があるなんて、日本の文化ってそのユルユルさ加減が面白いです。
- 墨水さん からの返信 2014/11/01 23:44:20
- RE: RE: なかなか面白い。
- ウェンディさん、今晩は。
> 私はてっきり、秀吉に与えられた神称;豊国大明神 に対抗し徳川の力を示すために、勝手に家康を神として祀り上げたのかと思い込んでいました。
秀吉も同じ方法で、神と成っています。(笑)
北政所(ねね)の要望を入れて、徳川家康が豊国大明神として祀てます。
北政所の強力な後押しがあって、家康は征夷大将軍に成ってますから、北政所
の願いを聞き入れました。
また、秀頼を活かしておく様に懇願したのも北政所でしたが、大阪城で自害してしまいました。
家康には、北政所に負い目があったんですね。
後に、北政所の甥を「木下家」として、大名にしています。
家康にとって、せめてもの償いの気持ちの表れなんですね。
家康が死んで、徳川幕府内に論争が起こります。
死後の後も「豊臣を超える」かに付いてです。
其の結論として、久能山東照宮を造り、日光東照社を造っています。
家光の時代になって、東照宮として作り替えてます。
時間を掛けて、じっくりと作り上げてきたと言えます。
ガイドブック的、思いつきではないんですよ。
> 正式に神になる方法があるなんて、日本の文化ってそのユルユルさ加減が面白いです。
何時の時代も権力者達は、この方法を利用してきたんです。(笑)
家光は、京都の社寺の再興にも力を入れてます。
当時の宗教界からは「東照宮」に異論を挟む者は居無くなりますよね。
用意周到さが、家光の凄さです。
墨水。
- ウェンディさん からの返信 2014/11/02 14:53:12
- RE: RE: RE: なかなか面白い。
- 墨水さん こんにちは。
秀吉をはじめ、多くの権力者が“神の力”を利用していた…なんて知りませんでした。
歴史は奥を少し探り出すと色々な裏話が出てきて(その当時は普通に“表”の話だったのかもしれませんが)、面白いですね。
墨水さんみたいな方が学校の社会の(歴史の)先生で、こんなお話を授業の合間に毎回ちょこっと挟んでくれたら、もっともっと歴史好きの学生が増えるのに…と思います。
ウェンディ
-
- こあひるさん 2014/10/29 23:04:54
- かごめかごめに暗号が・・・?
- ウェンディさん、こんばんは。
今回も、タイトルに惹かれてすっかりウェンディワールドにハマらせていただきました〜。
かごめかごめの唄は、いろいろな解釈ができ、暗めのムードを醸し出していますが、まさか隠れ財宝の暗号となっているってことは知りませんでした。
こじつけ・・・納得・・・ないまぜになって・・・結局、解けないところにロマンがあっていいですね〜。
次に日光山内を訪れる時には、見る目が違ってきそうな気がします。
わたしも、家康公を神様にしているあたり・・・あまり入れ込めないんですよね〜。建物は美しいし、見ていて飽きないですが・・・。
こあひる
- ウェンディさん からの返信 2014/10/30 00:26:21
- RE: かごめかごめに暗号が・・・?
- こあひるさん、こんばんは。
観光案内的な旅行記とはちょっと異なる、日光東照宮を斜めから切ってみた旅行記でしたが、愉しんでもらえたでしょうか。
日光東照宮、確かに歴史的な建築物や彫り物は凄いですよね。
そして、それを数百年にもわたり維持し続けて行く努力は、とても大変なのだと思います。
でも、私もこあひるさん同様、神様の定義って…と、今回の旅で改めて考えてしまいました。
どこの神社仏閣でも同様なのでしょうが、お守り・護符・ストラップ・お神酒…商魂たくましい…と感じてしまいます。
莫大なメンテナンス費を要する寺社を維持するのですから、そういった収入も必要なのだとは思いますが、買え買え…攻撃の嵐には、苦笑いしか出てきませんでした。
日本古来の山岳信仰や、万物に宿る神…。
神様って、そういうモノのような気がするのですけど…ね。
ウェンディ
-
- ひろさん 2014/10/29 21:16:35
- 鶴と亀
- ウェンディさん こんばんわ
ひろです
日光行ってきたんですね。私は北海道にいたとき、たしか20数年前だったと思いますが、深夜の番組でカゴメカゴメと徳川埋蔵金の話や天海の話を番組で取り上げていたのを覚えています。
それで日光に初めて行った時に東照宮に幾つもある紋様から明智の桔梗紋もあると聞いていたので必死に探してたのを思い出しました。旅行というよりは、宝探し?みたいなもんですね。
東照宮にはそれきり行っていませんが、旅行記読んでいてまた行きたくなりました。カゴメカゴメの話は、その後、他の地域でも違った言い伝えがあるみたいですね
ひろ
- ウェンディさん からの返信 2014/10/30 00:05:44
- RE: 鶴と亀
- ひろさん、こんばんは。
わらべ歌 かごめ・かごめ には、様々な解釈の説があり、旅行記で紹介した【徳川の埋蔵金の暗号】説は、かなり言葉遊びに近い解釈だと思います。
歌の解釈には、徳川の暗号説以外にも、遊女の悲劇説・お家騒動説・天海=光秀説…果ては、降霊用の呪文説まで幅広い解釈があり、旅の前に色々と調べていて、大いに楽しみました。
今回の旅は、東照宮を宝箱に見立て、歌詞の中の文言を検証しながら符号が一致する場所を探し出すというトレジャー・ハンター的な楽しみ方をし、いつもよりも注意深く建築物を観察でき、なかなか面白い趣向となりました。
でも、ユックリ観察しすぎて、東照宮で費やした時間はなんと2時間。
そのおかげで、うしろの予定が押されてしまい、お昼ご飯も、ささっと食べられる麺モノ…となってしまいましたが、大人になっても子供心に帰ることのできる遊び〜宝探し〜いいですね。
-
- 讃岐おばさんさん 2014/10/29 11:46:29
- 私も高校の修学旅行以来です!
- ローカル電車の旅、良いですね。
いつでもどこでも車なので、ゆっくりと電車、憧れます。
実家の父は旧国鉄勤務だったので、小さいころから汽車には随分乗りましたが。
日光といえば眠り猫、このくらいしか知りませんでした。
煌びやかな東照宮、拝見するうちにふとエジプトのファラオの墓を思い出しました。
参道の杉並木も記憶にありますが、今はどうなっているのでしょうね。
讃岐おばさん
- ウェンディさん からの返信 2014/10/29 23:41:32
- RE: 私も高校の修学旅行以来です!
- 讃岐おばさん、こんばんは。
10月も、もうすぐ終わりですね。
関東の山の標高が低い地域でも、紅葉の彩を見ることができる様になってきました。
私も日光東照宮を訪れるのは中学生の時以来で、30年ぶりくらいでしょうか。
日光は、ハイキングやドライブで数年に1度は足を運ぶことがありましたが、今回は久々の東照宮で、まるで初めて見るかのような新鮮な眼差しで煌びやかな宮を楽しみました。
エジプトのファラオの棺、確かに色使いの雰囲気が東照宮に似ているかもしれませんね。
この二つの文化で色使いが根本的に違うところ…と云ったら、青色ですね。
東照宮で青と云えば、藍色や群青色に近い青。エジプトの青はラピスラズリの輝く青。
墓所という同じ目的でありながらも、異なる青を使用する二つの文化。
色…と云う観点から旅のプランを作り出してみたら、結構面白いものが出来上がりそうな気がしてきました。
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